記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:平成31年3月5日(火曜日)
(1)「災害薬事コーディネーターに係る協力協定」の締結について
(2)「災害薬事コーディネーターに係る協力協定」の締結について
(3)「警察署での現金盗難事件」について
(4)「県立広島大学の改革」について
(5)江田島市における汚染土壌処理業・桟橋設置の許可について
(6)広島経済同友会からの創業支援に関する提言について
(幹事社:毎日新聞)
幹事社の毎日新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から発表がありますので,よろしくお願いします。
本日は発表項目が一つございます。「災害薬事コーディネーターに係る協力協定」の締結についてでございます。この度,県と広島県薬剤師会との間で「災害薬事コーディネーターに係る協力協定」を締結することになりました。災害時にあたりましては,医薬品等が不足して,通常ルートでの調達が困難な医療機関等から,県の災害対策本部を通じた供給要請が頻発する状況となることがございます。こうした場合には,専門的な観点からの供給要請の優先順位付けであるとか,代替薬の提案などの調整が大変重要となってきます。今回の協定は,そういった調整の司令塔となる災害薬事コーディネーターを,災害時に薬剤師会から派遣していただけるよう定めるものでございます。具体的には,資料にもありますけれども,避難所であるとか救護所,医療機関などの被災地の現場です。そして,県の災害対策本部にコーディネーターを配置していただくことを想定しています。これによりまして,医薬品等の供給調整が円滑に進んで,医療救護活動に必要な医薬品等がより早く現場に届けることができるようになる。そして,結果として災害時の医療救護体制の充実が図れるものと考えております。本協定の締結式〔を〕来週12日火曜日,13時から北館の第一応接室で行いますので,ぜひ取材をお願いしたいと思っています。私からは以上です。
(幹事社:毎日新聞)
この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の教蓮です。これは,協定を結ばれて,実際の運用というのはいつからできる体制になるのでしょうか。
(答)
〔事務方に〕これは,一応,〔協定締結後〕いつでもということでよろしいですか。
(事務方)
はい。
(答)
次に災害が起きたような時からということです。
(中国新聞)
実際,西日本豪雨の時なども,こういった課題が県の方にも上がってきていたという前提で〔しょうか〕。
(答)
そうです。実際に去年の7月豪雨でも,いろんな医薬品等についての要請がありまして,例えば,輸液であるとか,点滴用の〔です〕。降圧剤であるとか抗生物質だとか,あるいは,床下の消毒などを行う公衆衛生用剤,消毒剤などの要請があったのですけれども,そういったところで,なかなか薬に精通した者同士でないと手間がかかったりとか,そういうこともありましたので,今般,専門家に入っていただいてより円滑に進めるということであります。
(幹事社:毎日新聞)
〔この関係で〕他に〔質問は〕ありますでしょうか。〔ないようですので,〕続いて幹事社質問に入ります。
(幹事社:毎日新聞)
一昨年5月に起きた広島中央署での多額窃盗事件についてですが,県警が被害金の内部補塡を検討していると,一連の報道がありました。内部補塡については賛否両論あると思いますが,知事の受け止めをお伺いします。また,管理体制の不備の指摘もある中で,関係者の処分は行われないまま,事件は長期化しています。処分のあり方を含め,早期解決に向けて,知事が望まれていることをお聞かせください。
(答)
まず県警として,今回〔の〕この事件,警察署内で発生した非常に重大な事件ということで,非常に大きな責任を痛感しているものと認識しています。ただ現時点で,犯人が確定したわけでもありませんし,何か決まったことがあるというわけではないと承知しているところであります。関係者の処分については,県警において,事実関係に則して適切に対応されるものと認識しているというところです。本件が,県警に対する県民の信頼を揺るがせるようなものであったということは,間違いないことだと思っておりまして,県民の皆さまの信頼を回復するということが大変重要なことだと思います。そのためには,一日も早く事件の全容を解明できるように,引き続き全力で捜査に取り組んでいただくということが重要であることはもちろんですけれども,今般,中区で強盗殺人事件があって,これは,県警の的確な捜査が早期の犯人逮捕に繋がったと。そういうような形で,他の事件においても全力を尽くすことによって,信頼回復を図っていただきたいと考えているところです。
