記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和2年3月31日(火曜日)
(1)新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者向け相談窓口の設置について
(2)個人向け緊急小口資金等の特例貸付について
(3)新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者向け相談窓口の設置について
(4)AI人材開発プラットフォーム「ひろしまQuest」の県内大学への展開について
(5)NPT運用検討会議の延期について
(6)県選出国会議員に係る一連の報道について
(7)新型コロナウイルス対策について
(8)県選出国会議員に係る一連の報道について
(9)NPT運用検討会議の延期について
(10)東京オリンピック・パラリンピック大会の開催延期について
(11)新型コロナウイルス対策について
(幹事社:時事通信)
幹事社の時事通信です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,14時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言がありますので,お願いいたします。
私からの発表項目に先立ちまして,2点,発言させていただきたいと思います。1点目でございますけれども,新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者向け相談窓口の設置についてでございまして,広島商工会議所,それから広島県商工会連合会と合同で,新型コロナウイルス感染症により影響を受けておられる事業者の皆さまを対象とした相談窓口を,県として先週26日に県庁内に設置いたしました。相談窓口では,例えば,「新型コロナウイルスの影響を受けて資金繰りに困っているが,どうしたら良いか」あるいは「売上が減少したため,従業員を休ませたいが,休業補償をどうすれば良いか」といったようなご相談に対して,専門的知識を有する指導員が,融資制度や各種補助事業の紹介から申込手続きまでの一貫した支援を行うとともに,借入計画などのアドバイスを行うこととしております。相談は,朝9時から夕方5時まで,土日祝日も含めて毎日受け付けております。電話,メール,面談,いずれでも可能でございますので,ぜひ,ご活用いただきたいと思います。なお,面談の場合は,本日までは,県庁東館3階の経営革新課内で対応しておりますが,明日4月1日からは,事業者の皆さまがより相談しやすい環境とするため,同じ3階のフロアに専用の場所を設けますので,お気軽にご利用いただければと思います。その他平日においては,地域の商工会議所や商工会でも相談窓口を設置しておりますので,そちらもご活用いただければと思います。
2点目ですが,個人向け緊急小口資金等の特例貸付についてでございます。本県では,新型コロナウイルス感染症の影響により,小学校等に通う子の世話を行うための休業や,失業などによって,収入が減少した世帯を対象として,必要な資金の貸付けを実施しております。申込みの受付は,3月25日から開始しておりまして,当面,7月31日までの期間〔申込みの受付を〕行います。申込先は,県内の市区町社会福祉協議会となります。なお,これ〔は〕生活福祉資金〔貸付〕と呼ばれていますけれども,貸付枠として,3月補正で4億4千7百万円を予算措置したところでございます。さらに,3月19日の国の閣議決定によりまして,2億3千万円が追加配分されたので,県の予備費を充用しまして,貸付枠を6億7千8百万円に拡充しております。このため,新型コロナウイルス感染症に伴いまして,休業や失業などで収入減となって,借り入れが必要な方は,ぜひご活用いただきたいと考えています。県では引き続き,関係機関と連携しまして感染拡大防止に努めるとともに,県民生活,また県民経済の大幅な縮小と停滞に備えて,さまざまな対応をとってまいりたいと考えております。小口資金の,例えば,資料〔が〕お手元にあると思うのですけれども,緊急小口資金です。こちら〔緊急小口資金は〕貸付の日から1年以内まで〔償還の〕据置期間があるとか,償還期限が据置期間経過後2年以内なので,今から3年後です。償還期限が〔3年後〕となっていることや,総合支援資金の方です〔が,これは〕失業等された方〔向け〕ですけれど,これも〔償還の〕据置期間が1年,償還期限が10年以内といったような形で,極めて何と言いますか,有利な,返済しやすい借入なので,〔借入と言うと〕二の足を踏まれる方がいると思うのですけれども,非常に借りやすいというか,返済負担が小さくなる〔貸付です〕。当面,1年収入がなくても,すぐ返せ,という形にならないということでありますし,無利子でありますので,ぜひ,こういった非常に有利なものであるということも,皆さまご理解をいただいて,当座困っている方々は,積極的に活用していただきたいと思っております。報道の方でも,ぜひ,そういった点を強調いただければと思いますので,よろしくお願いします。
