令和5年6月20日(火曜日)午前10時20分から午前11時40分まで
福山北警察署
協議会(8名)
池田会長、丸山副会長、大塚副会長、中谷委員、胃甲委員、岡本委員、中嶋委員、原田委員
警察署(11名)
署長、次長、警務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、警務係長
新体制のもと今後ともよろしくお願いする。まずは先日行われたG7広島サミットでは福山北警察署からも多くの署員が行かれたと聞いており、御苦労様でした。最近の社会情勢として新型コロナウイルスが5類になり、国内外とも人の動きが活発になるが、署員の皆様も引き続き感染防止に十分注意して安全安心の実現のため職務に取り組んでほしい。また、このような状況の中でも、福山北警察署署員の方は、各種犯罪検挙活動、犯罪・事故等の防止活動等に鋭意取り組んでいると聞いている。
本日の会議では、福山北署管内の犯罪の発生状況及びそれに対する取組施策や交通事故等の発生状況などについて説明してもらうほか、 交通課からの諮問に対して協議会委員からの答申をさせていただく。 委員の方から警察署の業務運営に関して、意見や要望等を出してもらい、今後の福山北署の業務運営に反映してもらいたい。
今春に着任し、他の幹部も3名が変わり新体制となっている。警察署協議会は、平成12年当時、警察の不祥事が発生した際の施策の一つとして警察の業務運営について住民の皆さんの考えを反映するため、その御意見を伺うために設けられたものであり、相互に理解を深めることが大切である。またG7広島サミットでは大規模な交通規制などを実施するなど住民の皆さんへの御理解と御協力により無事完遂することができたことにお礼を申し上げる。後ほど担当課長から署の犯罪情勢や事故状況の報告と諮問事項があることから、委員の方の御意見や答申により署の運営に反映していきたいと思っている。
生活安全課長から、刑法犯認知件数、特殊詐欺発生状況及び取組施策について説明を行った。
【質疑】
高額な特殊詐欺の被害者はおかしいと思って誰かに相談しなかったのか。また、だまされたお金は返ってくるのか。
【回答】(生活安全課長)
被害に遭った人の中には警察官がだまされていると説明しても、詐欺の被害に遭っている認識のない人もいることから、引き続き被害防止対策と広報活動を行っていく。だまされたお金については返ってこないことが多く、犯人が捕 まったときにお金を持っていれば返ってくることもあるが、無ければ損害賠償請求などで対応することとなる。
【質疑】
本人がだまされていないと思って本人が納得してお金を送っていたとしても詐欺罪になるのか。
【回答】(生活安全課長)
事実でないことを信じ込ませてお金をだまし取っているので、被害者がだまされていないと思っていても詐欺罪として成立する。
交通課長から、交通事故発生状況(5月末確定値)、交通死亡事故発生状況、管内の交通事故分析、飲酒運転の検挙状況、取組施策について説明を行った。
交通課長から、福山北警察署の速度取締り重点、福山北警察署管内における交通事故発生状況について説明し、諮問した。
【意見】
時間帯別の交通事故の内、発生件数が増加している時間帯とその要因は何があるか。
【回答】(交通課長)
朝の時間帯では小学生、中学生の通学時間であり、その通学時に車と接触する事故が多く発生していること、市道において一時停止をしないことでの出会い頭事故の発生が要因と考えられる。
【回答】(署長)
出会い頭の交通事故が多いことから、一時不停止や信号無視の取締りに力を入れていく。
【意見】
今年4月から自転車用ヘルメットの着用が努力義務となっているが、実際、小学生や中学生は被っているか。
【回答】(交通課長)
朝はよく被っているが、夕方は被っていないことが多い。また高校生はほぼ被っていないので、各学校への正しい着用方法も含めて働きかけを行っていきたい。
【意見】
同じ路線でも規制速度が異なっている場所もあるが、 規制速度はどのように決めているか。
【回答】(交通課長)
道路の周辺環境によって変更されていき、例えば道路の両サイドの歩道の有無や通学路となっているかなど様々な要因があり、 都度必要な見直しをしている。
【意見】
交通事故防止については私も保護者の一人として学校へ訴えていくが、警察から各学校への働きかけが重要だと思っているので、今後も行っていってほしい。
【回答】(交通課長)
管内の学校に対する自転車のマナーアップ活動を学校へ直接訪問して行っていく予定である。
【意見】(会長)
子供の通学路の安全を確保するためには、警察だけでなく、学校、地域住民が一体となって取り組んでいく必要がある。今後とも皆さんよろしくお願いしたい。
【質疑】
駅家町の県道396号と川土手との合流部について事故が多い印象があるので道路の標示なり、色分けなどにより分か りやすくできないか。
【回答】(交通課長)
交通指導取締りとともに道路管理者等との協議による道路環境改善に努める。
【質疑】
交通違反の検挙と注意・指導の判断は警察官個々の主観によるものか、また警察官へはどのような指導をしている か。
【回答】(交通課長)
検挙の判断は警察官の主観ではなく一定の基準に基づいて行われている。ただし、その詳細については公表を差し控えたい。指導については適切な市民応接に行うとともに、取締りにより次の違反、交通事故に繋がることがないよう安全指導を行っている。
【質問】
校風が荒れている中学校に対して少年補導協助員として何かできることはないか。
【回答】(生活安全課長)
学校担当制というもので担当中学校を訪問し、登下校時の声かけ、教職員との校内巡回、通学路等での補導や声かけ、生徒を対象とした犯罪防止教室などの活動があり、警察としては必要な助言指導を行うとともに巡回などで違法行為を見かけた際には報告してもらいたい。
次回は、10月に開催予定。