このページの本文へ
ページの先頭です。

知事記者会見(平成27年12月22日)

印刷用ページを表示する掲載日2015年12月24日

  記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成27年12月22日(火曜日)

発表項目 

  • パラグアイ共和国ラパス日本語学校への図書の提供について 〔動画ページ〕  

質問項目

  • 国家戦略特区の第3次指定について(NHK)
  • 今年1年間の振り返りについて(NHK・読売) 〔動画ページ〕    
  • 鞆地区道路港湾整備事業について(中国) 〔動画ページ〕
  • 衆議院の定数削減について(TSS)
  • サッカースタジアム整備の検討について(中国)  

会見録

(幹事社:NHK)
 
幹事社NHKです。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時5分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から発表がありますのでお願いします。 

パラグアイ共和国ラパス日本語学校への図書の提供について

 今日,発表項目,一つございます。発表項目というか,お礼なんですけれども。11月17日の定例記者会見でお知らせをした,パラグアイ共和国のラパス日本語学校への図書の提供について,県が窓口になりまして呼び掛けを行ってきたところでありますけれども,先日募集を終了いたしました。11月17日から12月16日までの約1か月間だったんですが,予定というか目標の1,000冊を超える1,674冊の本が集まりました。内容的にも国語辞典あるいは漢字辞典,伝記,歴史・科学本,図鑑といった児童図書を中心とした本でして,これはお願いしたとおりであります。集まった図書は,常石グループのご協力によりまして,年明け1月にパラグアイの広島県人会宛に送付をするという予定にしております。パラグアイ県人会を通じて,日本語学校に提供されるということになっております。あらためて図書をお送りいただきました皆さま方,また,この募集にご協力をいただいた報道機関の皆さまを含めて,関係者の方々,お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。きっと子ども達も喜んでくれると思います。私からは以上です。 

(幹事社:NHK)
 
この件について質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。 

国家戦略特区の第3次指定について

(幹事社:NHK)
 
それでは続いて,幹事社質問に入ります。まず一つ目なんですが,政府は15日に,国家戦略特区諮問会議を開いて,地域を限って大胆な規制緩和などを行う10番目の「国家戦略特区」として,広島県と愛媛県今治市を新たに決定しております。具体的な事業としては,広島県では起業する外国人の在留資格の要件を緩和することなどが盛り込まれていますけれども,この特区をどのように活用して,広島県の活性化に取り組んでいかれるおつもりなのかお伺いします。 

(答)
 基本的には〔国家戦略〕特区というのは,今県が進めています,イノベーション,イノベーション立県,このイノベーションが連続的に生まれるような環境を創っていくと,魅力ある雇用や労働環境を創るということを目指して提案したものでありまして。今回,この提案が認められたというのは,県の考えというか,これが評価をされたと受けとめていまして,そういう意味では大変喜ばしく思っております。実際の〔特区による規制〕改革事項を活用して,イノベーション立県の実現に向けて取り組んでいきたいと思っておるところであります。具体的な内容ですけれども,大きくいって3つほどあるのかなと思っているのですが,一つは,新しいビジネスの創出につながるシーズを創っていくということでありまして,内容的には,ビッグデータの活用であるとか,あるいはドローン〔小型無人機〕の活用,また民間主導の「道の駅」というのもありまして,〔これは,〕どちらかというと今治〔市〕の方が主になるのかなとも思ってるんですが。あとは多様な外国人材の受入ということで,創業をする外国人の在留資格の見直しであるとか,ビザの要件としての高度人材ポイント,この一定のポイントがあるとビザが認められるんですけれども,その拡充であるとか。あるいはクールジャパンを支える外国人材の就業促進であるとか,外国人の家事支援サービス,外国人がお手伝いさんなどを連れて来るときに,在留〔資格〕を認めるというようなことも含めてあるわけですが,そういうこと。それから3点目は創業支援になりまして,雇用労働相談センター,これは創業者が雇用の際にどういったことに注意をする必要があるのかといったようなことを相談するものですけれども,これを作っていくということと官民の人材流動化ということ。こういったことが挙げられる。こういったことを活用して取り組んでいきたいと思っております。これから詳細については,法律に基づいて,国であるとかあるいは関係事業者と詳細を詰めていく必要がありますので,それを元に国家戦略特区区域計画というものになるんですが,これを策定していきたいと考えています。 

