記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)
会見日:平成29年11月28日(火曜日)
(1)2018年メキシコ選手団の合宿に向けた競技関係者の視察の受入結果について
(2)「ひろしま さとやま未来博2017」について
(3)国連軍縮会議の開催について
(4)富士見町地区の県有地等の活用について
(5)米軍空母艦載機の岩国移駐について
(6)鞆地区道路港湾整備事業について
(幹事社:毎日新聞)
幹事社の毎日新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いいたします。
私から発表項目が1点ございます。2018年メキシコ選手団の合宿に向けた競技関係者の視察の受入結果についてでございます。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたメキシコ選手団の本県での事前合宿については,対象となります全26競技のうち,2018年から合宿の実施を計画しています13の競技の責任者の現地視察〔について〕,先月23日から今月20日までの間,受入れを行いました。この視察の実施にあたりましては,現地での視察,調整が円滑に進むように,あらかじめ県とメキシコオリンピック委員会との間で合宿の受入れに関する標準的な取組であるとか,あるいは滞在中の交流メニューを指針として取りまとめまして,各合宿地とメキシコ競技団体の双方に協議しておりました。現地視察の際には,この指針に基づく合宿地側の提案を,双方が確認するような形で調整が行われました結果,短期間の行程ではありましたけれども,全競技にわたって合宿時の受入側の支援内容と交流メニューについて合意書が締結されたところであります。また,2018年の合宿受入れの時期や選手団の規模についても,双方の意向が同意されたところであります。資料では,今回確認された合宿の受入れの期間と派遣規模を一覧にお示ししております。ポイントは2つあるのですが,まず2018年4月から約半年間,約300人のメキシコ選手が県内で合宿を行います。2点目は合宿滞在中50日を超える交流機会を確保しているということでございます。〔合宿時期が〕早い組というか,チームは,2018年4月からいらっしゃるということで,また交流機会も,これまでの事例,過去の事例を見ますと,半日から1日程度ということになっているようでありますので,今回それぞれのチームが,かなり日数を割いて交流機会を確保していただいているということは,全国的にみても,このキャンプ受入れとして,特に交流を目的とした事前合宿受入れというか,〔もちろん本来の〕目的は選手が日本の環境に慣れたりとかということですけれども,その中で交流というのも,非常に受入側としては大きなウェイトを占めますけれども,そういう中で先進的な取組になるのではないかと受け止めています。なお,この事前合宿の全体像については,年内を目途にメキシコオリンピック委員会から残りの13競技も含めます合宿時期等を共有していただくことにしております。これは2020年に向けてです。今後,各受入れの市町におきましては,関係者が連携した準備組織を立ち上げまして,今回の合意内容に基づく合宿の受入態勢を本格化させていくことになっておりまして,県としても市町と協力しながら受入れの支援をしてまいりたいと思っております。私からは以上です。
(幹事社:毎日新聞)
この件について質問のある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(幹事社:毎日新聞)
〔ないようですので〕続いて幹事社質問に入ります。まず「ひろしま さとやま未来博2017」についてなのですが,3月から開催されていた「ひろしま さとやま未来博2017」が26日のクロージングイベントで幕を閉じました。この未来博を通じ,中山間地域の活性化,また地域づくりの担い手の育成を掲げて進めておられましたが,その成果と今後どのような展開を考えておられるのか,お聞かせください。
(答)