(幹事社:時事通信)
この2件について,質問がある社は,挙手の上,社名を名乗ってからお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の岡田です。最初に,ご紹介いただいた〔事業者向け〕相談窓口の件で,現在,どれくらい相談が寄せられているかとか,相談の,具体的にどんな中身が多いのかとか,傾向など把握していらっしゃったら教えていただけますでしょうか。
(答)
これまでのところ,26日から30日まで,〔30日まで〕ですから昨日までです。昨日までの段階で,お電話57件,来訪が7件,ご相談いただいています。内容的には,資金繰り,あるいは雇用関連〔で〕,資金繰りについてのご相談が,全体の8割を占めている状況であります。
(中国新聞)
なかなか多いとか,少ないとか言いにくいとは思いますが,やはりそれなりに困っている人はいらっしゃるというご認識でしょうか。
(答)
あきらかに,資金繰りに困っていらっしゃる方がいらっしゃるということだと思いますけれども,ただ,これ〔は〕,本県だけの状況ではありませんけれども,いわゆる政府系金融機関の無利子融資の貸出などについては,かなり相談が来ていると聞いていますので,そういった数からいうと,まだまだ〔相談件数が〕少ないのかなと思っています。支援施策は,いろいろあって,なかなかご自分だけで,このすべての支援策を把握したりとか,何を使うのが適切かというのは,分かりにくいところが,正直あると思うのです。したがって,この相談窓口では,そういった点,どういったものを使えば良いのかというような,いろんな支援の組み合わせとかも含めて,プランづくりをできますので,ぜひ,そういった意味でも,積極的にこの窓口をご活用いただければと〔思います〕。もちろん商工会,商工会議所でも〔相談いただければ〕結構なんですけれども,相談として,どうしたら良いかというところの〔相談〕窓口としてご活用いただければと思います。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕ございますでしょうか。〔他に質問がないようなので,それ〕では,続いて知事からの発表がありますので,お願いいたします。
それでは,発表項目です。AI人材開発プラットフォーム「ひろしまQuest」の県内大学への展開についてでございます。この度,本県のAI人材開発プラットフォームであります「ひろしまQuest」の取組をきっかけとして,広島工業大学が,オンラインAI学習プログラムを必修科目として導入することとなりました。具体的には,オンラインAI学習プログラム「SIGNATE Quest」が,令和2年度後期から,1年次の全学部に「AI・データサイエンス入門」として導入されるというものでございます。このプログラムは,「ひろしまQuest」のパートナー企業であります株式会社SIGNATEが無償提供されるものでありまして,同社の学習プログラムの高等教育機関への導入は,広島県が全国で初となります。今回の導入は,今年度,試行しました「プレQuest」に興味を持たれた広島工業大学が,意欲のある学生を参加させていただいたのですけれども,その結果,参加者から,非常に高い評価を多くいただきまして,すべての学生に展開するとされたものであります。今後,導入の結果を検証した上で,令和3年度以降の「ひろしまQuest」の完全導入を目指す予定と伺っております。このように,AIを誰もが当たり前に学べる環境が県内教育機関に整備されていくことで,県内大学の魅力がさらに高まっていくだろうと〔考えており〕,また,広島県へのAI人材の集積が進んで,ひいては企業の集積に繋がっていくものと期待しております。重要なのは,情報処理の〔関係学部の〕学生だけではなくて,全学部,つまり全員に導入されるということでありますので,今のAI人材の集積,あるいは,企業の集積に繋がるものと期待するところであります。本県では引き続き,他の教育機関への導入や,育成された人材が広島で活躍できる場づくりなどに取り組んでまいりたいと思っております。デジタル技術を,あらゆる産業や社会生活に取り入れることで,県民生活や県内企業が,さまざまな面でより良い方向に向かう「スーパー・スマート広島県」を目指してまいりたいと考えております。私からは以上です。
