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知事記者会見(令和6年10月8日)

印刷用ページを表示する掲載日2024年10月8日

​ 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ、掲載しています。
 なお、〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和6年10月8日(火曜日)

冒頭発言

〔動画〕

(1)B.LEAGUE2024-25シーズン開幕について

(2)おいしい!広島プロジェクトについて

発表項目

(3)Hiroshima FOOD BATON について

質問項目

(4)衆議院議員総選挙について

(5)日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地活用について

(6)宿泊税導入について

(7)公有水面埋立法に基づく免許手続き等における不適正事務処理について

(8)グアナファト州友好提携10周年記念行事について

(9)瀬野川における有機フッ素化合物の暫定指針値超過について

会見録

(幹事社:山陽新聞)
 幹事社の山陽新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず、知事から冒頭発言が2件、発表が1件ありますので、お願いします。

B.LEAGUE2024-25シーズン開幕について

 1点目はBリーグの2024ー25年シーズンの開幕についてでございます。Bリーグは10月3日に開幕いたしました。初戦のカードをドラゴンフライズは、残念ながら、連敗してしまったのですけれども、いよいよ、〔10月〕12日からは、佐賀バルーナーズを迎えまして、地元の開幕戦が始まります。B1には24クラブ在籍しているのですけれども、2連覇にチャレンジできるのは、ドラゴンフライズだけが権利を持っているということで、「Again DRAFLA!」、連覇に向けて、昨シーズンのような快進撃で、広島県民に熱狂と感動を届けていただけるよう期待しています。また、〔10月〕16日には、エフピコアリーナふくやまで、東アジアスーパーリーグ(EASL)の地元開幕戦がございます。東アジアの頂点も、ぜひ目指していただきたいと思いますし、みんなで応援してドラフラを東アジアの頂点に押し上げていければと思います。今シーズンも、ドラゴンフライズは、県民に明るい話題を届けてくれると思います。地元開幕節の〔10月〕13日、2日目ですけれども、私も会場で応援する予定としております。2連覇に向けまして、みんなで熱い応援をしましょう。

おいしい!広島プロジェクトについて

 続きまして、おいしい!広島プロジェクトについてです。10月2日に開催しました決起会でございますけれども、食に関わる料理人の方々、あるいは、生産者、市町や観光関連の事業者の皆さん、本取り組みを応援いただく経済団体や飲食団体の皆さま、計117名がお集まりいただきました。22個の企画が発表されまして、関係者全員で「おいしい!広島」の実現に向けて、心1つにできたのではないかと思っております。例えば、参加者からは、「決起会を通じて、県内全域でこれから盛り上げていくというワクワク感を感じた」とか、「おいしい広島!「プロジェクト」と連携した企画を、様々な方と連携して加速させていきたいと思った」とか、「実際にマッチングできて、新たな取り組みに向けて動いている」といったようなお話、感想をお聞きしておりまして、関係者同士が繋がって、新たな取り組みのきっかけができるなど、とてもよいスタートを切ることができたのではないかと感じているところであります。また、この秋以降、包括連携企業など、多様なプレーヤーが主体的に取り組むプロジェクト関連企画や、県内の各地域の食をみんなで切磋琢磨して盛り上げていくフードリンピックなどの新しい取り組みもございますし、これらに加えまして、酒まつりといった、各市町において、食に関連するイベントが、県内各所で次々と開催される予定になっています。これからの季節は、フルーツであるとか、あるいは、牡蠣といった広島ならではの食材もおいしい季節になってまいります。県民の皆さんも、県内各地にある魅力的な食資産や文化を楽しんでいただきまして、皆さんの感じた「おいしい」を、ハッシュタグ「#おいしい広島」で多くの方に伝えていっていただければと思います。広島県〔民〕みんなで、広島のおいしいを盛り上げていきましょう。

