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ひろしま県議会だより(第66号)

印刷用ページを表示する掲載日2022年1月16日

  

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ひろしま県議会だより第66号(1面)

12月定例会

巻頭写真は令和3年度広島県高等学校写真展に出展された 崇徳高等学校 三宅 将矢(みやけ まさや)さんの作品「春の訪れ」

◆総額416億8,300万円の補正予算を可決

◆本会議の質問・答弁、常任委員会の動き(2、3面)

◆決算特別委員会の審議の状況など(4面)

 

12月定例会の概要

補正予算など38議案を可決・認定並びに同意

広島県議会は、12月定例会を12月9日から12月21日まで13日間の会期で開きました。
今回の定例会では、「令和3年度一般会計補正予算」や「広島県手数料条例及び広島県警察関係手数料条例の一部を改正する条例」、9月定例会から継続審査としていた「令和2年度決算認定」、さらには「海洋プラスチックごみ対策の強化を求める意見書」などの議案が提出されました。
本会議では、補正予算のほか、県政が直面する諸課題について、9人の議員が一般質問を行い、各常任委員会では、付託された議案などについて審査・調査を行いました。
審議の結果、38議案について原案のとおり可決・認定並びに同意しました。

12月定例会日程(令和3年12月9日~12月21日)

 
12月9日
本会議
開会、提案理由説明など
12月10日
全員委員会
提案事項の説明など
12月14日~16日
本会議
一般質問など
12月17日
各常任委員会
付託議案の審査など
12月21日
本会議   
委員長報告、議案の採決など、閉会

議決の状況

令和3年度補正予算
可決
一般会計 2件
特別会計 3件
企業会計 5件
 
令和2年度決算等
認定・可決
一般会計・特別会計 1件
企業会計 1件
 
条例案
可決
広島県手数料条例及び広島県警察関係手数料条例の一部を改正する条例など 8件
否決
広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案 1件
 
人事案件
同意
広島県公害審査会委員の任命の同意についてなど 2件
 
その他の議案
可決
公の施設の指定管理者の指定についてなど 15件
 
意見書案
可決
海洋プラスチックごみ対策の強化を求める意見書 1件
 
請願
不採択
2021年度全ての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願など 2件
 
各議案に対する議員の表決態度(賛否)は、ホームページで公表しています。
広島県議会 検索 → 本会議情報 → 議案等審議結果

議決された主な議案

 令和3年度補正予算

新型コロナウイルス感染症の影響による様々な課題に迅速かつ適切に対処するため、国の交付金等を活用し、9月補正予算に引き続き、感染症対策を実施することとしました。
また、9月補正予算編成後の状況変化等を踏まえ、必要性が認められる事業に適切に対応することを基本として、それぞれの欲張りなライフスタイルの実現に向けた取組などに時機を逃さず対応することとしました。
あわせて、県内の採卵養鶏場において発生した高病原性鳥インフルエンザのまん延防止対策及び畜産経営体に対する支援や、国の令和3年度補正予算を活用した防災・減災、国土強靱化の推進など安全安心の確保に向けた取組などを実施するために、総額416億8,300万円の補正予算を可決しました。
 
新型コロナウイルス感染症対応 259億9,800万円
 
創造的復興による新たな広島県づくり 150億5,100万円
 
その他 24億9,000万円
[給与改定を除く実質事業費]
 
など

可決された意見書(12月21日議決)

●海洋プラスチックごみ対策の強化を求める意見書
 

ひろしま県議会だより第66号(2面)

県政に関する質問から(本会議の質問・答弁)

本会議では、3日間にわたって9人の議員が一般質問を行い、県政が直面する諸課題について、県民の視点に立った議論を展開しました。質問者名の後の「動画」をクリックすると、各議員の全ての質問の動画を視聴できます。

12月14日 一般質問(要旨)

自民議連 : 狭戸尾 浩 議員〈大竹市〉〔動画
知事4期目の県政運営方針と決意
一人一人を大事にし、広島県の底力を引き出すために、コロナ危機からの経済回復等の足元の課題や、DXの実現等の長期的な課題の解決に向けた4期目の方針と決意を伺う。
傷んだ地域社会や県民生活の回復等の新型コロナ対策に全力で取り組み、コロナ禍で顕在化したデジタル化への遅れなどの構造的な課題や人口減少、格差社会への懸念、災害の激甚化・頻発化等の様々な課題に多様な観点からしっかり対応し、県民の負託に応えたい。初心に返って積極果敢に挑戦し、日本全体をリードする気概で施策を推し進める。
 
