記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和3年12月7日(火曜日)
(1)年末年始の過ごし方について
(2)オミクロン株への対応について
(3)旧広島陸軍被服支廠に係る資料の提供の呼びかけについて
(4)旧広島陸軍被服支廠に係る資料の提供の呼びかけについて
(5)オミクロン株への対応について
(6)ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」について
(7)誘客促進事業について
(8)サッカースタジアムの建設について
(9)広島市中央図書館の移転について
(10)イケア出店予定地の売却について
(11)鳥インフルエンザへの対応について
(幹事社:日本経済新聞)
幹事社の日本経済新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,16時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,お願いします。
はじめに,年末年始の過ごし方についてお願い申し上げたいと思います。本日も県内での新規感染者の報告はゼロでございまして,これで県内全体では1週間連続でゼロとなりました。1週間連続でゼロとなるのは1年5か月ぶりでございます。これは,県民の皆さまが感染対策をしっかりと続けていただいていること,そして多くの方がワクチンを接種していただいたことによって,現在の低いレベルでの感染状況となったものと考えております。あらためまして,皆さまに感謝申し上げます。一方で,これから年末年始を迎えるところであります。この年末年始は,本当に久しぶりに,ご家族,ご友人と会われる方も多いのではないかと思います。それに伴いまして,県内,県外への帰省,そして忘年会あるいは新年会,さらには初詣だとか初売りといった,人の移動や交流が非常に増える時期にもなってまいります。そこで皆さまには次のことをお願いしたいと思います。正しいマスクの着用,手洗いやうがい,換気などの基本的な感染防止対策に努めてください。会食の場面では,対策の徹底されたお店,積極ガード店ゴールドなどの認証店をご利用いただきまして,マスクを外したままの会話は控えてください。この低い感染レベルを維持するために,皆さまの引き続きのご協力をお願いいたします。
(幹事社:日本経済新聞)
この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとお願いします。〔質問がないようですので〕続いて,知事からの発表が2件ありますので,お願いします。
それでは発表項目〔の〕1点目でございます。オミクロン株についてでございます。本日は,オミクロン株への対応につきまして,現時点で決まっていることをお知らせいたします。まず,基本的な方針ですけれども,オミクロン株の特徴がわからない現状にあっても,県としては,予め取り得る対応,対策はできる限り行いたいと考えております。具体的には,まずオミクロン株に係る情報収集です。現時点では明らかになっていない点が多くあるオミクロン株ですけれども,まずは感染力やワクチンの有効性など,その特徴を把握するため,情報収集に努めてまいります。その結果,感染力などが従来株以上であるといったようなことがわかれば,本県のシミュレーションによる病床使用率などの予測をあらためまして,より早期のレベル移行であるとか対策の検討を行います。次に,検査や保健医療体制ですが,検査で陽性となって,スクリーニング検査の結果,デルタ株でないと,これはデルタ株でないと判明した場合には,速やかにゲノム解析を行って確定することとしております。スクリーニング検査については,国立感染症研究所によってオミクロン株の検査手法が確立され次第,手法を変更することとしております。また,検査で陽性がわかった段階で,14日以内に海外渡航歴のある方は速やかに指定する医療機関に入院していただくとともに,その他の陽性者の療養先の指定は行いませんが,スクリーニング検査でデルタ株ではなかった方は,速やかに指定する医療機関で入院していただくこととしております。この指定する医療機関につきましては,既に確保が終了しております。また,オミクロン株の陽性者の濃厚接触者につきましては,専用のホテルへの滞在を強く勧めることとしております。陽性者への接触から14日の健康観察期間を設定しまして,この間,2日に1回,PCR検査を実施し,陽性判明後は症状に関わらず入院していただくこととしております。この専用のホテルにつきましても,既に確保が終了しております。さらに積極的疫学調査ですが,国が同一航空機の同乗者全員を濃厚接触者としたことを踏まえまして,さらなる科学的知見が得られるまでの間は,幅広く積極的疫学調査を行うことといたします。この点につきましても,県内の保健所設置市,県保健所と既に方針について共有しているところであります。県では,県内の保健所設置市はもちろん,国ともしっかりと連携しながら,今,取り得る対策について,引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。