Hiroshima FOOD BATONについて

 それでは発表項目でございます。「ひろしまフードバトン〔Hiroshima FOOD BATON〕」についてです。農林水産事業者の稼ぐ力を高める「ひろしまフードバトン」について、今年度の3つのプロジェクトを採択いたしましたので、お知らせいたします。冒頭で、「おいしい!広島」プロジェクトについてお伝えしましたけれども、「ひろしまフードバトン」は、広島の食の魅力をビジネスに結びつけていく取り組みで、今年で3年目となります。1つ目の採択プロジェクトは、「地域共創ハレノベジプロジェクト」で、調味料の開発から販売までのノウハウを有する企業が中心となって、生産者と連携して、地域の特色ある農作物を活用した商品開発を進める取り組みでございます。2つ目は、「怪獣レモンプロジェクト」で、レモンの規格外品を「怪獣レモン」というブランド原料に昇華して、昇華は昇ってかわる昇華です。大企業とのコラボレーション商品や地域を代表するオリジナル商品を展開してまいります。3つ目は、「ウェルビーイング野菜プロジェクト」で、野菜に含まれる栄養などをわかりやすく、消費者の皆さまにお伝えするとともに、一定の基準を満たしたものを「ウェルビーイング野菜」として販売することによって、野菜の付加価値向上に貢献するものであります。また、これまでの令和4年度、それから、令和5年度のプロジェクトも含めまして、事業計画や進捗状況を詳細に説明する採択プロジェクト発表会を10月11日に開催いたします。県では、引き続き、農林水産業者の挑戦の支援を通じまして、稼ぐ力を高めるとともに、広島の食の魅力を向上させて、「広島といえばおいしい」のブランドイメージの構築を目指してまいります。発表は以上でございます。

衆議院議員総選挙について

(幹事社:山陽新聞)
 では、この件について質問がある者は、挙手をして、社名を名乗ってからお願いします。なお、手話通訳者の方が通訳しやすいよう、質問ははっきりとおっしゃっていただきますようお願いします。いかがでしょうか。〔他に質問がないようなので、〕では、続いて幹事社質問に入ります。来る衆議院議員選挙について質問させてもらいたいと思います。衆院選は〔10月〕9日にも解散され、〔10月〕15日公示、〔10月〕27日に投開票の見通しとなっています。このたびの衆院選は何が問われる選挙となるとお考えでしょうか。また、各立候補者各政党にはどのような論戦を期待されますか。

 

(答)
 やはり、今回は政治不信というのが、大きなテーマになるだろうと思います。政策を推進する上では、どんなものであれ、前提となるのは、政治に対する国民の信頼というものだと思いますので、そこが、今、非常に揺らいでいるというところがあると思います。その回復を図るということが必要だと思いますし、有権者の皆さまに対して、それぞれの立場で、しっかりとご説明いただきたいです。また、人口減少対策やデフレからの脱却というのが見えてきたというタイミングで、経済政策を含めて、国が直面してる今の大きな課題、要は、人口減少とか、あるいは、我々、東京一極集中というのも言ってますけれども、こういったことは、当然、争点になると考えています。どんな論戦を期待するかということで言いますと、今、申し上げたように、人口減少というのは、待ったなしの課題というか、これまでも、国も地方も全力で取り組んできていると思うのですけれども、残念ながら、状況が大きく変わっていないわけでありまして、国全体の人口減少、あるいは、少子化の要因となっているような構造的な課題であります。これも先ほど申し上げた東京一極集中の是正を含めて、国として、どう取り組むのかということは、しっかりと議論していただきたいと思いますし、デフレから脱却するという非常に重要なタイミングで、賃金と物価の好循環をどう起こしていくのかと、経済の正のスパイラルを中長期にわたって作っていくということを実現するために、生産性の向上というのが必要なのだろうと思いますので、リスキリングといった人的資本経営の推進であるとか、あるいは、生産性の高い分野に労働移動が円滑にできるようにするとか、そういったことについて、国としてどう取り組むのかといったこと、こういった論点について、どのように国として、真に実効ある施策を打ち出していくのかということを示していただければと思ってます。

(幹事社:山陽新聞)
 ありがとうございます。この件について質問がある社はお願いします。よろしいでしょうか。

(TSS)
 テレビ新広島の青坂と申します。次の選挙なのですけれども、いろいろと日程が示されてから実際に投開票日まで、かなり今回タイトなスケジュールになっているところだと思うのですけれども、もちろん、円滑な運営が進められるように、選〔挙〕管〔理委員会〕の方でもいろいろ準備されていると、今、まさに急ピッチで進めていると思うのですけれども、何かその辺りのスケジュール的なところで、何か影響とか出ていないか、もしあれば、お伺いできればと思うのですが、いかがでしょうか。

