広島県では,2050年ネット・ゼロカーボン社会の実現に向け,県民,事業者など多様な主体がともに取組を進められるよう,令和3年3月18日に,「みんなで挑戦 未来につながる 2050ひろしまネット・ゼロカーボン宣言」を表明しました。
宣言に先立ち,小泉環境大臣と湯崎知事が,カーボンニュートラルの実現に向けた今後の取組などについて,意見交換を行いました。小泉環境大臣からは,「広島県の取組は,二酸化炭素を資源として活用し再利用することで,環境と経済の好循環を図る,サーキュラー・エコノミーが特徴的。広島県の取組に期待している。」とのコメントがありました。
広島県は,カーボンが様々な形で存在し,自然界や産業活動の中で循環し,持続的に共生できる社会経済「カーボン・サーキュラー・エコノミー(※1)」の実現を目指しており,これまでの省エネルギー対策や再生可能エネルギーの導入促進に加え,二酸化炭素を建設資材や燃料等の原材料として再利用する取組などにより,環境と地域経済の好循環を図りながら,日本のみならず世界から注目を集めるような広島型カーボンサイクル構築の取組を推進しています。
このため,2050年温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指して,県民,事業者など多様な主体が一緒になって取組を進められるよう,「みんなで挑戦 未来につながる 2050ひろしまネット・ゼロカーボン宣言」を行いました。
県民の皆様には,2050ひろしまネット・ゼロカーボンの実現を目指して,今から何を実行すべきかを一人一人が考えていただくきっかけとなり,具体的な実行につながることを期待しています。
【詳細はリンク先で御確認くださいhttps://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/net-zero-carbon.html】
※1 カーボン サーキュラー エコノミー : カーボン(炭素のことで,炭酸ガス,化石燃料,生物や植物を構成する有機物などとして存在)が自然界や産業活動の中で様々な形で循環し,持続的に共生できる社会経済を指します。