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知事記者会見(平成31年1月15日)

印刷用ページを表示する掲載日2019年1月15日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:平成31年1月15日(火曜日)

発表項目

〔動画(1)(2)(3)〕

(1)第17回 日ASEAN次官級交通政策会合の広島県開催について

質問項目

(2)第17回 日ASEAN次官級交通政策会合の広島県開催について

(3)サッカースタジアム整備の検討について

〔動画(4)〕

(4)平成30年7月豪雨から半年経過後の課題等について

〔動画(5)(6)(7)〕

(5)水害・土砂災害対策のあり方検討会の提言について

(6)農地・農業用施設の災害復旧事業について

(7)米国「The New York Times」における瀬戸内の掲載について

会見録

(幹事社:TSS)
 幹事社のテレビ新広島の新庄です。よろしくお願いします。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,14時を予定しています。ご協力のほど,よろしくお願いします。まずは,知事の方から発表事項があるということですので,よろしくお願いいたします。

第17回 日ASEAN次官級交通政策会合の広島県開催について

 私から発表項目〔が〕1点ございます。国土交通省が担当する,ASEAN加盟10か国の交通担当省との間で,毎年開催しておられます「日ASEAN次官級交通政策会合」につきまして,次回の第17回会合を,2019年7月に広島県で開催することになりました。この国際会合は,2003年10月に創設されました「日ASEAN交通連携」の枠組みに基づきまして,開催されるものであります。ASEAN各国の交通担当省の次官など約60名が集まって,プロジェクトの進捗状況の確認や,新規プロジェクトの検討が行われます。今回の広島県での開催決定の背景には,ASEANの都市部において,急激なモータリゼーションによる交通渋滞等の課題に対して,安全性・利便性が高く,環境負荷が低い公共交通の整備や利活用が喫緊の課題となっている中,広島都市圏における取組が一つの参考になると評価されたものと聞いております。県としては,「日ASEAN交通連携」に基づく取組によりまして,ASEAN各国の交通網整備やコールドチェーン物流網の構築が進んで,本県とASEANとの交易がさらに活発化することを期待しております。また,この国際会議を,ASEAN各国の政府要人等を通じて,本県の観光地としての魅力を発信する好機として活用して,ASEANから本県へ更なる観光客増加に繋げるきっかけとなるよう,国や関係機関と連携し,取り組んで参りたいと考えているところでございます。私からは以上です。

(幹事社:TSS)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。

(中国新聞)
 中国新聞の村田です。今年もよろしくお願いします。ASEANの件で1点だけ〔お伺いします〕。会場が広島県内ということで,まだ具体的に決まっていないということだと思うのですけれども,ざっくり例えば,広島市内であるとか,県東部になるのか,その辺りはまだ決まっていないという理解でよろしいでしょうか。

(答)
 見込みとしては,これは調整中ですけれども,広島市内になる見込みであろうということでございます。

(中国新聞)
 広島市内だとグランドプリンス〔ホテル広島〕とか,過去に国際会議が開かれたところがありますけれども。

(答)
 具体的ホテル名まではちょっと。

(中国新聞)
 何区とかも含めて広島市内ということですか。

(答)
 広島市中心部です。

(中国新聞)
 承知しました。

(答)
 中心部というのは,宇品も中心部ですから。

(幹事社:TSS)
 他にこの件〔に関しての質問〕はいかがでしょうか。ないようですので,幹事社質問に移らせていただきます。

サッカースタジアム整備の検討について

(幹事社:TSS)
 サッカースタジアムの建設の件で,中央公園へ絞り込まれているという報道がされております。このことについて,知事の受け止めをまずお願いします。それから今後,来月にも〔広島市長との〕トップ会談が開かれるということですが,今後のスケジュールについてどのように考えられてますでしょうか。

(答)
 先週,いろいろと報道していただいておりますが,最終候補地につきましては,県と広島市,また,広島商工会議所の3者が3つの候補地の比較検討を行って,サンフレッチェ広島の意見も伺った上で,1つの候補地に絞り込むこととしておりまして,現在,県と市と商工会議所の3者で比較検討作業を進めているところでありますので,現段階で,いずれかの候補地に絞り込んでいるという状況ではございません。今後のスケジュールですけれども,4者会談あるいは意見交換の開催時期についても,現時点では未定でありまして,3つの候補地の比較検討の作業は,速やかに進めて参りたいと考えているところであります。

