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令和6年度 第2回 安芸高田警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2025年1月22日

開催日時

令和6年10月25日(金曜日)午後3時30分から午後5時00分まで

開催場所

安芸高田警察署

出席者

協議会 会長以下7名
警察署 署長以下6名

会長挨拶

 本日は、警察の方から最新の治安情勢を教えていただくことで、我々市民の防犯意識を高めるとともに、我々が日頃感じている疑問や要望をお伝えすることで、安全安心な安芸高田市の実現に少しでも貢献することが出来たらと考えている。是非とも積極的な意見交換をお願いしたい。

業務説明

安芸高田警察署管内における犯罪情勢について(生活安全刑事課長)

 令和6年9月末における安芸高田警察署管内の刑法犯認知状況、特殊詐欺被害発生状況などについて説明するとともに、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の発生が増加傾向にあることなどを説明しました。
 また、県警メールマガジンや安芸高田市のお太助フォンを利用した広報や報道での取扱いがあった事件等について説明しました。

安芸高田警察署管内における交通情勢について(地域交通課長)

 令和6年9月末における安芸高田警察署管内における人身事故発生状況や速度取締り指針等について説明し、管内の交通事故の特徴として、国道54号、日中時間帯に交通事故の発生が多いことなどを説明しました。

安芸高田警察署管内の災害発生状況等(警備課長)

 前回の署協議会以降の安芸高田警察署管内における災害等の発生状況などについて説明しました。

協議会委員からの質疑応答、意見・要望について

【質問】
 総務省騙りの詐欺電話は全国的に発信されているのか。

【回答】(生活安全刑事課長)
 総務省を騙る詐欺電話は特殊詐欺の中の「オレオレ詐欺」に分類され、全国的に発生しています。
 これら特殊詐欺の被害防止に向けた施策について、前回の協議会で防犯川柳を募集してはどうかと提案がありましたが、早速、防犯教室などの機会を通じて集まっていただいた地域住民の方に防犯川柳を考えていただき、ミニ広報紙に掲載したりして被害防止を図っています。
 また、署員全員の意識付けのため、署員も川柳を作成して警察の機関誌へ応募しました。

【質問】
 空き家が激増していることや事件の発生状況、防犯対策について

【回答】(生活安全刑事課長)
 安芸高田警察署管内で連続発生している空き家対象の侵入窃盗事件については、新聞報道でもあったように当署で犯人を逮捕しました。
 空き家が増加していることについては、特に管理の行き届いていない空き家は当署としても犯罪の温床となることから危惧しているところです。
 人の住んでいない家は不審者の隠れ家になり得、今回のような泥棒の格好の的となることから、家の中には貴重品や金目の物を置かないようにすることで少しでも被害を防ぐことが出来ます。
 更に、防犯カメラの設置や警備会社への管理委託ができれば、被害があったとしても早期解決に結びつけることができるのでとても有効です。
 行政機関にも公共場所などの防犯カメラの設置を働きかけていますが、財政難などにより、なかなか設置が進まないのが現状です。
 防犯カメラはプライバシーの侵害などの問題もあることから、防犯目的の正当性をしっかりと説明できるように個別に検討していく必要があります。

【質問】
 熊の出没状況について

【回答】(生活安全刑事課長)
 今年は熊出没に関する注意喚起のメルマガを33件発信しています。
 高宮町と美土里町で半数以上を占めており、いずれも人的被害はありませんでした。
 今後も、安芸高田市と連携をとりながら、いち早く住民の皆様にお知らせすることができればと思っています。
 熊を目撃した際は、熊の進行方向も重要となるので、情報提供の協力をお願いします。

【質問】
 安佐南署が作成した特殊詐欺防止のPR動画のように、動画なども各署で取り組んでいるのか。

【回答】(次長)
 各署でそれぞれが取り組んで、PR動画等を作成しています。

【質問】
 歩きスマホは取締りできないのか。

【回答】(地域交通課長)
 危険であるのは間違いないが、法的な規制がなくマナーの範疇なので、声掛けを継続的に実施していくしかないのが現状です。
 今後も、注意喚起を継続してまいります。

【質問】
 横田の瀬木峠付近で事故が多いことについて

【回答】(地域交通課長)
 瀬木峠付近では4月、10月に当事者の方が重傷を負う事故が発生しており、いずれもセンターラインをはみ出して対向車両と正面衝突するという、あわや死亡事故になっていました。
 警察では、引き続き地域のサロンなどで地域住民の方に安全運転の意識付けを徹底するとともに、現場付近におけるパトカーや白バイによる取締りや警戒などを強化するなどして、交通事故抑止に努めてまいります。

【質問】
 運転中のハンズフリー通話(マイク付きイヤホン等)について広島県での規制及び運転中のスマートフォンでの通話や操作について

【回答】(地域交通課長)
 運転中のイヤホンの使用は、広島県道路交通法施行規則に規定された運転手の遵守事項の違反となることがあります。
 また、手にスマートフォンを持って耳に当てて通話することや手に持って画像を注視することは取締りの対象となります。
 運転中にスマートフォンを操作してしまうと、脇見運転や片手運転といった安全運転義務違反にも該当する場合があるので、停車して通話するようにしてください。

【意見】
 新委員の委嘱については男女の比率が半々になるようにご検討、ご配慮をお願いしたい。

【回答】(次長)
 委員の方々にも後任選びにご協力をお願いします。

【質問】
 交差点で交差点侵入直前や侵入してもウインカーを出さない車が多いように思う。
 また、山手交差点の形状がいびつなため、右左折する際の目印となるものを設置できないか。

【回答】(地域交通課長)
 ウインカーの非点灯については違反ですので、引続き取締りや注意喚起を継続してまいります。
 山手交差点については現場を確認し、必要な対策を検討します。

【意見】
 闇バイトに関連したニュース等にあるように、一般住宅が強盗などに狙われているため、一層の対策をお願いしたい。

【回答】(生活安全刑事課長)
 防犯アドバイザーの話ですが、目くらましのLEDライトを使い、一旦、鍵のかかる部屋に逃げ込むなどして携帯電話から110番する方法があるとのことです。
 警察では、不審な人物に対して、徹底した職務質問を実施しているので、不審な人物を見かけたら110番通報をお願いします。

【質問】
 国道54号線沿いの半感応式信号機の青信号に変わるまでの秒数等信号サイクルについて秒数の決まりがあるのか。

【回答】(地域交通課長)
 信号機の周期は、何秒でという決まりはありませんが、曜日や時間帯によって交通量が違いますので、状況に応じた信号周期となっています。
 半感応式信号機は人を感知した時点ではなく、信号機の周期の中で感知したタイミングで信号機が変わるようになっているため、信号が変わってすぐに感知したら待ち時間は長くなり、しばらくして感知したら待ち時間は短くなります。
 また、以前の警察署協議会で質問の出ていた向原陸橋西交差点の信号機は、交通量に応じて青信号になるまでの時間が変わる全感応式の信号機で、現地確認をしたところ問題は認められませんでした。
 信号機は、汚れや蜘蛛の巣が張ったりしていても、感知に異常が出ることがあるので、おかしいと思ったら申し出ていただきたいと思います。

【意見】
 空き巣が発生したため向原町有留方面の巡回を増やしていただいたことで、安心感が増したとの声があった

【回答】(地域交通課長)
 向原町では空き家対象の盗難事件が連続発生していたため、向原駐在所を中心に近隣の高田原駐在所、甲立駐在所、本署のパトカーなどによるパトロールを強化していました。
 今後とも、警察活動にご協力をお願いします。

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