その他の質問項目
■県産材の需要拡大と利用促進
■水産資源の拡大による海面漁業の振興
■がん検診の受診率向上に向けた取組
■「命の道」、多重型道路ネットワークの整備
■いじめの未然防止、早期発見対策の強化
 
民主県政会 : 柿本 忠則 議員〈広島市東区〉〔動画
福祉・介護職場の魅力向上
魅力ある福祉・介護の職場宣言ひろしま制度を人材確保と定着につなげるには、制度のさらなる充実が欠かせないと考えるが、制度の推進による福祉・介護職場の魅力向上に向けた今後の取組について伺う。
今後は、認証制度を推進しつつ、職員がメリットを感じられるよう職員の能力開発などよりよい職場環境づくりの支援や、職員が取組を高め合う機会の提供や法人の大規模化・協働化の促進など福祉・介護職場の魅力を高める取組により、介護業界全体のイメージアップも図り、選ばれる業界となることで人材の確保・定着につなげる。
 
その他の質問項目
■介護サービス及び職員の質の向上
■学校における福祉・介護の授業の充実
■組織横断的な防災・減災の取組
■公共交通の維持に向けた鉄道事業者への支援に関する考え方と国への働きかけ
■安芸高サポーターズクラブに対する支援と連携
■広島高速5号線のシールドトンネル工事
など
 
広志会 : 渡辺 典子 議員〈広島市安佐北区〉〔動画
広島都心エリアの再開発に向けた県の役割等
サッカースタジアム建設が始まる中、県庁敷地も含めた広島都心エリアのさらなる拠点性向上に向け、県としての役割を何と捉え、どのように県全体への波及効果へとつなげていくのか。
広島都心エリアの中枢拠点性の向上については、広島市と策定したひろしま都心活性化プランに基づき、広島都心会議等とも連携しながら、県全体の発展のけん引役として、魅力ある都心となるよう取り組む。
また、県庁敷地を含む官公庁街の土地利用の在り方等については、県議会の意見も伺いながら対応を検討していく。
 
その他の質問項目
■知事の3期12年の成果と今後のビジョン
■災害医療体制の整備と関連機関との連携強化
■旧広島陸軍被服支廠の価値
■旧広島陸軍被服支廠の利活用策を決定する上での判断指標
 

12月15日 一般質問(要旨)

公明党 : 栗原 俊二 議員〈広島市安佐南区〉 〔動画
新安川流域の浸水被害への対応
安佐南区の新安川流域では、再三、浸水被害が発生している。これまでも何度も対策の問題点を指摘してきたが、令和3年の8月豪雨でも被害が発生しており、今後の対応を伺う。
8月豪雨では、既存排水ポンプの稼働に加えポンプ車を配備したが、その能力を超える降雨により浸水被害が発生した。
今後、排水能力向上の取組や、公園等における雨水貯留施設の整備、各家庭における浸透ますの設置等、河川への流出抑制のための取組を市と検討する。また、新安川を含む太田川流域の流域治水協議会等も活用し、浸水被害の軽減に努める。
 
その他の質問項目
■日本政府の核兵器禁止条約批准に向けた環境整備
■広島神楽支援と神楽の魅力発信拠点整備
■安全に渡れる横断歩道の設置促進
■ユニバーサルツーリズムの推進
■グリーンライフ・ポイント制度の導入
■介護離職ゼロに向けたサポート体制の充実
など
 
自民議連 :  恵飛須 圭二 議員〈東広島市〉 〔動画
広島の酒を支える事業者・生産者支援
コロナ禍による日本酒の販売不振の影響は、酒造関係事業者だけではなく、酒米の生産者にも及んでいる。広島の酒の販売支援や酒米の安定的な生産体制維持にどう取り組むのか。
日本酒の販売支援については、県産日本酒のブランド化や輸出促進等を図り、酒米の生産体制維持については、スマート農業の導入や熟練技術のデータ化等による継承を進め、新たな担い手を育成することができる経営力の向上を支援する。こうした取組により、広島の酒の消費拡大を進め、酒米の生産から日本酒の醸造・販売を一体的に支える。
 