(幹事社:TSS)
 この件に関して,質問のある社はいますでしょうか。

(中国新聞)
 中国新聞の村田です。先ほど,今後の3者協議なり,サンフレッチェからの意見聴取を含めて,現時点でスケジュールは未定だという話があったのですけれども,松井〔広島〕市長の方は,先週の記者会見の方で,2月というのを,もちろん具体的に絞り込んだわけれではないですけれども,一つの目途として2月という時期を示されています。このことに対して,知事ご自身のお考えをお聞かせいただければと思います。

(答)
 そこは,松井市長のお気持ちということだと受け止めているということです。

(中国新聞)
 それを受け止めて,そこの時期に知事として開きたいというようなお考えとかは,いかがでしょうか。

(答)
 市長の思いというのは,私は直接聞いていないのでわかりませんけれども,何と言っても,選挙もありますので,そういったことも念頭に置かれているのかなと理解はしています。ですから,それについて,私が現時点で,まだ何も決まっているところではないので,云々ということはございません。ただ,できるだけ速やかに進めていきたいとは思っています。

(中国新聞)
 手続き上,どういうプロセスで決定するかはわかりませんけれども,仮に広島市さんから,そういう話が「〔3者協議を〕2月に」という話があった時に,「いやいやそれは違いますよ。」というような状況ではないという理解でよろしいのでしょうか。

(答)
 そういう状況ではもちろんないと思っていますし,そこはしっかりと比較検討作業を進める中での,出てくるタイミング的なことも含めた結論だと思っています。

(中国新聞)
 1点,ちょっと,初歩的なことをお伺いするのですけれども。3者協議を経て,具体的な候補地等の絞り込みというのをされていくというお話があったと思うのですけれども,県の立場,商工会議所の立場と比べると,広島市というのは,はやり,基町地区の活性化策を練ったりという意味では,比較的主導権というか,中心的な役割を果たすのは広島市かなと思っているのですが,知事ご自身は,場所の選定にあたって,3者協議の中で,音頭をとるというのか,どこが一定に方向性を示して,それに他の関係者が,それで良いかどうかを判断するみたいなイメージを持たれているのかどうかをお伺いしたいのですけれども。

(答)
 これについては,そもそも,まず第一に広島市の中に作るということは,ほぼ間違いないことなので,当然,広島市がそういう観点から関わってくる話ですし,県としては,これが中枢拠点性に資するものであるという観点から,参画しているものでありますし,商工会議所としても,県内経済,ないしは広島市の商工会議所ですから,広島市の活性化にどう繋げていくかという観点から,参画しているということでありまして,ですから,それぞれの観点で検討を進めていくということで,誰かが決めるとかということではないと理解しています。それぞれの意見を持ち寄っていくという〔ことです〕。

(中国新聞)
 今の件で重ねてですが。広島市さんが何らかの方向性を出された時に,県として,一定にその内容が理解できるものであれば合意するという形になるのか,あるいは県として独自に何らかアイデアを出していきたいと思われているのか,その辺り〔について教えてください〕。

(答)
 県としては,中枢拠点性の向上に繋がるような,これは場所ということだけではなくて,いつも場所だけが問題になるのですけれども,そういうことではなくて全体の,スタジアムだけではなくて,どうこれを使っていくのかとか,そういったことも含めて考えていくということであります。

(中国新聞)
 もう1点だけ。今回のサッカースタジアムは,当然,サンフレッチェ広島さんの本拠地になるということですけれども,サンフレッチェさん,昨シーズンも2位に躍進されて,機運という意味では,盛り上がっているのと思うのですけれども,知事のサッカースタジアムの建設にかける思いというのを,あらためてお伺いしてもよろしいですか。建設というか必要性というか,広島市内にあるべきものだということについて,どういうふうにお考えかということについて。

