株式会社第一タクシーのイクメンを応援する取り組み
執行役員 総務部長 山崎勇二(育児休業取得者)氏
育児休業を取らせたいかどうかではないんです
結局はいい職場を創りたいかどうかなんです
“365日24時間”タクシー業界は止まることなく動き続ける業界で、長期休業を取り辛い業界だと思います。ですが、第一タクシーでは平成24年より男性の育児休業取得へ乗り出しました。
企業として、男性の育児休業取得へのきっかけは?
正直に言うと、県の「いきいきパパの育休奨励金制度」があったからです。わたし自身も子どもを育てる一児の父親ですので、子どもが育つ過程に携わりたい気持ちが痛いほどわかります。しかし、私たちのような中小企業ですと、一人の休みの影響は大きいものですし、従業員からしても生活がありますので無給でというのは難しい。ですから県からの制度は本当に有難いこといでしたね。
企業としてのこれからの目標は?
男性の育児休業も含めて、すべての制度を整えていくことです。第一タクシーは従業員がすべてです。その従業員がのびのびと働ける環境を創り出すことが、従業員の幸せになり、ひいてはお客様の幸せになると考えています。社会情勢の変化は凄まじいものです。5年後、10年後と常に先を見据えて変化に応じていきたいですね。
育児休業制度の導入を検討中の経営者にメッセージを
仕事ができる人はプライベートが充実している人だと私は思います。外に目を向けてみませんか?いつもとは違う世界に飛び込んだときに新しい発想が生まれます。日本はまだまだ男性社会です。わたしは育児を体験したことで母親としての目線を少なからず持つことができました。育児を体験していない男性よりは、母親目線のアイデアを出すことが可能ですよね。社員は勝手には動けません。新しい世界への導線づくりは、企業が示すものではないでしょうか。
もらえるものは、もらって、より良い職場をつくりましょうよ!