(幹事社:NHK)
 
この件について,質問がある社はお願いします。すみません,NHKからですが。今おっしゃったような政策なんですけれども,区域計画については,先行事例なんかを見ますと指定が決まってから半年ぐらい経ったところでだいたい決まっているのがこれまでの先例だと思いますけれども,区域計画を作成する目途及び実際それの政策を実行に移していくタイミングの目標などがあればお願いします。

 (答)
 計画はおっしゃるように,夏前というか夏頃というか,それぐらいになるんじゃないかと思います。実際にそれを実行していくというのは,それはものによって違うというか,出てくる案件によって違うというか。そういうことになろうかと思います。 

(幹事社:NHK)
 
できる限り早く〔計画,実行をしたいのか〕。

 (答)
 もちろんです。例えばビッグデータの部分とか,あるいはドローンとかって言うのは,今,感性工学というのをやっていますけれども,感性工学で集まってきたデータの活用みたいなことは,すぐに進んでいくようなことですし,ドローンなんかもそういう面はあると思います。ただ,外国人なんかはそれですぐ来るっていうかどうかというのは,また別な問題ですので,少し時間のかかるところもあるかもしれません。 

今年1年間の振り返りについて

(幹事社:NHK)
 
それでは,次の質問に移ります。今日が〔今年〕最後の知事の定例会見ということなので,平成27年今年1年を振り返りまして,感想や印象に残っていること,また来年平成28年に向けての抱負などについてお伺いできればと思います。 

(答)
 今年1年いろんなことがありましたけれども,総じて言えば未来に繋がっていくような前向きな1年だったのかなと思っています。これは広島県として。一つはやはり景気がありまして,自動車〔産業〕とか一般機械〔産業〕が好調であったということから,消費とか投資も持ち直してきつつあるというところがあると思います。そういう意味で全体として緩やかに回復をしているというのが今の公式の見方になっていますけれども,そういう状況でありますし,雇用環境もバブル以来の非常に良好な状況であるというところであります。またスポーツも大変盛り上がったというところでサンフレ〔ッチェ広島〕の〔Jリーグ〕年間優勝というのもありましたし,〔県立〕世羅高〔等学〕校が〔全国高校生駅伝大会で男女〕アベック優勝したと。春にはJT〔サンダーズ〕がバレー〔ボール2014/15Vプレミアリーグ〕でも優勝したというようなこともあります。サンフレは,クラブワールドカップでも〔世界〕3位になったということで,大変盛り上がったのかなと思います。あと,いわゆる「やまなみ街道」が全線開通をしたとか,「東広島・呉自動車道」これも全線開通をしたということで,地域に大きな影響を与えるプラスのものだったかなと,今後のさらなる活用を期待されるところですし,医療では「高精度放射線治療センター」もできたというところです。地方創生が言われている中で,今年から本格的に始まって,さまざまな事業も始まっていますし,中山間〔地域〕の人材育成であるとか定住促進というのも本格的にスタートを始めたといったようなこともあるかと思っています。またそういう意味で来年に向けて,流れが続いていくと良いなと思っています。他方で,〔広島〕土砂災害から1年というところで,引き続き住民の皆さんまだまだ不安なことも多いですし,生活が完全に元に戻っていない方もたくさんいらっしゃるということもあったかと思います。そういう中で地元でのまちづくりも始まりましたし,皆さん議論を始めているということもあったりとか,あるいは砂防ダムの建設も進んできたので,だんだんと復興に向けての一歩というものも前へ出てきつつあるのかなと思っています。それと,被爆70周年というのも非常に大きな要素だったと思っていまして,大変残念ながら,いわゆるNPT〔核兵器不拡散条約運用検討会議〕では合意文書〔締結〕に至らなかったということが非常に残念なことではありました。そういう中でも,例えば合意文書〔案〕の中に,これまで我々が求めてきた被爆地訪問については直接的な形ではないですけれども,言及が入りましたし,広島・長崎の被爆の実相をきちっと踏まえて〔核兵器の〕非人道性の問題について,あるいは核兵器廃絶に向けた道筋について考えるべきだということが認識として広まってきたと。一部反対の国があるんですけれども,全体としてはそういう認識が広がってきたということを私は前向きに捉えて良いのかなと。隠れた芽が出てきているところがあるのかなと思っています。県としては〔ひろしま〕ラウンドテーブルをやったりとか,あるいは国連軍縮会議でもそういう議論があったりとかってこともあったので,そういうところも少し新しい芽かなと思っているんですが,これが,来年外相会合がありますので,そういう中でG7の外相が被爆の実相に触れて,核兵器の非人道性について認識を深めていただくというところに繋がっていくということを期待をしております。あと,政策面ではご承知の通り〔ひろしま未来〕チャレンジビジョンを改定をいたしました。ここでは新しく目指す姿として掲げたのが,「仕事でチャレンジ!暮らしをエンジョイ!活気あふれる広島県」というところでありまして,「仕事も暮らしも。」どちらも充実させていこうという「欲張りなライフスタイル」を実現していくということで前に進んでいきたいと思っていますので,今年のこういったさまざまな前向きな流れを,ビジョンも含めてしっかりと実際に前に進めていくということが必要だなと感じています。そのためにも,県民の皆さま一人一人にもご理解をいただいて,共感もいただいて,前に進めていきたいと思っています。来年の抱負ですけれども,チャレンジビジョンも踏まえまして,昨日の夜ちょっと言ったんですけれども,「広島県民 総欲張り計画」ということで,皆さんお一人お一人この仕事,あるいは暮らしについて,希望を持っておられると思うので,それを「かなえられる」ようにできるんだと。来年「かなえられる」とは言いませんけれども,そういう両方〔仕事,暮らし〕を「かなえられる」ように考えて良いんだと,考えられるんだと感じていただけるような年にできたらなと思っています。 

