記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和4年7月19日(火曜日)
(1)新型コロナウイルスの感染状況等について
(2)新型コロナウイルスの感染状況等について
(3)#CranesForOurFuture SNSキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)の開始について
(4)NPT運用検討会議への参加について
(5)7月18日からの大雨について
(6)G7広島サミットについて
(幹事社:HOME)
幹事社の広島ホームテレビです。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時の予定です。ご協力をお願いいたします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,よろしくお願いいたします。
それではまず,新型コロナの感染状況についてご説明したいと思います。お手元に資料を配付してあると思いますので,それをご覧いただければと思います。まず,直近の感染状況ですけれども,全国と同様に,感染が増加に転じておりまして,新規感染者数は,7月13日以降,6日連続で1,000人を超え,現在も感染拡大が継続しております。年代別で見ますと,依然として50代以下の感染が多い状況が続いておりますが,リスクの高い高齢者も増加傾向となっており,入院患者数も少しずつ増加しています。増加要因の一つと考えておりますオミクロン株BA.5につきましても,7月1日から7日までが最も直近の調査結果なのですが,その結果においては26.2パーセントと,4分の1以上を占めていまして,今後,急速な置き換わりが進むと考えています。〔というよりも,既に置き換わりが〕進んでいると考えています。こうした条件のもとで,今後の感染者数を県でシミュレーションいたしますと,前回の予測を超えて,1日4,000人以上となる可能性があり,医療がひっ迫するおそれもあると考えております。このため,県では,入院病床をさらに確保することといたしまして,8月1日に,病床フェーズを3から4に引き上げます。〔病床フェーズ〕3においては〔確保病床数が〕499床ですが,〔病床フェーズ〕4に引き上げて〔確保病床数を〕583床といたします。ただし,本日夜までの入院の状況を見まして,入院患者数の著しい増加が見込まれる場合には,緊急フェーズ1,これは〔確保病床数〕782床になりますが,〔緊急フェーズ1〕に引き上げることといたしまして,各病院には,8月1日から9日までの間に,受入病床を増やすよう依頼いたします。加えて,高齢者などの重症化予防の取組として,高齢者施設等の従事者検査を徹底し,施設でのクラスター発生を可能な限り防いでまいります。また,入所者の感染に備えて事前に治療方針を作成する取組を引き続き支援するとともに,実際に入所者が感染した場合は,施設と連携する医療機関か,あるいは県が募集した往診可能医療機関による早期の治療を行います。さらに,検査体制ですが,PCRセンター〔について〕,ご承知のとおり運営体制を縮小しておりましたけれども,7月21日木曜日から,全てのセンターを毎日開設するとともに,7月25日月曜日から,県庁会場を再開して,県民の皆さまが検査を受けやすい環境を整えてまいります。県としては,これらの対策を通じて,感染の拡大を防止し,医療のひっ迫をできるだけ抑えてまいりたいと考えておりまして,現段階では,県民や事業者の皆さまへの行動制限を行うという決定はしておりません。県民の皆さまへのお願いでありますけれども,県民の皆さまには,医療を守りながら,社会経済活動を回していくためにも,この夏の過ごし方として,あらためて次の事項をお願いしたいと思います。まずは,「感染しない」ために,マスク,手洗い,十分な換気,三密は一つでも避けるといった,基本的な感染防止対策に重ねて取り組んでいただきたいと思います。とりわけ,夏場は,閉め切った部屋でエアコンをつける日が多くなると思います。ご家庭や事業所,店舗などにおきましては,マスクをしていても,しっかり換気を行ってください。次に,「感染させない」,感染しても「重症化を防ぐ」というために,感染の不安がある方は,早めに検査を受けてください。特に,帰省などで高齢者と会う予定がある方は,県のPCRセンターの他,抗原定性検査を実施する薬局も活用して,積極的に検査を受けてください。また発熱などの症状があれば,外出を控えて,迷わず,医療機関に電話した上で受診をお願いします。さらに,ワクチン3回目,それから4回目の速やかな接種により,重症化や後遺症から自分の体を守っていただきたいと思います。そして,現在,熱中症による救急搬送が増えていますので,感染対策をしながら,熱中症予防への取組もお願いします。具体的には,ご家庭や事業所など,屋内では,エアコンで室温を調節しながら,暑さを避けながら,しっかりと換気を行って,感染を防いでください。屋外では,密な場面ではマスクを着用し,人との距離が取れる状況ではマスクを外して,こまめな水分補給による体調管理をお願いします。医療を守りながら,県民の皆さまの安心な暮らしと社会経済活動を両立していくために,お一人お一人が,これらの対策にしっかりと取り組んでくださるよう,お願いいたします。私からの冒頭発言は以上でございます。
