教育内容

Education Contents

1 教育目標

 専門的な知識と技術、幅広い教養及び社会への適応力を、先端技術を取り入れた実践的な教育を通して養い、もって農業・農村社会に期待される中核的な担い手を育成する。

2  教育の方針

(1) 豊かな人間性のかん養と高度な農業技術及び経営管理能力を養う。

(2) 先端技術を取り入れた実践学習により、新しい農業への対応力を高める。

(3) 共同生活を通じ、規律ある生活と自主協調の精神を養う。

(4) 地域社会のリーダーとして必要な企画力、判断力、組織活動力等を培う。

(5) 農業・農村への理解を深める。

3 教育の方法

 教養及び専門教育を行うが、特に専門教育では経営管理能力の醸成と、先端的技術を取り入れた実践教育を重視する。

​(1) 講義・演習・実習は、大学校職員のほか試験研究、教育行政の専門職員、学識経験者、指導農業士等を招へいする。

(2) 2ヵ年で経営実践学習や体験学習を体系的に組み入れ、自らが設計する総合実践学習を柱とし、講義・演習・実験を40%、実習60%の割合で課業を編成する。

​(3) 農業経営の自立を目標に、課題達成のために必要で実用的な知識技術の習得を進める。

(4) 農業関連産業に適応できる知識、技術を習得させる。

4 教育課程と内容

(1)教育課程

課程 コース 修業年限 定員
園芸課程 野菜・花きコース 2年 40名/学年
落葉果樹コース
畜産課程 肉用牛コース

(2)教育内容

ア 基礎学習
 専門科目の概論や教養科目を中心とし、実習を組み入れながら農業についての基礎を学ぶ。原則として、半日を講義・演習・実験とし、半日は実習とする。
  実習は、主として各専攻コースで行う。
イ  専攻学習
 専攻コースの科目を学習するとともに、経営技術プロジェクト課題又は模擬経営実習計画を策定し、卒業論文として学習内容をまとめる。
ウ  体験学習
 県内の先進経営体に概ね4週間派遣し、技術・経営・農家生活、さらに地域社会 との関わりについて体験学習を行う。
エ  総括学習
 経営技術プロジェクト、模擬経営実習、先進地農業者等体験学習を通じて得た課題を踏まえ総合的な学習を行う。
 また、これまでの学習の成果として地域における役割を踏まえつつ将来の営農計画、生活設計を作成する。
オ 資格取得等
 各種資格の取得ゼミ・専攻科目を通して、できる限り多くの資格取得に努める。
カ 就農実践専攻
 就農実践専攻は、専攻実習及び体験学習に変えて先進経営体実習(4か月間)を行い、総括学習において取りまとめを行う。

​​(3)単位及び課業時間

ア  講義・演習は15時間を1単位とし、実験は30時間、実習は45時間を1単位とする。
イ 週5日制とし、コースミーティング及び1校時から4校時までを課業時間とする。1校時は90分とする。
ウ 土・日・祝祭日及び夏期・冬期・学年末等休業期間の農場管理は、学生当番が農場実習として行う。
エ コースミーティングは原則として各専攻コースで、毎週火曜日は全体で朝の集いを行う。
 
課業時間表
曜日
校時
コースミーティング 8時35分~8時45分 10分(火曜日は全体で朝の集い)
8時50分~10時20分 90分 90分 90分 90分 90分
10時30分~12時00分 90分 90分 90分 90分 90分
13時10分~14時40分 90分 90分 90分 90分 90分
14時50分~16時20分 90分 90分 90分 90分 90分