記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和元年11月5日(火曜日)
(1)アスリート就職支援事業について
(2)農業用ため池に関する情報の届出について
(3)アスリート就職支援事業について
(4)叡啓大学の開学について
(5)岩国米軍機の規則違反について
(6)核兵器廃絶決議案について
(7)島根原発事故を想定した県外避難訓練について
(8)県選出国会議員の大臣辞任について
(幹事社:読売新聞)
幹事社の読売新聞です。只今から知事定例記者会見を始めさせていただきます。終了時刻は,14時00分を予定しておりますので,ご協力をお願いします。ではまず,知事から発表項目がありますので,どうぞよろしくお願いします。
本日は2点,発表項目〔が〕ございます。1点目は,「アスリート就職支援事業」についてです。広島県は,令和2年度に県内企業への就職を希望するアスリートと,採用を検討する県内企業の双方をマッチングする「アスリート就職支援事業説明会」を日本オリンピック委員会JOCと連携しまして,11月22日金曜日に開催いたします。この取組は,昨年度末に策定しました「第2期広島県スポーツ推進計画」の政策目標に掲げました「競技力向上」の実現に向けて,大学等で活躍しているアスリートが就職しても競技を続けることができる環境を整備することを目的として今年度開始するものです。これまで,優秀なアスリートの確保につきましては,県内で育った優秀なジュニアアスリートが高校卒業を機に県外に流出してしまうといった課題がございました。加えて,選手からも地元で就職して,競技を続けたいのだけれども,理解のある企業をどのように探したら良いのか分からないといった声も届いております。そういうことを踏まえて,今回初めて,UIJターンを希望する全国レベルで活躍するアスリートを対象として,県内企業への就職を支援するものでございます。今回の説明会には,国際大会や国民体育大会等の全国大会で優秀な成績を収め,就職後も競技を続ける意思のある4名の県内出身のアスリートが参加いたします。参加するアスリートの皆さまは,県内企業の人事担当者を前に自分の競技経験や,競技から学んだことなどにつきまして,プレゼンテーションを行っていただいて,参加企業の皆さまには,プレゼンテーションの内容も参考にしながら採用を検討していただきます。本県では,こうした取組を通じまして,優秀なアスリートの県内定着を促し,県の競技力の向上を図ることによって,スポーツを通じて元気な広島県づくりに取り組んで参りたいと考えております。
次に「農業用ため池に関する情報の届出」についてであります。令和元年7月から農業用ため池の所有者や管理者と地方公共団体の役割を明らかにして,適正な管理及び保全を図ることを目的といたしました「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が施行されました。農業用ため池の所有者又は管理者の方は,ため池に関する情報の届出を,この法律に基いてしていただくことが必要となっているところであります。この届出の受付は,今年の先月,10月15日から開始しておりまして,届出の期間は,今年の12月27日までとなっています。この法が施行された背景は,昨年の平成30年7月豪雨災害などで,近年,全国的にも自然災害が増加傾向にある一方,農業用ため池の利用者が減少することによって,日常の維持管理が難しくなっている地域が増えていると,大雨時のため池の決壊などの災害が起こりやすくなるといったことが懸念されていることにございます。届出内容は,農業用ため池の利用や管理の状況を把握するため,所有者や管理者の方に,ため池の名称や所在地,所有者や管理者などの情報を届け出ていただくというものとなっています。対象は,農業用ため池のすべてでありまして,届出書は県のホームページから入手することができます。本県では,市町とも協力しながら,ため池の所有者や管理者に届出書を提出していただくようにホームページや広報誌などに掲載しているところであります。また,現時点で保有している情報を基に所有者や管理者の皆さまに,直接,資料を送付するなど,届出書を提出していただけるよう取り組んでいるところであります。この届出書を提出していただくことによって,ため池を所有・利用される方が明らかになる。そして,県民の皆さまに防災情報を着実に伝達できるようになります。さらに地域の防災・減災対策を今後どのように進めていくかを検討していく上でも,重要な情報になると考えております。ため池の所有者・管理者の皆さまにおかれては,12月27日までに届出書を提出いただくようにお願い申し上げます。報道機関の皆さまには県民の皆さまへの周知の御協力をお願いできればと思っておりますのでよろしくお願いいたします。私からは以上です。