(幹事社:毎日新聞)
補填の受け止めはどうでしょう。
(答)
今,申し上げたとおりです。
(幹事社:毎日新聞)
この件について,〔他に〕質問のある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の小笠原と申します。先ほどの内部補填についてなんですけれども,まだ正式なことが決定していないというお話だったと思うのですが,一方で,盗難に遭った現金について,県警の現役とOBで補填するという話もあって,さらに県民の皆さまは税金を使って県費で補填するかもしれないという懸念も依然とある中で,県としてどういう選択肢があると考えていらっしゃるかを教えてください。
(答)
ですから現時点で,まだ,いろんな元々の詐欺事件の裁判の状況も含めて,あるいは本件の,本件というのは,警察署からの盗難事件の状況も含めて確定したものはありませんので,それについては現時点で何かコメントできる状況ではありませんし,警察の方の内部補填等の話は,これも決まった話でもないですし,私的に行われていることがあるかもしれませんけれども,それは私的に行われていることであって,私が今コメントする立場にはないと考えています。
(幹事社:毎日新聞)
他に〔質問は〕ありますでしょうか。
(HTV)
広島テレビです。内部補填の話もあったりだとか,いろいろ出てきてはいる〔のですが〕,決まったことはないということなのですけれども,今,3月になって,再来月には間もなく発生から2年ということになるのですが,ここに至るまで,例えば,県警本部から正式な会見なり,なんなりという形で情報がもたらされていないと,県民の中には,そういったところにも不信の目があるのかなと感じるのですけれども,そういった県民への広報活動であるとかという部分については,どのように受け止められていらっしゃいますでしょうか。
(答)
そういったことも含めて,信頼回復に努めるということが非常に大事なことだと思っていますけれども,捜査については,なかなか,情報を知りたいというようなことも当然ある一方で,まさに捜査中のことなので,なかなか,その内容を発表しにくいということもあると思います。そこは適切に判断して,対応していただく必要があるのだろうと思います。
(中国新聞)
中国新聞の加納と申します。先ほど〔の〕補填の関係なのですけれども,内々で行われているということなのではないかと,知事〔は〕おっしゃったと思います。内的に行われているのではないかと。そうは言いましても,このやり方ということが,一言で県民の理解は得られるとお考えかどうかお聞かせください。
(答)
したがって,まだ,何をどうなるのかということが確定していない段階で,その評価とか,それもまだ何か言える段階ではないと思いますので,現時点ではコメントができないということです。
(中国新聞)
すみません,いろいろ入れ替わりで〔質問してしまいまして〕。中国新聞の村田です。関連で,一つは,県警の方から盗難にあったとされる現金の補填の方法について,これまでに何らか県に対して,例えば「県費の補填を考えてほしい」とか,何と言うのでしょう,補填の仕方について何らか相談があったかどうかについてお伺いしたいのと,あわせて,今のところ,さっきから出ている内部で補填するという話になっていると思うのですけれども,県として仮に,県費を使って穴埋めをするという選択肢が,今,知事の中におありなのかどうかについて教えて頂ければと思うのですが。
(答)
これは,相談というか,法的論点整理は担当で行っていると思います。つまり,そもそもは,この詐欺事件に関わることなので,その裁判の結果,どういう判断が下されるか,また,裁判の結果に基づいて,被害者救済の,これもまた法律に基づいて行われるわけですけれども,これについて,どう判断されるのかというような,〔判断〕されうるのかというような,こういった法的論点について,整理するというか,完全にまだ〔整理が〕できていないと理解していますけれども,そういうことだと思います。そういう中で,県費で負担するというのは,県に,そこで債務が発生するということが前提ですから,そういったことも法的論点の中に入ってくると思いますので,そもそも,そういったことがはっきりしていかないと,これは裁判の結果を見ていったりとか,裁判所がどう判断するかであるとか,そういうことを見ていかないとわからない部分が多々ありまして,そういう部分も含めて,現段階で,県で補填するとか,しないとかという判断もできないですし,なかなかコメントが難しい,なのでコメントは難しいという状況であります。ただ,法的整理をしていって,県が債務を負うということであれば,法的な意味から言えば,県が,それは支払うべきものになるということです。ただ,それはあくまで法的な整理としてということです。
