記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和2年4月21日(火曜日)
(1)新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛に対応した子育て支援について
(2)休業要請にかかる経済的支援について
(3)新型コロナウイルスに対応する医療体制について
(4)新型コロナウイルス感染者への誹謗・中傷について
(5)休業要請にかかる経済的支援について
(6)本県の外出自粛要請について
(7)本県の休業要請について
(8)知事定例記者会見における手話通訳について
(幹事社:時事通信)
幹事社の時事通信です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いいたします。
それでは,私から発表項目1点ございます。新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛に対応した子育て支援についてでございます。県では,県内23市町と協力しまして,県内に159か所ある地域子育て支援拠点のスタッフが中心となり,オンライン上で子育て中の保護者が気軽に相談・交流できる「おしゃべり広場」を開設いたします。新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛に伴いまして,多くの地域子育て支援拠点が休館するなど,子育て中の保護者が気軽に相談・交流できる場が失われておりまして,子育て中の保護者のストレスや不安の増加が懸念されるところであります。この「おしゃべり広場」ですけれども,地域子育て支援拠点のスタッフが,1回につき10名以内ぐらいの保護者をオンライン上のミーティング会場に招待しまして,参加者の皆さんが自由に相談・交流することで,ストレスや不安を解消していただくということを目的としております。また,必要に応じまして,市町の保健師もミーティングに参加して,相談や交流の中で出た不安や悩みに対して,直接アドバイスを行います。さらに,個別に相談を希望する方がいらっしゃれば,必要な支援に繋げてまいります。新型コロナウイルスの感染症の拡大防止のために,県民の皆さまに,外出自粛をお願いしているところでありまして,普段と違う生活で,子どもだけでなく保護者の皆さまも,様々なストレスを感じておられることではないかと思います。今回の,この取組によって,家で過ごしていただいている保護者の皆さまのストレスや不安を解消する一助になればと考えております。18日土曜日からは,県内に緊急事態措置を行うことといたしました。県では,引き続き,新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて,全力で取り組むこととしております。県民の皆さまには,この重大な局面をともに乗り越えていただくために,引き続き外出自粛にご協力いただきますようお願いいたします。私からは以上です。
(幹事社:時事通信)
この件について質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いいたします。特に〔質問が〕ないようですので,幹事社質問に入ります。
(幹事社:時事通信)
明日,22日からの休業要請に応じた事業者に対する経済的支援について伺います。西村経済再生担当相が自治体向けの臨時交付金を,休業要請に応じた事業者に支払う協力金として活用することを認める考えを示しましたが,県として交付金を活用して協力金を支給する考えはありますか。また,支給する場合の金額はいくらとする考えか,併せてお伺いします。
(答)
まず,自治体が行う休業要請に応じた事業者に支払う協力金であるとか,あるいは支援金につきまして,臨時交付金の活用が認められたということは,全国知事会を通じまして,地方の強い要望が届いた結果であろうと思っています。県では,こうした交付金の活用も含めまして,休業要請に応じた事業者の皆さまに対する〔対応は〕,市町と協力していかないといけないと思いますので,市町と協力した協力金のあり方などにつきまして,現在,精力的に検討を進めているところでございます。幾分早く,案を発表できるように速やかに取りまとめてまいりたいと考えているところであります。
(幹事社:時事通信)
この件について質問がある社は,〔挙手をして,〕社名を名乗ってからお願いいたします。
(読売新聞)
読売新聞の木村です。昨日〔の中国知事会で〕も少しその話が出ましたけれども,〔政府が創設する臨時交付金の総額は〕1兆円ということで,〔その中から,各自治体が協力金に充当していくと,〕なかなかちょっと〔交付総額としては〕足りないと思うのですけれども,その点に関して知事の考えはどうでしょうか。
(答)
1兆円ということでは足りないと思います。つまり,この緊急事態措置と関わらず,〔新型〕コロナウイルス感染症対策のために必要な施策というのは様々あると考えておりまして,そういうものと,こういった休業に対する支援,あるいは休業に伴う経済的な課題に対する支援といったようなことを行うとしたら,非常にやはり,予算が必要になってくると考えていますので,1兆円では足りないだろうと思っています。
