記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和2年1月21日(火曜日)
(1)「はなのわスタンプラリー」の実施について
(2)旧広島陸軍被服支廠の安全対策について
(3)マツダ創立100周年について
(4)大規模展示場実現可能性に係る検討結果について
(5)県選出国会議員の疑惑について
(幹事社:HOME)
幹事社の広島ホームテレビです。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時00分を予定しております。ご協力をお願いいたします。まず,知事からの発表がありますので,お願いいたします。
私から1点,発表項目がございます。第37回全国都市緑化ひろしまフェア「はなのわスタンプラリー」の実施についてでございます。今年の3月19日から始まります第37回全国都市緑化ひろしまフェア「ひろしま はなのわ 2020」では,県内各地の会場を皆さんに周遊していただくため,「はなのわスタンプラリー」を実施いたします。「はなのわスタンプラリー」の実施期間は,関連イベントが始まる令和2年2月1日土曜日から11月30日までとなっております。スタンプは,協賛会場である国営備北丘陵公園や県立の3公園と県内23市町のスポットイベント,これ〔が〕全部で162のイベントがございます。その会場に設置するポスターに記載されているQRコードを読み込むことによりまして,スタンプを獲得できるという仕組みになっています。全部で25種類スタンプ〔が〕あるのですけれども,3個集めるごとに,県内23市町の特産品の詰め合わせが当たる特産品プレゼントに申し込むことができます。また,「はなのわ」にちなんで,8と7の合計15個以上のスタンプを集めることで,抽選で旅行券の当たるW〔ダブル〕チャンス賞もご用意してあります。ぜひ,この機会に,はなのわスタンプラリーを楽しみながら,県内各地で開催するイベントに参加して新しい広島の魅力を発見していただきたいと考えております。なお,スタンプラリーの参加には,事前登録が必要ですので,専用サイトにアクセスしていただいて,参加登録をお願いいたします。こうした取組を通じまして,多くの方に県内各地を訪れていただき,「ひろしま はなのわ 2020」を盛り上げていきたいと考えております。私からは以上でございます。
(幹事社:HOME)
この件について,質問がある社は,挙手にて社名を名乗ってからお願いします。〔ないようですので,〕それでは,続いて幹事社質問に入らせていただきます。
(幹事社:HOME)
被服支廠の安全対策の対応方針に係るパブリックコメントについて,県民から多くの意見が寄せられたと思うのですけれども,賛否の状況について知事の受け止めと,これを受けて県の方針に変化があるか,また,いつ最終決定をする見込みなのかをお伺いさせていただきます。
(答)
まず,パブリックコメントの状況については,速報値として,先日〔1月17日金曜日〕の総務委員会でご報告させていただきましたけれど,過去最高レベルである2,232件のご意見をいただいております。 内訳は,賛成767〔件〕,反対1,332〔件〕,その他133〔件〕となっております。まずは,多くの皆さまからご意見をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。いただいたご意見などにつきましては,現在,まだ,〔ご意見が〕たくさんあることから詳細の分析を行っているところでありまして,賛否の状況については,現時点においては,数字をありのまま受け止めているところであります。なお,県民の皆さまだけでなく,県外の皆さまも含めて,多くのご意見をいただいたことは,旧被服支廠についての関心の高さが伺えるものと受け止めているところであります。〔それ〕で,県の方針ですが,現在,詳細のとりまとめを行っているところでもありますので,これについては,多数意見,あるいは少数意見,いずれにしても,貴重な意見として,参考にしてまいりたいと思っているところですが,どのタイミングで〔執行部の案を最終決定をするのか〕ということについては,2月定例会でご議論いただけるように,令和2年度の当初予算編成に向けて,整理していきたいと考えているところであります。
(幹事社:HOME)
この件について,質問のある社は〔,いらっしゃいますでしょうか〕。
(中国新聞)
