記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:平成30年5月8日(火曜日)
(1)知事の欧州訪問の結果について
(2)知事の欧州訪問の結果について
(3)「警察署での現金盗難事件」について
(4)受刑者の逃走について
(5)広島県における行政文書の不適切な取扱いについて
(幹事社:NHK)
幹事社のNHKです。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,よろしくお願いします。
私から,本日1点発表項目がございます。欧州訪問の結果でございます。4月22日から〔4月〕29日の日程で行って参りました。まず,ジュネーブですけれども,NPT運用検討会議第2回準備委員会に参加いたしました。本県として,シンポジウムとワークショップを開催いたしましたが,本県が主催したシンポジウムでは,パネリストとして登壇いただきましたスウェーデン政府や日本政府を始めとして,多くの政府関係者やNGOの参加をいただきまして,広島からの具体的な核軍縮政策の提案を発信する大変良い機会となったと思っております。また,UNIDIR,SIPRIとの共同研究について賛同いただくなど,広島からの政策提案による具体的な貢献を確認できたところであります。その他,国連事務総長の被爆地訪問の働きかけやWEFシュワブ会長に対する国際平和のための世界経済人会議の参加,ダボス会議での核軍縮セッション増加の働きかけについては,被爆地の思いを,前向きに受けとめていただいたと考えています。次に,ロンドンに参りまして,王立国際問題研究所,いわゆるチャタムハウスと言われるところですけれども,を訪問いたしまして,核軍縮に向けた方策について意見交換を行って,今後,連携協定締結を視野に協議を進めていくことを確認したところでありまして,本県の研究機能の強化に繋げていきたいと考えております。そして,最後にモスクワを訪問いたしました。モスクワでは,日本・ロシアフォーラムのセッション等に登壇いたしまして,主に観光関係のセッションであったわけですけれども,誘客に向けた観光情報発信などを行ったところであります。この中では,ロシア側の日本への関心の高さが感じられたところでありまして,また,本県の魅力についても大変興味を持っていただけたかなと思っております。今後,国全体の動き,あるいは,他県と連携するなどして情報発信を行っていきたいと考えております。また,フォーラムの会場で,ロシア連邦外務次官に,プーチン大統領の被爆地広島の訪問を要請する書簡を手交したところであります。今後は,今回の訪欧で,強化,あるいは構築に向けて着手しました,国際機関や研究機関,NGO等,さまざまな機関等とのネットワークを,具体的な取組へと充実させていき,核兵器のない平和な国際社会の実現に具体的に貢献していきたいと考えています。私からの発表は以上でございます。
(幹事社:NHK)
この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(NHK)
NHKの秦です。プーチン大統領の被爆地訪問の要請の書簡を手渡しされた時の反応はいかがでしたか。
(答)
きちんと受け止めていただいて,「これは必ずプーチン大統領にお渡しします。」とご回答いただきました。
(中国新聞)
中国新聞の村田です。先程の質問の関連なのですけれども,不勉強で申し訳ありません。そもそもプーチン大統領に広島訪問を要請されたのは,今回が初めてなのかどうかが1点と,プーチン大統領を広島に招く,被爆地に訪問していただく意義について,知事ご自身がどのようにお考えかお聞かせください。
(答)
これまでも大使館等を通じて,訪問の要請はしております。あらためて,〔大統領に〕非常に近いところというか,外務次官という〔大統領に〕非常に近い距離〔立場〕だと思っておりますので,そちらを通じて要請することができたということは,少し直接感があるかなと思っております。ロシアというのは,非常に大きな核兵器国であります。核軍縮,それから廃絶に向けて,非常に大きな役割を持ったところでありますので,その大統領が被爆の実情を知っていただくことは非常に大きな意義があると思っております。
(中国新聞)
あらためてなのですが,知事ご自身が,政府関係者だとか,あるいは,先方の政治家の方に直接要請されたのは,今回が初めてですか。
(答)
それは,今回が初めてです。
(中国新聞)
