広島の経営者にインタビュー~株式会社山本屋 山本浩矢さん~
坂の道尾道より、おいしい和菓子を全国へ
パッケージ型インターンシップの参加学生が、尾道の飲食業界で働く経営者を取材し、各社の取り組みや地域への思いについて記事にまとめました。
【企業名】
株式会社山本屋(尾道市)
[2021(R3)年度パッケージ型インターンシップ]
【事業内容】
・和生菓子製造業
・おはぎ・桜餅・大福等を中四国エリアのスーパーマーケットの売り場で販売
・海外にも販路を広げ、現在はアメリカ、ドイツ、フランス、イタリア等にも和菓子を出荷しています。
代表取締役 山本浩矢さん
やりがいを感じるときはどんな時ですか?
自分たちが思いを込めて一つ一つ丁寧に製造した和菓子が店頭に並んでいるのを見ると、嬉しいと感じます。店の中心部分に商品が並べられている光景を見たときはもちろん、お客様が商品を手に取ってくれた時やお客様の声を聴けたときにやりがいや達成感を感じます。また、思いついたアイデアが商品として形になった時もやりがいを感じます。一例としては、「みたらしわらび餅」などがあります。
どのような思いで日々の業務に取り組んでいらっしゃいますか。
和菓子を守り続けるということを第一に取り組んでいます。最近では和菓子離れもあり、ひし餅を作らなくなってきている傾向がありますが、売れないからと言って作ることを辞めてしまうと、ひし餅自体がなくなってしまうことになってしまうので、作り続けることが大事だと思っています。
和菓子は笑顔や和み、みんなに幸せを届けると思うので、この先も守り続けていきたいですね。
今後の目標はありますか。
主に仕事づくりと人づくりに重視していきたいと考えています。
仕事づくりにおいては、農家さんとの連携の発展や、別のチャンネルを持つことが目標です。同業種、異業種とのコラボや、ホールディングス化、弁当や給食で提供してもらうなど、多くの形で和菓子に触れてもらう機会を作っていきたいと思っています。
また、人づくりにおいては、一人一人が活躍できるように、チャンスがつかめる環境を作っていきたいと思っています。100年企業を目指して今後も頑張り続けていきたいと思います。
和菓子は人々にとってどのような存在だと思いますか。
和菓子は和みの中にあるお菓子だと思います。食べたらどこかほっこりしますし、あったかい気持ちになります。また、和菓子は植物性の材料からできているため、ヴィーガンやベジタリアンの方々にも召し上がっていただくことができます。
この先も国内外関わらず多くの方に和菓子を召し上がっていただくために、引き続き和みの中にあるお菓子であり続けられるようにしていきたいです。
【取材者】
広島女学院大学 人文学部国際英語学科1年 勝部友夏
(インタビュー記事・会社概要・プロフィールは2021年10月時点)