中国新聞の村田です。意見の賛否のところで,県内,県外,それから広島市ということで,3分割していただいた中で,広島市は比較的,賛否が拮抗していて,一方で,県外はかなり否〔反対〕の意見が多いというような結果だったと思いますけれども,この賛否の状況については,そのまま,ありのままということでしたが,何かそういう地域的な特徴について,どのようにお考えかということとですね。特に,県外からたくさん〔意見を〕いただいて,関心の高さが〔伺える〕ということでしたが,被服支廠の話というのは,広島の市内の人にとっては,一定に知っている方が多かったのではないかと思うのですけれども,今回のパブ〔リック〕コメ〔ント〕などを通じて,広く被服支廠の存在を知られるようになったのではないかと思うのですけれども,その辺りの受け止めをいただければ。
(答)
その点についても,例えば,県外だとか,あるいは広島市外だとか〔地域的な特徴も〕含めて,今回を機に〔旧被服支廠について〕知ったとか,前から知っているとか,直接見たこと〔が〕あるとか,そういうことも含めて賛否の状況を分析していますので,今,コメントできる状況にないところですけれども,全般的な傾向から言えば,地元から離れるほど反対の意見が多いということではあるので,それはやはり身近にあるかどうかといったことが影響しているかとは思います。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:HOME)
他に〔この件について,〕ご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。
(NHK)
NHKの五十嵐です。よろしくお願いします。今月18日に自民党の岸田政調会長が今回の被服支廠について,記者団の取材に応じまして,「歴史や被爆者の皆さまの想いにも関わる課題なので,丁寧に議論を進めていくことが大事だ」というふうに述べています。知事は,今,2月定例議会のタイミングで方針を出していきたいというようなことだったのですが,この丁寧なプロセスを踏まえるべきだというような,そういった与党の政調会長のコメントについては,どう受け止めていますか。
(答)
我々は,まさに丁寧に,今,議論を進めているつもりですので,今後,いただくご意見等を踏まえて,議会とも議論しながら,また,最終的には議会においての,議場における議論ということも含めて,〔丁寧な議論を〕行った上で,決定していくものだと考えています。
(幹事社:HOME)
この件について,追加質問〔の〕ある方はいらっしゃいますでしょうか。ないようですので,〔それ〕では,他の質問がある社はお願いいたします。
(中国新聞)
すいません,今月の30日でマツダさんが創業100年を迎えられるということになっていますが,広島県にとっては非常に大きな企業だと思うのですけれども,まず,100年を迎えられることについて何か知事のご所見とご所感があればいただければと思います。
(答)
まずはこのマツダ,自動車メーカー,当初はコルクの製造というところから始まっていますけれども,広島県における非常に重要な位置を占めるものづくりの企業として,ものづくりの情熱というのを忘れることなく飽くなき挑戦とおっしゃっていますが,〔それ〕を続けて今般,創立100周年を迎えるというのは,まず我々としてお祝いを申し上げたいと思っております。マツダは戦後から考えますと,被爆後,早々に三輪自動車の生産再開というところから再び歩み始められて,ロータリーエンジンであるとか,最近であるとスカイアクティブであるとか,非常に技術的に先鋭的な取組をされてきて,高い技術力を発揮されてきたということがあると思っていまして,さまざまなロータリーエンジン〔の開発〕と,〔その技術力に基づく〕石油危機の関係とか,困難を乗り越えて,今,世界中に愛される商品をつくり続けておられるということは敬意に値すると思っています。そして自動車の生産,これはサプライヤーを含めた大きなエコシステムです。こういったことを通じて県内経済の発展の大きな牽引役を果たしていただいておりますし,経済面以外にも古くは二葉会としてさまざまな街づくりに貢献していただいたり,その他,福祉車両の寄贈だとか含めて社会的な貢献もしていただいているということに感謝と敬意を表するところであります。最近は,いわゆる「ひろ自連」と言われる,「ひろしま自動車産学官連携〔推進〕会議」,これの中心的な役割を果たしていただいて,地域のものづくり人材の育成であるとか,あるいは地方創生に繋がるような活動をしていただいていますし,さらにはデジタルイノベーションを担う人づくりであるとか,〔それを〕含めたひろしまものづくりデジタルイノベーション創出プログラム,これの核として参画いただいておりますし,その他いろいろ,感性工学だとか医工連携だとか,いろいろな方面でご貢献いただいておりまして,こういったことも我々は深く敬意を表するところであります。