令和6年10月30日(水曜日)午後4時5分から午後5時10分まで
安佐北警察署
協議会委員 5名
警察署 10名
9月末現在72件、前年同期比マイナス2件
9月末現在、子供を対象にした件数は29件、前年同期比マイナス25件
女性を対象とした事案が31件、前年比マイナス7件
毎年10月、全国的に地域安全運動が展開されています。
県警では、今年から10月全体を「減らそう犯罪」地域安全運動月間と定めました。
運動重点
の3点で、安佐北警察署では30以上の施策を打ち出しています。
前哨イベントとして、9月23日フジグラン高陽で防災・防犯イベントがあり、お笑い芸人の土佐兄弟を呼び、1日警察署長に委嘱し、漫才やコメント等でSNS型投資詐欺被害防止を広報していただきました。
その他、各駅の駐輪場の被害件数を表示して、利用者に注意喚起する盗難情報発信版をリニューアル、SNS型詐欺被害防止啓発として、安佐市民病院待合室の大型モニターに被害防止の動画を放映、自転車盗防止キャンペーン、フットサルFリーグの来場者に対するチラシ配り、スーパー・コンビニ等の店舗に「万引き仕掛けカード」の設置等に取り組みました。
一つ目は、求人広告に対する警戒を呼び掛けます。
安全だというようなホワイトな表現、短時間で高額報酬等の広告があります。
利用しないように呼び掛けを、しっかりしていこうというものです。
二つ目は、闇バイトへの応募者に対する説得です。
高額な報酬につられて応募したところ、犯罪と分かって、「止めたい。」と申し入れた場合、相手から家族に危害を加えると脅迫され、罪を犯さざるを得ない窮地に立たされた人に対して、「警察に相談して下さい、保護しますよ。」と説得します。
深夜帯を中心とした住宅地等に対する警戒、ということです。
これまでの手口を見てみますと、集団強盗の多くは深夜に発生しており、パトカー等による警戒活動を強化します。
ターゲットとする家屋に押し掛ける前に、訪問販売を装って探りを入れることもあり、不審者が訪ねてきた、徘徊している場合には、迷わず通報、あるいは情報提供していただくことをお願いします。
1名の方が命を落とされる交通事故が1件発生しています。
発生件数、負傷者数は、関係機関などの御協力によりましてマイナス10%強となっています。
現在のところ、前年比で交通事故死者数マイナス3人ですが、0にすることが我々の責務です。
各種対策を推進して参ります。
ここまで見ると、前年に比べてマイナスと思われるかもしれませんが、一つ油断ならないところがあります。
重傷者数というところですが、重傷者というのは、一歩間違えれば命を落とされた可能性もある方というもので、本年39人、昨年と比べて約倍増しておりますので、油断ならない状況となっています。
全交通事故の70%が、昼間の時間帯に起きています。
第1当事者の年齢についてですが、交通事故の主な原因を作ってしまった人は、65歳以上の人が多くなっており、高齢者が関係する事故が多くなっておりますが、被害者に関しても、高齢者対策というのは安佐北区だけでなく、全国的に重点的に行われています。
事故類型別では、出合い頭衝突と追突が全体の約半数を占めています。
これから日没がどんどんと早まり、車両から歩行者が見えづらくなることもあるので、高齢の方には反射材の着用とか、ライトを持つことを啓発しており、運転手の方には早目のライト点灯や、ハイビームにしていただく等して、早目に歩行者を発見していただくという広報啓発活動を行って、事故を1件でも少なくしていきたいと思っています。
落とし物の取扱いは、遺失物法という法律に規定され、この法律に則った取扱いをしています。
遺失物法では、警察に届けられた物品は、3か月間の保管期間が定められており、会計課では、その間、遺失届との照合やカード発行元などへの問合せにより、遺失者へ連絡をとり、返還に向けた手続を行っています。
令和3年は、コロナ禍で人の動きが減少したことから拾得物の取扱いも減少しましたが、その後は、人の動きが復活し、コロナ禍前の届出件数より増加しています。
返還率は、県警全体では2割程度で、安佐北署での返還率は約3割です。
現金については、持ち主のわからない少額の現金のみが届けられることも多く、3か月の保管期間後、広島県の所有となっています。
遺失物法では、逸走の家畜(いわゆる逃げたペット)も落とし物として扱われます。
基本的には、警察署で扱うのは逸走の家畜であり、野良犬、野良猫は動物愛護センターの管轄となります。
多くは、近隣の方の情報や遺失届により、飼い主のもとに帰りますが、一部は愛護センターに引き継ぐことになり、令和5年中当署管内では5件の犬の引継ぎがありました。
ペットが逃げると、人を噛んだり、大切なペットがはねられたり、また、道路飛び出しに起因する交通事故の危険もあります。
条例には、犬はけい留(つなぐ)義務があると記載がありますので、逃走防止の措置をお願いします。
また、令和4年6月からは、飼育する犬猫にマイクロチップの装着が努力義務となっております。(販売業者は義務)マイクロチップや鑑札があれば、早期に飼い主のもとに返還することができますので、ぜひマイクロチップの装着等の広報についてご協力をお願いします。
