記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)
会見日:平成29年12月19日(火曜日)
(1)「医療関連産業クラスター形成事業による県内企業の事業化案件」について
(2)「イクボスミーティングひろしま」の参加者募集開始について
(3)「医療関連産業クラスター形成事業による県内企業の事業化案件」について
(4)1年を振り返って
(5)岩国基地への空母艦載機移駐について
(6)「働く女性きらめき指数(女性活躍指数しまね方式)」について
(7)「広島 牡蠣とり帳」について
(幹事社:山陰中央)
幹事社の山陰中央新報社です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いいたします。
私から発表項目が今日は2点ございます。1点目は医療関連産業クラスター形成事業による県内企業の事業化案件についてでございます。県では,「医療関連産業」を重点産業に位置付けまして,ものづくり力の強みを生かした医療,福祉分野における新たな産業の育成に取り組んでいるところであります。この度,県の医療関連産業クラスター形成事業などの支援によりまして,県内企業が医療機器の製品開発を行って,販売を開始することになりました。新たな製品は小型超音波画像診断装置,いわゆるエコーでありまして,県とひろしま産〔業〕振〔興機〕構の連携支援を受けて,有限会社MIZOUE PROJECT JAPANが開発いたしました。同社は開発型ベンチャー企業として平成15年9月に設立されまして,平成19年から医療機器開発に取り組まれています。県の「ひろしまヘルスケア実証フィールド」や国の事業を活用して,ひろしま産〔業〕振〔興機〕構の支援のもと,製品化を実現されたところであります。また,並行しまして,薬機法〔医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律〕に基づく医療機器製造販売業の許可を得て,医療分野に新規参入することとなったものであります。こういった形の新規参入〔事例〕は,県の取組開始後,6例目となるものであります。その商品がこちらです〔内ポケットから製品を取り出す〕。これ〔プローブ部分〕はおなじみですが,検査に行くとこれで画像が見られるということで,どこでも携帯できることになります。病院におかれている機械〔エコー〕は,大きな機械ですが,これは,かなり携帯性が高いものになっているということで,なかなか素晴らしいものではないかなと思います。詳細はMIZOUE PROJECT JAPANが,今日の2時40分から報道機関の皆さまに対して,記者発表会を行われるということなので,ぜひ皆さまもご取材をお願いできればと思います。県としては引き続き,このような事業化案件が多数生まれるように,医療関連産業クラスターの形成に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
次の2点目ですが,「イクボスミーティングひろしま」の参加者募集開始についてのお知らせです。ご承知のとおり県では,仕事も暮らしもあきらめない欲張りなライフスタイルの実現を目指して取組を進めておりますが,その一環として「イクボス同盟ひろしま」を設立して,誰もが働きやすい職場づくりを進めるリーダーとなるイクボスの普及拡大を進めているところです。この「イクボス同盟ひろしま」が,これまでの同盟メンバーの成果を初めて発表する「イクボスミーティングひろしま」を平成30年2月2日に広島市内で開催いたします。当日は,基調講演として,サイボウズ〔株式会社〕の代表取締役社長,青野慶久さんに基調講演をいただきます。「企業成長とイクボスの相関関係」についてというテーマでございます。ご承知のとおり,サイボウズの青野さんは,働き方改革やイクボスのトップランナーとして,自他ともにおそらく認識されている方だと思います。また,イクボス同盟ひろしまメンバーによります取組発表を行います他,参加者自身がイクボスとしてどういうことができるかといったようなことを考えるワークショップも開催いたします。イクボスという言葉はよく知らないのだけれども「働き方改革」や「働きやすい職場環境づくり」に関心があるといったような方々など,ぜひ多くの企業の皆さまにご参加いただきたいと思っております。また,資料の2ページ目にありますけども,管理職の皆さんとイクボスの役割についてディスカッションを行う「イクボス推進トーク」を全3回で開催することとしておりまして,今週12月21日には株式会社マエダハウジングに私が訪問してディスカッションする予定となっております。こういった取組を通じまして,今後もイクボスの理念に共感して,実践していただける方々を増やして,働き方改革を推進してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