(幹事社:HOME)
ありがとうございます。この件に関して,質問がある社は,挙手の上,社名を名乗り,手話通訳者の方が通訳しやすいように,はっきりと質問をお願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の長久です。よろしくお願いします。4ページのところの感染のシミュレーションの部分なのですけれども,今月下旬にも〔新規感染者数が〕4,000人以上〔になる〕という予測〔について〕,これのシミュレーションの根拠というか,前提条件のようなものがあれば,少し教えてください。
(答)
これは,今の感染拡大のペースをベースに,シミュレーションをしているというものであります。
(中国新聞)
今の〔感染拡大の〕ペースが続いていけば,こうなるという〔予測でしょうか〕。
(答)
そうです。
(中国新聞)
わかりました。あと,〔感染者数〕増加の要因に繋がるのかと思うのですが,目立つ感染場面等については,県内で今どういった状況になっていますでしょうか。
(答)
今,やはり引き続き家庭,それから,職場とか学校とか,そういうところ〔で感染が見られる状況〕です。飲食〔が感染の場になっているケース〕については,今のところ,非常に少ないという状況になっています。一方で,感染経路不明というのも非常に多い状況が続いていますので,その点は注意する必要があると考えています。
(中国新聞)
行動制限の必要性について,現在,〔行動制限を行うとは〕決定していないということでしたけれども,現状そういった措置を講じないという,そういう判断の理由について,あらためて教えてください。
(答)
現在,感染経路として,今申し上げたように,飲食経由のものが全体の2パーセント程度なのです。〔それ〕で,医療に大きな負荷がかかる重症の方,あるいは中等症の患者の数が,全体の感染者数に対して,従来よりも少ない状況にもあるので,感染者数全体が増えてはいるのですが,病床に対する負荷が,まだそれほど上がっているわけではないといった状況がありまして,現時点でそういう判断をしています。もちろん,行動制限であるとか,飲食店の時短〔要請〕といったような強い対策は,生活であるとか経済に与える影響も大きく,慎重に検討する必要があるということも考慮には入れております。
(中国新聞)
もう少しお聞きしますと,感染状況の水準が,例えばここまで上がったら,そういった措置を考えざるを得ないとか,何かそういう基準のようなものを現段階で考えておられましたら教えてください。
(答)
これについては,国に対しても,まん延防止等重点措置などの基準というのを明確にしていくということを我々も求めているところでありまして,今なかなかそれ〔明確な基準〕もないといったような状況にあります。従って,それが,今,広島県よりも他県が先行して〔感染状況が〕悪化しているということもあるので,先行して示していただけるのではないかと思いますが,そういったものを踏まえながら,また専門家の意見なども踏まえながら,総合的に判断して決めていくことになるのだろうとは想定しています。
(中国新聞)
少し関連するかもしれませんが,政府としては,行動制限を現時点で必要がないという判断を示されています。こういった政府の考えについて,どういうふうに見ていらっしゃるか,また,ある意味で感染拡大を止める妙案みたいなのが今ないのが現状なのかなと思うのですけれども,政府に何か求めるところというのを,あらためてお聞きできますでしょうか。
(答)
すみません。政府に何がない〔と言われましたか〕。
(中国新聞)
政府に,要するに,感染拡大を止める妙案と言いますか,そういったものがないのを示しているのかなと思うのですが,その辺りを踏まえて,どのような対応を政府に求めるか,お考えをお願いします。
(答)
今,特に,沖縄などは,非常に高い感染レベルで推移していると思うのですけれども,全国的に見て,医療が非常にひっ迫しているという状況では,必ずしもないといったようなところから,政府はそういう判断をされているのだろうと思います。ただ,今,これまでの状況と違って,例えばワクチン〔接種〕が進展するので,今後その効果があらわれるとか,そういった状況が見えない中で,どこまで〔感染状況が〕上がっていくかというのが正直,見通しがつきにくいところです。そういう中で,今後,やはり医療ひっ迫が起きるようなレベルまで上がってくるということになると,何らかの対応をする必要があるのではないかと考えていますので,それについては,国の方で,やはりしっかりと,ある程度考え方を示していただきたいと思っています。