(幹事社:時事通信)
この件について,質問のある社はお願いいたします。〔それ〕では,〔質問が〕ないようですので,幹事社質問に移ります。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて,NPT再検討会議の延期が決まりました。核兵器のない平和な世界の実現を訴える貴重な機会が延期となりますが,知事の受け止めと,今後,どう対応していく予定か伺います。また,被爆75年の節目となる今夏に,さまざま〔な〕行事を県は予定しておりますが,〔新型〕コロナ〔ウイルス〕の感染拡大の影響を現時点でどのようにみているか,あわせてお願いいたします。
(答)
まず,受け止めでありますけれども,この昨今の,新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の状況に鑑みますと,今回のNPT運用検討会議の延長というのは,やむを得ないことかと感じております。一方で,核兵器を巡る国際情勢が大変厳しい状況にあるところでありまして,核軍縮の履行を求めるための最も重要な多国間交渉プロセスであります本会議が延期されたことは,被爆75周年を迎えて1日も早い核兵器廃絶を願う被爆者の思いを届ける機会が延期されたということになるわけでありまして,そういった観点からも,非常に残念だと考えています。各国政府においては,会議の再開に向けて,締約国間での議論を真摯に継続していただきまして,核軍縮に向けた具体的な成果が得られるように,努力を続けていきたいと考えております。そして,県の対応ですけれども,県としては,引き続き,核抑止に頼らない新たな安全保障アプローチに基づきます政策提言づくりであるとか,あるいは核兵器廃絶の取組への賛同者の拡大など,核兵器のない平和な世界の実現に向けて,取り組んでいきたいと考えています。次に,被爆75周年に関連した事業ですけれど,現状に鑑みますと何らかの影響を受けざるを得ないのではないかと考えています。しかしながら今年は,被爆75年ということで核兵器廃絶を訴える大きな節目として重要な年であることに変わりはないわけでありますので,ウェブを最大限活用することなどによりまして,世界に向けた平和のメッセージ発信であるとか,あるいは賛同者の拡大といった取組は,しっかりと進めていきたいと考えております。
(幹事社:時事通信)
この件について,質問がある社はお願いいたします。〔それ〕では,〔質問が〕特にないようですので,一般質問に移ります。他のテーマで,質問がある社はお願いいたします。
(RCC)
RCCの大原と申します。河井さんの買収疑惑なのですけれども,これまでの地方議員に加えて,自治体トップ〔である〕首長にまで捜査が及んでいるということになりました。〔これを受けて〕2点ほど〔伺います〕。知事については聴取があったのか,なかったのかという点。それから,ことがここまで至ったことに対する受け止め方,これについてお聞きしたいと思います。
(答)
まず私自身については聴取はありません。〔それ〕で,本件については,まず報道ベースですし,具体的な聴取の内容であるとか,目的であるとか,そういったことも全くわかりませんので,コメントは差し控えたいと思います。全体として,これは河井両議員を起点にさまざまなことが報道されているということでございまして,これについては,やはり早急に,事実関係が明らかになるように,お二人がご説明されるべきではないかと考えますし,今,捜査が進んでいるということは間違いがないことだと思いますので,捜査機関においては,しっかりと捜査を進めていただいて,事実の解明に努めていただきたいと思っております。
(RCC)
もう1点よろしいでしょうか。報道ベースということなのですけれども,聴取があったかどうかについて,知事は,はっきり答えられましたけれども,答えられない議員であるとか,首長であるとかがいらっしゃいます。これについて,どのようにお受け止めになるか,または捜査に対して〔支障をきたすから「答えられない」とする場合もあるが〕,このように答えないということが,本当に〔捜査に〕影響があるのか,どうなのか,ということについて,お伺いしたいと思います。