(幹事社:NHK)
 
それでは,この件について質問のある社はお願いします。 

(読売新聞)
 
読売の前田です。今年のことで言うとですね,4月に統一地方選があって,県議選が投票率が41パーセントと戦後最低だったということで,候補者擁立もあまりうまく挙がらなかったということで,政治への関心が低下しているということがあると思います。そういうことを踏まえて,来年18歳選挙権が参院選から導入される見通しですけれども,こういう低投票率という状況と,それを来年の若者の投票率アップに向けて,県としてどういった対策とか,どういうふうに進めて行けば良いかお聞かせいただけますか。

(答)
 当然選〔挙〕管〔理委員会〕として,前回もフラッシュモブとかやらせていただいたような形で,直接的に投票に行きましょうというキャンペーンは当然にやることだと思いますけれども,それは選管の話なんですけど。我々としてできることというのは,議論を活発化させるとか,県が行っている施策を住民の皆さんにしっかりと説明をして,ご理解をいただくと。そこに対しては当然それは良いよねとご支持いただく意見もあれば,それはどうなのと異論を唱える方もいらっしゃると思うんです。そういう声が出てくるということが大事で,それが最終的には政治への関心であったりとか,そういうプロセスへの参画ということに繋がってくると思います。そういう意味では,我々がしっかりと引き続きわかりやすく説明をしていくということじゃないかなと思います。 

(読売新聞)
 
もう1点。低投票率,特に若者,そういうことが与える政治,県政へのデメリットっていうのはどのようにお考えでしょうか。

(答)
 政治にとって一番脅威であるのは,この間ちょっと樋渡前武雄市長と対談していておっしゃっていたんですけれども,僕もそのとおりだと思うんですけど,無関心だと思うんです。愛情の反対は無関心というのと同じで,無関心というのが一番の政治とか行政にとっての脅威だと思います。それは二重の意味でそうで,やはり「無関心」だといろんなインプットが,住民からのインプットがそれがなかなか出てこないということもありますし,実際には県が行う施策にしても政治にしても,何か実行していただくとか行動していただくのは,県民・市民であることが多いわけで,ただ単に何かお金を配布しますとかいうのであれば,県民・市民の皆さんの行動は必要ないんですけれども,何かこの経済にしても社会の面にしても医療にしても,あるいは子育てにしても,県民の皆さんに行動を取っていただかないといけないことというのはたくさんあるわけです。それは無関心で行動を取っていただけないと,結果として政策が実現しないということになりますので,そういう意味で非常に大きな脅威になるわけです。そういうことがやはり影響してくるので,これは両方ですけれども,県政であるとか行政・政治に関心を持っていただくと。それを投票行動としてあらわしていただくと。投票行動としてあらわれてくれば,当然議会も行政もそこに対して敏感にもなっていくので,より良い声の反映というのを目指して行くというのになって,良いサイクルが生まれてくると思うので,先ほど申し上げたように,県の施策なりをきちっとご説明をして理解をしていただくということは非常に重要なのかなと思います。