(中国新聞)
わかりました。あと最後に,特に学校などが,行動制限がない状態で夏休みに入りますし,お盆休みなどを迎えますので,県外との往来が増える時期になりますけれども,あらためて注意点と言いますか,〔そういったこと〕などがあれば教えてください。
(答)
やはり県民の皆さまには,基本的なことにはなるのですけれども,引き続き,手洗いであるとか,それから,状況に応じて,しっかりマスクを着用していただくといったこと,それから,これは先ほどの資料の中でも申し上げましたけれども,この時期,どうしても閉め切ってしまうことが多いので,換気をしっかりとしていただくということが非常に重要だと思います。こういった基本的な感染防止対策をきちんと取っていただくということ,それから,積極的なワクチンの接種,特に高齢者の方の4回目のワクチン,これが,今,だんだん進んでいますけれども,対象になる,つまり3回目〔のワクチンを〕打ってから5か月以上経っている方の3割ぐらいしかまだ〔接種が〕進んでいないということもあるので,〔これは〕いろんな状況が施設などであると思ってはいるのですが,この〔4回目のワクチン〕接種,それからまだ,60代未満の方で3回目接種されていない方の3回目接種,こういったことを検討していただきたいと思っています。それから検査も,感染の心配があるといったような,何らかの行動面から,あるいは周囲の状況から,感染の心配がある方は,PCRセンター,あるいは薬局で,早めに検査を受けていただきたいと思いますし,少しでも症状がある場合には,外出を控えて,かかりつけ医であるとか,あるいは診療・検査医療機関に電話をしていただいた上で,早めに受診していただきたいと思います。こういった一人一人の感染防止の努力と,万が一感染しているかもといった時の早めの対応というのが,非常に重要になってきますので,そういった基本的な対応をお願いしたいということであります。
(幹事社:HOME)
この件に関して〔他に質問がありますでしょうか〕。
(読売新聞)
すみません。読売新聞の上羽です。感染者数のシミュレーションに絡んでなのですけれども,病床を8月1日から増やすということで,また,これからさらに〔感染状況が〕上がっていったりすると変わってくると思うのですけれども,病床のひっ迫度合いのシミュレーションというのはどうなっているのでしょうか。
(答)
病床のひっ迫度合いのシミュレーションですか。ちょっとすみません,今手元に持っていないので,ちょっと正確に言えないので,ごめんなさい,ちょっと後で確認させてもらって良いですか。
(幹事社:HOME)
この件に関して,質問〔が〕他にありますでしょうか。
(朝日新聞)
朝日新聞の大久保と申します。今の関連で,シミュレーションのところで1点お伺いしたいのですけれども,先週,知事の会見で,シミュレーションとして〔新規感染者数が〕最大2,800人まで〔の増加と〕なる可能性があるとおっしゃっていまして,そこから1週間で,今回出された数字〔は〕4,522〔人〕ということで,この資料を見ても,前回の想定よりも,カーブがかなり急になっている面もあると思うのですけれども,要はこれは,県としても想定以上のペースで感染が進んでいるというご認識ということでよろしいのかという見解をお願いできますでしょうか。
(答)
これは,7月の頭頃までですか,ちょっと正確にはこれも数字が手元にないのですけれども,大体前週比1.3倍とか,それぐらいのペースで進んでいたのが,直近では2倍ぐらいに拡大しているといったようなことがありまして,拡大ペースが拡大しているということです。これは恐らくBA.5の影響〔で〕,置き換わりが進んでいるということが影響しているのだろうと考えていますが,そういったことが織り込まれているという〔ことです〕。
(朝日新聞)
ありがとうございます。あともう1点お伺いしたいのですけれども,PCRセンターの体制強化のところで,先週の会見でのご説明では,まだ予約枠はかなり余裕があるので,縮小体制のままというのが先週のご説明で,そこから今回一気にまた増やされる形になりましたけども,予約枠に空きがある中でこうやって増やすというところの狙いについて,あらためてご説明をお願いできますでしょうか。
(答)
現在でも,予約枠としては4,670件あって,〔直近の受検者数は〕1日平均で2,148人なので,まだ枠はあるのですが,やはり,ちょっと待たなければいけないとか,そういったこともあるので,早めの検査をできるようにするためにも,〔PCRセンターを〕毎日開く〔などの体制強化をする〕ということにしたいと思っています。
(幹事社:HOME)