次に,旧広島陸軍被服支廠に係る資料提供の呼びかけについてでございます。本日は,旧広島陸軍被服支廠に関する資料のご提供について,お願いがございます。県では,旧広島陸軍被服支廠の文化財指定に向けた調査に取り組んでおりまして,創建当時からの建物の利用状況などが分かる資料を収集しております。この旧広島陸軍被服支廠は,第二次世界大戦終戦時までは,旧日本陸軍の施設として,また,原爆投下直後には,被爆者の方の救護所として使用されました。第二次世界大戦後は,広島県立広島第一高等女学校,現在の広島皆実高校ですけれども,〔そこ〕や,広島高等師範学校,現在の広島大学教育学部です〔が,その校舎として使われました〕。それから県立広島工業高校の校舎として使われました。また,その後は長く,日本通運株式会社の倉庫と広島大学の学生寮として使用されております。県では,文化財指定に向けた調査の参考とするため,被服支廠に関連する写真や絵葉書,印刷物など,県民の皆さまが所蔵しておられる資料につきまして,今回,ご提供いただきたく呼びかけを行うものでございます。ご提供いただいた資料につきましては,調査に活用した後,所有者の方が返還を希望される場合は返還させていただきまして,寄贈を申し出ていただける場合には,県において適切に保存いたします。資料の収集期間は,当面,令和4年3月31日までとなっております。ぜひ皆さま方のご協力をお願いいたします。私からは以上です。
(幹事社:日本経済新聞)
この件について,質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の河野と申します。被服支廠の件についてお聞きします。今,文化財指定に向けて,資料収集,〔県で収集している〕資料の現状がどうなっている,資料がどうなっているかと〔いうことと〕,どのような,文化財指定に向けて,〔どのような〕資料が特に出してほしいと思われているか,お聞きしたいと思います。
(答)
現状,県の方には資料はないのですけれども,特に,こんな内容〔の資料があると良い〕というのは,原爆による被災であるとか終戦時の混乱で,第二次世界大戦前までの時期の資料というのはあまり現存していないという状況がありまして,そう言われているのですけれども,そういった時期を中心とした,可能な限りの資料のご提供をいただければと思っていますが,例えば部屋をこういうふうに使っていましたとか,そういった具体的な部屋割りだとか,それに関する写真だとか,そういうものがあると非常に良いと思っています。
(NHK)
NHKの重田と申します。オミクロン株への対応について,2点,お伺いさせてください。まず,デルタ株を確認できるスクリーニング検査を行う対象というのは,どういった方になるのでしょうか。
(答)
スクリーニング検査の対象ですか。
(NHK)
デルタ株を,かけられるスクリーニング検査を行う対象の人というのは,どういった状況の人になるのでしょうか。
(答)
これは陽性者全員スクリーニング検査にかけます。
(NHK)
それで陰性だったら,ここに書かれている〔オミクロン株の〕対応をされるということでしょうか。
(答)
今は,ほとんどデルタ株,ほとんどと言うか,現在100パーセント〔が〕デルタ株になっている状況で,デルタ株はL452Rという変異があります。それで,オミクロン〔株〕にはこのL452R〔の変異〕がないので,L452R〔の変異がない〕,つまりデルタ株でないと判断された場合には,オミクロン〔株〕を疑って対応すると,そういうことになります。
(NHK)
失礼いたしました。あともう1点が,先ほど医療機関の確保,そして宿泊療養施設の確保が済んでいるという話がありましたが,それぞれ何床ずつ確保されているのか,現状をお伺いしてもよろしいでしょうか。
(答)
ホテルについては,127室です。それから病床は,ちょっとすみません,今手元にありませんが,これは基本,個室対応しなければいけないので,というか〔個室対応〕する予定なので,すごくたくさんあるというわけではありません。
(NHK)
ありがとうございます。