警察では、遺失届と拾得届を照合し、合致するものをお返しします。
10月21日からインターネットによる届出も可能となりましたので、積極的な活用をお願いします。
会計課では、旅費や庁舎の維持管理といった管理業務も行っており、我々事務職員も警察官と一緒になって、安全安心な安佐北区の実現のため一生懸命日々仕事をしています。
今後とも警察行政へのご協力をよろしくお願いいたします。
併せて、警察には、警察官ばかりでなく、警察事務職という職種があることを広報いただいて、興味がある方がいらっしゃいましたら、警察官の採用試験も含めて、宣伝をお願いします。
【要望】委員
安佐大橋に中央線を書いて欲しい。運転者から見ると中央線がなく、不安で、怖い。
【回答】交通課長
道路上の線は区画線と呼ばれますが、その区画線に関する内閣府令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)により、中央線は、車道の幅員が5.5メートル以上の区間内で中央を示す必要がある場合に設置できます。
各自治体において、有効幅員を考慮し、中央線を引くか検討されますが、道路管理者である安佐北区役所に確認したところ、安佐大橋上では幅員の問題等の理由から中央線が設置されていないということです。
【要望】
【回答】交通課長
【要望】委員
週末の午後9時以降、高陽地区で原付2人乗りをしている少年が来店した。注意して帰らせたが、高陽地区コンビニエンスストアに来店し、たむろするので、見回りを強化してほしい。(金土の午後9時以降)
【回答】生活安全課長
い集する少年対策について、ご説明します。
1月から5月末までの認知状況は、全部で56件、そのうち玖村駅は12件で全体の21%でした。
これに対し重点的パトロールの実施、補導活動強化を実施しております。
6月以降9月末までの認知状況を調べたところ74件、夏休み等が含まれているところで、増えているものと思われます。
場所別では、公園が22件、コンビニ20件、スーパー4件、駅2件、道路上や駐輪場等に集まったその他が26件です。
割合としては、公園30%、コンビニ27%、スーパー5%、駅3%、その他35%で、コンビニ、公園が多いということになっています。
曜日別では、金曜日の夜から土曜日にかけて3件、土曜日から日曜日が7件、日曜日から月曜日が4件、その他6件でした。
時間別を見てみますと、コンビニが、夕方から夜18時00分~22時00分が6件、夜から明け方23時00分~4時00分が11件、明け方から夕方4時00分~18時00分が3件で、23時00分から増えています。
これに対する方針ですが、特に深夜帯のパトロールを強化しています。
い集少年対策として、補導の都度、保護者に電話連絡していますが、今後、保護者と少年を同時に警察に呼び注意をすることを考えています。
また、職務質問をして所持品検査をすると、煙草を持っている少年が結構います。
販売店では、年齢確認をして販売をしていただくのですが、それが無いと居心地が良く、居やすくなるため、警察ではコンビニエンスストアに対して「販売しません宣言」のシールを配付し、従業員から年齢確認のために声を掛けていただくよう、お願いしています。
【会長】
委員から、「7月14日(日曜日)に独り暮らしの高齢者の安否確認について、安佐北警察署当直主任に大変お世話になりました。委員から具体的内容を報告し、お礼申し上げたい。」とありました。
【委員】
少子高齢化ということで、高齢者の徘徊だとか、一人暮らしになったとかで、色々と気を遣います。
独居の高齢者男性についての話です。
この男性は、いつもなら、声を掛けると返事が返って来て、元気だと確認できるのですがある日曜日の朝、声を掛けても返事がありません。
男性には、持病があり「家の中で倒れているのでは?」と心配になり、安否確認をしないといけないと思いました。
町内会長、民生委員等に関係者の連絡先を聞いてみましたが、確認できませんでした。
交番は不在だったので、安佐北警察署に電話したところ、当直主任の方が直ぐに動いてくれて、早々にパトカーと警察官4人が駆け付けてくれました。
警察官が確認したところ、家の中には誰もいない様子でした。
そのうち、お嬢さんに連絡が付き、皆で心配していたところ、午後3時ころ、この高齢者男性がタクシーで帰宅し、無事であることが確認できたのです。
お嬢さんは、多くの警察官が駆け付けてくれたことや、近所の方が心配したことで、この後、お父さんの様子を自分達、身内で確認しようという気持ちになり、毎日、夕方に晩御飯を作りに立ち寄るようになりました。
ある日のこと、お嬢さんが立ち寄っていた時、お父さんが発作を起こし、救急車で病院に運ばれ一命を取り留めた、という事があったのです。
私は、これを聞いて、警察の迅速な対応が、お嬢さんの意識を変え、お父さんの心配をするようになったことで、この男性の命を救えたのだ、と思いました。
次回の開催は、来年2月を予定しておりますのでよろしくお願いします。