(読売新聞)
その場合は,県独自の給付金ですとか支援策をお考えでしょうか。
(答)
どこまで,どういうものが必要なのかというのは,今,精査しておりますので,その全体の枠の中で考えていく必要がありますけれども,もちろん,我々県の独自の財源と言いますか,全て交付金に頼るということではなくて,一定の〔県の〕財源は考えていかないといけないと思っています。
(読売新聞)
その場合なのですけれども,どこの自治体も〔財政的に〕苦しいのは苦しいのですが,広島県の場合は,特に,大きな災害がありまして,なかなか財政調整基金の残高も少ない状況になっていますが,その場合の財源は今,お考えになっていることはありますか。
(答)
あらゆる財源を考えていくということで,今,検討を進めています。
(読売新聞)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
他に関連の質問はございますでしょうか。
(NHK)
NHKの五十嵐です。明日から休業要請ということなのですけれども,先ほど知事は早急に,この協力金について検討する必要があるということなのですけれども,このまま協力金についての方向性は明示できないまま休業要請の期間に入ってしまうのか,それとも,いつを目途に協力金についての考え方を県として示されたいのか,そこのちょっと考え方をお伺いします。
(答)
繰り返しになりますけれども,今回のコロナウイルスの影響を受けて,様々な経済的な影響を受けている皆さまがいらっしゃると,そういう中で,この休業要請もあるわけですけれども,可能な限りの支援を行って,暮らしであるとか,あるいは事業が継続,維持できるようにしたいと考えているところで,今,市町と協力しながら,協力金について検討しているところでありますので,これは一刻も早く案を発表できるように,速やかに取りまとめていきたいと考えています。
(中国新聞)
中国新聞の岡田です。今,協力金の件で,休業要請に協力した人が対象となるような形になると考えておられるのか,それとも,休業要請の対象外も,自主的にというか,例えば,お店を閉じるというケースも出てくると思うのですが,そういう人への支援というのは,特に考えておられないということでしょうか。
(答)
今,全体の総括を考えているところですけれども,基本的には,休業要請に応じていただいた方々にと考えています。
(中国新聞)
ということは,一昨日示された対象施設や店舗が対象となるという理解でよろしいでしょうか。
(答)
それが基本だと思っています。
(幹事社:時事通信)
他に関連質問ございますでしょうか。
(日経新聞)
日経新聞です。今の〔質問〕に関連して,休業要請に先駆けて休業しているところは,それも対象となるのでしょうか。
(答)
すいません。休業要請に先駆けて〔とはどういう意味でしょうか〕。
(日経新聞)
明日からの休業要請に先駆けて,例えば先週末とかから,自粛要請を受けて,早い段階から休業している飲食店とか〔は対象になるのでしょうか〕。
(答)
それは,対象業種の中でということですか。
(日経新聞)
対象業種の中で〔ということで伺います〕。
(答)
どういった条件で,支援を行っていくかという事は,まさに詳細を詰めているところですけれども,必要なことは,休業要請の期間〔は〕4月22日から5月6日までですけれども,ここ〔の期間〕で休業していただくということが重要なことなので,休業ないし〔他自治体で見られるような営業時間の短縮などの〕協力です。つまり,いくつか〔対象者によって〕違う項目がありますけれども,協力いただくことが重要なのではないかと考えています。
(幹事社:時事通信社)
他にございますでしょうか。ではないようですので,一般質問に入ります。他に質問がある社の方はお願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の樋口です。軽症者のホテルでの〔宿泊療養の〕受け入れにからみまして,まず,今現在で改めて確認なのですけれども,県内でコロナの感染者の方を受け入れられる病床数は,以前の取材では119〔床〕で〔今後〕200〔床〕まで目途がつくかなということだったのですけど,これがまず,今いくらあって,〔それ〕で,昨日時点でどれぐらい埋まっているのかを教えてもらっていいですか。
(答)
現時点では,約200床です。〔約200床の〕確保が見込まれています。現在の入院数は,ちょっと正確な〔数字ではありませんが,日々,〕退院〔される場合〕もあるので,正確なの〔数字〕が〔すぐには〕わかりませんけど。70いくつだと思います。
(事務方)
81〔床〕です。
(答)
81〔床〕です。
(中国新聞)
200〔床〕というのは,200〔床〕をもう用意できていると理解してよろしいですか。119〔床〕ではなく,200〔床〕をもう用意できていると。
(答)
まだ,患者がそういった数になっていないので,そこへ入れるという形になってませんけれども,それが増えてくれば,200〔人〕は入れられるという状況だと認識しております。
(中国新聞)
県内全域に散らばっていて,何病院ぐらいあるイメージですか。
(答)
詳細はすみません〔事務方に確認をお願いします〕。
