意見書(衆議院小選挙区について市町村の区域に基づく区割りを求める意見書)平成24年9月定例会
発議第10号
意見書
衆議院小選挙区について市町村の区域に基づく区割りを求める意見書
衆議院の小選挙区制は平成8年の選挙から導入されたものであるが、1つの市町村(政令指定都市は区)の区域の中に複数の選挙区が混在しているところがある。本県においても、4市が該当しており、特に、三原市の区域は3つの選挙区に分かれている。これは、平成の大合併により市町村合併が大幅に進展したにもかかわらず、衆議院小選挙区には依然として合併前の市町村の区域に基づく区割りが残っているためであり、市町村合併の状況が的確に反映されていないと言わざるを得ない。
このような区割りは、市町村合併の趣旨を没却するものであり、基礎自治体である市町村の意見を国政に的確に反映させるために地元衆議院議員が果たしている役割を踏まえると、早急に改める必要がある。
よって、国におかれては、衆議院小選挙区について市町村の区域に基づく区割りに改めるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年10月3日