(幹事社:山陰中央)
知事からの発表について質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の樋口です。医療〔関連産業クラスター形成事業による県内企業の事業化案件〕の方で質問します。個別の製品については,また後で企業の社長に〔記者発表会で〕聞こうと思うので,事業の全体像なのですけれども,〔広島県の医工連携プロジェクトの〕パンフレットにありますように,かなり高い目標を掲げられていて,平成32年度に生産額1千億円,企業100社とありますけれども,これが,今,直近でどれくらいまで〔数字が〕来ているのかということと,その数字〔について〕,私が前,把握している段階では,そこまで〔達していなかった〕,まだ目標どおり伸びていなかったと記憶しているのですが,それについての今の知事の受け止めをお願いします。
(答)
医療機器生産額は,これは平成28年度で200億円となっています。スタートした時は90億円でしたので,そこ〔医療機器生産額〕は2.2倍になっておりまして,企業数は30社から54社に増加しているという状況です。これは県内企業の生産拡大でここまできているという状況でありまして,この部分はおおむね順調に行っているのかなと思っています。一方で〔目標である〕1千億円のかなりの部分を企業誘致によって増やしていこうという目論見があったのですけれども,そこについては,見込みを大きく下回っているといったような状況になっています。これまで100社を超える首都圏なり関西圏の医療機器メーカーにアプローチしてきたのですけれども,なかなか,直ちに本県に新規の設備投資をするといったような環境にないといった状況にあります。そういったこともありますので,今,県内企業とのマッチング,展示会を行ったり商談会を行ったりであるとか,その結果として,県内企業が受託生産するとか,あるいは部品を受注するといったような形での取引拡大とかネットワークの拡大といったようなことを,今,進めておりますし,また,これは,どちらかというと県内企業の生産拡大に繋がっていくものかなと思っておりますけれども,あるいは広島の魅力を高めて,投資の理由としていただきたいという思いも含めて,「バイオデザイン・プログラム」を広〔島〕大〔学〕と連携して進めていまして,こういったことを通じて,医療機器関連のイノベーション人材の集積であるとか,育成に取り組んでいるといったような状況にあります。
(中国新聞)
1点だけ追加でお願いします。県外〔企業〕の誘致が思うように進んでいない要因はさまざまあると思うのですけれども,特にこういったところが大きいのではないかという分析が,もしあれば〔お願いします〕。
(答)
一つは,皆さんのお話によると,「もし追加投資する場合には,日本国内ではなくて海外に投資します。」ということが,かなり〔意見として〕あります。既に工場を〔国内に〕持っていてという場合は,そこの〔設備等の〕更新であるとか,そこを拠点にしたというところがあるのですけれども,新規のロケーションを確保するのであれば海外にとか,そういったようなことがある。あとは,広島に元々の医療関連の集積がないものですから,仮に日本のどこかを探すときに,必ずしも必然性が十分にないということで,そういったこともあって「バイオデザイン・プログラム」のようなことも進めるわけですけれども,そのような状況でございます。
(幹事社:山陰中央)
他にありますでしょうか。〔ないようですので〕続いて幹事社質問に移ります。
(幹事社:山陰中央)
今年も残すところ,およそ10日余りになりました。今年1年の県政を振り返っての感想や印象に残っていること,また,来年に向けての抱負について,お伺いいたします。
(答)
今年の県政の振り返りということですけれども,今年進めてきたことで,やはり「広島県民総欲張りライフ」と銘打ちまして,欲張りライフを応援するさまざまな施策を推進してきた中で,広島県の特長であるとか,強みを生かした取組が進んだ年だったかなと思っています。特に,都市と自然が近くて,どちらも欲張りに楽しめるという強み,これをベースにして,県内各地の豊かな魅力であるとか個性を磨いていくというようなところだったかなと〔思います〕。具体的には「ひろしま さとやま未来博2017」もございました。