(答)
 広島市内に,広島市というのは,安佐北区から佐伯区から含めて幅広に広島市というのはあって,今のスタジアムも広島市にあるのですけれども,まずもって,私の理解としては,サンフレッチェ広島,あるいはサポーターの皆さんも専用スタジアムが欲しいと。専用スタジアムを建設することによって,観客とプレーヤーの間の距離が非常に縮まって,迫力あるサッカーを観ることができると。また,今のさまざまなスタジアムに求められている要件,屋根があるとか,そういったようなことを満たしていくスタジアムが必要であると,そういったことから建設を進めていくということだと理解しています。どこに作るのかというのは,次の問題なのですけれども,これについては,その途中過程の中で,「中心部が良い」というお話がサンフレッチェから,まさに県庁周辺がというお話があったと,そういう過程があったと理解しています。そういったことを踏まえて,今の検討状況にあるわけですけれども,そもそもの専用スタジアム,先ほどの観客との距離だとか迫力だとかと,そういったことが必要であると認識していますし,スタジアムのJリーグの要件を満たしていくということが,サンフレッチェが広島で長期に渡ってプレイしていくためにも必要なものだと認識しています。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

(幹事社:TSS)
 この件で,他に質問がある社はいますか。なければその他の質問に移りたいと思います。質問のある社は挙手をお願いします。

平成30年7月豪雨から半年経過後の課題等について

(NHK)
 NHKの伊藤です。今月〔の〕6日で,災害から半年〔が経過した〕ということなのですけれども,発生当初から考えるとだいぶ時間もたって,住民の方々が抱える課題も変わってくる局面にあるのかなと思うのですが,今の時点で,知事が半年という節目を迎えた中で,課題として特に認識されているものがありましたら,お伺いできたらと思います。

(答)
 大きく言うと被災者支援の部分と,それからインフラを含めた復旧・復興といった面があると考えていますけれども,まず,被災者の皆さま,皆さんについて言えば,住宅あるいは生活再建,日常に戻っていくということについて,まだまだ道のりが長いところもありますし,決まっていないこともたくさんあると思っていますので,そういった不安の中で着実に一歩進んでいくことができるように,あるいは平穏な生活環境が確保できるように支えていくことが大事であると考えています。そういう意味では今,各市町が「支え合いセンター」を開設して,戸別訪問も含めて回ったりとか,そういう中で「こころのケアセンター」を活用していただいて,心の面でも支えていくといったことであるとか,あるいはこれは「支え合いセンター」の活動も含めてですけれども,コミュニケーションだとか,あるいはコミュニティというものをどう再建したり,あるいはそことの繋がりを失わないように,あるいは新しい地域とのコミュニティで,新しい地域との関係づくりということを支えていくかというようなことが非常に重要なことだと考えています。もちろん具体的な家屋の再建であるとか,そういったことのさまざまな制度,義援金の追加配分もあると思いますし,そういったことも支えていくことが必要だと考えています。それから復旧という観点からは,今,既に被災した場所については,具体的な方針を立てながら,再度災害防止のためのインフラ復旧を進めていますので,それを着実に,また迅速に実行していくことが重要なことだと思っていますし,その他,農地なども含めて被災した箇所の復旧,これは改良復旧といったことも含めて,進めていくということが次に大事なことだとろうと考えています。それに加えて言えば,そういった復旧といったものが,ただ単に元の状態に戻るという原状復帰ということではなくて,広島県の更なる発展の一歩に繋げていけるような「創造的復興」と言っていますけれども,ピンチをチャンスに変えていくというような視点から,県民全体で前に進んでいけるような,そういったような体制であるとか,内容づくりということをやはりしっかりと作っていくことが,やはり課題だろうと考えています。

(NHK)
 追加で質問なのですが,今1月ということで,次の雨の時期というのも半年ないし,それよりも早いところまで迫っていると思うのですが,そういう意味で防災という観点で,今後進めていかれたい内容とかございましたらお聞かせください。

(答)
 まずハード的な対策というのは,もちろんそこまでに,できるものは進めていくということですし,それからもう一つ重要なことは,避難のあり方について,どう進めていくかということですけれども,これはご承知のように,今,大規模調査を含めて抜本的な,あるいは構造的な見直しをしようと進めているところです。この構造的な見直しということについては,なかなか次の6月の雨には間に合わないかもしれないですけれども,ただいろんな議論がある中で,できるところは,もちろんできるだけ取り入れて6月までの災害に備えていきたいと考えています。

(幹事社:TSS)
 他に質問のある社はいますでしょうか。

水害・土砂災害対策のあり方検討会の提言について

(中国新聞)
 中国新聞の村田です。豪雨の関係なのですけれども,先日,広島県のあり方検討会の方から報告書の方が出て,ハード・ソフト対策についての提言がなされたと思うのですけれども,あらためてこの提言の内容について知事〔が〕どのように受け止めているか,所感をお伺いしてもよろしいでしょうか。

