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知事記者会見(令和5年1月10日)

印刷用ページを表示する掲載日2023年1月10日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和5年1月10日(火曜日)

質問項目

〔動画〕

(1)G7広島サミットについて

(2)高病原性鳥インフルエンザへの対応について

(3)新型コロナウイルスの感染状況等について

会見録

 (幹事社:毎日新聞)
 幹事社の毎日新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時を予定しています。ご協力お願いします。

G7広島サミットについて

 (幹事社:毎日新聞)
 本日は,知事からの発表項目はありませんので,幹事者質問に入らせていただきます。新年を迎え,サミットまで4か月ほどとなりました。昨年末には,首脳会議〔の会場〕が南区のグランドプリンスホテル広島に正式決定するといった動きもあり,開催準備や県民に向けた説明などのさらなる具体化が進められていることと拝察します。あらためてサミット成功に向けた意気込みや,現在の準備状況についてお聞かせください。

 (答)
 まず,昨年末に,政府におきまして,広島サミットの主会場をグランドプリンス〔ホテル〕広島にすると正式発表がありまして,いよいよ,広島サミットが具体的に動き出したと実感しているところであります。新年を迎えまして,日本がG7議長国となって,岸田総理が,昨日,フランスのマクロン大統領を〔訪問していますが,それを〕始めとして,G7のメンバー国を訪問して,広島サミットに向けた,G7議長国としての対面外交をスタートされているところであります。ロシアによるウクライナ侵攻が依然として続いている中で,核兵器使用の脅威がさらに増しているという状況でありまして,今回の岸田総理の訪問は,G7メンバー国のさらなる連携と,広島サミットにおいて,核兵器廃絶に向けた議論,それから世界に向けた力強い平和のメッセージの発信に繋がって,広島サミットが,核兵器のない世界を目指す国際的な機運を再び盛り上げる大きな転換点になると期待しているところであります。また,広島サミットの開催が,全世界に広島の魅力をPRする大きなチャンスだと捉えまして,海外メディアを対象にしたプレスツアーの開催であるとか,あるいは国際メディアセンター内での県産品の展示など,広島の魅力の発信に向けた準備を,今,着々と進めているところでございます。こうした中で,広島サミットを応援していただける企業等も増えておりまして,1月6日時点で,応援事業が805件,協賛事業25件と増えております。歓迎機運の盛り上がりを実感しているところです。これまで,サミットの開催地として,安全,安心で円滑にサミットが開催できるように,公共インフラの修繕であるとか,地元の説明会,あるいはサミット関係者向けの宿泊予約センターの開設といった〔ことを〕,限られた時間の中で,しっかりと準備を進めているところでございます。いよいよサミット開催年となりまして,引き続き,市民,県民の皆さまと一緒に,オール〔広島〕で,広島サミットを成功させられるように,全力で取り組んでいきたいと考えております。

 (幹事社:毎日新聞)
 この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりと,おっしゃっていただきますよう,お願いします。

 (NHK)
 NHKの石田です。すみません,今,発言の中で,プレスツアーで県産品の展示というか,〔そういった〕準備を進めていると言われたと思いますが,具体的に,今わかる範囲で,スケジュール感でしたり内容でしたり,どういったものをイメージされているかというのを伺えますでしょうか。

 (答)
 プレスツアーについては,既に,もうこの2月から,最初の来訪者はいらっしゃるといったような状況になっていまして,それを何段階かに分けて進めています。県産品については,メディアセンターでの活用も含めて,各所と調整しているところですが,今後,どういった,例えば料理になるのかとか,それからプレスセンター,あるいはメディアセンターでの提供の方法とか,そういったところを具体化していくようなことになると思います。