(幹事社:日本経済新聞)
〔他に質問がないようですので〕続いて幹事社質問に入ります。昨年11月に始めたひろしまサンドボックスの「D-EGGS PROJECT」の実証実験が11月まで行われ,先日成果発表会が行われました。今回の実験の成果,また成果についての評価をお聞かせください。今後の展開についてもお考えがあればお願いします。
(答)
「D-EGGS PROJECT」におきましては,県内の16市町を実証フィールドにしまして,県内企業だとか,医療機関,それから教育機関といった100以上の関係者と共創を図って,共創というのは共同で創るという共創ですけれども,〔共創を〕図って参りました。具体的には,これはご承知のとおりですけれども,離島であるとか中山間地域における買い物が困難な方のための「自律航行小型EV船」であるとか「自動配送ロボット」の開発といったようなこととか,あるいは視覚障がい者向けの靴挿入型歩行ナビゲーションの開発,へき地診療所と眼科専門医を結んだ遠隔医療サービスの開発といった,30〔件〕のプロジェクトを進めたところであります。そのうち15件で,商品であるとかサービスが実際に販売,提供されるようになりました。4月の採択から約半年という短期間でありますけれども,想定というか目標〔が〕5件だったのですが,これを大きく上回る成果が得られたと考えています。さらに,県内への拠点開設を検討している県外企業が8社ございまして,このうち3社は確定しています。事業化に向けて新たにVC〔ベンチャーキャピタル〕などから資金調達した企業が8社となりました。こうやって,先ほども冒頭で申し上げましたけれども,地元の方々や教育機関といった地域全体で実証に参加して共創していただいたということは,デジタル企業の進出先として広島県が選ばれて,「チャレンジするなら広島県」というようなイノベーションフレンドリーな地域としてのブランド向上にも繋がったと考えています。今後についてですけれども,引き続き,広島をフィールドとして実証の継続を検討しているプロジェクトがありますので,それを中心に,県内企業であるとか市町,教育機関などと連携しながら,事業化に向けて新たな障壁となり得るような法制度の緩和であるとか関係者との調整に対する支援を進めていきたいと考えているところです。なお,30件の個別の成果につきましては,ひろしまサンドボックスのYouTubeチャンネルがございまして,ここで見逃し配信を実施しておりますので,まだご覧になっていない方がいらっしゃれば,この機会にぜひご覧いただければと思っております。
(幹事社:日本経済新聞)
関連でもう1問お願いします。県内の重工系産業の苦境が深まる中で,新たな産業の育成をどう進めますか。また,サンドボックスもその一環かと思いますが,知事のお考えをお願いします。
(答)
本県では,これまで本県の強みとされていました基幹産業である輸送用機械など,ものづくり産業のイノベーション力を強化して,高付加価値化に取り組んできております。また,本県ならではの価値を提供して,周遊滞在だとかリピーターの獲得を促進している観光関連分野であるとか,あるいはゲノム編集技術などを活用した健康・医療関連分野,それからカーボンリサイクル技術を含めた環境・エネルギー分野など,新たに本県の強みとなる可能性のある,新成長産業のさらなる育成を図っているところであります。さらに,サンドボックスなどの取組を通じまして,今後大きな成果が見込まれるデジタル系企業の集積であるとか,あるいは新たなスタートアップ企業を産み出していくことなどによって,新たな産業の育成を図っていきたいと考えているところであります。
(幹事社:日本経済新聞)
この件について,質問がある社はお願いします。〔質問がないようですので,それ〕では,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。
(RCC)
後ろから失礼します。RCCの末川と申します。県民向けの旅行割引プラン「〔やっぱ〕広島じゃ割」についてお伺いしたいのですけれども,先週,鳥取県の平井知事との会談で,県民割の対象をお互いの県に拡大することで合意したと思うのですけれども,あらためてこれの意義というものをお伺いしてもよろしいでしょうか。
(答)
今,この我々の隣県においても,感染状況が比較的落ち着いている中で,〔県民割の対象を拡げることで〕隣県というか,より市場が広がるということがあろうかと思います。その上で,一定の移動も,より少し長くなるものですから,交通事業者へのプラスの効果というのも期待できるところがあるかなと〔思います〕。車で移動される方がかなり多いと思いますけれども,バスなどで移動される方,あるいはその他の公共交通機関で移動される方もいらっしゃると思いますし,そういう意味も含めて,需要喚起に寄与するのではないかと考えています。