今,足元でご存じのとおり,CASE〔ケース〕と言われる,100年に1度と言われるような自動車産業の変革が進んでいるところでありますが,マツダもこれまでに培われた技術力と,飽くなき挑戦心,あるいはこれまでの不屈の精神,さまざまな困難を乗り越えてきた不屈の精神で,時代のさまざまな高度で新しい要請に対応していかれるものと期待しております。引き続き,次の100年においても県を代表する企業として,県経済の発展と地域の活性化,というか活力にお力をいただきたいと考えているところです。
(中国新聞)
1点だけ,メキシコ〔と〕の関係ですね。こちらについて,何かいただければと思うのですけれども。
(答)
メキシコグアナファト〔州〕に工場を建設されたという経緯から,グアナファト州と広島県の友好関係が始まっているというか,それを契機として,この友好関係が始まって,それが今般,メキシコオリンピック〔選手団〕の基本的に全チームのキャンプ受入ということに繋がっております。こういった形で,メキシコとの,あるいはグアナファト州との交流・関係構築というか,これは経済的な面もさることながら,文化的な面だとか,あるいは若者の交流もしてもらっているので,そういった若者の教育的な観点から,非常に大きな意味があると思っていますので,そういったこともありがたいと思っているところです。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:HOME)
これに関連するご質問はございませんか。〔それ〕では他の質問を〔お願いします〕。
(日経新聞)
日経新聞の田口です。MICE関連についてお伺いします。広島西飛行場跡地でのMICE関連施設の建設について,基本,着手を見送る方針となりました。国際会議や展示会などのMICEの開催件数が,国内の他都市に遅れをとる中で,中長期的にハード・ソフト面を含めた,そのMICEの総合的な戦略というのは,どのようにお考えでしょうか。
(答)
まずもって,今般の大規模〔の展示場〕というところについては,ある意味で言うと,一つの突き抜けた展開ができるかということで〔検討してきましたが〕,それは残念ながら叶いそうにないということだったわけですけれども,今,商工センター地区で,広島市がコンベンションを中心とした複合型のMICEを検討されておりますので,そういった状況も見ながら,この西飛行場跡地に新たな産業ゾーン〔は〕,まだありますので,シナジー効果が得られるようなことがだせないのかといったようなことも,一つの検討材料として考えていきたいと思っています。そういった新たなハード面と,それから〔広島〕市内にある〔施設〕,今度ヒルトンもできますけれども,これも,一定のコンベンションで活用できるような施設とも連携を図りながら,これはもちろん広島コンベンションビューロが主体的に進めておられますけれども,さらに広島市,経済界と連携しながら,このMICEの誘致をしっかりと進めていきたいと考えているところです。
(幹事社:HOME)
これに関連する質問はございますか。
(中国新聞)
重ね重ねすみません。中国新聞の村田です。まず,今回,大規模10ヘクタール超の施設の断念ということになったのですけれども,これについての所感をいただいてよろしいですか。
(答)
これは参入余地はあるけれども,非常にリスクも高いということで乗り越えるべき課題が大きいということなので,これは非常に残念ですけれども,なかなかそこまで思い切った手を打つことはできないということであります。
(中国新聞)
一昨年の12月に広島商工会議所から提言を受けまして,その上で予算編成,それから今回の調査委託業務ということで1年余りの期間と,それから2千万円弱の調査費がかかったと思います。いろんな考えはあろうかと思うのですけれども,この1年と〔いう期間と〕それだけの費用に関しては本当に必要なものだったのかという指摘もあろうかと思うのですけれども,その辺り知事のご認識はいかがでしょうか。要するに西飛行場跡地の整備計画の遅れなんかもでてきている中で,必要だったとお考えかどうか。
(答)
それは必要だったので行ったということです。結果によって,それがどうかと言われると,結果が断念ということだったから〔調査が〕無駄だったということであれば,何の検討もできないわけで,大きな飛躍のチャンスとして〔可能性〕はあったと,可能性はあるということなのです。〔調査したのだ〕けれども,それに伴うリスクも,これは我々だけでコントロールできるリスクだけではないということも含めて〔あったため〕,今回,断念にいたったということなので,それは検討の価値はあったと思います。