(幹事社:読売新聞)
この件に関して,質問がある社は,挙手の上,社名を名乗ってからお願いいたします。それでは,〔質問がないようですので〕よろしいですか。読売新聞の木村と申します。トップアスリートの就職支援に関しては,JOCは平成10年よりアスナビという形で行っておられますけれども,これはアスナビのひろしま版という理解になるんでしょうか。それとも県が全く独自で行われる事業でしょうか。
(答)
平成10年というか平成22年から〔ではないですか〕。
(幹事社:読売新聞)
2010年でした。失礼しました。
(答)
平成22年の〔JOCの〕就職支援制度があるので,そのフレームワークに乗って一緒にやっているというものです。
(幹事社:読売新聞)
他県の例で言いますと,例えば国体が開かれますとかそういうことを契機に,または目標に行っている都道府県が多いと思うのですが,広島県としては具体的な目標を定めておられますか。
(答)
具体的な何か〔数字の〕目標というものはあるわけではありませんけれども,今年は4名のアスリートが参加していただいていますので,この4名の就職が全員決まるようにしたいとは思っています。長期的には,こうした活動を通じてそういう数が増えていけばと思っています。
(幹事社:読売新聞)
長期的とおっしゃられましたけれども,つまりこれは〔11月〕22日の一過性のものではなくて,例えば登録制度を作るとか,人材バンク的なものを作るとか,そういう理解でよろしいですか。
(答)
おそらく今のこういった形で継続するということになろうかと思いますけども,もちろんPDCAを回しながら,やりたいとは思っています。
(幹事社:読売新聞)
はい,わかりました。ありがとうございます。他に各社〔質問は〕ございませんか。〔他に質問が〕ないようでしたら,幹事社質問に移らせていただきます。幹事社質問は,2021年開学予定の新大学について伺います。10月末に文科省への設置認可申請と聞いておりますので,既に認可申請されておられると思いますけれども,新大学名が「叡啓大学」と決まりまして,この新しい大学名にかけた知事の思い,そしてどんな人材を育成したいか意気込みについてあらためてお伺いします。加えまして,この上述〔の質問〕に関連しまして地方大学は少子化で定員集めに非常に苦労しているところが多いと思います。広島でも広島国際学院大学が募集停止という発表をされていますけれども,その中での定員確保についての見通しについて,あわせてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
(答)
まず「叡啓」という大学名ですけれども,深い学び・思考を表す「叡」という字と,新しい時代を切り開く「啓」という字を組み合わせて,他者との協働のもとで,文理の枠を越えた知識やスキルを組み合わせて問題解決を図る。その上で,粘り強く新しい時代を切り開いていくと,そういった人材を育成するという新大学の目的がありまして,それを表す名称となっています。〔それ〕で,「学びの変革」を初等中等教育で教育委員会の方で進めておりますので,それとの一貫性も念頭に,これは法人で決定されたことであります。〔それ〕で,10月末に認可申請を行いましたけれども,順調であれば,来年8月に認可となります。申請段階で既に24校の海外提携校であるとか,あるいは55の企業・団体等から連携の承諾をいただいておりまして,開学に向けて着実に進展していると,〔それ〕で,入学者確保の見通しについては,定員100名の単科大学になりますけれど,県内高校生を対象としてニーズ調査を行ったところ,結果として,多くの学生に志願いただけるようなものになっていると考えています。また,大学進学時の転入・転出状況を見ますと,昨年度〔正しくは今年度〕1,188人の転出超過となっていまして,つまり広島県でニーズが満たせていないという状況にあります。そういうこともあるので,県外へ進学している学生層も取り込んでいきたいと考えておりまして,今後,積極的な広報であるとか大学説明会を開催して,また個別の学校訪問なども行って,高校生や保護者の皆さんに,叡啓大学の魅力を広くPRしていきたいと考えています。100名のうち20名については留学生を予定しているのですが,県立高校の姉妹提携校であるとか,あるいは県の友好提携先であるハワイ〔州〕だとか四川省だとか,グアナファト州との連携や,在外県人会等を通じたPR等によって,多様な人材を確保していきたいと考えているところです。