(答)
 まず,非常に重要なテーマですけれども,8月以降の非常に短期間の間に,有識者の皆さま方,土田委員長をはじめとする先生方には,検討して取りまとめていただいたことに対して感謝していますし,また,今回の豪雨は記録的な大雨で,県内のいたるところで被害が発生したということで,今後もこういった大雨はあると考えられますと,提言の中で今後の水害であるとか,土砂災害に対する当面の対策であるとか,中長期的な対策についての方針を示していただいたものと受け止めているところです。

(中国新聞)
 受け取られた時に,具体化を急がれるというご発言もあったと認識していますけれども,編成中の大詰めを迎えている当初予算も含めて,提言の内容について,どのように具体化を図っていくかについて,その意気込みを教えてください。

(答)
 提言の内容としては,これまでの設計の考え方であるとか,あるいは事業の進め方については,この度の災害においても一定の効果が得られているということなどがありますので,その方向性自体はいいのではないかという結論でありました。一方で,今回の災害を受けて,全体の整備水準の向上というものも求められておりますので,中長期的な視点に立ってこの現況調査をしっかりと行っていくということ。あるいは実施方針の検討を進めていくということによって,被害を最小限に抑えるための防災対策の加速化を図っていかなければいけないと考えています。具体的には,例えば河川であれば,流下能力について現況をより詳細に把握して評価していくということが必要だと考えていますし,それに基づいて整備目標となる流量の設定であるとか,整備区間の設定を行うといったような整備の水準であるとか,実施方針を検討していく必要がありますし,砂防の方では,流木の問題も指摘をいただいていまして,原則として,堰堤に流木の捕捉口を設置していくことであるとか,あるいは石積みの堰堤の補強を推進するといったことです。また同時に,どう造っても,前提条件以上の雨量があったり,あるいは土砂量が発生するといったような現象は常にリスクがあるわけでありますので,そういったリスク情報を地元にしっかりと伝えながら進めていく必要があるということです。またソフト対策については,水害であるとか土砂災害のリスクについて,さらに理解を深めていただくことが必要だということでありますので,これについては,今,検討している調査の結果を反映させていく必要もありますし,民間アプリのようなものを活用していくといったようなことも考えていまして,幅広い分野の情報を含めて避難に繋がる取組を,幅広い分野からの情報を活用していくということも含めて,避難に繋がる取組を推奨していかなければならないと考えています。

(中国新聞)
 ちょっと重ねてなのですが,既に一部の施策に関しては,国の補助事業等に採択されて事業を着手する方向性,三原の流下能力ですとか,安佐北の川の流下能力ですとかが出ていますけれども,提言の内容については,そういう既に決まったもの,あるいは今後の当初予算で決めていくものを含めて,予算措置を含めていろんな対応を考えていかれるということでよろしいでしょうか。

(答)
 そうです。今,着手しているものについては,検討の中でも,その方向でいいと理解していますし,そういったこと含めて,今度の当初予算について盛り込んでいくということを,今,最終的に調整しているところです。

農地・農業用施設等の災害復旧事業について

(中国新聞)
 ありがとうございました。後もう1点だけ。先ほどもちょっと質問の中で出たと思うのですけれども,農業用施設ないしは農地の復旧に向けた災害査定が18日に終わる見通しになったというのが,県のまとめで出ていると思いますけれども,これに関して,知事はどのように〔受け止めていますか〕,災害査定が終わるというのは,一つ復旧に向けた節目であるかなと思っているのですが,どう受け止めされているかと,災害査定が終わった後の復旧事業に対して,どのような取組を期待されるかということを教えてください。

(答)
 農業施設については,途中の過程で,各市町も非常に不安を持っておられて,箇所が膨大なものですから,終わるのかということがあったわけですけれども,1月末までには,査定分と,あと何でしたか,追加ではなくて,〔増嵩申請も含めた〕全体のプロセスが終わる見込みであるということで,引き続きしっかりと進めていかなければいけない。〔それ〕で,査定というのはあくまでも,財政的な観点の話ですので,重要なことは,きっちりと工事を進めていくということですから,これについては,引き続き,事業者のキャパシティの問題などもありますので,大きな遅れが出ないように着実に取り組んで,着実に急いで取り組んでいく必要があると考えています。