この件について質問がある社はありますでしょうか。〔他に質問が〕ないようですので,続いて,知事から発表が1件あります。よろしくお願いします。
#CranesForOurFuture SNSキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)の開始についてご説明したいと思います。ロシアによるウクライナ侵攻によりまして,核兵器廃絶に向けて厳しい世界情勢の中,G7広島サミットの開催が決定されまして,人類史上初の原子爆弾による破壊から目覚ましい復興を遂げた広島に,あらためて注目が高まっております。こうした中で,県では,昨年に引き続き,「#CranesForOurFutureキャンペーン」を実施して,国内外の方々へ平和への祈りの輪を広げたいと考えています。キャンペーンで,具体的に皆さまにお願いしたいのは,四つほどございます。まず,第一に折り鶴を折るということ。そして二つ目が写真や動画を撮っていただく〔こと〕。そして三つ目が,その写真や動画を平和のメッセージとともに,#CranesForOurFutureを付けて,TwitterやInstagramなどのSNSに投稿していただくということ。そして四つ目が,家族や友人に参加を呼びかけるということでございます。昨年は,佐々木禎子さんのご家族やオリンピアンの皆さん,広島のスポーツチームと選手の皆さん,広島県内外で核兵器廃絶や平和の問題に尽力されている個人や団体の皆さんにも投稿をいただきました。世界中で,多くの平和への願いがSNSで共有されて,昨年度,投稿への「いいね」や返信,リツイートの数は17万件を超えました。国内外の多くの皆さまに,核兵器や平和について関心を高めていただくことができたと考えております。今年のテーマは「あなたの描く核兵器のない未来はどのような世界ですか」というものであります。このテーマに沿って,折り鶴と一緒に投稿するメッセージで「核兵器のない世界」について,それぞれが描く具体的なイメージを共有していただければと思っております。これによって,ここ広島から,多くの方と「核兵器のない世界」のイメージを共有して,平和への機運がより高まることを期待しています。県では,こうした取組を通じて,国内外のより多くの皆さまに,核兵器や平和について関心を高めていただいて,行動に繋げていただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。私からの発表項目は以上でございます。
(幹事社:HOME)
この件に関して,質問のある社はございますでしょうか。〔他に質問が〕ないようですので,続いて一般質問に入らせていただきます。他に質問がある社はお願いいたします。
(中国新聞)
すみません。中国新聞の河野と申します。一つ質問します。知事は,8月頭にあるNPT運用検討会議に参加されるということになっていますが,今,ニューヨークも含めて,広島でもコロナの感染者が拡大しています。今のところ,予定どおり,〔NPT運用検討会議に〕行かれる予定か,その辺のことをお聞きしたいと思います。
(答)
まだ現時点では,その判断をしていないというところでありまして,感染拡大の状況を踏まえて,最終的に決定したいと思っています。
(中国新聞)
いつ頃ぐらいまでに,いつ頃を目途に決定〔する考えでしょうか。〕
(答)
多分,ぎりぎりになると思います。
(中国新聞)
〔NPTに〕行くか行かれないかのリスクについては,一定の感染リスク〔として〕,例えば,〔平和〕記念式典に参加できないとか,〔NPTに〕行くことによって,〔知事が〕県庁を空けることによって,コロナ対策が迅速にできないとか,いろいろなリスクを考え〔られますが,〕その辺のリスクについては,どのようにお考えでしょうか。
(答)
感染対策ができない〔のではないか〕ということ〔について〕は,それは大丈夫だと思うのです。国内においても,感染リスクはありますし,〔感染状況が〕よっぽど酷いことになったら,もちろん,日々の対応の中で,〔私が県庁に〕いなければいけないということがあるかもしれませんけれども,ただ,今,そもそも,会議もリモートで参加していますし,もちろん副知事も2人いて,特に田邉〔副知事〕はずっと〔コロナ対策を〕一緒にやっていますし,また,今のコロナの対策チームにおいても,これまでの2年間の経験の中で,かなり経験値も積んでいるので,〔県の感染対策〕それ自体が非常に滞ってしまうとは,あまり考えていません。一方で,自分の感染リスクというのがあって,8月6日〔の平和記念式典〕に出席できない〔可能性がある〕ということ〔について〕は,非常に大きなリスクだと思っています。これについては,感染対策をやはりしっかりとするということです。ただ,向こうに行って,〔対策が〕難しいというようなことも考えられるというか,結局,会場の中でたくさんの人が集まってくるので,そこの状況はどうなるかということを少し考えなければいけないのだろうとは思っています。ただ,しっかりとマスクは付けるし,会場の中は,これはちょっと確認しないといけないかもしれませんけれども,それなりに換気施設は整っているはずなので,そういったことも勘案しながら,考えていくことになると思っています。