(幹事社:読売新聞)
わかりました。ありがとうございます。この件に関して質問のある社は挙手の上,社名を名乗ってよろしくお願いします。
(NHK)
すいません。NHKの五十嵐です。叡啓大学についてお伺いしたいのですけれども,先ほど留学生については,海外の提携校などで,あるいは在外の県人会を通じてこれは確保していきたいということだったんですが,先ほど幹事社の方からも質問があったように少子高齢化の時代においては,どう対応されるのかというところについては,積極的な広報や個別の学校訪問というお話だったんですが,何と言いますか,具体的にきちんと定員が確保されるかどうか。そこら辺の意気込みについてもう少し〔コメントを〕いただけますか。
(答)
まず,県内の進学者数と県内での大学の定員という関係から言うと,県内の進学者〔数〕を満たせていないと言いますか,転入・転出をあわせてネットで1,188〔人の転出超過〕ですから,今年の4月に入学した子供達という観点で言うと,それだけギャップがある。それがずっと続いているものです。ですから,まずそこにギャップがあるということ,〔それ〕で次は叡啓大学として魅力をアピールしていくというか,そういう魅力を提供できるかどうかということでありまして,それについては,どの新しい大学も開学理念というのが〔あります〕。〔叡啓大学の開学理念は〕新しい時代にあわせて,他者との協働のもとで,文理を越えて,あるいは両方の知識やスキルを組み合わせて,ITにも,あるいはデジタル系の科目も相当に入ってますし,英語も相当に入っているのですけれども,そういったスキルを組み合わせて課題解決を図っていくという,まさに今,時代として求められている人材を育てていくということになっていますので,それをベースにニーズ調査を行った結果としては,かなりニーズも高いということがありますので,そういう魅力なり内容なりを充実させて〔定員を〕確保していきたいと思っています。
(NHK)
ありがとうございます。
(幹事社:読売新聞)
他に質問のある社はないでしょうか。〔ないようですので〕それでしたら,他に質問のある社は,お願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の村田です。ちょっと2点あって申し訳ないのですが,まず,米軍岩国基地の所属の戦闘機部隊で規則違反が横行しているという報道がこの週末にあったかと思います。飛行中に読書をしていたとかですね,なかなかこう一義的には信じがたいような内容だと思うのですけれども,こういったことが行われていたということが米軍の報告書で明らかになったのですけれども,この米軍の報告書で指摘されていたことについてどのように受け止めていらっしゃるか,それから県として何か対応を考えていらっしゃるか,この2点について教えてください。
(答)
これは報告書によると,報道にあったように手放し操縦であるとか,あるいは読書であるとか髭剃りといった,そんなことをやっていたということが事実であると認定されてますので,県民の安全安心に関わる重大な問題であって,言語道断だとまず思っています。〔それ〕で,この報告書にあったこういった規律違反の内容,かなり衝撃的な,深刻な内容だと思うのですけれども,これが我々含めて地元自治体に十分に報告されていなかったことも,これは国に対して地元自治体に丁寧かつ正確な情報提供が行われるべきだと思ってまして,これも強く申し入れていきたいと思っています。本県としてはこれまでも事故が発生した場合には,原因を究明して実効性ある再発防止策を講じることを申し入れてきたところであります。今回の件も県民の不安を払拭して事故防止に最善を尽くすためには,米軍の訓練プログラムの見直しであるとか内部統制の確保など,実効性ある万全の対策を講じて事故の再発防止を徹底していただくことが必要だと思いますし,その再発防止策の取組状況を定期的に日本政府に報告していただくといったことが必要であると思っております。また,その他の航空機事故を含めて,やはり徹底した原因究明を速やかに行って早期に公表することが必要だと思っておりまして,こういったことをアメリカ側に強く求めるように国に要請してまいりたいと考えています。
(中国新聞)
要請の時期について〔決まっていることが〕あるかというのが1点と,申し入れの中で過去事故があったときには同型機の飛行停止などを含めることがあったと思うのですけれども,飛行停止等について何らか言及する予定があるかについて教えてください。
