広島の経営者にインタビュー~有限会社いっとく 高橋克也さん~
飲食を通じて目指す、持続可能なひと・まちづくり
パッケージ型インターンシップの参加学生が、尾道の飲食業界で働く経営者を取材し、各社の取り組みや地域への思いについて記事にまとめました。
【企業名】
有限会社いっとく(尾道市)
[2021(R3)年度パッケージ型インターンシップ]
【事業内容】
尾道、福山を中心に居酒屋、バル、食堂、ラーメン店、カフェ、スイーツ専門店、ゲストハウス、屋形船などを経営
取締役 高橋克也さん(ベッチャーの胃袋店長)
やりがいを感じることは何ですか?
接客業なので、目の前にお客様がいて、直接感想を聞くことができるのがやりがいです。お客様から「〇〇おいしかったよ!」と言ってもらえるとやはりとてもうれしいですね。だからこそもっとお客様に喜んでいただけるように頑張ろうと思えますし、認めていただけた努力は次に繋げる活力にもなります。
どのような社員の方々が活躍していらっしゃいますか?
いっとくの特徴としては、スローガンとして掲げている言葉が「大人の最高の遊び、それは仕事だ。」であるように、とにかく明るくてみんながワイワイ働くことを楽しんでいるような会社です。だからこそ、やりたいことを見つけてまずは実際に行動してみる、そのような人が多いなと感じます。
接客業において心掛けておられることはありますか?
お客さんに合わせた行動をするように心掛けています。その場の状況や、お客さん自身のことをよく考えて、おしぼり一つでも、温かいものをお出しするのか冷たいものをお出しするのかなど、臨機応変に、お客さんによって変更しています。また、おしぼりに香りをつけてお出しすることでお客さんにより快適に過ごしていただくような工夫もしています。
地域に愛される企業になるためにはどのようなことが大切だと思いますか?
まずは、自分たち自身が元気に、働くことを楽しんでいるかどうかが大切だと思います。働いていく中で、もちろん全てにおいて楽しいと感じられることばかりではありませんが、小さなころから店に通っていてくれた子が高校生になる成長を実感できたり、お客さんとお話をしたりなど、人との出会いが楽しさの一つです。店づくりは街づくり、そのような思いで日々頑張っています。
様々な事業を通して、どのような尾道を作っていきたいですか?
尾道は観光の街なので、たくさんの方々に来ていただいています。これから先も多くの方々に尾道の魅力を伝えていくために、街に彩りを生んでいきたいと思っています。そして、今住んでいる方々の暮らしも大切に守っていくべきだとも思っています。
人と人とがつながれる街、「ありがとう」という言葉が生まれるような企業にしていくために、資格を取ったり、自分自身の技術を磨いたりなど、多くのことに情熱を注いでいきたいと考えています。
【取材者】
広島女学院大学 人文学部国際英語学科1年 勝部友夏
(インタビュー記事・会社概要・プロフィールは2021年10月時点)