(中国新聞)
法的にそういう整理が出たときに,それをどうするかというのは,先の議論になるということですね。
(答)
そうです。それがまだ,現状あまりにも不明確なことが多い中で,判断もできないし,コメントも難しいということです。
(中国新聞)
それと処分に関係して,ちょっと僕のメモが追いつかなかったのですけれども,「適切な対応をされる」とおっしゃられたのでしたでしょうか。
(答)
そうです。
(中国新聞)
そこに対して,何か,〔処分に関しては〕県警として当然,判断されるべきものであるので,県警が主体的に判断されるものであると思うのですけれども,知事の立場から,こうしてほしいであるとか,何か思いがあったりしませんかという〔ことについて伺います〕。
(答)
これは刑事事件なので,刑事事件の事実関係も含めて,状況について私には〔県警から〕説明はありません。というかそういうことを説明することが適切だとも思いません。ですので,まだ,事実関係を警察として,捜査が終了していない段階で,なかなか発表できないということもあると思うのですけれども,そこは区切りがついた段階で,事実関係を明確にして,そこで,その事実関係に基づいて処分というものは,やはり,されるものだと理解していますので,それが,わからないところで,私が「こう〔だ〕〕「ああ〔だ〕」ということが言えないので,具体的にです。また,それを言うことが適切かということもありますけれども。ですので,現時点では警察として,適切に,そこは事実関係に基づいて,判断されるものだという認識でいるということです。
(中国新聞)
今の発言の中で1点だけ〔確認なのですけれども〕,区切りがついた段階で処分されると思うとおっしゃられたと思うのですけれども,これは,処分ありきというものではなくて,処分するかどうかも含めて検討という理解でよろしいでしょうか。
(答)
はい。
(中国新聞)
わかりました。
(中国新聞)
入れ替わりですみません。関連で,区切りがついた段階でということを言われたと思うのですけれども,県民の中には刑事処分を経る前でも,関係者の処分は急ぐべきではないかという声もあると思うのです。要するに,知事のおっしゃる「区切り」というのは,一体,何を指していらっしゃるのでしょうか。
(答)
区切りというのは,事実関係がはっきりして,誰が犯人か,少なくとも警察の中で確定というか,仮の確定かもしれません。最終的には裁判にならないとわからないところもあると思うのですけれども,少なくとも警察としての事実関係がこうだということが確定して,検察に送致するであるとか,あるいは,事実関係が確定することが難しいということになるかということかと思います。〔それ〕で,難しいという〔こと〕,確定できないことが確定することもあるかもしれませんし,当面確定できないというか,相当に,いわゆる迷宮入りだと,そういうようなことも含めて,相当に時間がかかる〔など〕,処分をそこまで待てないというような段階になるかという,そういうこともあると思いますけれども,後段についてはです。まだ,現時点では捜査を事実確定のために継続中であると理解しています。
(中国新聞)
すみません,ちょっと質問の仕方が悪かったかもしれません。つまり,処分の時期についてなのです,お尋ねしたかったのは。
(答)
そういうことです。ですから,事実関係が確定すれば,どこに責任があったのかということも確定するので,それに基づいて処分ができます。〔それ〕で,確定しないということが明らかになったら,では,未確定の事実に基づいて処分を検討するということもできると思います。それは処分をしないということも含めてです。〔それ〕で,確定することができないということが確定しなくても,相当に時間がかかるということで,では処分についてだけ,別途判断するというタイミングがくるかもしれません。それはいつになるかというのは私ではわかりません。ただ,現時点では,まだそういう状況にはないと〔思います〕。いずれの,今,三つ〔のカテゴリーについて〕言いましたけれども,その三つのいずれでもない。ですので,現時点では,その〔処分の〕判断はされていないと理解しています。ややこしいですか。
(中国新聞)