(答)
それぞれのご対応については,それぞれのお考えがあることだと思いますので,あるいは状況があることだと思いますので,私がコメントしようがないところがありますけれども,〔それ〕で,すみません,2番目の質問は何でしたでしょうか。
(RCC)
捜査へ支障をきたすかどうかという〔ことについて伺いたいのですが〕。
(答)
それは,コメントしないことが,ということですか。
(RCC)
そういうことです。
(答)
コメントしないことが捜査の支障をきたす〔というのは,どういう意味でしょうか〕。
(RCC)
要するに,捜査に支障をきたすから,答えられないというような形でお答えになる方がいらっしゃるのですけれども。本当に,捜査に支障をきたすというように知事はお受け止めでしょうか。
(答)
それは,ケースバイケースではないでしょうか。つまり捜査の目的であるとか,聴取の目的であるとか,そういうことによって〔受け止めは〕違うので。それは例えば,本人に対する何とかであるとか,本人が犯罪を犯しているというようなことであれば,それはあまり関係のないことかもしれませんけれども,他人の犯罪を捜査している時に「誰に聴取していますか」というのを言うということは,捜査に支障をきたす可能性がありますので。それは,ちょっと何とも言えないところかなと思いますけれども。一般論で言うとです。
(幹事社:時事通信)
他〔に質問は〕ございますでしょうか。
(NHK)
すみません。NHKの五十嵐です。今の河井夫妻の関連でお伺いしたいのですが,いずれも,秘書の方も起訴されて,それを受けて,河井案里,河井克行さんの方がコメントを出しています。「捜査に対しては真摯に協力して参りましたが,捜査内容の詳細については把握できておりませんので,刑事裁判の行方を注視してまいりたいと存じます」と,このようにコメントしていて,詳細は〔明らかにされず〕説明責任を果たしていないという指摘もあるのですけれども,こういった政治家〔として〕の姿勢については,どのようにお考え,お感じでしょうか。
(答)
それは〔広島県〕知事に聞いているということではなくて,政治家〔である〕湯崎に対してということですか。まず,そういう観点からいきますと,今の「裁判を注視していきたい」というのは,ちょっと他人事のように聞こえますし,やはり,ご自身の選挙に関わることなので,説明責任が〔ある中で〕,それで皆さんが納得いくような形でされているかというと,それは,そうは言い難いものだと私は受け止めます。
(NHK)
あらためて〔河井〕夫妻に対して,どのような説明責任を果たすべきだとか,どういったことを求めたいですか。
(答)
やはり,事実関係〔について〕,自分たちがどう受け止めているのか,どういうことがあったのか,あるいはなかったのか。「こういうことであった」とか。それはきちんとご説明をされる必要があると思います。ご自身たちが把握している事実関係についてです。
(幹事社:時事通信)
他〔に質問は〕ございますでしょうか。
(日経新聞)
日経新聞の田口です。新型コロナの影響で中小〔企業〕の資金繰りというのが厳しくなっています。〔それ〕で,セーフティネット4号,5号,それと公庫の無利子融資とか支援策がある中,業務のパンクで融資実行までにタイムラグが発生しているケースもありますし,企業からは無利子といえどもこれ以上借り入れを増やしたくないという声もあったりします。〔それ〕で,県では,相談窓口の設置で乱立する支援プランの組み合わせとかっていうので支援するという方針があると思うんですけれども,その政策金融と地域金融にどんな立ち回りが今求められるとお考えでしょうか。また行政としてもう一つ踏み込んだ中小〔企業〕支援というのは,どういったものが考えられますでしょうか。
(答)
まず,今,この何と言いますか,非常に外部的要因,コロナウイルスというのは外部的要因でありますので,外部的な要因によってこの緊急事態として売り上げが落ち込んでいると〔いうことです〕。これはもちろん,コロナウイルスの影響がどれだけ続くかということ,〔それ〕で,それが回復後もどういった形でその後の経済情勢に影響を与えるかということにもよるのですけれども,足元は緊急的,特別な状況にあるということであります。そういう状況でありますので,やはり当面この事業者をどう支えていくかという観点から,この地域の金融機関,あるいは政府系金融機関が対応していく必要があるのだと思います。