その他の質問項目
■地域の特性を生かした適散・適集なまちづくり
■規制緩和による産業用地の確保
■県民が安心して自転車を利用できる環境整備
■外国人児童生徒の受入れから考える多様性への対応
■特別支援学校におけるDXの推進
■県立高等学校での教員の年齢の偏在性
 
ひろしま令和 : 村上 栄二 議員〈福山市〉 〔動画
修学旅行の戦略的な誘致活動
より多くの修学旅行生を迎え入れ観光消費額を増加させるため、食事や土産等の消費動向等を把握した上で数値に基づいた戦略的な誘致活動に取り組むべきと考えるが、所見を伺う。
本県では、民泊体験や平和学習などの強みを生かした誘致活動を進めており、旅行会社や学校等から新たな学習メニュー等に関する意見も聴取している。コロナ禍により飛行機を利用した遠距離修学旅行を避ける傾向は、本県誘致への好機であり、今後とも市町と連携し、新たなニーズや修学旅行生の消費動向等を把握し、修学旅行の誘致活動に取り組む。
 
その他の質問項目
■卸売市場の在り方
■デジタル人材の確保・育成
■大規模災害時の対応
■再生可能エネルギーの取組
■学童保育の指導員を対象とするオンライン相談の充実
■消防団への入団促進
など

ひろしま県議会だより第66号(3面)

県政に関する質問から(本会議における質問・答弁)

12月16日 一般質問(要旨)

自民議連 : 玉重 輝吉 議員〈安芸高田市〉 〔動画
豪雨被害を受けた農地等の災害対策と県の支援
令和3年7月・8月豪雨で被災した農地等の早期復旧に向けた取組、改良復旧等の事前防災対策及び国の復旧費用負担が十分でない場合の県の支援について伺う。
農地等については、年度内の工事発注により早期復旧を見込んでおり、甚大な浸水被害が発生した河川は改良復旧を行う。
ハウスなどの被害を受けた者には、低利融資による支援や国が整備する農業共済制度等災害リスク等から農業経営を守る制度への加入促進を図るとともに、引き続き、経営体ごとの被害状況等を基に地域の実情に応じた国庫補助事業の実施を国に要望する。
 
その他の質問項目
■持続可能な地域社会の実現に向けた出生率の向上
■地域生活交通の維持・充実
■地域介護人材の確保・充実
■利便性の向上につながる道路インフラ整備
■持続可能な農業経営
■脱炭素社会の実現に向けた持続可能な林業経営
など
 
民主県政会 : 金口 巖 議員〈尾道市〉 〔動画
県立びんご運動公園の魅力向上対策
施設の老朽化が進むびんご運動公園の利用拡大につなげるため、計画的な設備更新にとどまらず、抜本的な機能拡充を図るなど、備後地域を代表する都市公園としての魅力向上に取り組むべきではないか。
現在、公園活性化協議会において、備後地域最大のスポーツを核とした交流の場として様々な大会やイベントが開催されるよう、利用者の視点に立った施設の機能拡充等を検討している。今後とも公園利用のさらなる拡大に向け、利用者ニーズを踏まえた施設の更新や機能拡充等を図るなど、公園の魅力向上に積極的に取り組む。
 
その他の質問項目
■知事の4期目の公約実現に向けた決意
■今後の新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応策
■自殺予防対策
■子どもの貧困対策の充実
■イノベーション立県の実現に向けた方策
DX先進県の実現に向けた方策
など
 
自民議連 : 林 大蔵 議員〈広島市中区〉 〔動画
ジュニア選手の競技力向上
本県のジュニア選手の競技力の低迷は深刻であり、今後、国際大会等で活躍するトップアスリートの育成に向け、学校部活動の底上げや選手の競技力向上にどのような覚悟で取り組むのか。
インターハイ等の成績低迷の要因を踏まえ、今年度から小学生の競技体験機会の拡充や中高生の優秀な選手の流出防止のための指導者の確保や練習環境整備により次世代強化を進めている。引き続き、外部指導者の確保等による部活動の底上げや、ジュニア選手の発掘・育成の一層の充実により、世界等で活躍するアスリートの輩出に全力で取り組む。
 