(中国新聞)
あらためてですけれども,MICEに対する,今後のMICEが県経済に与える影響についてどのように期待されて今回の検討をされたか,商工センター地区で検討が進んでいるという話もありましたけれども,今後期待されること,MICEの誘致なり,開催に対して県として期待されていることをあらためて確認させていただいてよろしいでしょうか。
(答)
MICEというのは,一つの大きな人を呼び込むツールというとあれですけれども,機会になるものです。これについては,いくつか考え方があって,我々の持っている都市基盤だとか都市機能のある意味でいうと身の丈に合ったようなMICEと,それから,これは,例えばハノーバーだとかで実現されていることですけれども,その都市規模に対して非常に大きなMICE機能を持つことによって,都市基盤自体を変えていくという,そういう考えもあるわけですが,今般,その後者を検討したわけです。それについては,ただ,ヨーロッパの事例などでも見られるように,そういう都市基盤自体を変える,それは大きな夢が生まれるわけですけれども,それを行うに当たっては,やはり国全体としての取組だとか,そういったようなことがあって初めて実現するものだというか,成功し得るものだということなので,なかなか今そういう状況ではないところで,それを起爆剤として都市基盤とか誘客だとか,あるいは空港だとか交通だとか,どんどん大きく影響を受けるわけですけれども,そういった変化,変革というところ〔を目指すの〕はなかなか難しいということです。したがって,今の広島の都市基盤をベースにして,その中でより多くのお客様を引き付けることができるようなMICEの施設だったりとか,あるいはMICEの対象です。そういったものを誘致していくということを進めていくことだと思っています。
(幹事社:HOME)
他にご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。
(NHK)
NHKの五十嵐です。広島県選出の国会議員の関係でお伺いしたいのですが,自民党の河井案里参議院議員と,夫の河井前法務大臣の事務所が広島地検の家宅捜索を受けた他,〔河相〕案里議員の公設秘書などが任意で事情を聴かれています。まず,これについて,知事としての受け止めをお願いします。
(答)
これはまさに,現在捜査中のことであると思いますので,捜査そのものについては,私がコメントするのは差し控えたいと思いますが,いずれにしても,今,大きな関心を向けられていることではありますので,しっかりと,そこは捜査されることを期待していると言うか,それで,結果どうなるかはわかりませんけれども,明らかになることを期待しているところです。
(NHK)
通常国会の開会日である昨日,河井夫妻は国会に姿を見せて,記者団の取材に応じたのですが,捜査中を理由に疑惑の詳細を語っていません。その一方で,河井夫妻は議員活動を続ける意向を示しています。この一連の河井夫妻の問題が,広島県に影響を与えるのではないかというような心配の声も多く上がっているのですけれども,これについては,どう受け止めていますか。
(答)
これは従前から申し上げていることですけれども,今般,国会での活動を再開されたということではありますが,さまざまな面で,事実上,十分に〔国会議員としての〕活動がされないという〔状況があり〕,特に我々とのコミュニケーションであるとか,そういうことを含めて,そういう面がありますので,我々としては,早くそういった通常の活動に戻れるように努力していただきたいと思っています。
(幹事社:HOME)
関連してのご質問〔は〕ございますでしょうか。〔なければ〕それではホームテレビの私から質問させていただきます。先ほど知事という立場で捜査に対してコメントするのは差し控えたいということだったと思うのですけれども,当の本人達も捜査〔へ〕の支障ということで,何の発言も,いわゆる具体的な発言をしていないのですが,それに関してはどのように思われますか。
(答)
それに関しては,「知事として」と言うのは,コメントはなかなか難しいのですが,「知事として」ということから離れて,「一県民の立場」あるいは「一有権者の立場」から見ると,やはり非常に不満というか,憤りを感じるようなことではないかと思います。これだけ長くにわたって,まさに〔国会議員としての〕活動に制約が事実上生じている中で,きちんとご説明いただきたいという思いを皆さん持っておられるのではないかなと〔思いますし〕,私自身も思っているところです。