それと,プーチン大統領の新しい任期がスタートした直後,4期目ですが,訪問のタイミングというか,この任期中にという主旨でよろしいのでしょうか。
(答)
もちろんです。任期〔は〕6年あるので,その先の話ということではなくて,2020年のNPTの運用検討会議もありますので,我々としては,できるだけ早く来ていただきたいとは思っております。
(中国新聞)
あともう1点,プーチン大統領は,なかなか日本に来られる機会はそれほど多いこともないと思うのですけれども,先ほど2020年の話が出ましたが,東京五輪等,国際イベントの中で来日するような可能性はあると思うのですけれども,そういうタイミング,何か来られる時にあわせて,被爆地も訪問してほしいということなのか,それとも被爆地訪問を目的に来てほしいということなのか。
(答)
現実的には,なかなかこのためだけに来るというのは難しいと思いますので,やはり首脳会談であるとか,何かイベント等の機会を捉えて来ていただくことになるのではないかと思います。
(朝日新聞)
朝日新聞の北村と申します。〔国連軍縮担当上級代表の〕中満さんとの意見交換の中で,こちらの中では,平和記念式典での参列を働きかけたということなのですが,事務総長の。この件での,まず,反応と,あと,他に具体的には,どのようなことを意見交換されたのかということ,わかる範囲で教えていただければと思います。
(答)
被爆地訪問については,中満さんも,事務総長には被爆地訪問をしてもらいたいと思っているというようなお話だったので,どのタイミングになるかというのは別にして,我々としては前向きに捉えているというところです。その他については,やはり,現状の情勢について意見交換したわけですけれども,環境としては,非常にやはり厳しいものがあると。特にロシア,それから,英米の間で核兵器の問題。これは,シリアの問題もありますし,また,イギリスでの核兵器を使用した,核兵器というか化学物質を使用した殺人未遂事件みたいなこともあって,非常に情勢としては厳しいところにあると。核軍縮を進めて行く上での,前段としての情勢が非常に厳しいところがあるというようなことを意見交換したところであります。ただ,2020年に向けて,それを乗り越えていくということが必要だという,そういう共通認識はもちろんあるわけですけれども,そういったような話でした。
(幹事社:NHK)
私からも一つ良いですか。今回,いろいろな日程を組まれて行かれて,知事ご自身が行かれた中で,一番手応えを感じたというか,一番の収穫というと,どんなところですか。
(答)
シンポジウムでいろいろ議論しました。SIPRIのペーパーだとか,あるいは,UNIDIRのペーパーというところで,いろんな意見がありましたけれども,皆さん一様に,非常に重要な成果であるとの受け止めと,それから具体的な内容についても,いくつかこういうことは重要だということもあったので,こういったことをさらに発展させて,最終的にはNPTのプロセスの中で取り上げていただくようなことに繋がっていければなと思っておりますけれども,何というか,皆さんの認識として共有できる部分があったので,そこに対する期待値が持てたのかなと思っています。
(幹事社:NHK)
その他,ご質問はないでしょうか。
(中国新聞)
ごめんなさい,重ねて〔質問して〕。NPTの準備委員会が,今回,議長声明の中で,核兵器禁止条約に関係して,核保有国と非核保有国の溝が埋められなかったみたいな,議長声明かどうかわからないのですけれど,総括がされていると思うのですが,知事ご自身,今回の準備委員会の議論について,どうご覧になっていて,どう評価されているかを教えてください。
(答)
私自身,各国のセッションの詳細は,なかなか全て聞くことができなかったというところはあるのですけれども,最終的には,議長総括として,禁止条約について両論併記になっているということと,実際にそれぞれの国が主張してきたというところで,溝というか亀裂というか,何て言うのでしょうか,閉じているという印象ではなくて,むしろ広まっているということと,それから,今のシリアの問題,核兵器の問題などを巡って,かなり厳しい応酬があったというところで,まさに先ほどもちょっと申し上げたような,核軍縮に向けての機運以前のところで,いろんな障害が起きているというところで,非常に厳しいところかなと。核兵器国から新たな核軍縮に関する提案等も見当たらなかったということで,このままでは,厳しい対立のまま2020年を迎えることになりかねないということです。
(中国新聞)