その他の質問項目
■にぎわいの創出を通じた広島県経済の活性化
MICEの誘致
■広島南道路の整備
■私立学校の振興
■特殊詐欺被害の防止対策
■多様な意見やニーズを反映した防災施策の推進
など
 
用語解説
デジタル技術を活用して、生活に関わるあらゆる分野(仕事、暮らし、地域社会、行政)において、ビジネスモデル、オペレーション、組織、文化などの在り方に変革を起こすこと。
 
利用者を大切にし、職員も安心して生き生きと働ける職場づくりに取り組んでいる優良法人を認証して応援する広島県の取組。
 
広島都心の核となる広島市紙屋町・八丁堀地区及び広島駅周辺地区の将来像や目指す姿、その具体化に向けた施策等について、平成29年3月に広島県と広島市が共同で策定したプラン。
 
会議(Meeting)、研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会(Exhibition)の頭文字を取った造語。多くの集客交流が見込まれる行事、催事などの総称。
 

常任委員会の動き (12月17日開催)

総務委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案3件
その他の議決案件1件
原案可決
 
主な質疑事項
◆地域公共交通サービス提供を将来にわたって維持するための中長期的な対策の実施
◆職員による公務遂行中の過失等の事案が生じないような人員配置や事案に対する組織的な対応
◆ひろしまの森づくり事業の県民理解の促進に向けた広報活動の強化
◆サッカースタジアム等の整備に係る将来にわたる拡張性や可変性の視点を持った議論の必要性
◆コロナ禍で苦境に立つ県民等に寄り添った施策の展開
 

生活福祉保健委員会

付託議案の審査結果
補正予算3件
その他の議決案件2件
原案可決
 
主な質疑事項
◆新型コロナワクチンの確保と希望者が接種しやすい環境整備
◆ワクチン接種間隔の前倒しに係る国からの情報の丁寧な周知
◆宿泊療養施設や入院病床の適切な確保による新型コロナ感染症患者の自宅療養を回避する等の医療提供体制整備
◆魅力的な企画展の実施等により県立美術館及び縮景園の存在感を高める運営
◆感染症対策における保健所業務の評価・検証の実施
 

農林水産委員会

付託議案の審査結果
補正予算3件
その他の議決案件1件
原案可決
 
主な質疑事項

◆高病原性鳥インフルエンザに係る養鶏場の予防対策の徹底と経営継続のための支援
◆費用対効果を勘案したひろしま型スマート農業の現地実証の推進
◆農作物流通のスマート化を図る取組の積極的な後押し
◆水産資源の回復に向けた海底耕うんの実施効果の積極的な検証
◆次期ひろしまの森づくり事業による森林整備等の着実な推進

 

建設委員会

付託議案の審査結果
補正予算8件、条例案3件
その他の議決案件3件
原案可決
 
主な質疑事項
◆令和3年7月・8月豪雨災害からの復旧・復興に向けた河川の改良復旧等の着実な推進
◆災害リスクを踏まえたハード整備による防災・減災対策の推進
◆市街化調整区域の逆線引きなど、災害ハザードエリアでの開発抑制を伴う取組に係る県民への丁寧な説明
◆太田川東部工業用水道事業に係る関係者の理解と協力を得た料金改定の検討
◆工業用水道事業会計の健全化
 

文教委員会

付託議案の審査結果
補正予算1件
その他の議決案件8件
原案可決
 
主な質疑事項
◆コロナ禍による海外への修学旅行の減少を踏まえた子供たちの異文化交流機会の確保
◆特別支援学校へのデジタル機器入出力支援装置整備に伴う教員の指導力向上と機器の有用性等の理解促進
◆デジタル化に対応した産業教育設備を活用した教育内容の充実
◆学校現場での新型コロナ感染症に関連するいじめ等に係る実態調査の実施検討
 

警察・商工労働委員会

付託議案の審査結果
補正予算1件、条例案3件
その他の議決案件1件
原案可決
 
主な質疑事項
◆銃刀法改正により新たに規制対象となるクロスボウの所持許可の厳正かつ適正な運用と違法所持者に対する積極的な取締り
◆暴走族追放促進のための関連機関・団体が緊密に連携した継続的な少年育成の取組
◆コロナ等による影響回復のための新たな挑戦応援事業に係る情報の事業者への周知
◆デジタル化する社会の変化に対応できる人材を育成し、確実な就職とその後の定着につながる職業訓練の実施
 