まずは未来博の開催にあたりましては,県民の皆さまに広く周知を図るということについて,メディアの皆さま方に大変ご協力をいただきましたことに,まずお礼を申し上げたいと思います。この未来博,〔今年〕3月に三次で実施いたしましたオープニングセレモニーから始まりまして,先日,旧〔広島〕市民球場〔跡地〕で開催した「さとやま3つ星未来フェスタ」〔まで〕,8か月にわたって各地でいろいろな多彩なイベントを開催して,多くの皆さまにご参画いただいて,あるいはお客様としてご来場いただいたりして感謝申し上げます。数字的な目標ですけれども,当初の目標として6千人の参画者,参画者というのは,この運営側に参画していただくということですが,それから60万人の来場者の増加を設定しておりました。これはまだ最終的に確定した数字ではありませんが,10月末までの集計値に一昨日の「3つ星未来フェスタ」の数値を加味すると,速報値的に言いますと,参画者は1万1千人を超えて,来場者は60万人を超える数字になっております。さとやま未来博は将来の地域づくりのリーダーを発掘,育成すること,また中山間地域の価値に共鳴する多くの人達が地域を応援していただく,外からも定期的に関わっていただくと,そういった機会を提供することによりまして,持続的な地域づくりに繋げていくことを目指して開催してきたところであります。まず,その中で「ココロザシ応援プロジェクト」では,中山間地域で実施されました地域の魅力を生かした取組,こういった取組に目標の約2倍の,6千人が1万1千人超なので,これはまだもうちょっと増えると思うのですけれども,約2倍の人材が参画いただいたことで,中山間地域の取組に主体的に関わるという意欲を持った方々がたくさんいらっしゃることをあらためて認識しました。個別の事例で言いますと,地域内での新たな連携であるとか,地域を超えた繋がりが生まれたようなものもありましたし,一度,役割を終えたものに再び価値を与えるような取組が実際に始まったことがありました。また,シンボルイベントでは「廃校リノベーション」におきまして,ずっとプロセスを踏んで進めてきたわけですけれども,その中で地域の内外の人に関わっていただいて,隈健吾さんのデザインという新しい価値を付加して,それぞれの拠点として再生ができたことがあったと思います。3施設とも完成披露式をしておりますけれども,私も〔旧〕小鳥原小学校の完成式に出てまいりましたが,すごくたくさん子どもたちが来ていて,これは地元というか,その小学校校区だけではない周辺の子どもたちも来てくれたのだと思うのですけれども,本当に皆さんで祝ってくれたというか,もちろんその小鳥原小学校の卒業生,私よりもふた回りくらい〔年齢が〕上の方々も含めてたくさんいらっしゃって,本当に良かったと思いました。それからソーシャルライド,サイクリストの皆さまに県内の里山の,普段埋もれているかもしれないようなスポットに行っていただいて,それを魅力としてSNSを通じて発信していただきまして,これも良かったなと思っています。重要なことは,こういった取組を一過性のものに終わらせないことでありまして,多くの皆さんが地域で取り組まれた活動を終了後も継続させて,あるいは発展させていくことが重要だと,それによって地域の活性化に繋げていくことが必要だろうと思っています。そのために昨年度,「ひろしま里山・チーム500」というのを立ち上げましたけれども,これは地域づくりに関わる人材のプラットフォームとして立ち上げたわけですけれども,このチーム500を通じて参加された皆さんの交流と活動に関する情報を発信していくと,それをサポートしていくということです。そういったことなど,この未来博に関わっていただいた皆さんが,将来にわたって地域の担い手として活動を維持したり,あるいは発展させていけるよう支援してまいりたいと思っております。さらには未来博に参画していただいた皆さまの声を聞くことでいろいろと明らかになりました地域づくり活動の資金の確保であるとか,あるいは継続的な共感者を増やしていくような方法,地域づくり団体が抱えるいろんな課題への対応,継続的な活動を実施する上での課題について,今後具体的にどういったことができるかも検討していきたいと考えています。
(幹事社:毎日新聞)
この件について,質問がある社はお願いします。
(幹事社:毎日新聞)
続いて賢人会議と国連軍縮会議の関係になりますけれども,明日から国連軍縮会議が広島で開催されます。県は政府に対して,核保有国と非核保有国間の橋渡しと,核保有国側のステップバイステップ論を明確にすべきとの主張をされています。その点を踏まえた上で,賢人会議初日を終えての所見,また明日からの軍縮会議で県として何か意見を述べられる考えはあるのか,また軍縮会議では,核兵器禁止条約交渉会議で議長を務めるコスタリカのホワイト大使が広島を訪問されるということで,その点についても軍縮会議に期待されることをお願いします。
(答)