年度末を迎えるし,あと人事の異動もありましたので,そういった関係者が処分されないまま,例えばさらなる退職者ですとか,異動があるということへの不満は一定あると,取材をしながら私が感じていましたもので,その点について,知事がどのようにお考えなのかということを聞きたいというところもあります。
(答)
そういうことですか。そこは難しいところだとは思います。そこも含めて,先ほどの信頼回復というようなことも含めて,適切に判断していただくということです。言ってみれば,三番目のカテゴリーが,では年度末ということなのか,あるいはもうちょっと先なのかというような,そういうような判断ということだと思いますけれども。
(幹事社:毎日新聞)
他に,この件について質問がある社はありますか。〔ないようですので〕では,他に質問がある社はお願いします。
(日経新聞)
日経新聞の田口です。2月議会が閉会しました。その中で県立広島大学の関連で一部会派からの反対もありました。議会,県民の理解を得て実務を進めるべきだとの声もありましたが,その校舎取得など県立広島大学の新設に伴う費用に関して,県民の理解というのはどの程度得られているとお考えでしょうか。
(答)
県民の皆さま一般の理解ということについては,これはなかなか測る手段というか,難しいのですけれども,今般,議会において県民の代表である県会議員の皆さまからご承認をいただいたものだと理解しています。
(幹事社:毎日新聞)
この件で質問のある社はいますか。では他の質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞です。江田島〔市〕の沖美町で建設計画がある汚染土壌処理施設の件なのですけれども,昨日,県の方が処理業の許可と桟橋の設置の方を許可したというタイミングがあったかと思うのですけれども,地元の漁業者をはじめ強い反発がある,署名を集められたりとか係争中であったりとかする中で決定に至ったという理由をあらためて伺いたいのと,地元の反発をどのように受け止めていらっしゃるかという点を教えてください。
(答)
今般の江田島の汚染土壌処理業については,これは土壌汚染対策法に基づいて許可申請がなされて,行政庁としてはこの許可基準がありますので,これは「施設の構造」であるとか,「申請者の能力」であるとか,あるいは「欠格要件」ということがあるわけですけれども,15項目ありまして,それに基づいて審査する必要がございます。それについて基準に適合しているということが確認されました。桟橋の海域の占有についても,これは広島の海の管理に関する条例になるわけですけれども,同様のことがありまして,審査基準に適合しているということが確認されたところであります。今般,審査が今のような反対意見があるということもあり,弁護士であるとか,公認会計士であるとか,あるいは有識者等からも意見を聴取して,慎重に審査を行った上で,許可基準に適合しているという判断に至ったところでございますので,これは行政庁としては許可を出す,出さざるを得ないというか,そういうことであります。法律に従って処理を進める義務が我々にありますので,そういうことです。今のいろんな不安の声があるということは,十分認識しておりますので,これは,今般,今のは設置の許可ですけれども,並行しまして汚染土壌の処理,処理のやり方であるとか,あるいは運搬方法についても,今後法律に基づいた運営をしていただかなければいけないわけですけれども,それについても,いわば先行審査をしまして,この基準に適合しているということを確認いたしました。それからこの業者に対しては,さまざまな地元の不安についても,適切に対応していくという事業者の意図,こちらも確認したところでございます。
(中国新聞)
今のご説明の中で,ちょっと不勉強かもしれませんが,先行審査というのは,今回,異例の形なのですか。それとも通常〔の形なのですか〕。
(答)
これは,〔事業者が〕実際に処理を始めます〔汚染土壌の浄化〕処理そのものが適正かどうか〔事業者の計画を予め審査した〕ということです。その〔処理方法の〕基準に従って処理していくということが必要なわけですけれども,例えば,それに違反があると,例えば,運営についての違反として,指導したりとかそういうようなことがあるわけですけれども,どういう運営をするかということについて,まだ運営は始まっていないわけですけれども,今般,そのやり方等について確認して,実際に運営が行われたときに,そのやり方であれば適合しているということを確認したということです。ですから通常,設置許可の際には,それをやるものではないということです。
(中国新聞)