 (NHK)
 すみません。プレスツアーの内容というのがどういったものかというのは〔お伺いできますでしょうか〕。

 (答)
 内容については,これはまだ,具体的に「こうだ」というようなところまで,ご説明できる段階ではないです。

 (NHK)
 例えば,広島の魅力なり,被爆の話なり,というところを知ってもらうようなツアーとか,そういう〔ツアーの〕意図の面などは〔いかがでしょうか〕。

 (答)
 ツアーの内容ですか。プレスツアーの〔内容ですか〕。

 (NHK)
 はい。

 (答)
 プレスツアーの内容としては,広島の産業であるとか文化であるとか,歴史,そういったものを知っていただくような,そういう内容にしていく予定です。これは何回かに分けて,テーマによって,回によってテーマを設けて行っていくといったことになろうかと思っています。

 (NHK)
 ありがとうございます。

 (幹事社:毎日新聞)
 他に〔関連の質問は〕いかがでしょうか。〔質問がないようですので,それ〕では,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。

高病原性鳥インフルエンザへの対応について

 (中国新聞)
 中国新聞の松本と言います。よろしくお願いします。鳥インフルエンザの件でお伺いします。今日,三次でも発生が確認されまして,県内〔では〕今回で5例目で,かなり増えています。殺処分〔などの〕防疫措置に関して,県の職員の方が,かなりの数,派遣されておられますけれども,今日の午前中の本部員会議でも,かなり,疲弊の色と言いますか,〔職員が〕疲れていらっしゃるというような声もありました。今後,その件について,どう対応されていくか,例えば,他県への派遣要請だったりとか,民間事業者に委託だったりとか,ということをどういうふうにお考えか,お聞かせ願えますでしょうか。

 (答)
 他県への要請というのは,何と言いますか,大量の人数を動員するという形では難しいと思っていますので,獣医師であるとか,全体のマネジメントに必要な人たちの〔派遣を〕依頼〔する〕ということになると思うのですが,その他,JAであるとか,関係する機関にできるだけお願いするということと,あとは,全体の必要な計画というのを,もう一度洗い出して,どこがボトルネックなのか,そういうことを,今,精査をもう一度しているので,そういった計画に基づいて,組み立てて,再度,きちんと組み立てていくということになろうかと思います。

 (中国新聞)
 今,全国的に,広島だけではなくて,かなり〔鳥インフルエンザの発生が〕相次いでいまして,マンパワーの確保というのは全国的な課題なのかなというふうに思うのですけれども,そういう意味で,例えば,国に,人員の差配であったりとか,人の確保という意味で,国に旗振り役をお願いしたいだとかという,そういう,何かお考えはありますでしょうか。

 (答)
 国に対しては,まず,自衛隊に依頼していますので,自衛隊がかなりの部分を担っていただけると考えております。先ほど申し上げたように,これ〔は〕100人単位で〔人員を〕投入していく形なので,そこに対して,他県から,何と言いますか,作業員を動員してくれというのは,やはり難しいかなと思っております。〔それ〕で,先ほど申し上げた,マネジメントに必要な人員体制については,先ほど,体制の見直しと言いましたけれども,そういったことを行いながら,まずは,やはり知事会の枠組みもあるので,国にお願いすると言うよりも,まずは,我々の中で,自治体の中で,どういうことができるかということを考えていくことだと思っています。

 (中国新聞)
 わかりました。では,基本的には,やはり自治体間,知事会とかの連携の中でやりくりをまず考えていって,その中で民間,JAさんだったりとか,というところへのお願いも〔やっていくということでしょうか〕。

 (答)
 まず,県内でどういった体制を組めるのかというのがあって,他県でも,いつ起きるかわからないということがありますので,まず,やはり我々の中で,ちょっと繰り返しになりますけど,防疫体制というか,防疫作業を進めていく上で,いわゆる「作業する人」というのと,それから,しっかりとした知識,知見に基づいて,「作業を差配していく人」というのが必要で,その差配していくためには一定の知見が必要だと,これがボトルネックになっているということです。これについては,他県の応援も,これまでもお願いしていますし,さらに足りない部分があればさらにお願いするということになるのではないかと考えています。それについては,知事会〔に〕,知事会というのは別に全国知事会に対して依頼を出すということではなくて,まずは,近隣も含めて,どういった対応ができるかということを考えていく必要があるということです。〔それ〕で,その作業ということについて言うと,これは今,他県が何とかと言うところの前に,まず,県内のいろんな関係機関にお願いできるところはしていく。大きくは,自衛隊にやっていただける部分があるので,自衛隊にはもちろんお願いすると,そういう体制を考えているところです。