(幹事社:NHK)
 
この件について他に質問がある社はお願いします。それでは,今の2問以外で質問のある社はお願いします。 

鞆地区道路港湾整備事業について

(中国新聞)
 
中国新聞社の樋口と申します。一昨日,福山市の鞆港の問題で,新しい県道と護岸の活用策を示されました。この前の町内会長さんたちの集まりでは,特に目立った異論というのはなかったんですけれども,一方で県の方は以前,早ければ平成30年度,2018年度に完成させるというロードマップを示しておったんですけども,会合の場では終了後の囲み取材とかでも,そこの時期は明確にされなかったというのがあって,そこをもう一度,事業のスケジュール感について,知事がどのようにお考えなのかというのをお聞かせ願いたいのと,今後たぶん,反対をされる方の意見というのも想定されるんですけれども,そういったところについて,知事がどういうふうな理解を求めて行こうと思っておられるのか,この2点をお願いします。

(答)
 スケジュール的には,これはいつも言うことですけれども,なるべく早く進めたいと思っていることですので,意図的にゆっくりやりたいとか,そういうことはありませんので,今ご指摘のあった反対意見のある方々も含めて,早急にご理解をいただけるよう全力を尽くしていきたいと思っています。今反対の意見を言っておられる皆さんは少し誤解もされているところもあるのかなと思っていまして,今回お示しをしたのはあくまでも機能のところであって,こういう機能をこういうふうに確保していきましょうというところだと思うんです。あとはさまざま懸念も表明されているところもありますけれども,鞆の価値をどう守るかとか,砂浜の価値をどう守るかとかいうことですが,もちろん,最大限にそれができるように織り込みながら具体的な堤防の在り方とかを考えていくということになると思います。そういった点は,十分にご理解をいただきたいと思います。ただ,水害が発生しうることということは看過できないことでありまして,ここは,しっかりと確保させていただくと。東北でも問題になったりしていますけれども,例えば,堤防の高さをどうするのかとか,あそこの場合には,どのくらいの高さかというようなことですが,それと同じようなこともあるのかなと。ただ,住民の皆さまの財産であるとか命を守るために,そこに直面している人たちとか家屋とかだけではないんで,全体をやはり守っていくというために,必要な機能というのは当然,最低限確保しなければいけないと思っていますので,その点についても,ご理解をいただきたい。それはご理解を基本的にはいただいていると思うんですが,そのために具体的にどういうふうにできるのかということは,今後詳細に詰めていくんだということです。そういうことで理解をいただきたいと思っています。 

(中国新聞)
 
知事ですね,6月の時にインタビューをさせてもらったときに,この防災交通処理問題が一定に前進した場合には,ご自身が地元を訪れて説明することも考えておられるというふうにおっしゃいましたけれども,そのタイミングについては,今どういうふうにお考えですか。

(答)
 今は具体的にいつとは言えませんけれども,さまざまな交通問題であるとか,防災の問題について住民の皆さまとお話しをする中で,そもそもの県の計画はどうだったんだと,それはトンネル案も含めて,説明をせよというようなお声もいただいていますので,そこは福山市長とも,もう一度しっかりとお話をした上で,住民の皆さんに直接お話をするという機会は設けていきたいと思っています。 

(中国新聞)
 
時期としてはこれ〔住民への説明会〕は年明けくらいですか。

(答)
 これもできたら早くというところで。今,年明けと言えるかどうか。いつまでが年明けかということもありますけれども。なかなか時期はこうですと言えませんけれども,だんだんとそういうご要望も含めて,一定の前進は見えているのかなと。一定の住民の皆さまとの話し合いも進展し,トンネル案について,どうなっているんだというお話もいただいていますので,そういう中で,できるだけ早く進めたいと思っています。