これは里山の暮らしを支えたりとか,あるいは楽しんでいこうという,いろいろな取組に多くの皆さまに参画を,あるいは参加いただいたというところもありますし,一方,都市についても,これはまだ検討段階ですけれども,「ひろしま都心活性化プラン」を広島市とまとめてまいりましたし,福山では駅前の開発についていろいろな議論,これは県も参画しましたし,いろいろトライアルのようなことも含めて,取組が始まっているといったようなことで,今後の道筋が少し見えてきたような1年だったかなと思っています。また,欲張りという観点からは働き方改革〔が〕非常に重要ですけれども,「WIT2017」を開催したりであるとか,あるいは商工会議所等が認定する,経済団体として働き方改革の認定企業,認定制度を作ったりということもありまして,県内企業の意欲と取組が高まってきたというようなこともあったかなと思っています。さらには,イノベーションが,やはりその背景として,生産性を高めて働き方改革に繋げていくという部分では,〔イノベーション・ハブ・〕ひろしまCampsであるとか,あるいは〔ひろしま〕デジタルイノベーションセンターを開設していったということで,いろいろな各方面というか,各分野にわたる施策の中で,この「欲張りライフ」を後押ししていく,応援していく施策が進んでいったというような1年だったかなと思っています。来年の抱負もありまして,来年の抱負としてまず挙げていきたいのは,一つは全ての子供たちが健やかに夢を育むことができるような,一人ひとりの多様な個性であるとか能力を伸ばすことができるような施策に,着実に取り組んでいきたいと思っているところでありまして,具体的にはひろしま版ネウボラ,これをしっかりとさらに進めていきたいですし,〔広島〕叡智学園〔中学校・高等学校〕の開校といったような,一歩先を見据えたような施策に加えて,子供の貧困対策とか,あるいは学びのセーフティネットといったような,新たに着手していくような施策を本格的に進めていきたいと思っています。特に子供たちの成長であるとか学びの支援については,「世代間の連鎖」と言われるようなことも課題として認識されていますので,生まれてきた,生まれ育った環境ということによって制約を受けないといったような,社会全体で支える取組というものを進めていきたいと思っています。また,経済の分野では,今,第4次産業革命という急速な技術の発展によって急速に進んできていますので,そこに的確に対応していかなければいけないということで,経済が好調であるということもありますけれども,人材不足も非常に大きな課題になっていまして,特に中小企業においてですが,その中で,AI〔人工知能〕であるとかIoT〔モノのインターネット化〕の導入によって,そういった課題を解決して,生産性を向上したいとか,あるいは新しい付加価値を生んでいくというような,そういうことが鍵となると思っていますので,そういったことも取り組んでいけたらなと思っています。いずれにしても,今,経済状況であるとか人口動態に少し明るい兆しもありますので,そういう状況だからこそ,社会全体の中で,少し見えにくいようなところにあるような,支援であるとか対策が必要なところに,しっかりと取り組んでいきたいなと,誰も置き去りにしないというようなことを言っていますけれども,そういった県行政を進めて,広島県全体が中長期的に良くなっていくということを目指していきたいと思っています。
(幹事社:山陰中央)
ありがとうございました。続いて関連なのですけれども,平成29年の1年間を漢字一字で表すとしたら,知事はどんな文字を連想されますでしょうか。お手数ですが〔書いていただけますでしょうか。〕
(答)
書くと〔いうことですか〕。
(幹事社:山陰中央)
はい。〔書いて〕いただいた後に,その理由などをお話しいただければと思います。
(答)
〔用意されたパネルに筆で漢字一字を書く。〕平和の「平」です。この1年,平和に関するいろんな動きがあったかなと思っておりまして,世界のいろいろな動きがある中で,広島県としては核兵器のない平和な社会を目指しているわけですけれども,その中で進展もあり,また分断もありといったような年ではなかったかと思っています。まず7月の核兵器禁止条約の採択がありまして,その後,11月にはICAN〔核兵器廃絶国際キャンペーン〕がノーベル賞を受賞したというところで,これは国際平和が進展したとは,なかなか言い難いかもしれませんけれども,大きな,エポックメイキング〔画期的〕なことではなかったかなと思っておりまして,多くの県民の皆さまも,核兵器廃絶に向けて一つの前進であったと受け止めていただいているのではないかなと思っています。一方で,肝心の核兵器国は非常に批判的な立場をとってますし,日本政府も交渉に参加していないであるとかということもあって,核軍縮をめぐる立場の違いというものが,ますます大きくなっていった,顕在化していったというような状況があったと思います。