賢人会議は,まず広島で開催されまして,〔原爆死没者〕慰霊碑への参拝,それから〔平和記念〕資料館〔の見学〕,それから被爆者の,小倉さんの証言を聞いていただいたということで,やはりここ〔広島〕でやった意義というか,初めて広島にいらっしゃった方もいらっしゃったようなので,まず,そこは良かったなと思っています。会議の内容については非公開なので,詳細は正直言ってわからないことがあるわけですけれども,外務省によりますと,昨日のセッションでは,核軍縮についての現状認識を踏まえた上で,〔核兵器〕廃絶に向けた道筋に関する議論が行われたと聞いています。その中では,核抑止を重視するグループと,それから核軍縮を重視するというグループとの間で折り合いをつけるような折衷点が定性的にありうるのではないかというような議論であるとか,核抑止はどう変わっていけるのかといった議論もあったと伺っていまして,この議論を注視したいと思っています。本県では,先ほど質問にもありましたように,核兵器廃絶の具体的プロセスの進展に向けて,いわゆる〔核兵器国と非核兵器国との間の〕溝を埋めていくことが重要で,また,そのためにも,核兵器国側が主張しています「ステップ・バイ・ステップ」〔論〕ということ,この具体的な「ステップ」を明らかにしていくことが必要ではないかと考えておるところでありまして,そのための方策として,今年の〔ひろしま〕ラウンドテーブルでも,議長声明をまとめて,外務省にも働きかけてきて,議長声明が会議でも配布されたと認識しています。そういったこともご理解いただけているのかなと思っておりますが,来年の〔NPT運用検討会議〕第2回準備委員会,それから,2020年の〔NPT〕運用検討会議に向けた提言をこれからまとめると伺っておりますので,そういった議論,あるいは広島の意見を踏まえて議論が進むことを期待したいと思っております。それから国連軍縮会議ですけれども,こちらも広島であるということは大変意義深いことだと思っています。今年は核兵器禁止条約の採択もありましたし,それからICAN〔核兵器廃絶国際キャンペーン〕がノーベル平和賞を受賞したといったようなこともありまして,核兵器廃絶に向けた機運が高まっている一方で,核兵器国は,〔核兵器禁止〕条約に参加するというか,むしろ反発を強めているといったような状況もありますし,両者の溝というのが深く懸念されているところであります。具体的な核兵器廃絶のプロセスが進展していくためには,核兵器国が〔核兵器〕廃絶のプロセスを進めなければいけないわけでありまして,そこで,非核兵器国との間に溝が生じているわけですけれども,それを埋めていって,埋めていくためにも,そして実際に核兵器の廃絶に向けたプロセスを進めていくためにも,具体的な「ステップ」というものを明らかにしていく必要があろうかと思います。核兵器禁止条約の交渉会議では,核兵器国は参加しておりませんでしたけれども,軍縮会議は,核兵器国も参加しているので,この,まさに具体的なステップを生み出していくために,核兵器国と非核兵器国との間での議論が深まっていくことを期待したいと思っています。それで,私も,「被爆の実相の次世代への継承」をテーマとしたセッションに登壇することになっていまして,〔核兵器〕廃絶の実現に向けて,次世代の積極的な参画に向けた取組が重要であることについて発言したいと思っています。さらに,機会があれば,〔ひろしま〕ラウンドテーブルの議長声明に書かれているような,特にステップバイステップ論の具体的なステップを示すための,核兵器国と核抑止の傘下にある国による会議の広島開催の実施についても発言したいと思っています。ホワイト大使を含め,参加される皆さまには,核兵器国と非核兵器国の間の橋渡しを行って,信頼関係を再構築していくことで,実質的に核軍縮を進展させるための活発な議論を行って,〔核兵器〕廃絶に向けた力強いメッセージを発信されることを期待しております。
(幹事社:毎日新聞)
この件について,質問がある社はお願いいたします。では続いて一般質問にまいります。質問がある社はお願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の胡子ですけれども。富士見町の再開発についてちょっとお尋ねしたいのですが,まず,1点目にホテル機能とMICE機能を備えたホテルの広島都市圏での必要性について知事のご意見をお伺いしたいのと,その事業手法としてSPC〔特定目的会社〕方式を採用されましたが,そこ〔特定目的会社〕に県としては土地を売却する形になると思うのですけれども,その手法について議会の方からも一部,透明性等の観点から疑問視する声も上がっておりますが,それについての知事のお考えを伺わせてください。