(中国新聞)
 
いずれにしても,今該当の町内会とか説明が終わってからにはなるわけですね。知事が行かれるタイミングというのは。

(答)
 ある程度,もう少しちょっと個別のご説明なんかも必要だと思いますので,それを進めながらだと思います。

(幹事社:NHK)
 
それでは,他に質問がある社はお願いします

衆議院の定数削減について

(TSS)
 
TSSの菱野です。衆議院選挙の制度改革の部分で,広島県の議席が1議席減るという答申がまとめられることが今,方向になっているんですけれども,一票の格差是正という大きな意味もある一方で,広島の地方の声が届きにくくなるのではという懸念もあるんですが,知事のお考えをお聞かせください。

(答)
 この一票の格差是正というのは,当然に進めていかなければいけないことだと思いますけれども,その具体化策というか,これについては,参議院のように合区というような,県域において非常にインパクトのあることであれば,また別だと思うんですけれども,どう具体化するのかは,なかなか国会の問題でもあり,コメントしづらいかなと思っています。

(TSS)
 
すみません,例えば,お答えしにくいとあるんですけれども,広島からの議員が減る,地方の声を届ける声が一つ減るというような,懸念の部分でいうと〔何か意見が〕ありますか。

(答)
 もちろん,減らないのに越したことはないんでしょうけれども,ただ全体の中でどう調整していくのかというのは,まさに国会の非常に重要な専権事項の話なので,繰り返しになりますけれども,参議院みたいに県〔単位の選挙区〕が一緒になりますみたいな話だと,これは県にとっても非常にインパクトのあることなので,申し上げるべきことだとは思いますが,今はそういうことではないので,なかなか一概にこうだとかは難しいかと。 

(幹事社:NHK)
 
それでは時間もだいぶ過ぎてまいりましたので,次を最後の質問としたいと思います。他に質問がある社はお願いします。 

サッカースタジアム整備の検討について

(中国新聞)
 
中国新聞社松本です。サッカースタジアムの建設の関係でお伺いします。先ほど「1年を振り返って」のところでも,サンフレッチェの活躍について触れられていましたけれども,年間1位になった後に,知事が建設について造らないなら検討しないというような趣旨の踏み込んだ発言をされたと思うんですけれども。

(答)
 いや,そんなことはないです。当然じゃないですか,造らないなら検討しない。 

(中国新聞)
 
今の建設の検討状況とその建設に,今かなり県内の県民の機運も盛り上がってきていると思うんですけれども,建設に対する知事の考え方,前向きな発言というか,先ほどおっしゃったような,今のお考えをちょっとお伺いできますか。 

(答)
 今の考えは,ご承知のように最終的に宇品〔地区〕が優位というところで交通問題が引っかかっていますから,それについて検討を進めているので,その結果を踏まえて今年度中に意思決定をするというものであります。 

(中国新聞)
 
とりあえず宇品地区が優位という話なんですけれども,旧市民球場跡地については,建設の可能性については排除はされていないという理解でよろしいですか。

(答)
 ですから,今進んでいるとおりであります。

(中国新聞)
 
じゃあもう一つ。可能性の話で恐縮なんですけれども,市民球場跡地は広さの問題であるとか,いろいろとネックがあると思うんですけれども,近くの商工会議所の建物であったり,周辺施設が移転するというような動きがあった場合に,そこら辺のエリアにも広げて複合化するといった考え方というのはあるのかどうか。今の市民球場跡地の中にすっぽり収めるおつもりなのか。

(答)
 それを含めて,敷地としては足りないので。 

(中国新聞)
 
〔周辺施設が〕移転しても足りないということですか

(答)
 そうです。そもそもスタジアムは南北〔方向〕に造らないといけませんから。きつい面というのもありますし,仮に商工会議所が移転したとしても,そんなに大きな土地が出てくるわけではありませんから。

(幹事社:NHK)
 
それでは,時間も過ぎてきましたので,これで知事定例会見を終わりたいと思います。次回は年明け1月12日火曜日の13時30分からを予定しています。以上で終わります。ありがとうございました。

(答)
 皆さん,良いお年を。 

ダウンロード

資料1(パラグアイ共和国ラパス日本語学校への図書の提供について) (PDFファイル)(504KB)

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?