それに加えて,北朝鮮のさらなる核実験であるとか,その運搬手段であるミサイルの開発,こういったことも,世界の平和を脅かしているようなことでありまして,今年は「北」というのが,今年の漢字になりましたけれども,平和を願う多くの人々の不安とか怒りというのもあるのかなと思っています。私自身,5月に,〔県議会〕議長とともに,NPT〔核不拡散条約運用検討会議〕準備委員会に出席してきましたけれども,その際に,ローマ法王のところにも訪問させていただいて,広島への訪問をお願いできましたし,9月には国際平和のための世界経済人会議ミニ・フォーラムを〔開催することが〕できて,これは良い議論ができたかなと思っています。そして11月には,〔ユース〕非核特使フォーラムと,賢人会議と,〔国連〕軍縮会議が三つ行われまして,いろんな方が参加して,国際平和の進展に向けた議論が広島で〔話し合われる機会を〕持つことができたということで,意義深い年となったなと思っています。そういう意味で,広島県,あるいは世界の中で,この「平」和について関心が高まったということでありますし,平和を脅かすこともあったということも含めて,来年こそ世界中の人々が,平〔たいら〕かに暮らすことができると良いなということも含めて,この平の字ということにさせていただきました。
(幹事社:山陰中央)
ありがとうございました。幹事社質問について〔関連した〕質問がある社はお願いします。では〔ないようですので〕,一般質問に移りたいと思います。質問がある社はお願いいたします。
(TSS)
TSSです。沖縄でアメリカ軍機の窓が落ちるという事故もありましたけれども,人為的なものと聞いていますが,岩国基地でも起こりうる可能性があるわけで,その辺りの受け止めをお願いします。
(答)
重大事故というか,本当に危険な状況になって,これは我々も重く受け止めているところです。県内もこれから,〔岩国基地への空母〕艦載機の移駐で周辺を飛行する飛行機も増えてくるということで,こういった事故がないように,これまでも,もちろん政府を通じて,あるいはアメリカ大使館を通じて要請しているところですけれども,引き続き国であるとか,あるいは大使館といったところを通じて,粘り強く安全安心の確保ということ,事故や事件といったことが増加しないということを働きかけていきたいと思っています。
(TSS)
もう1点〔質問〕なのですけれども,岩国基地周辺,特に広島県内で何かが起きた時に,山口県との連携,もしくは新しい形で何か組織するような,そんな発想みたいなものはありますでしょうか。
(答)
個別に,例えば広島県内で何か事故が起きた時に,それが山口県にも影響を与えるようなものであれば,それは当然連携するということになると思いますし,今,「こういうものについては,こういうように連携します。」ということではないのですけれども,必要に応じて適切に対応していくことだと思います。
(中国新聞)
中国新聞の胡子ですけれども,ちょっと今の関連で,普天間〔基地〕のオスプレイが岩国基地に駐留,訓練の一環ということで駐留して,広島県内でも目撃が出ていると,低空飛行の〔目撃情報が出ている〕ということがあります。それについて知事としての受け止めと,こういうことがあるというのは広島県側に連絡があったのかどうかというのを確認したいのですが。
(答)
「こういうこと」というのは。
(中国新聞)
岩国基地に普天間〔基地〕からオスプレイが来て,それについての運用について。〔オスプレイが〕来るということも含めて,情報が広島県側に寄せられていたのかということについてお願いします。
(答)
飛来情報については情報提供があります。事前〔情報〕かどうかは別にして,着陸する時間であるとか,何機くらい来るとか,そういったことは情報提供があるのですけれども,その詳細について,例えばどういう訓練をやるとか,そういうことについては明らかにされていないところであります。
(中国新聞)
現実,こういった〔記事にある〕形で岩国〔基地〕を拠点に低空飛行が広島県内で行われているという実態,これが今後,常態化する懸念もありますけれども,それについて知事としての受け止めをお願いしたい。
(答)
今回,記事になっている部分ですが,これについては我々も防衛局を通じて事実関係を確認中です。
(中国新聞)
中国新聞の滝尾です。先ほど,イクボスと働き方改革の話もあったのですが,島根県が先週,独自の指標で女性の働き方についてランキングを示した結果,広島県が32位でした。男性の育児時間とかは評価された一方で,女性の実労働時間の長さなど,例えば評価が低くて,この順位の受け止めと,自治体がこのようなランキングをすることについてご意見がございましたら教えてください。
(答)