ひろしま県議会だより第66号(4面)

決算特別委員会の審議の状況

(総括審査の模様は、県議会ホームページの「インターネット中継」でご覧いただけます。)
 
10月4日に設置された決算特別委員会は、9月定例会で付託された「令和2年度広島県歳入歳出決算認定」並びに「令和2年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分」について、審査を行いました。
10月7日には代表監査委員から「広島県歳入歳出決算審査意見書」等について説明を聴取し、10月18日から11月5日まで7回にわたり部局別審査が行われた後、11月22日には知事の出席のもとで総括審査が行われました。
審査の結果、いずれも全会一致で認定並びに可決すべきものと決定され、12月21日の本会議で、その旨報告されました。
 

主な質問事項

●DXの推進に向けては、民間企業や市町等の取組を一層促進するため、目標やメリットを明確に示すとともに、住民サービスを担う市町の推進体制等の現状を把握の上、デジタル人材の育成・確保、モチベーションの向上を図る必要がある。
●県勢の持続的な発展に向けては、施策マネジメントの徹底が重要であることから、予算編成に当たっては、県税等収入未済の早期解消をはじめ、中期財政運営方針に掲げる取組を着実に実施するとともに、事業の必要性、実現可能性を一層精査し、一般財源の使途を再検討の上、あらゆる危機に備えるための財源調整的基金を確保されたい。また、事業執行に当たっては、事業効果の早期発現に向けて迅速かつ着実に取り組まれたい。
●医療的ケア児及びその家族へのニーズ調査やネウボラを活用した適切な実態把握を実施するとともに、そのニーズに即した支援が地域で受けられるよう、必要な予算や人材を確保し、トータルサポートを強力に推進していく必要がある。
●新興・再興感染症対策においては、危機管理意識の継続はもとより、県の実情を正しく把握し、常日頃から対処能力を高めておく必要がある。
●本県の水産振興に向けては、放流事業など従来の取組の継続により地魚を守るとともに、デジタル技術の導入などにより、新規就業者の獲得や漁場環境の整備において新たな展開を試みる必要がある。
●災害からの復旧・復興を含む公共事業については、迅速かつ着実に事業執行するとともに、繰越事業については、特に進行管理を徹底し、事業の早期完了に努める必要がある。
●再度災害防止に向けて、迅速な災害復旧に努めるとともに、流域治水の推進、排水ポンプ車の配備・拡充、DXを活用した万全な危機管理体制の構築など、県土強靱化に資する取組を強力に進められたい。
●広島県がものづくり県として発展し、地域経済のさらなる活性化を図るため、土地造成事業については、単純な事業収支だけではなく、県経済に与える効果も踏まえ、産業集積の受け皿として必要となる産業団地の造成や未分譲地の販売促進を積極的に進められたい。
●ICT教育の推進に当たっては、私立学校に対しても教育環境整備に必要な支援をされたい。また、教員の人材育成や教育現場をサポートする体制を整備するとともに、中山間の小規模校においても、遠隔授業などにより質の高い多様な学びを享受できる仕組みを早急に整備する必要がある。
●教職員の正規職員化などに必要な財源の確保とともに、コロナなどの影響による経済的な理由で未来を担う子供たちの学ぶ機会が失われぬよう、支援が必要な保護者等に対する支援制度の充実及び周知徹底を行う必要がある。
●製造業の企業誘致や設備投資の促進に向け、財政的・技術的支援を積極的に行うとともに、特に自動車業界においては、電動化の潮流をチャンスと捉え、地場産業の育成支援に努められたい。あわせて、今後の成長分野と目される環境・エネルギー分野など新たな産業の育成に向けた投資の促進と、効果的な施策展開を進めていく必要がある。
●コロナ禍で打撃を受けた飲食業等の業績のV字回復に向けた取組を推進していくとともに、特に観光業界においては「安全・安心な観光」の早期実現を図る必要がある。あわせて、非正規労働者をはじめ、厳しい雇用情勢にある層への支援を充実していく必要がある。
 