(中国新聞)
 ありがとうございました。

(幹事社:TSS)
 この他に〔質問はありますでしょうか〕。

米国「The New York Times」における瀬戸内の掲載について

(RCC)
 RCCの小林です。先週,ニューヨークタイムズが,2019年〔に〕訪れるべき,行くべき観光先・旅行先としてランキング形式で紹介している中で,上位に瀬戸内が入ったということで,瀬戸内ということはもちろん広島県内も入っているということだと思うのですけれども,これについての知事の受け止めを伺いたいのですが,いかがでしょうか。

(答)
 本件については,まず,せとうちDMOが各国のニーズにあわせて,各県と連携しながら,メディアであるとか旅行業界の関係者の皆さんに,きめ細かい情報提供を行ってきた,取り組んできた結果だと受け止めていまして,そういう意味で非常に嬉しいですし,世界的に瀬戸内のブランド化が進んでいくという大きな推進力になるのではないかなと期待しています。ニューヨークタイムズも非常に著名なメディアですし,国際的な影響力も大きいので,これは世界52か所選ばれている訳ですけれども,その7位に,かなり上位で,しかも日本では唯一選出されているということは,本当に嬉しい,喜ばしいことだと思っています。これは4月にリニューアルする平和資料館であるとか,あるいはサイクルシップであるとか,あるいはガンツウとか,あるいは,いわゆる瀬戸〔内国際〕芸〔術祭〕などが取り上げられた,逆に言うと,そういうのがあるということが結果に繋っているわけですけれども,これだけではなくて,昨年末から世界の旅行市場に非常に大きな影響を持っているいろんな旅行雑誌が,2019年に行くべきディスティネーション,目的地として瀬戸内を取り上げていただいておりまして,今後こういったこと,ちなみに具体的には,アメリカの「コンデナストトラベラー」とか,イギリスとの「ナショナルジオグラフィックトラベラー」とか,アメリカの「フォーダーズトラベル」とか,これは非常にメジャーなものなのですけれども,こういったものに取り上げられているのですが,こういったことによって瀬戸内の露出であるとか,あるいは検索が増えていくのではないかと期待しています。さらには,実際に欧米の観光客の皆さんが,2019年の旅行について検討を始める時期に当たっているので,今後の誘客に繋がっていくのではないかと考えています。今後も7県,それから,せとうちDMO等と連携を図りながら,こういった成果を活かして瀬戸内の活性化に繋げていきたいと考えているところです。

(RCC)
 今後の活性化に繋げたいということなのですけれども,さまざまなそういった旅行雑誌等に取り上げられることによって,かなり今年はこの近辺が注目されて,海外からもお客さんが集まり,それが国内からもという期待感はあるのだと思うのですけれども,今後そういったインバウンドに対しての対策,逆に来すぎて困るぐらいのところもあったりして,そういった中での課題面もさまざまなところから入ってくると思うのですが,広島県にとっての新年度以降の,そういったインバウンドに対する対策の意気込みというか知事の思いを伺いたいのですが,いかがでしょうか。

(答)
 まずホテルのキャパシティが大きく制約要因になってきているところで,今,新しいホテルが次々と開業していますので,そういった受入環境も拡大していくということが,まずあると思うのですけれども,より大事なことは,来ていただいて楽しんでいただくということが必要ですので,これは我々プロダクトと呼んでいますけれども,来ていただいた上での楽しみ方,ただ単に平和公園〔に〕行って,あるいは宮島〔に〕行って,見て終わるということだけではないです。さまざまな多様なサイクリングとか,その他のスポーツアクティビティもありますし,文化的な体験であるとか,あるいは夜の魅力といったような,そういったいろんな楽しんでいただくもの,体験です。体験,体験と言うと,何かすぐに,また「お茶」とか「着物」とか想像しがちなのですけれども,そういうことだけではなくて,むしろ地元の皆さんに,とっても良くしてもらったとか,いわゆる「おもてなし」みたいなことになりますけれども,そういう行って良かったなと思えるような,そういうプロダクト,それを提供していくということが非常に大きな課題で,それに力を入れていかなければいけないと考えています。

(幹事社:TSS)
 そろそろお時間なのですが,他にありますでしょうか。ないようですので,これで知事定例会見を終わりたいと思います。次回は1月29日火曜日の午前10時30分からの予定です。ありがとうございました。

(答)
 ありがとうございました。今日は明けましておめでとうなのでしたか。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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(資料)第17回 日ASEAN次官級交通政策会合の広島県開催について (PDFファイル)(203KB)

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