(RCC)
この県をまたいでの割引プランというのは,いつぐらいから始めるのかということが一つと,あと国の方針ですと3月10日まで〔県民割を〕延長しても良いみたいな話が出ているのですけれども,現時点での知事のお考えというのはいかがでしょうか。
(答)
まず,いつから始めるかというのは,今調整しているところでありますけれども,12月中と言うか,12月のもう中旬になりつつあるので,中旬と言うと「もうすぐですか」という感じですけれども,そう時間をかけずに始めたいとは思っています。〔それ〕で,これは3月10日まで実施ができるので,途中で売り切れるということがあれば,〔それまでに終了するという〕そういう可能性もあるかもしれませんけれども,そうでなければ3月まで継続できるようにしたいと思いますし,まずそういう状況を確保することが重要と思っています。
(RCC)
ということは,年内いっぱいで始めて,3月まで延長する考えということでよろしいでしょうか。
(答)
誘客事業自体〔は〕そうです。
(RCC)
わかりました。最後に,もちろん広島が中国地方の中で一番人口が多いので,例えば鳥取〔県や〕,その他の隣の県とかに行く人は多いのですけれども,逆に向こうから広島に来てもらうためには,広島県としてどういった誘客と言いますか,〔アピールしていく〕ことが大事なのかなという,知事のお考えを最後に聞かせてください。
(答)
一つはやっぱり安全というか安心というか,そういった感染対策をしっかり取っていますというようなことは必要なことだと思いますし,元々広島県は,比較的,中国地方〔を〕含めて,集客力はあるところなので,この機に,皆さん,旅行なども我慢されていた方〔も〕多いのではないかと思いますけれども,広島県での楽しみを,これをしっかりとアピールしていきたいと思います。
(RCC)
ありがとうございました。
(幹事社:日本経済新聞)
他に質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
何度もすみません。中国新聞の河野と申します。まず,広島市が進めているサッカースタジアムの件をお聞きします。今回,12月の定例会で事業費の予算を計上しないと,あらためて発表しましたが,当初は12月〔定例会〕への提出を目指していたと思うのですけれども,あらためて提出しなかった理由など,経緯とか,お願いします。
(答)
サッカースタジアムと広場エリア,現在の中央公園のところですけれども,広域的な立場として県はありますので,県内全域はもちろんですけれども,中四国全体から集客が期待できるとか,県全体の活性化とか,中枢拠点性を強化するような施設にする必要があると考えているところであります。〔それ〕で,費用負担に当たっては,こういった点が説明できるようにすることが必要だということは,これは繰り返し述べてきたところですし,広島市に対しても説明を求めてきたところでありますけれども,事業者選定が終わって,スタジアムとそれから広場エリア整備の全体像であるとか,あるいは想定される効果です〔が〕,そういったものが市の方から示されて,今,まさにそういった点を県議会の皆さまにもご提示し始めているところなので,12月補正には計上しないで,2月議会に提案するということにしたということです。
(中国新聞)
追加で一つ〔質問です〕。まだ事業費の負担割合が決まっていない中で,2月に何をどう提案するのか,見通しが立っているのかどうか,その辺の見通しをお願いします。
(答)
いずれにしても,今年度に何らかの負担をするということは必要なことだと思っていますので,ただその負担割合についてはまだ最終決定していないというところで,その議論を県議会の皆さまにも,しっかりと今の,この広島市が提出して来られた情報も含めて,ちょっと浸透すると言うか,熟成すると言うか,そういったことがいるのかなと思っていまして,その上で負担割合を決めていくと〔いうことです〕。ただ,いずれにしても,県として何らかの負担はするというのはずっと申し上げていることなので,何らかの負担はご提案するということであります。
(中国新聞)
ちょっとそれに関連するのですけれども,紙屋町地区のまちづくりという意味で,ちょっと関連してお聞きすると,広島市が中央図書館を広島駅前にあるエールエールA館に移転するという方針を示されています。紙屋町地区のまちづくりに影響すると思いますが,この辺の受け止めというのはいかがでしょうか。
