広島県では,東日本大震災を踏まえ,これまでの「広島県津波浸水予測図(H17.3)」の見直しを行い,新たな「広島県津波浸水想定図」を作成しました。
見直しにあたっては,「広島県地震被害想定調査検討委員会」(学識者等で構成)において検討を行い,あらゆる可能性を考慮し,「最大クラスの津波」(発生頻度は極めて低いものの発生すれば甚大な被害をもたらす津波)及び「津波到達時間が短い津波」を検討対象としました。
昨年8月に内閣府「南海トラフ巨大地震モデル検討会」が公表した津波断層モデルに加えて,瀬戸内海域の活断層及びプレート内地震による5つの津波を選定し,次の悪条件下を前提に計算条件を設定し,浸水シミュレーションを行ないました。
【悪条件下】
(1) 初期潮位は,年間最高潮位として設定しています。
(2) 地震による地盤の沈下を考慮しています。
(3) 構造物については,護岸や防波堤は機能せず,堤防は地震前の25%の高さまで沈下するものとして設定しています。なお,堤防については,津波が越流した場合,破壊されるものとしています。
津波浸水想定について(解説) (PDFファイル)(5.07MB)
津波浸水想定図は,高潮・津波ポータルひろしまでも公開しています。
高潮・津波ポータルひろしま
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