 (中国新聞)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:毎日新聞)
 その他,〔質問は〕いかがでしょうか。

新型コロナウイルスの感染状況等について

 (RCC)
 RCCの寺岡と申します。よろしくお願いします。話は変わって,新型コロナの件になるのですけれども,知事は先週,3連休の前の緊急メッセージの中で,今週にも〔感染〕レベルが2から3に上がるというような可能性もあるというふうにご指摘があったと思うのですけれども,現状の見通しについて伺ってもよろしいでしょうか。

 (答)
 現在,感染状況であるとか,あるいは,医療の負荷の状況をモニタリング等しているところでありまして,専門家のご意見も伺いながら,レベル3への移行だとか,あるいは,「医療ひっ迫防止対策強化宣言」の発出について検討しているという状況です。3連休がありましたので,新規の報告者数だとか入院者数とか〔について3連休による〕下振れの影響というのがあって,なかなか判断が難しいのですが,病床ひっ迫が近づいていることは確かでありまして,今日,明日の数もよく見ながら,速やかに判断していきたいと考えているところです。

 (RCC)
 そういった中で,今日から全国旅行支援割が再開することになりました。広島の「〔やっぱ広島〕じゃ割」についても,〔感染〕レベル〔を踏まえてどうするか〕というか,停止を含めて,今のお考えというのは,どういう形で,どのような手続きというか,〔今後どのような〕状況になるかというようなところも含めて伺えればと思います。

 (答)
 現時点で,〔「やっぱ広島じゃ割」を〕停止することは,今,念頭にないのですけれども,感染状況は引き続き注視していく必要はあるかと思っています。旅行される皆さまには,楽しく過ごしていただくためにも,オミクロン株〔対応〕のワクチン接種であるとか,あるいは,旅行に当たっての換気だとか,あるいはマスク,適切な場面でのマスクの着用とか,基本的な感染対策を徹底していただきたいと思っておりますし,広島に来られる皆さまも,そういう対策にご協力いただきたいと思っています。

 (RCC)
 細かく聞いて恐縮なのですけれども,「医療ひっ迫防止対策強化宣言」の発出と同時に〔「やっぱ広島じゃ割」を〕停止するということなのか,もしくは,もっと状況を見てという判断になるのか,何かのきっかけがあって停止するのかというか,その辺りはどうですか。

 (答)
 状況を見て考えるということだと思います。旅行そのものが感染拡大の契機になっているのかどうかということだと思うのですけれども,これまでの動きを見ると,必ずしもそういうわけではないのかなと理解しているというところです。

 (RCC)
 あと,すみません,もう一つ〔質問ですが〕,「〔医療ひっ迫防止〕対策強化宣言」でも〔感染〕拡大が止まらない場合は,「医療非常事態宣言」ということになると思うのですけれども,「〔やっぱ広島〕じゃ割」のホームページ等でも,制限がなければこの期間でやるというような説明もされていると思うのですけれども,「〔医療非常事態〕宣言」というところまでなると,どうしても停止というのも視野に入ってくるというような形になるでしょうか。

 (答)
 〔「医療非常事態宣言」〕イコール〔「やっぱ広島じゃ割」の停止〕ではないと考えています。

 (RCC)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:毎日新聞)
 その他,〔質問は〕いかがでしょうか。これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,1月17日火曜日の10時半からを予定しています。ありがとうございました。

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