(中国新聞)
その前提で,非常にこれからどんどん感染拡大が懸念される前提で,軽症者を,ホテルで〔宿泊療養する〕ということだったのですけど,まず現状の〔確認ですけれども,〕当初,16日の方向で調整中〔でした〕。受け入れ開始をです。〔16日から開始〕ということだったんですけど,今日はもう21日なっていますので,現状の地元との協議とか,その辺の現状を教えていただけますか。
(答)
現状は,引き続き調整しているという状況です。
(中国新聞)
何日ぐらいに受け入れが始められそうか,〔何日から開始〕という目途が今,たっていますでしょうか。
(答)
現時点では,まだ何とも言えないというか,目途がたっているということは,もう受け入れられたということですから,現状はそういう状況ではまだないというか,調整中であるということです。
(中国新聞)
取材でも,かなりここの部分の懸念の声というのを多く聞いてまして,やはり軽症の方にできるだけそういった別のところに行ってもらう,病院の方で重症の方を受け入れるということが非常に大事だし,また,いつクラスターが〔発生するか〕わからない状況だと思うので,改めて,知事の方から県民に対して,県民というか地域の方も含めてなのですけれども,メッセージというか,協力を求める旨のメッセージをお願いできませんでしょうか。
(答)
ある方向で言うと,反対の方向に引っ張られるということもあるので,なかなか難しいこともあるのですけれども。一つは現在,患者というか,感染者はこれまでの発生数は,137〔名となっています。これは〕昨日時点です。〔137名〕でありますが,様々な理由で入院療養という形で対応が必要になっているというのが,入退院〔の状況は刻々と変化するということ〕も含めて,81〔名〕という状況です。〔それ〕で,クラスター〔について〕,大きなものがでると,これはまた緊迫してくるという状況でもありますけれども,現在119床から200床超を確保できているという中で,今すぐ,まずベッドが満杯になって,途端に困るという状況ではないということが,まず理解していただきたい〔現状だ〕と思います。したがって,何か不安を掻き立てるようなことは必要ないというか,それは,控えていただきたいです。ただ,今後に備えて,しっかりと病床を確保するということが必要であります。〔それ〕で,軽症者のホテル等での療養体制を整えるということは,今後に備えた一環であるということです。今後,感染が急拡大するという懸念はございます。そういった時に,重傷者を中心とする非常に手厚い治療が必要な方のために病院を確保するというのは,極めて重要なことでありまして,〔それ〕で,これは,誰もがその対象になりうることであります。誰が感染するのかということは,これは,本当にわからないことでありまして,軽症者をホテル等で集中的に療養していただくということは非常に大事なことです。その時点で,もしベッドが空かなければ,ホテルのような集中的に療養できるところがなければ自宅療養になります。自宅療養になると,非常に管理も難しいですし,まさにこの身近な所に,患者さんがいろんな所にいる形をとらざるを得ないというような状況になります。最終的にはそういう状況になるかもしれませんけれども,ホテルが一杯になって,非常に患者が増えた場合〔もあり得ないことではありませんが〕,現時点では,まず集中的なホテルによる,ホテルにおける療養ということを実現したいと〔考えています〕。それがひいては,自らの命であるとか,あるいは身近な人の命を守るということに繋がるということをご理解いただいて,今後も全体の医療体制をどう組むかということについて,ご理解いただきたいと思います。
(中国新聞)
ありがとうございます。まず,一棟目の名乗りをあげていただいたところなんですけど,ここの地元調整を今後どう進めていくかということで〔質問をさせてください〕。すみません,この前の定例会見でも出たかもしれない〔ので,その場合は〕重ねて〔の質問となってしまい〕申し訳ないんですけど,今,前進させていただくための方策というのはありますでしょうか。
(答)
これは,丁寧に説明していくということしかないと思っています。
(中国新聞)
続いて,最後の質問にします。二棟目以降というか,例えば,県の東部とかこのエリアでも,今後,軽症者の受け入れの受け皿が必要になる可能性が高いと思うのですけど,そういったところも継続的に開拓されているという理解でよろしいでしょうか。
(答)
手を挙げていただいているところは,たくさんあるということが,まず〔事実として〕あるのですけれども,東部も含めて,地域的にいくつか置くという案と,集中的に置く案というのがありました。当面は集中的に置く方が,医療資源を,あるいは,その中での様々なケアに必要な人的資源,これはそれなりのトレーニング等も要りますので,そういったことも考えると,集中的に行いたいということを考えた〔ということです〕。したがって,容量が足りないという状況になったら,また別のところに確保するということがあると思っていますけれども,まずは集中的に行う。〔それ〕で,地域的にも,場合によっては,分散するが良いのかどうかということも,これは慎重に検討しなくてはいけなくて,それは,先ほど申し上げたような医療資源の観点であるとか,そのノウハウを持った人が集中的にいた方が良いということもありますし,患者さんにとっては,自宅から近い方が良いとか,搬送の距離が短いとかということもあるのですけれども,そういったことを勘案しながら〔宿泊療養施設を〕決めていかなければいけないので,現時点では,集中的に行っていきたいという考えであります。