それがまず基本としてあって,〔それ〕で,今のように政府系金融機関に融資について集中しているところがありますので,これ〔は〕,我々知事会として,無利子融資の実施主体〔を〕政府系金融機関だけではなくて,その他の金融機関にも拡大するべきであるという提言を行いまして,それについては先般の政府の経済対策の中の柱の一つに入ってきています。そのことによって,その窓口が分散すると〔いうことがあります〕。融資主体が分散するということで,融資の実行についてもスピードアップが図られるのではないかということを期待しておりますし,よりきめ細かい対応ができるのではないかということを期待しています。それから,融資というだけでは,やはり不十分ではないかということで,やはりこれについても知事会でこういった苦境に陥っている中小企業・零細企業に対して一定の給付金,融資ではない給付金をつくるということを提言いたしまして,これについても今般の政府の経済対策の中に含まれておりますので,それの具体化というのは,ちょっとまだこれから図るところだと理解しておりますけれども,そういったさまざまな〔支援の〕組み合わせによって,当面の事業継続を図っていくということが必要だと思っております。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕ございますでしょうか。
(HOME)
すみません,ホームテレビの井上です。ちょっと話がまた戻ってしまうんですけれども,先ほど聴取〔について〕,河井議員の件なのですが,〔知事は〕聴取は受けられていないということなので,一応2点ありまして,1点目は金銭の授受や,〔類するとして〕認定視されたものはないということでよろしいでしょうかということが1点目と,2点目として県議とか首長とかに,いろいろ聴取されているのを認められている方もいらっしゃったりする中で,今後の県政運営,県議会運営もそうだと思うのですけれども,その首長たちがそのような状況の中で,現状,影響が出ていると考えられているのか,今後,何か懸念されることがあるのかというところをお伺いできればと思います。
(答)
私が金銭の授受があったかどうかということですか。それはあり得ないです。ご承知のとおり,私は完全に反対のところを応援していたので,そんなことがあったらびっくりなのですけれども,それはあり得ません。〔それ〕で,足元,現状何か不都合が生じているかというと,それはありません。特に〔不都合はありません〕,今のところ。拘束されて何日もいないとか,そういったことは聞いていませんし,〔そうした不都合も〕ございません。今後,どうなるかということについては,今の,それこそ先ほどから申し上げているように,この聴取の趣旨であるとか,目的も分からないので,どうもかなりの多くの方々が聴取を受けておられるらしいというのはわかりますけれども,それが〔今後〕,どうなるのかということは全く分からないので,今後については,ちょっと今は,何とも言い難いところだと認識しています。
(HOME)
ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
もうすぐ〔予定の〕時間が来るので,後1問〔とさせていただきます〕。
(中国新聞)
中国新聞の岡田です。ちょっともう少し遡って,被爆75年の関係ですが,コロナの影響でいろいろ被爆者たちも証言の場が限られですね,オリンピックもなくなったということで,それに予定していた各国の要人へのメッセージなどもできないということで,先ほどウェブ何かを使ってメッセージの発信を続けたいということですけど,そのコロナの影響とか五輪の影響を踏まえて被爆75年に具体的に他に何かこういう手を考えたいとか,どういうことを重点的にやっていきたいとか,もう少し具体的な話があったらお聞かせいただけますか。
(答)
代替というか,代替措置的なこととしてどういうことをやるかということは,これはまだ足元〔で新型コロナウイルスの影響もありますし〕,オリンピックも延期が決まったばかりですし,そもそもコロナの影響がどういう形で8月まで持ち越されるかということも分かりませんので,ちょっとまだ,その具体的な対策ということは,検討できている状況ではありません。一方で,いろんな事業を計画しています。例えば,ジュニア国際フォーラムであるとか,これ〔は〕世界190カ国から,今回は高校生を招待してミニ国連のような形で,平和について考えてもらうとか,あるいは世界経済人会議とかです。これもかなり拡大していきたいということで企画しておりましたけれども,そもそも集まれるのかとか,そういったことがありますので,そういったことについては,今後の情勢などを見極めながら,どうするかということを,会そのものをどうするか検討していかなければならないと思っています。