 

(答)
 なかなか短い期間で、ポスターの掲示板とか準備するのは、大変だろうと思います。これ自体は、選挙管理委員会が行っているので、私も具体的な中身はよくわかっていませんけれども、いずれにしても、そこはやらざるをえないと頑張ってやってくれると思いますが、詳細は、選管の方に聞いていただければと思います。

(TSS)
 ありがとうございます。

(幹事社:山陽新聞)
 その他いかがでしょうか。よろしいですか。〔他に質問がないようなので、〕では、一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。

 

日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地活用について

(中国新聞)
 中国新聞の根石です。呉市の日〔本製〕鉄の跡地の利活用の件で、前回の会見から、1ヶ月ぐらいたって、進捗等あれば教えてください。

 

(答)
 いわゆる三者協議が、今月2日にございまして、2回目の実務者による協議を行ったというのがございます。どんなことがあったかというと、今後、跡地利用の検討に必要な情報として、現時点における日本製鉄の解体工事の進捗状況であるとか、あるいは、敷地内の工業用水などのインフラの概要であるとか、今後の解体撤去スケジュールといったようなこと、あとは、土地の造成経緯であるとか、地下工作物の有無というようなことについて、説明を受けまして、質疑応答も行ったというところでございます。

 

(中国新聞)
 以前から詳細な説明を求められていたと思うのですけれど、今回、〔10月〕2日の三者協議で出た情報は、県として、検討に必要な情報が十分示されたか、それとも、まだ、不十分なのかというところを教えてください。

 

(答)
 もちろん、まだ、日〔本製〕鉄としても全部調査し終わっていないというようなこともありますので、これで全てということではないですし、今後、まだ我々がお願いして出てきていないような資料も情報もありますので、今後、そういったものの提供については、次回以降、〔追加で提供することについて〕考えたいということはおっしゃっていただいているので、まだ全部ではないですけれど、引き続き、協議を進めていくということになろうかと思います。

 

(幹事社:山陽新聞)
 他にございますか。 

宿泊税導入について

(中国新聞)
 中国新聞の河野と申します。宿泊税についてお聞きします。宿泊税について、知事は簡素な制度が望ましいとおっしゃっていましたけれども、今回、一部免税点5,000円未満というのを示されたと聞いています。その辺について、どういうお考えなのかお聞きしたいと思います。

 

(答)
 免税点は、まだ正式に決定したものではないのですけれども、現時点での県の考え方というのが、報道されたというところでありますが、低料金の宿泊施設を利用されている方々というのが、一定数いらっしゃって、そういった方々の負担感が大きいというところだとか、あるいは、その一方で、そうは言っても、やはり、公平性の確保といったような観点もありますので、そういったご意見を踏まえながら、引き続き、議論して、整理していきたいと考えているところです。

 

(中国新聞)
 一方で、5,000円にすると、今、ほとんどビジネスホテルとかが、5,000円以上のところで、5,000円で泊まれるところは、ほとんどないのではないかみたいな声もあるのですけれども、5,000円の妥当性についてはどのようにお考えでしょうか。

 

(答)
 むしろ5,000円以下で泊まれるところは、結構ありまして、皆さんが多分泊まっていないだけで、そういうところは、一定程度、今、数字的に何%あったかというのは、頭の中にないですけれども、30億円ぐらいの税収の想定が、5,000円の免税点をもし設けると、25億円〔程度〕になるとか、それぐらいのレベルの影響があるということなので、一定の宿泊者はいらっしゃるというところです。すいません、ちょっと今、数字は正確ではないです。

 

(中国新聞)
 そもそも、免税点以外にも、そもそも議会の方には、宿泊税に対して、結構厳しい意見が出ていると思うのですけれども、その辺は今どのように受けとめていらっしゃってですか。

 

(答)
 当然、新たな税でありますから、いろんなご意見が出て当然だと思います。そういうご意見の何て言いますか、真意の部分、なぜそうなのという部分も踏まえて、我々としては、対応を考えていきたいと思ってます。

 