この指数,ランキングですが,これは島根県の県とか経済団体とか含めて独自に策定をされたものということで,興味深い取組だとは思いますけれども,ただこれは,すぐお分かりのように,どういう指標とか,どういうウェイトをつけるかということによって全体の例えば順位であるとかそういったことは変わってくるので,何とも評価は難しいと〔思います〕。いずれにしても32位というのはちょっと残念だなというところはありますけれども。広島でも女性の活躍は重点テーマになっていまして,この女性の就業率,特に25歳から44歳の子育て期のM字カーブがへこんでいくようなところの就業率であるとか,あるいは管理職ではないですけれども,事業所の中で指導的な役割にある女性の割合といったようなところは評価を,指標を立てて取り組んでいまして,そういったものは,例えば,今のこの年齢バンドの女性の就業率というのは,平成22年から27年の間に4.3パーセント増加して,68パーセントが72.3パーセントになっているということです。あるいは男性の育児休業取得率は非常に広島県は高いとか,これがウェイトが高かったらすごく高くなるのに,そういったこともあったりしまして,いずれにしても,女性の活躍というのは,男性の働き方だとかあるいはこの男性の家事,育児への参加であるとか,こういったことも必要なので,総合的に働き方改革に取り組んでいきたいなというのが我々の感想であります。
(RCC)
RCCの小林です。観光課が作っている「牡蠣とり帳」というものについて伺いたいと思います。「牡蠣」という難しい漢字を書きながら,広島のさまざまな牡蠣にまつわることを学んでいくというドリルなのですけれども,今日から小学校に,呉〔市〕や江田島〔市〕などにも配られていくということなのですけれども,これを通して,面白い取組だとは思うのですが,どういうことを期待されていらっしゃるか。子どもたちにどんな影響を受けてもらいたいかというのを伺いたいんですが,どうでしょう。
(答)
「牡蠣とり帳」は特に子どものころから牡蠣について理解を深めていただきたいなと,この広島に誇りを持っていただきたいなということでありますけれども,そういったことを通じて,県民の皆さまが広島の特産品であり,県の魚でもあるわけですけれども,牡蠣の知識だとか愛着というものを深めていただきたい。それがやはりおもてなしのスタートというかベースだと思うのです。自分たちが誇りを持ったり愛着のあるものじゃないと,他の人に評価はなかなかしてもらえませんので,そういったことを進めていければなと思っています。食というのはこれも皆さまご承知のように,旅の目的の最も大きなものの一つになりつつあるものでありまして,観光消費額を上げていくというためにも重要なものです。そういうことから今回は特に,広島といえば牡蠣と言われるような牡蠣にあらためて着目して,情報発信を始めたということで,こういった取組を着実に積み重ねていくことによって,全国の人にあらためて「広島の牡蠣って素晴らしいよね」というように思っていただいて,「広島に牡蠣を食べに行こうじゃないか」となっていくと良いなと思っております。
(RCC)
ちなみに知事は「牡蠣」という漢字はどうでしょう〔書けますでしょうか。〕
(答)
今は書けます。
(RCC)
今は書けますか。
(答)
漢字ドリルをやりましたから。
(RCC)
そうですか。ちなみに,せっかくなのでこれ〔色紙〕に書いていただくって言うことはお願いしても良いですか。
(答)
筆で書きます。と言いながら,ここ〔机上〕に〔牡蠣という漢字が〕書いてあるから。
(RCC)
見ないようにして書いて〔いただけないでしょうか〕。
(答)
ちょっと無理です。ここに〔牡蠣と書かれて〕あるので。〔書きながら〕書き順が自分が間違っていたということを〔牡蠣とり帳で〕発見しました。ちゃんと滑らかに書いてたでしょう。〔色紙を掲示〕
(RCC)
これを学んでもらいたいということですね。
(答)
はい。
(幹事社:山陰中央)
では,お時間がきたようなので質問がなければ,これで終了したいと思います。〔質問が〕あれば最後の質問にしたいと思いますけれども。では,〔ないようなので〕知事定例会見を終わります。次回の定例会見は12月26日10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
(資料)「医療関連産業クラスター形成事業による県内企業の事業化案件」について (PDFファイル)(557KB)
(資料)「イクボスミーティングひろしま」の参加者募集開始について (PDFファイル)(1.42MB)
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