(中国新聞)
情勢を見極めて検討するというのは,中止とか延期も視野に〔入っている〕ということですか。
(答)
そういうことも〔あります〕。世界的にウイルスが蔓延しているような状況であれば,皆さん来たくても来れないというか,日本が,今,世界のかなりのところから,来られたら14日間待機というような現状だとか,入国拒否がたくさんある中で,今の状況だと,来たくても来れないわけですから,これが8月まで続くと事実上無理だということもありますので,そういった状況を見極めて中止だとか延期だとかということも,考えていかなければいけないと思っています。
(中国新聞)
もう1点すいません。関連というか,オリンピックが,一応,ちょうど一年後に開かれるという日程だけが決まりましたけど,その後,例えば誘致したメキシコとかの事前合宿をどうするかとか,その辺の情報は何かプレスされましたか。
(答)
メキシコとは,もちろんやり取りしておりまして,パディージャ会長〔と〕です。MOC〔メキシコオリンピック委員会〕の〔パディージャ〕会長から,足元は,コロナウイルスの関係もありますし,その後は〔オリンピックが〕延期されて,今度は,仮に移動が可能になったような場合には,また競技会などがあるので,当面合宿を行うということは難しいのではないか,と伺っておりますが,ただ来年オリンピックがあるということであれば,そこに向けての事前のキャンプというのは,また計画し直した上で行われることになりますので,〔それ〕で,もちろんそういったキャンプについては,広島で行いたいということを伺っております。したがってそういった状況を踏まえて練り直した計画に対して,我々はしっかりとサポートしていきたいと考えているところです。
(幹事社:時事通信)
時間がまいりましたので,〔終了ですが,質問があるようなので〕もう一問〔で〕最後の〔質問とさせていただきます〕。
(日経新聞)
すいません。日経新聞田口です。いくつかの自治体で,知事らが爆発的な感染拡大が懸念されている東京への移動自粛要請というのを各県民向けに出していると思うんですけれども,私が取りこぼしていたら申し訳ないのですけど,広島県としては首都圏向けの移動自粛を要請する可能性とかというのは,いかがでしょうか。
(答)
これについては,やはり,例えば緊急事態宣言が出されるとか,現状を大きく変更する〔事態が起こる〕。あるいは〔緊急事態宣言が〕出されないにしても,おそらくそうなると〔緊急事態宣言が〕出されると思うんですけれども,非常な勢いで感染拡大があって,東京に行くこと自体が,やはり危険であると,それはおそらく,もう外出〔自粛の要請が〕,今は,〔東京でも〕週末だけ〔外出の自粛を要請〕できればということですけれども,東京全体が外出はしないでくれというような,これは平日とか週末に関わらず〔です〕。そういう〔感染〕リスクが非常に上がったような状況だと,そういったこと〔首都圏への移動自粛を要請すること〕はあるのかなと思っていますけれども,現状は,東京の皆さんも感染防止を図りながら日常生活を送っているという状況でありますので,その段階で,往来をしないでほしいということを言う必要まではないと思っています。〔首都圏へ〕行かれるのであれば感染予防には,非常に気を付けてくださいと,広島よりも感染が拡大していることは間違いないので,いわゆる「三つの密〔密閉空間,密集場所,密接場面〕を避ける」であるとか,手洗いをより徹底するだとか,そういったことは徹底していただきたいと思っていますし,帰ってからの行動についても,十分に気を付けていただきたいと思っています。
(幹事社:時事通信)
これで知事〔定例〕会見を終わります。次回の定例会見は,4月7日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
(資料) 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者向け相談窓口の設置について (PDFファイル)(280KB)
(資料) 個人向け緊急小口資金等の特例貸付について (PDFファイル)(653KB)
(資料) AI人材開発プラットフォーム「ひろしまQuest」の県内大学への展開について (PDFファイル)(742KB)
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