ちょっとまた〔質問が〕ころころ変わって申し訳ないんですけれども,期間中,北朝鮮の問題が大きく動いたと思うのですけれども,この件に関しても議長声明に盛り込まれたと思いますが,知事ご自身はどうご覧になっていらっしゃいますか。
(答)
合意についてということですか。
(中国新聞)
合意についてと,それから,朝鮮半島の非核化について,韓国と北朝鮮が合意したということについてですね。
(答)
南北の両首脳が,朝鮮半島の非核化について合意したと,文書で確認したということ自体は,前向きな動きであると考えています。〔です〕が,これまでも北朝鮮は非核化ということについて,何度も約束してきたところであります。それを何度も反故にされているということもあるところなので,この非核化の動きが進展するかどうかというのを,しっかりと見届ける必要があると考えています。この北朝鮮の非核化,実際に到るまでの条件は厳しいものがあるかもしれませんけれども,いわゆる,完全で,検証可能かつ不可逆的な廃棄,これに繋がるかどうかを確認していかなければいけない。それまでは安心できないということだと思います。実際に,これまでの非核化というのが実現しなかったということには,いろんな困難な問題とか課題があるということだと思うのですが,今回,少なくとも表面上は,機運は高まっていますので,関係国が知恵を出し合って,そういった難しい問題,困難を乗り越えて行って欲しいなと思っています。県としても,「ひろしまラウンドテーブル」等の議論を通じまして,北朝鮮の非核化を実質的に進めるための方策づくりに貢献できればと思っているところであります。
(中国新聞)
もう1点だけ。期間中,ジュネーブ訪問中に,外務省の方に,今の〔ひろしま〕ラウンドテーブルでの議論を踏まえた要請活動をされたと思うのですけれど,あの要請に関する大使の先方の反応といいますか,どのような返事があったかについて教えてもらってもいいですか。
(答)
それは,しっかりと受け止めていただいたと思っています。
(中国新聞)
東京で,以前,外務省の本省の方で要請されたと思うのですけれども,それとほぼ同じ趣旨の要請だったという理解でよろしいですか。
(答)
いや,今回の〔要請〕は,賢人会議の具体的な提言を受けて,その提言について,こういうふうに進めていただきたいということを,我々が特に大事だと思うところについて,提案したというか要請したという形なので,それは中身は全く違います。
(中国新聞)
それに対して受け止めていただいたということですね。ありがとうございます。
(答)
〔事務方に対して〕提案内容というのは,配布してないのでしたか。
(事務方)
配布しています。
(答)
それは,またちょっと〔後程〕ご覧いただくと〔いうことで〕。
(幹事社:NHK)
その他なければ幹事社質問に入ります。中央警察署から,詐欺事件の証拠品として保管されていた8500万円余りが盗まれたことが発覚してから,今日で丸1年になります。今だ解決に至っていないことについて,知事として,どのように受け止めているかを伺います。また,このまま現金が見つからなかった場合,詐欺事件の被害回復への影響も懸念されていますが,その場合,県費投入の可能性などもあるのでしょうか。あわせて伺います。お願いします。
(答)
これは,事件が明るみに出てから1年〔が〕経過したというところでありまして,まだ解決に至っていないということについては,大変残念なことだと思っています。県警では県民の皆さまの信頼を回復するために,一日も早く事件の全容を解明できるよう全力で捜査していただいていると思いますけれども,しっかりと進めていただきたいと,取り組んでいただきたいと思っています。現金が発見されなかった場合ということですけれども,これについては,今,警察が被疑者の検挙に向けて,懸命に捜査しているところでありますので,そういったケースを想定した答えというのは控えさせていただきたいと思っています。いずれにしても,1日も早く事件が解決するということを願っているところであります。
(幹事社:NHK)
この件について,質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の教蓮です。今回,この事件に関連して証拠品の管理に関係した警察官であるとか職員の処分が,事件の全容解明ができていないという理由で行われていないのですけれども,先頃,うちの新聞社でも読者を対象にしたアンケートをさせてもらって,その回答としても7割程度が,こういった処分を行わないことに対して「適切でない」という回答が出ています。これは一般的な県民感覚かなと私も思うのですけれども,処分に関して,知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)