(答)
要請内容については,今ちょっと詰めているところなので,〔時期についても〕できるだけ早くと考えています。
(中国新聞)
わかりました。後もう1点ですね。先週,現地時間の1日ということですけれども,国連総会で核軍縮の関連の核兵器廃絶決議案が〔賛成〕多数で採択されたと思うのですけれども,今回の内容について,いろいろ議論が出ていると思いますが,日本政府提案の決議案が採択されたことに対する知事の受け止めと,内容に対して,とりわけ後退したのではないかという指摘があると思うのですけれども,この点についてのご感想をいただけたらと思います。
(答)
今回の決議案,核兵器使用による壊滅的な人道上の結末について,従来の深い懸念という文言が認識というような表現に変更されてまして,非人道性に対する表現が弱まっていると受け止めています。日本政府としては,従来,従来というか今回も説明されているように,核兵器国と非核兵器国との溝が非常に深まっている中で,共通基盤を探るということで,橋渡し役を果たして核兵器国を含む一つでも多くの国の賛同を得たいということを考えて行われたと推定しております。というかそういう説明もありますけれども,結果として表現を弱めて,賛成国が減っているというふうになっているのではないかと受け止めています。やはり日本政府には,唯一の被爆国として,現実的なアプローチを明確にして核兵器廃絶に向けた力強いリーダーシップを発揮していただきたいと考えています。県としては引き続き,核兵器国と非核兵器国がともに議論できるような核抑止論を超える新たな安全保障アプローチの政策提言に向けた取組を進めていきたいと考えておりまして,そういったことを通じて核兵器のない平和な世界の実現に具体的に貢献していきたいと考えているところであります。
(中国新聞)
来年のNPT等に与える影響については,どのように見ていらっしゃいますか。
(答)
決議案そのものですか。決議案そのものがNPTに大きな影響を与えるとは受け止めていません。
(中国新聞)
わかりました。核兵器のない平和な世界づくりという観点で考えたときの決議案の位置というか,位置と言ったら変なんですけれども,決議案〔が〕後退したということについては,どのようにお考えですか。
(答)
今,申し上げた〔とおりです〕。
(中国新聞)
わかりました。ありがとうございました。
(幹事社:読売新聞)
他には,質問ありますでしょうか。
(山陰中央新報)
山陰中央新報の平田と申します。今週末8日から10日まで島根原子力発電所の事故を想定した総合防災訓練が行われます。それにしたがって10日の日に出雲市の方から広島市の方に模擬避難訓練という形で出雲市民の方が来られるのですが,去年も神石高原町などでそういった訓練を行ったと思うのですけれども,あらためて今回どういった点を県としてチェックしたいか,訓練の中で確かめてみたいことなどありましたら教えてください。
(答)
これはやはり避難にあたっての一連の手順とか流れです。こういったことをしっかり確認するということが意義があると思っておりますので,島根の〔避難に〕出るところからこちらで〔避難所に〕受け入れるところまでいろんなポイントがありますので,そういったことを確認していきたいと思っています。
(山陰中央新報)
知事が島根県では春に変わったということで,あらためて丸山知事等と連携して行わなければいけない問題だと思うのですけれども,受け入れ側として訓練の中で必要だなと思うことがでてきたりとかした場合というのは,あらためて知事同士でそういったところを詰めていくことが必要になってくるのでしょうか。
(答)
まず受け入れの直接の主体は市町になりますので,その中でしっかりと確認していただいた上で,課題が見つかれば,それは課題にもよると思いますけれども,必要があれば,もちろん知事同士で話するなり,県と県で話するなりということは必要になってくるかもしれません。それは状況次第だと思います。
(山陰中央新報)
ありがとうございます。
(幹事社:読売新聞)
他に質問がある社は,ありませんか。
(HOME)
広島ホームテレビです。週刊誌報道のことなのですが,広島県選出の議員が大臣辞職ということになりました。大臣の辞任ということになりましたが,そのことについての受け止めと,今後,こんなふうに対応を取ってほしいと〔いうことがあれば,あるいは〕,どんなふうに〔対応を〕取ってほしいと望んでいらっしゃいますでしょうか。
(答)