(答)
まず,広島市と「ひろしま都心活性化プラン」を検討してまいりまして,今年の3月にそれはできているわけですけれども,その中でも国際会議の開催回数であるとか,ホテルの施設数,これは他都市と比べて非常に見劣りしている。実際に,例えば札幌はホテルが180もあるのに,広島は83,人口規模の差もありますけれども,非常に大きな差異がある。福岡は国際会議が383回もあって,広島は76回といったようなことで,大変な差があって,こういった機能の充実強化を図ることは急務であろうと思っております。また宿泊者,外国人宿泊者をいかに増加させるかは非常に大きな課題で,今は外国人だけでなくて日本人,国内のお客様含めて,時期によってはホテルが非常にとりにくいとか,ということにもなっておりますので,このホテルの不足も非常に大きな課題だと認識しております。そういう意味で,MICE機能というか,大きな広い「箱」ができるという,今あるホテルがいくつかありますけれども,数は限られているので,そういった機能を備えたホテルの,進出希望もあるということで,そこを実現していくのは,今のような機能を強化していくことで意義があると思っています。今のこのSPCというやり方ですけれども,これは,今の〔国際〕会議ができるような大きな箱,そういったことも含めて,それから,どちらかというと足りていないのは高価格帯のホテルだと言われていますので,そういったものを実現していくためには,一定の区画の規模が必要だということで,いくつか地権者が,〔権利関係は〕複雑でもないのですけれども,いくつか地権者がいるところについて,まとめていかなければならないということであります。そういう中で,他の団体の公有財産の活用事例なども参考にしながら,いろいろな開発事業者であるとか,ホテル事業者,あるいは観光関連団体からも情報収集を行ってきたわけですけれども,そういう中で,いったん土地と建物の権利関係を一元化して,その上でホテル事業者を公募するということが,円滑にできるということで,瀬戸内ブランドコーポレーションから提案がありまして,民間の資金であるとかノウハウを最大限活用することも含めて,効率的で効果的なのかなと。手続き的にも適切なものと判断したところであります。そういう検討を進めながら,他の地権者であるとか,入居者などの関係者の皆さまと調整を行ってきたところで,一定の合意が得られるということなので,そういう形での進め方を採るという決定をしたところであります。
(幹事社:毎日新聞)
この件について質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の藤村ですけれども,先ほど効率的かつ効果的というような言葉がありましたけれども,スピード感というか,そういうことも,やはりかなり重視されての,こういう手法ということでしょうか。
(答)
これは地権者が複数いるわけですから,皆さんがどういうタイムラインとか,どういうスピード感でやっていきたいかということがまとまらないと,まとまらないわけです。ですから,地権者の中には,早くやっぱり進めたいという方々もいらっしゃって,そこにまた合わせていくためには,いったん〔権利関係を〕一元化をしていかないと,なかなかそれは難しいのかなということがあるということです。さらに,効果的というのは,今のような一定の規模の面積をまとめていくということ,それを一定のスピード感を持って進めていくためには,地権者側のニーズとしてあるので,こういった手法で進めていくことが適切であるということです。
(中国新聞)
今言われている「地権者」というのは具体的には誰を差しているのでしょうか。
(答)
あそこの土地の地権者です。
(中国新聞)
県有地もありますけれども。
(答)
県有地もありますけれども。
(中国新聞)
県が,ということでしょうか。
(答)
その中の誰が,というのは,そこはちょっとご容赦いただきたい。
(中国新聞)
民間の〔所有者でしょうか〕。
(答)
民間の所有者ということです。
(中国新聞)
わかりました。
(幹事社:毎日新聞)
他に質問がある社はお願いします。
(TSS)
TSSです。近隣県山口の岩国基地の件ですけれども,先週,輸送機が沖縄の海で墜落してまして不安もあるわけですけれども,岩国への艦載機〔第2陣〕の移転も,先週末,急に情報が入ってきました。〔広島〕県に移転の日程など〔情報が〕入っているか,これが1点と,アメリカ軍の運用に左右される現状への受け止めをお願いします。