(幹事社:HOME)
他に質問はございますでしょうか。
(朝日新聞)
すみません。朝日新聞の大久保と申します。昨日から大雨〔が〕降っていまして,県内でも,土砂崩れが起きたり,交通の足が乱れたり,かなり影響〔が〕出ておりますが,県として把握している,現在の状況と対応について,お伺いできますでしょうか。
(答)
今,最新の,この時点のアップデートを持っていないのですが,午前中の段階では,多少,家の裏の山,山というか崖というか,斜面が崩れたとかということが何件か〔被害が〕あったようですけれども,大きな被害,〔例えば,〕家屋だとか人的な被害に繋がっているような状況ではないといったところです。その後,また,被害報告が入っている可能性があるのですが,〔被害の〕大きなものがあれば,〔自分の元に報告が〕来るので,今のところ,そういう大きなものではないと,仮に〔被害が〕あったとしても,そのように理解しています。ただ,今日一日,まだ雨が降る可能性もありまして,これまでの雨量で言うと,130ミリとか150ミリぐらいの累積雨量になっていますので,土壌が非常に緩んでいる可能性があると〔いう状況です〕。そういう中で,激しい雨が降れば,いつ土砂災害などが起きるかもしれないという状況にあると考えていますので,〔県民の皆さまには,〕しっかりと,最新の気象情報だとか,市町の避難情報に注意していただいて,避難情報が発令されたら,直ちに命を守る行動を取っていただきたい,そういう状況にあると考えております。
(朝日新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:HOME)
時間が,14時に近づいてきましたので,これが最後の質問とさせていただきます。他に〔質問が〕ありますでしょうか。
(共同通信)
共同通信の佐々木と申します。私からは,来年開催されるG7サミットのことで一つお伺いしたいのですけれども,今月初めに,安倍元首相が銃撃される事件がありまして,警備体制について,かなり,県民の皆さんや国民の皆さんの不安が募っていると思うのですけれども,来年にサミットの開催を控えた県としては,どのような〔警備〕体制を構築していかれるのか,あるいは,国に求めていかれるのか,〔知事の〕お考えがあれば教えていただけますか。
(答)
まず,今回の銃撃事件は,本当にもう言語道断で,許されざる事件だと考えていまして,安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げたいと思いますし,ご遺族には心からお悔やみ申し上げたいと思っています。〔G7サミットについて,〕どういう警備で〔対応〕するのかということについては,今後,県警を中心に,全国の警察,それから,海上保安庁も含めて,総力を挙げて,検討していかれると思います。当然,何か〔事件が〕あってはいけないので,やはり,あらゆる状況を想定して,今回のような,いわゆるテロ組織ではないような,一般というとちょっと語弊があるかもしれませんけれども,一人の人が,市民ベースの方が,自分で銃を作って攻撃をするというようなことがあったわけですけれども,そういったものから,やはりこれだけの国際会議になると,組織的なテロということも含めて,起こり得るのだという,あらゆる想定を作って,万全の体制を敷いていただきたいと思います。今後,警察と海上保安庁と,それから消防などで,「広島県テロ対策パートナーシップ推進会議」というものがあるのですが,そういったものの中でも,しっかりと情報共有して,準備していきたいと思っています。
(共同通信)
ありがとうございます。今回の事件を受けて,当初の予定よりも,警備体制の人数を増やすとか,そういう方向になるのでしょうか。
(答)
それは私たちが判断できることではないので,警備の専門の皆さんで,そこは検討した上で,〔警備体制を〕構築していくということになると思います。
(幹事社:HOME)
それでは,これで知事定例会見を終了させていただきます。次回の定例会見は,7月26日火曜日の13時30分からを予定しております。ありがとうございました。
(資料)新型コロナウイルスの感染状況等について (PDFファイル)(1.23MB)
(資料)#CranesForOurFuture SNSキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)の開始について (PDFファイル)(674KB)
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