処分については,これは警察内部の話ですので,警察が適切に判断されると思っていますけれども,今,県警では事件の全容が明らかになってない時点で,処分しようにも,そのベースのところが,まだ十分〔に〕持てないというか,そういうことで現時点では難しいという説明をされていると思うので,現時点では,捜査の進展を見守っていきたいと思っているところです。
(HTV)
広島テレビです。この件に関連してなのですけれども,もう一つ,県民の感情というか,弊社でもアンケートを採った時に,例えば〔県警として,記者〕会見を開いたりであるとか,〔そういったことがないので〕説明が十分なされていないといったような声が多数聞かれるということもあります。〔事件が明るみに出てから〕1年経ったここに至るまでに,警察の広報というか,そういうことが知事から見て満足いくものだったかどうかということについて,お伺いしたいと思います。
(答)
これは,先ほどの処分の件も含めてですけれども,県民感情的にはなかなか難しいものがあるというのは確かだと思います。一方で,捜査中であるという制約もあるのかなと〔思いますが〕,これもまた〔状況として〕あるのかなと思うわけでありまして,ただ,そういう中で,当然,言えること〔と〕,言えないこと〔が〕あるかもしれませんが,そこを,どう対応していくのかということを,しっかりと県警でも受け止めて,対応はしていただきたいなと思います。
(幹事社:NHK)
この件で,その他〔の〕ご質問はないでしょうか。
(中国新聞)
今のご発言の中で,1点確認なのですけれども,「言えること,言えないことがあるかもしれないということも含めて,県警の方でしっかりと受け止めて対応してほしい」というご発言だったと思うのですけれども,「受け止めて」というのは,県民世論,県民の中で説明が足りないのではないかとか,不満が出ていることに対して,という理解でよろしいでしょうか。
(答)
そういうことです。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(RCC)
RCCの増田です。関連して,今,〔事件が明るみに出てから〕1年ということで,今後どれだけ時間がかかるかわからない状態という中で,昨日の県警の説明では,退職者について遡って処分することはないという発言があったり,記者クラブの総意で記者会見を本部長に求めたにもかかわらず,そうじゃない〔会見ではない〕方法を取られたという辺りが,あらためて県民感情として受け入れられると思われるかどうかを,あらためて知事にお伺いしたいのですけれども,いかがでしょうか。
(答)
そこは,先ほど申し上げたように,これは警察の〔判断によるものであり〕,我々から警察にあれこれ指示するべきものでもないと思っていますので,そこは警察で判断されるということだと思います。
(RCC)
前本部長が異動された時に〔知事定例会見で〕お伺いした時に,〔処分の話は〕全容が解明されてからだろうと,処分の話は〔,ということでした〕。さらに,現段階では完全に迷宮入りしているわけではないので,その話はちゃんと解決してからだろうとおっしゃっているのですが,その時から日数も経っていますが,現時点でも同様の考え方,変わられていないということでよろしいでしょうか。
(答)
そうです。
(RCC)
わかりました。
(幹事社:NHK)
その他,この関連で〔ご質問は〕ないでしょうか。〔ないようですので,〕では,幹事社質問をもう一問させていただきます。愛媛県の刑務所から逃走した男が3週間以上経って逮捕されました。逮捕まで時間がかかったことや,その間,地域にさまざまな負担がかかったこと,さらに,警察が重点的に捜査していた島ではなく広島市内で逮捕されたことについて,知事は,どのようにお考えでしょうか。また,空き家の多さが捜査を難しくした点もあると思います。この点については,先日,法務大臣が来られた際にも話題にされていたかと思いますけれども,一義的には国が考えるべき問題かもしれませんけれども,県としても,何かできることを今後研究していくお考えもあるのかも含めて,空き家対策に県としてどのように取り組んでいくかあわせて伺います。
(答)