(中国新聞)
当面は,1棟目というか1施設〔目の〕確保を,まず急ぎたいということですか。
(答)
そうです。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕ございますか。
(HTV)
広島テレビの大谷です。知事も再三呼び掛けていますけれども,感染者の誹謗中傷・差別について,我々も残念なことと思っていまして,呼び掛けていきたいと思っています。実際に,感染拡大を防ぐために県がされている感染者への行動履歴の調査等に支障が起きているのか,実態を把握している限りでお聞かせいただきたいのと,改めてそういったことをやめるよう注意喚起をお願いしたいと思います。
(答)
先日の会見でもお話いたしましたが,具体的に非常に大きな支障が出ているという状況です。これは二段階ありまして,まず一段階目としては,仮にお話をいただいたとしても何も外に対しては説明してほしくないということです。これは,少しでも特定されると,そういった目にあって,どういった職業に就いているかや,どこに行ったのか,場合によっては公表したほうが良いという案件について,一切公表しないでくださいという非常に強い要望がある〔ことになってしまう〕。これは,ほとんど全員に言えることです。さらにその次の段階としては,そもそも話したくない,一切言いたくないという状況も起きています。すでに地元の人たちが知っていて,いろいろと言われてしまうことや,残っている家族が誹謗中傷の対象となる,あるいは差別的な取り扱いの対象になることが起きています。こういう形で支障が起きていますし,本当に悲しいことだと思います。それが患者さんだけでなく,治療・療養に携わっている医療スタッフの方々にも,誹謗中傷・差別の例が〔あり,そうした被害を〕受けられていることもあります。これも非常に大きな問題ですし,関心事だと思います。ちなみに,私は昨日イギリスの方とビデオ会議をする機会がありました。イギリスにおいて患者に対する誹謗中傷のようなこと,ましてや医療関係者に対する差別的な言動は一切ないということでした。こういう時に結束をして,皆で助け合うというのが日本人の美徳だったのではないかと思いますが,その逆で,イギリスでは全くなくて,むしろ患者さんであるとか,あるいは医療関係者〔を〕皆でどう助けるかというのを考えていく,お互いに助け合うということを考えていくのだと聞いて,私は今,非常にショックを受けているところです。世界的にこのような〔,患者や医療関係者に対して誹謗・中傷がなされる〕ことが起きているのではなくて,日本は非常に独特な動きであると,その意味で,もう一度考え直して,皆でこの感染症を乗り越えなくてはいけない,皆で協力していかなければいけない。連帯しなければ,この危機を乗り越えるのは非常に難しいということを改めて訴えたいと思います。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕ございますでしょうか。
(中国新聞)
中国新聞の岡田です。休業要請の件で,明日からまた始まるということで,今のところ発布されてからどれくらい協力してくれそうとか,手ごたえというか,見通しであるとか,あらためて協力へのお願いというか,知事からのメッセージをいただければと思います。
(答)
これまでも自主的に,休業,これはお客さん来ないとかということ以上に,感染防止のためにはやむを得ないということで休業されている方がたくさんいらっしゃるようでありまして,今回の休業要請については,多くの事業者の皆さんがご協力いただけるのではないかと認識しております。できるだけ短期間で,こういった対応を終わらせるためにも,事業者の皆さまの協力ももちろんですけれども,県民の皆さま,消費者としても,一般県民の皆さまも,外出抑制等にご協力いただいて,まさに連帯して,皆で,短期で,この状況から脱していきたいと思っています。
(中国新聞)
あと1点〔質問させてください〕。今,仰られた外出自粛の関係で,平日も含めて呼びかけられて,ちょうど1週間になると,平日も含めてです〔が〕,外出自粛を県民に要請されて1週間経ったと思いますけども,今のところ効果をどう見ていますでしょうか。
(答)