一般会計・特別会計決算の状況(単位:百万円)
区分 一般会計 特別会計 合計
歳入額
1,203,465
558,535
1,762,000
歳出額
1,170,474
537,473
1,707,947
歳入歳出差引額(A)
32,992
21,062
54,054
翌年度に繰り越すべき財源(B)
11,583
319
11,902
実質収支額(C)=(A)-(B)
21,408
20,742
42,150
前年度実質収支額(D)
4,357
17,077
21,434
単年度収支額(E)=(C)-(D)
17,051
3,666
20,717
※各区分の計数は四捨五入しているため、金額が一致しない場合があります。
 
企業会計決算の状況(単位:百万円)
区分
収入(総収益)
支出(総費用)
純利益
病院事業会計
27,444
26,845
599
工業用水道事業会計
2,791
2,490
301
土地造成事業会計
307
300
7
水道用水供給事業会計
10,782
8,411
2,371
流域下水道事業会計 8,123 8,015 108
※各区分の計数は四捨五入しているため、金額が一致しない場合があります。
 
 
委員名簿
16人
委員長:下森 宏昭
副委員長:尾熊 良一
副委員長:宮崎 康則
委員:玉重 輝吉
委員:恵飛須 圭二
委員:高田 稔
委員:的場 豊
委員:石津 正啓
委員:西村 克典
委員:吉井 清介
委員:佐藤 一直
委員:沖井 純
委員:中原 好治
委員:砂原 克規
委員:岡崎 哲夫
委員:山崎 正博

広島県子供議会を開催

10月23日、小・中学生が議員役を務め、将来の広島県について議論する「広島県子供議会」を、県議会の本会議場で開催しました。(主催/広島県・広島県議会)
31人の子供議員が、「平和」、「学校・教育」などのテーマごとに6グループに分かれ、10年後の広島県をどのような街にしたいか、事前の勉強会で、質問の内容を考えました。
当日は、定例会さながらの緊張感の中で、子供議員から「カキ殻を使った新製品の開発支援を行ってはどうか」といった質問をはじめ、様々な質問や提言が行われ、知事や教育長等が答弁しました。
 

巻頭写真撮影の高校生に感謝状を贈呈

本紙の巻頭写真を撮影した、崇徳高等学校の三宅将矢さんに、畑石顕司広報委員長が議長からの感謝状を贈呈しました。
その後、写真部の活動や写真撮影時のエピソードなどについて懇談しました。
 

議員定数等調査特別委員会を設置

令和5年広島県議会議員一般選挙に向けて、議員の選挙区別の定数等の在り方について検討するため、12月21日に、12人の委員で構成される特別委員会を設置しました。
委員長:松岡 宏道
副委員長:東 保幸
委員:林 大蔵
委員:畑石 顕司
委員:西本 博之
委員:三好 良治
委員:瀧本 実
委員:佐藤 一直
委員:森川 家忠
委員:田川 寿一
委員:安井 裕典
委員:高山 博州

表彰

全国都道府県議会議長会から、次の議員が自治功労者として表彰されました。

45年表彰

奥原 信也(呉市/自民議連)

30年表彰

犬童 英徳(呉市/民主県政会)

10年表彰

狭戸尾 浩(大竹市/自民議連)
西村 克典(広島市安芸区/民主県政会)
伊藤 真由美(安芸郡/自民議連)
宮崎 康則(広島市佐伯区/自民議連)
瀧本 実(広島市佐伯区/民主県政会)
三好 良治(福山市/自民議連)


広島県議会 検索 → インターネット中継
現在、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、本会議の傍聴や委員会の視聴の座席数を制限しています。
視聴可能な方は、こちらのインターネット中継をご視聴ください。

テレビ広報番組の配信…「ひろしま県議会ダイジェスト」を配信しています。
キッズサイト「みんなの県議会」…県議会のしくみなどをわかりやすく説明しています。
会議録の閲覧と検索…本会議と委員会の会議録が登録されています。
 
本会議の傍聴や委員会の視聴、議場の団体見学に関する情報は県議会ホームページをご覧ください。
 

この広報紙についてのご意見・ご要望をお寄せください。
ひろしま県議会だよりは、6月、9月、12月、2月の各定例会後に発行します。

あて先
〒730-8509 広島市中区基町10-52
広島県議会事務局 政策調査課
TEL 082-513-4743
FAX 082-222-9600
MAIL gikaichousa@pref.hiroshima.lg.jp

「ひろしま県議会だより」は、県の施設、市町窓口、県内のコンビニエンスストアなどでも配布しています。また、広島県議会ホームページでもご覧いただけます。

 

 

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