まずもって今回の件は,週刊誌での報道〔で〕しかわからないので,若干のフォローの記事が,その他のメディアにも出ていますけれども,事実関係が誰にもわからないという現状なので,ご本人,これは河井案里先生も含めてだと思いますけれども,説明していただいて,事実関係を明確にしていただくべきではないかなと思っています。
(中国新聞)
中国新聞の村田です。今の関連でいくつか教えてください。まずは事実関係を明確にしていただく以外ないかということなのですけれども,今の段階で,河井法務大臣が辞任をされた〔以降〕,首相官邸での辞表を提出された後の取材と言いますか,記者対応以降は,両人とも,今のところ,具体的な説明をされていらっしゃらないわけですけれども,そのことについて何か受け止めが,もしあれば〔お願いします〕。
(答)
なので,説明していただく必要があるのではないかと考えている,ということです。
(中国新聞)
時機について,何か言及できるものがあれば〔お願いします〕。
(答)
それは,やはりできるだけ早くというか,いろいろそれなりに,整理とか,調査される必要があるのかもしれませんけれども,しっかりとご説明ができる時点で,なるべく早く〔ということだと思います〕。今週中にでも会見されるとおっしゃっていたという〔報道があった〕記憶があるのですけれども,そういうタイミングかなと思っていますけれども。
(中国新聞)
それと当日,法相を辞任された当日です〔けれども〕,鳥取〔県〕の平井知事が記者会見の場で,この件に関して言及されていて,やはり,政治と金をめぐる問題で,政治倫理の確立というのが要るのではないかという趣旨の発言であるとかもあったと思うのですけれども,知事ご自身,政治と金の問題についての政治家の,政治家というか,有権者に与える影響というか,〔政治と金の問題は〕国民に政治不信を広げかねないことだと思うのですけれども,その辺り,どのようにお考えでしょうか。
(答)
それも一般論として,そういったお金の問題というのは,しっかりと規律を守って対応していく必要があると思っていますし,信頼を得ていくということが非常に重要だと考えています。今回の件は,そもそも,それが事実なのかどうかということが,まだわからないので,それについてはちょっと論評もできないので。まったく「そういったことではない」ということかもしれませんし,「そうだった」ということもかもしれませんし,それは全然わからないので,そういう意味も含めて,まず,事実関係を丁寧にご説明いただく必要があるのではないかと〔思います〕。それによって,そういった,何と言うのでしょうか,不信であるとかが,払拭されるとか,払拭されないとか,ということに繋がっていくのかなと思います。
(中国新聞)
あともう1点だけ,大臣の辞任が1週間で二人という〔ことで,辞任が〕続いたということで,なかなか過去にもないような事態が続いていると思います。この件に関して,とりわけ政治不信という観点で何かお考えがあれば教えてください。
(答)
政治不信ということもあると思いますけれども,やはり今,課題山積の中で,いろんな議論が停滞したりとか,そういうことは由々しき事態〔だと思いますし〕,外交的にもいろいろな課題があるという中で,今回,国会も丸一日空転するような状況にもなりましたし,やはり,そうならないように,しっかりと運営をお願いしたいという気持ちです。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:読売新聞)
それでは予定の時刻がまいりましたので,これにて知事定例会見を終わらせていただきます。
(答)
手が挙がっていますが〔よろしいのですか。〕もう,終わり〔の時間ですか〕。
(幹事社:読売新聞)
もう1点だけよろしいですか。大丈夫ですか。
(NHK)
NHKの五十嵐です。今の関連でして,河井前大臣が法務大臣〔として内閣〕に初入閣された際に,知事はコメントとして「ご活躍を期待申し上げる」というようなコメントを出されていたのですが,今回,その事実関係はわからないにしても,大臣辞任に至ったという,こういったことになってしまったことについての受け止めはいかがでしょうか。
(答)
まさに,ご活躍をするいとまもなく辞任されてしまったので,そういう意味では非常に残念なことだと思います。
(幹事社:読売新聞)
各社よろしいでしょうか。ではこれで知事定例会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。次回は11月26日火曜日の10時30分からです。よろしくお願いいたします。
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