(幹事社:HOME)
その他に〔関連の〕ご質問はありますでしょうか。
(中国新聞)
すみません,今の〔質問の〕関連で一応の確認なのですけれども,説明責任についてはどのように〔見ているか〕,今,〔河井夫妻〕お二人の〔発言によると〕,説明責任を果たすということは法相を辞任された直後から,ずっと一貫しておっしゃっている一方で,現状は,説明について責任を果たしているかどうかについてのご所感はいかがですか。
(答)
前提として,説明責任を果たしておられるとは言い難い状況なので,〔先ほど申し上げたとおり〕そういうことだ,ということです。
(中国新聞)
それと,いわゆる党として,政党として,ご夫妻に,疑惑を持たれた方に対して,離党勧告であるとか,議員辞職を求めるであるとか,そういった処分と言いますか,〔対応を〕するべきだと〔いう〕有権者の声もかなりあると思います。なかなかコメントができるかどうかわかりませんけれども,自民党さんに対して,現時点で何か望まれることというのはありますでしょうか。
(答)
それも自民党のご判断されることなので,私が何かコメントできることではないかなと思っております。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:HOME)
他に関連した質問はございませんでしょうか。〔ないようなので〕私からも,もう一問,念のため確認させてもらってよろしいでしょうか。いわゆる「捜査に支障があるのでコメントしない」というのは,実際に河井夫妻がコメントすることによって捜査に支障があるかどうか,知事として言えるかどうかわからないのですけれどもコメントはいかがでしょうか。難しいでしょうか。
(答)
知事としては,何も〔言えることは〕ないです。
(中国新聞)
一有権者としては〔どうでしょうか〕。
(答)
一有権者というか,これは,だから知事の立場を離れて考えた時に,通常,「捜査があるので言えない」というのは,自分が捜査対象になっている時に,その後のプロセスにおいて不利な状況が発生してはいけないので,コメントを言うことができない〔ということかと思いますが〕,それは認められた権利だと思います。捜査そのものに支障があるのかというと,私はよくわからないというのが正直なところです。
(幹事社:HOME)
ありがとうございます。他にご質問〔はありますですようか〕,関連なしでもよろしいのですが。
(中国新聞)
すみません,本当に何度も。もう1点,先ほどの〔質問の関連〕分で,今回,ご夫妻自身も昨日の会見の中で認められていましたけれども,政治不信を招いているということに対しては,お詫び申し上げるという趣旨の発言があったと思います。国政〔なり〕中央行政で若干ステージは違いますけれども,政治を預かる側の人間として,有権者の疑惑を招いたことが政治不信に繋がるという事態については,どうご覧になっていらっしゃいますでしょうか。
(答)
なので,やはり一定の説明責任を果たしていかれるということが必要なのではないかということです。
(中国新聞)
何らか,今回の疑惑が県政運営という言い方は変ですけれども,いろんな「政治」というものに対する有権者の見方に影響した部分があるかどうかについてはいかがですか。
(答)
直接的に,何か特定の施策だとか,あるいはアクションについて影響があるということではないと思いますけれども,もっと,ある意味で言うと根の深いところで,それこそ大きく言えば議会制民主主義であるとか,あるいは選挙を通じた,何と言いますか,一つの政治プロセスであるとか,そういったこと全体に対する不信ということになっていくのだと思うので,それは根深いものがあるというか,特定ではなくて,ある意味で言うと全てのことについて「信頼できない」というような疑念を生みかねない。そういうことは非常に深刻なことだと思います。よってもって,一定の制約はあるとは思いますけれども,できる限りの説明責任というのは果たしていただきたいというところです。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:HOME)
予定時刻となりましたので,次を最後の質問にさせていただきたいのですが何かございますでしょうか。ないようですので,これで知事定例会見を終わります。次の定例会見は,2月4日火曜日〔の〕10時30分からを予定しております。ありがとうございました。
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