公有水面埋立法に基づく免許手続き等における不適正事務処理について

(中国新聞)
 すみません、あと1個だけ、別件なのですけれど、先日の土木建築局の不適切事務の関係で、再発防止策等処分を発表されたのですけれども、結局、刑事告発するのかどうかというのなのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

 

(答)
 それについては、検討中というところです。

 

(中国新聞)
 いつ頃を目処にというの〔は、いかがでしょうか〕。

 

(答)
 これは、なかなか難しい問題もはらんでいるので、よく弁護士とも相談しながら、考えていきたいと思います。

 

(中国新聞)
 わかりました。

 

(幹事社:山陽新聞)
 その他いかがでしょうか。

 

グアナファト州友好提携10周年記念行事について

(NHK)
 NHKの古市です。来週より、メキシコを訪問されると思うのですけれども、そこでどのように広島のことをPRするかや、あるいは、メキシコの訪問を広島の経済、あるいは、他の分野に、どのように生かしていきたいとお考えでしょうか。

 

(答)
 PRというか、これは交流事業なので、しっかりと交流していきたいと思っていますけれども、これまで、グアナファト州とは、経済面であるとか、観光面、それから、教育面、スポーツ面、こういったところで交流を進めています。青少年交流も積極的に行っていますので、もう100人以上の青少年が、両県州から交流、お互いに、行ったり来たりというところで、参加したりしてますし、5月にはグアナファト州から文化団の派遣があって、フラワーフェスティバルで公演してもらったというようなこともあります。今回は、1つは広島フードフェスティバルというのがあって、それに参加するというのもありますし、この訪問とあわせて、セルバンティーノ国際芸術祭という、これは、結構国際的な芸術祭なのですけれども、ここに、広島の神楽団に出演してもらって、広島の文化について、グアナファトで、セルバンティーノ自体には、グアナファト州以外、メキシコ中からも来られますし、メキシコ以外からもたくさん来られるので、そういった皆さんにお伝えできたらと思っています。もちろん、県、それから向こうの州政府との人的関係をしっかりと構築することによって、先般の知事も変わっているので、新しい知事と交流というか、振興を図って、これまで、例えば、グアナファト州政府には、我々の働きかけで、日本語対応できる「ジャパンデスク」を作ってもらったりして、生活面、あるいは、治安面、安全面のサポートをしていただいていますけれども、あるいは、グアナファト日本人学校の周辺安全のために、警官の常駐もしてもらってますけれども、そういうことを、継続的にやっていただきたいということも、親交の中で、確認していきたいと思っています。

 

(幹事社:山陽新聞)
 他にいかがでしょうか。お願いします。

 

瀬野川における有機フッ素化合物の暫定指針値超過について

(中国新聞)
 中国新聞の伊藤です。東広島のPFAS問題についてお伺いします。先週1日に東広島市が新たに、中国四国防衛局に対して米側に環境調査の方を求める要望書を提出されました。広島県さんとして、今後、新たな要望なり、追加の何かしらのアクションを起こされる予定はありますでしょうか。

 

(答)
 これまでも、中国四国防衛局長が、我々の要望に対する回答をされたときに、玉井副知事が対応しているのですけれども、その際にも、ヘリパッド周辺で使ったということなので、その辺の土壌、あるいは、水質の調査を行って欲しいということは要望もしていますし、一方で、今回、石破新政権も発足したというところで、今後、県としては、防衛省本省に対しても、東広島市と連携して要望を行っていきたいと考えているところです。

 

(中国新聞)
 ありがとうございます。石破政権が、総裁選では、日米地位協定の改定にも言及されていたのですけれども、今後、国の動きの方で、何か期待することは、知事としてありますでしょうか。

 

(答)
 改定云々ということもありますけれども、その前に、運用面でも、しっかりと我々の懸念する、いろいろなことがありますので、そういったことに対応していただきたいなと思っていますし、そういった点については、深いご理解があると思うので、そこは期待したいと思っています。

 

(幹事社:山陽新聞)
 ありがとうございます。その他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。では、これで、知事定例会見を終わります。次回の定例会見は別途お知らせいたします。ありがとうございました。

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(資料)Hiroshima FOOD BATONについて (PDFファイル)(995KB)

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