(答)
今回の移転の日程については,われわれは事前には〔情報提供は〕なかったと認識しておりますし,まさに後追い的に〔情報が〕来ているというか,そういうのは少し,われわれとしても改善の余地があるのではないかなと思っております。さまざま,この運用上の課題というか,必要性だとかはあるのかもしれませんが,ここはやはり日本,あるいは地元と協力しながら進めなければいけないことだと思いますので,アメリカ側には,そういうことは配慮してほしいと思います。
(幹事社:毎日新聞)
そろそろ時間が迫っておりますので,最後の質問にさせていただきたいと思います。質問がある社はお願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の樋口です。鞆の問題で伺うのですけれども,知事選の直前の金曜日に鞆で街頭演説されまして,その時,私も聞いたのですけれども,交通対策を進めていくということはこれまでどおりおっしゃっていましたけれども,「トンネル」というワードは具体的に出なかったのですけれども,このトンネル案というのは,架橋の代替案と知事がずっとされてきているのですけれども,まだ調査費も計上されていないという状況が続いておりまして,これから三期目にも入られますので,ここでちょっとあらためて,今の,知事のトンネル建設に対するお考え,〔今年〕4月の説明会のときでは,一番効果が大きいということだったのですけれども,どう地元に理解を求めていこうとお考えになっているのかというのをお願いします。
(答)
それについては引き続き,トンネルを含む全体方針について丁寧にご説明をしていくことが必要だと思っていまして,今,取り組んでいるいろいろな事業もありますけれども,その状況なども含めて,住民の皆さまへ説明したり,あるいは意見交換したりという場も必要ではないかと思っています。そういう意味でトンネルについての考えが特に大きく変わったということはないわけですけれども,これも従前から申し上げていると思うのですけれども,トンネルを造るにあたっては,地元の皆さまのご理解も必要ですし,どうしても,無理やり造っていくということでもないので,しっかりとご理解をいただきながら進めていくことが必要なことではなかろうかと思っています。
(中国新聞)
確認ですが,説明会でもやはり,トンネルに対する理解というのがなかなか進んでいないなという感じだったのですけれども,今,「地元のご理解を」とおっしゃったので,今の現状でいったら,調査費をつけたりといったようなステージでは,まだないというのが知事のお考えでしょうか。
(答)
そういうことが,ある意味「無理やり」なことなのかなと思いますので,そうではなくて,やはり一定の機運を作っていく必要があるのではないかと思っています。
(中国新聞)
機運ですか。
(答)
機運というか理解です。これがまた,どこまでいったらどうなのか,定量的にはなかなか難しいところですけれども。例えば「まず調査はやってみよう」という理解であるとか,段階的に進んでいくことがあるかもしれませんし,あるいは「トンネル良いじゃない」となって,とんとんと進んでいくこともあるかもしれませんし,それは,どう推移していくのかわかりませんけれども,まずはトンネルの効果等についてご理解いただけるように進める必要があると思っています。
(中国新聞)
説明会というのは,また知事が,再度地元にやはり入って,そういったトンネルの効果等を説いていくということでしょうか。
(答)
トンネルについて説明会をするということではありませんけれども,トンネルも含む県の全体方針について,説明会なり,それはもちろん私も出てという意味ですけれども,そういうことであります。
(中国新聞)
それは今後も検討されるということでしょうか。
(答)
そうです。
(中国新聞)
いつ頃〔説明会を開催する〕というのは。
(答)
今,いつ,ということはないのですけれども,これも前々から申し上げていることで,前回,説明会をしましたけれども,それで終わりということではなくて,それは引き続きやっていくことだと,その一環としてということです。
(幹事社:毎日新聞)
これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は12月5日火曜日の10時30分からを予定しております。ありがとうございました。
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