(答)
広島市の中央図書館は,我々の認識だと,老朽化も進んでいて,耐震改修もできていないというようなところがあって,早急に何らかの対応をする必要があるということがあって,現地で建て替えると,これは図書館機能が停止されるということになるということだと認識しています。それから「こども図書館」とか「映像文化ライブラリー」といった機能を集約して,そういう意味では幅広い世代が親しめるような空間になっていくとか,今よりも広島の魅力を発信できる「『平和文化』の情報拠点」を確保できるといったようなこととか,〔広島〕広域都市圏からの広域的な利用に繋がるといったようなこととか,今度は逆に駅前周辺です〔が〕,二つの楕円の中心というふうに広島市は位置付けていますけれども,そこのにぎわいづくりへの寄与が期待できるといったこと,こういったことで,市としての移転方針ができていると認識しています。県としては,広島市と共同で「〔ひろしま〕都心活性化プラン」というのを作って,「楕円形の都心」の中枢拠点性の向上に連携して取り組もうとしているところでありまして,そういう意味では,市の考えである,この今の楕円の中心の一つである広島駅周辺に中央図書館ができれば,この広島,まさに中心の一つの方の,一層の活性化であるとか,にぎわいの向上,そういったところに繋がるということになるのではないかと考えています。
(中国新聞)
市民からは賛否両論〔が〕あるみたいなのですけれども,やっぱり街中がいいとかです。知事としては,一定,その方針は評価されているという〔ことでしょうか〕。
(答)
そこは,広島市のそういうご判断について,そういう考えは何と言いますか,そういう考えもあるかなという,そういうことです。積極的に移転すべきであるということではありませんけれども,市の考えは理解できるということであります。
(中国新聞)
あと1点だけすみません。広島駅のにぎわいづくりの話もあったのですけれども,広島駅北にある土地を,スウェーデンのイケア〔ジャパン〕が住友不動産に売却されたという報道がありました。これがまた広島駅周辺のまちづくりに影響する話だと思うのですけれども,これへの受け止めをお願いします。
(答)
広島駅の北口については,土地利用に関する基本方針というのがあって,「広島の顔にふさわしい玄関づくり」といったことで,さまざまな用途に対する想定というか,基本方針は置いているわけですけれども,これに基づいて,今まちづくりが進んでいます。そういう中で,イケアジャパンの購入された土地が,出店がないままに平面駐車場で使われていて,今回売却されたというのは,正直残念だなと受け止めているところなのですが,この二葉の里地区については,魅力的な街並みというのを作っていくために,そこに誘導するために,建物デザインなどを含めたガイドラインも定められていますので,今後は,今回譲渡を受けた事業者さんがいらっしゃるわけですから,こういったまちづくりのルールにしたがって,この地区の活性化に繋げていただくように期待したいと,これについては広島市とか中国財務局とも一緒に協議とか調整を進めていきたいと考えています。
(幹事社:日本経済新聞)
他に質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
すみません。中国新聞の岡田です。今朝発表した鳥インフルエンザの関係で1点お聞きしますが,昨年もありましたけれども,今回,鳥インフルエンザの発生で,養鶏場の殺処分をしたり,いろいろと制限かけたりすることで,県内の卵の流通に特に影響はないということでしょうか。
(答)
基本的に言いますと,この〔今回殺処分を行う予定の〕3万羽というのは,県内の採卵の〔ための〕鶏の量が940万〔羽〕ありますので,それと比較すると,影響は限定的とは考えています。ただ一方で,冬の間中,鳥インフル〔エンザ〕の〔感染〕リスクというのはありますので,今後も国内の感染状況,もちろん県内も含めてですけれども,〔感染状況や〕鶏卵だとか鶏肉の需給動向というのは注視はしていきたいと考えています。
(幹事社:日本経済新聞)
他に質問がある社はお願いします。最後の質問としたいと思います。〔質問がないようですので〕これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,12月28日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
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