皆さま〔身の回りや報道を〕ご覧いただいて,やはり交通量が減っているであるとか,人通りが減っているということは実感されていると思います。〔それ〕で,実際の数値を押さえると,先週の1週間で,大体平均で,主要な,これは広島市内でしか現時点で〔データが〕とれていないのですけれども,平均,3割から4割減というような状況です。ということは,〔印象として〕結構減っているなという感じがあっても,まだ3割から4割のところでありますので,一層減らしていかなければいけない〔と考えています〕。今,単純に言うと,〔今の〕倍くらい減らさないといけないので,例えば,買い物に行くときも,できるだけ,お一人で行ってもらうとか,通常であれば,特に広島市内中心部で言えば,平日より休日のほうが人出が多いのですが,全体数で言うと,それが現状で言えば,休日のほうが全体数が少なくなっています。したがって平日のお仕事に出てきて〔おり,それが広島市内中心部のデータとして表れて〕いるというのが,まだ十分に減らされていない〔証拠だ〕ということだと思いますので,事業者の皆さまにもご協力いただいて,できるだけリモートワーク,あるいは人数を減らした体制で,これはBCPでもあると思うのですけれども,人数を減らした体制でお仕事していただくというようなことにもご協力をいただきたい〔と考えています〕。
(中国新聞)
今,半分に減らしてほしいと事業者に呼び掛けていらっしゃると思いますが,これは県庁であるとか市町に対しても同様の取組を〔行ったり求めたりされているのでしょうか〕。
(答)
各市町はそれぞれご対応いただいていると思いますけれども,県庁も5割を目指して,リモートワーク等を行っております。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕ございますでしょうか。
(中国新聞)
中国新聞の畑山です。休業要請に関連しまして,先行して始まっている大阪などでは,協力しないところを,もう一段高い〔取組と言いますか,店舗名などを〕公表するというような検討にも入っているようですけれども,明日から〔休業要請が〕始まって,状況がどうなるかわかりませんが,広島県の場合,要請に従っていないようなケースで,5月6日までなので時間的な短さもあるかと思うのですけれども,公表まで踏み切るという考えもおありでしょうか。現時点でいかがでしょうか。
(答)
状況を見て,もちろん必要があれば,行っていくべきだと思います。ただ,業種業態などもよく見ていかないと,公表することによって,返ってそこに人が集まることもありえますので,そこはそれぞれどういった状況なのかというのを慎重に見ながら,必要であれば,あるいはそれが効果的であれば,それは実施していきたいと〔考えています〕。
(幹事社:時事通信)
そろそろ時間が来たようなので,最後の一問にしたいと思います。
(読売新聞)
すみません。コロナ〔ウイルス〕と直接関係がないのですが,今日から〔知事定例会見に〕手話通訳の方がつかれたのでしょうか。
(答)
はい。
(読売新聞)
手話通訳の方は,今日からつかれたのですか。
(答)
そうです。
(読売新聞)
これは知事定例会見だけでしょうか。
(答)
これはたぶん〔あらかじめ開催時間が決まっている〕知事定例しかできないかなと〔思っています〕。
(読売新聞)
どうして今日から〔手話通訳が〕つかれたのでしょうか。
(答)
マスクの問題があって,これはマスクを付けるのか,それとも外してしゃべるのかをいろいろ検討してきました。〔それ〕で,ずっとマスクを付けてきたのですけれども,やはり,今,リアルタイムで〔会見の様子などを〕流されているところも結構あるので,〔ニュースとして〕編集された後だと,テロップが出てくるから良いのですけれども,解説もあるから良いのですけれども,どうもそれではリアルタイムで見たい方が増えてきているのではないかというところで。では〔マスクを〕取ってみようかとか,いろいろ考えた時に,やはり,可能な限り手話通訳をつけた方が良いだろうと。これは視覚障害の方が〔マスクをしていると〕唇が読めないので,こういったものがリアルタイムでわからないというお声があって,それに対応するものです。
(読売新聞)
マスクをしていると,耳の不自由な方が,唇を読んで知事の言っていること〔を確認しようとしているのに,マスクをしていると唇の動き〕がわからないので〔手話通訳をつけることになった〕ということですか。
(答)
そうです。
(読売新聞)
そういう要望が県に寄せられたのですか。
(答)
そうです。
(読売新聞)
これは,例えばコロナが終息するまでとか,例えばずっとやるとか,後ろは決まっているのか。
(答)
後ろは決まっていません。これは,マスクを取れば読唇ができるということもありますので〔そういう状況になったら,あらためて検討します〕。それから普段は皆さん,なかなかリアルタイムでご覧になっているわけではないので,だいたい編集が入ると,テロップがつくので,それで,もう分かることもある。それは今後,検討していきたいと思っているが,当面はマスクをしている時の対応策ということです。
(読売新聞)
今日のようにお二人の方が,だいたい交代で対応されるのでしょうか。
(答)
たぶんそうです。〔会見も〕時間的に,やはり結構長いので,そうすると,お一人だと難しい。短いものはお一人でということもあるかもしれません。
(読売新聞)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
それではこれで,知事会見を終わりたいと思います。次回の定例会見は4月28日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
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