今回,強い反発もあったしということで慎重に。
(答)
〔地元の〕不安があるので,反発があるというか,非常に不安を抱えておられるので,それに対する説明として,設備自体の基準適合性というのもあるわけですけれども,それをどう運用していくかということについて確認したということです。
(中国新聞)
今のご説明の中にあったかもしれないのですけれども,地元の方は昨日の決定を受けても,今度は「許可を出さないで」という訴えから,「許可を取り消すように」という訴えをされるということなのですけれども,その辺りはどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
(答)
それはまだ,我々もちろん正式なお話として聞いておりませんけれども,今,継続中の裁判でありますので,我々としては,その裁判に対して適切に対応していくということであります。
(幹事社:毎日新聞)
そろそろ時間ですので,最後の質問としたいと思いますが,質問のある社はありますか。
(日経新聞)
日経新聞の田口です。少し前なのですけれども,〔広島経済〕同友会の創業支援委員会が,新たに移転が予定されている〔広島〕商〔工会〕議所の中にスタートアップや起業を目指す人を,支援機関が同居するような施設の整備などを求める提言書を出されたと思います。現状,そういった施設とか箱みたいなものというのは十分にあるとお考えか。それと商議所に限らずそういった施設というのを,県として今後どのように整備していくのか,その方針などについてお聞かせください。
(答)
創業支援に特化した箱というのは特にないと思うのですけれども,これはいろんな側面があって,例えばインキュベーションのオフィスみたいなものは,今,民営のそういったインキュベーション施設が広島市内,あるいは福山〔市〕とかを含めてあるということと,県としてはさまざまな,例えば伴走型の支援だとか,あるいはいろんなイベントを通じた機運醸成であるとか,あるいは関係者とのネットワークづくりだとか,そういったソフト的な支援というのを行っています。そういう意味で,それからもう少し幅広く,いろいろ創業に限定したものではないネットワークづくり,あるいはイノベーションの場としてキャンプスを運営しているわけですけれども,これは創業に特化したものというのは何かというとなかなか難しいのですけれども,インキュベーション施設のようなものであれば,民業圧迫的なことは我々やりたくないと思っていますし,よりソフト面での支援を強化していくと。それから,〔イノベーション・ハブ・ひろしま〕Campsのような場がより活用されるということは進めていく必要があると思っています。そういう中で,例えばCampsが広さとして十分かというと,やや手狭な所もあったりして,これは今後の推移も見ながら考えていかなければいけないことだと認識しています。もう少し,今の同友会の提言の話で言えば,創業というのはいろんなことに関わってくる話ですので,この〔広島〕商工会議所であるとか,あるいは〔公益財団法人ひろしま〕産業振興機構であるとか,いろんな創業に限らず,中小企業を中心とした産業支援の組織等があるわけですけれども,ジェトロなんかもそうですけれども,そういったものをできるだけワンストップにしていくと。これは他のいろんな組合であるとか,そういったようなこともあるかもしれませんけれども,そういった産業支援組織を1カ所に集めてワンストップにしていくということは意義があることだと思っていまして,これは実は以前から我々は言っていることでありまして,今般,〔広島〕商工会議所の移転ということが具体化していく中で,そういった視点,観点からも検討を進めていくべきであろうと考えています。
(日経新聞)
実現可能性というのは,割と高いという理解でよろしいですか。
(答)
そうです。おそらくです。もちろん関係者のいろんな制約だとか,お考えとかはあるかもしれませんので,そういった所をまずは話をしていかなければいけないと思いますけれども,ただ大まかに言って,このワンストップ化,より便利になっていくということの大きな方向性はあまり異論はないことだと思いますので,できれば実現できるように取り組んでいきたいとは思います。
(幹事社:毎日新聞)
これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は3月12日火曜日の10時半からを予定しております。知事,ありがとうございました。
(答)
ありがとうございました。
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