まずは,やはりこういったことが起きて非常に残念だったと思いますけれども,取り急ぎ受刑者が逮捕されたということは,ほっとしているところであります。この件については,やはり地元の住民の皆さんに,非常に大きな負担,あるいは不安をおかけしたということで,渋滞もありましたし,学校の,幼稚園とか保育園も含めて登下校への付添いであるとか,あるいは子供達が外で遊べないとか,そういったことがあったということでありまして,大変な不便をおかけしたと思っております。〔事件の〕詳細については,今後,警察が全容解明を進めていくものであると思いますけれども,今ご指摘のあったように,空き家が非常に多いとか,あるいは山林があるとか,さまざまな困難な条件が重なった中で,警察としては,懸命に対応していただいたと受け止めているところであります。今回,一般の方の通報が逮捕に繋がったということであるとか,あるいは向島でも,消防団であるとか地元の区長会の皆さん等が,空き家の見回りなども行っていただいて,協力いただいたということには,大変感謝しておりますし,こういった時に県民の皆さまのご協力というものが非常に重要であるということをあらためて認識したところであります。空き家についてですけれども,やはり,今回,非常にさまざまな課題を連想させるようなことだったかなと。今回,犯罪者が潜伏するというようなことであったわけでありますけれども,やはり防災であるとか衛生であるとかの問題もありますし,景観の問題等々あるということであります。特に,こういった緊急状況に対する対応が非常に難しいということでありまして,法務大臣には,今回の事件で空き家の捜査が困難であったことに鑑みまして,こういう緊急的な場合に,〔政府として〕何か対応ができないのかということを考えていかなければならないという点を問題提起させていただいたところでありますけれども,緊急避難的なことというのは財産権との関係もあるので,やはり法律によって行う必要があって,我々も内部で,どういったことができるのかというのは少し検討しましたけれども,なかなか難しいというところが正直あります。従って,やはり全体として法律の対応が必要なのではないかと考えています。ただ,こういった緊急ではない場合のことについては,いわゆる空き家対策全般ということになるのではないかと思いますけれども,それについては,空家特措法ができましたので,これを適切に運用して空き家の適切な管理を進めていく,あるいは,空き家バンクなどを通じて利活用を図っていくということが重要ではないかと思っております。これは市町との連携が非常に重要であると思っておりますので,連携を図りながら安心して暮らせるまちづくりに繋げていかなければいけないのかなと思っているところです。
(幹事社:NHK)
この関連で質問はないでしょうか。
(中国新聞)
すいません。一つ確認を含めて,最後の方でおっしゃっていた市町との連携を図る点で,県は,〔ちょっと今〕正式な名前が出てきませんが,市町を構成メンバーとする空き家対策の協議会を作られてさまざまな取組をされていると思うのですけれども,今回の件を受けて,何か一歩進んだ取組であるとかアイデアといったものを出す必要性とか,今は,何かお考えが具体的にありますでしょうか。
(答)
何か新しいアイデアを持ち込むというよりは,今申し上げたように,適正管理と利用できるものは利用していくように促進を図っていくと。これを着実に進めていくということが大事なのかなと思っています。
(幹事社:NHK)
その他〔の質問は〕ないでしょうか。では予定時刻になっていますので,一般質問を一問程度でございませんでしょうか。
(TSS)
TSSの菱野です。1点だけお伺いします。県の公文書の改ざんを巡るところなのですけれども,今月から全職員を対象に研修を行われるということで,あらためてこの研修の意義と公文書のあり方について,知事のお考えをお聞かせください。
(答)
今回,公文書の取扱いの重要性について,あらためて職員に徹底していくということです。これは,ご承知のように,先般の改ざんの問題を受けて,あらためて公文書を適切に管理していくということを徹底していくというのが大事だと浮き彫りになってきたところでありますので,この研修を通じて,それを進めていくということだと考えております。
(幹事社:NHK)
では,これで知事定例会見を終わります。次回の会見は,5月15日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
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