令和６年度　第２回　福山西警察署協議会

開催日時

令和６年11月13日（水曜日）午後３時30分から午後５時30分まで

開催場所

福山西警察署

出席者

協議会　会長以下　７名
警察署　署長以下　９名

会議内容

署長挨拶

　前回開催から５カ月を経た間、当署では報道等でご存じのとおり「若者による傷害致死事件」「高額特殊詐欺被害」等の発生を受け、捜査本部を立ち上げ現在も捜査展開中のところであります。
　本日、本協議会において、委員の皆様方と情報を共有するとともに、ご意見をいただきまして、今後の業務推進に反映させたいと考えておりますので、委員の皆様方におかれましては、引き続き福山西警察署に対するご意見ご要望、重ねてご支援ご協力を賜りますよう深くお願い申し上げます。

会長挨拶

　私が委員になった６年前、当時西署には「明王台殺人事件捜査本部」が設置されておりました、長らく未解決の状態でしたが当時の署長から「必ず解決する」との熱い思いを聞き、その後「犯人逮捕」の報を受けて、事件に携わった警察官の執念を実感し「鳥肌が立った」という思いをした事を鮮明に覚えています。
　私たち協議会委員は、地域住民の代表として警察業務に接する中で、自身が地域のため「何ができるか」を考え実践することが、より広く地域安全の貢献につながるものと思いますので、今後も皆様よろしくお願いを申し上げます。

協議等

警察総合対処訓練（犯罪現場対応想定）視察

管内情勢について（犯罪情勢・交通情勢説明）

〇犯罪情勢説明：刑事課長

　刑法犯認知全般では、県下比較で若干の減少傾向となっていますが、当署管内で増加していた車上狙いは、犯人検挙により以後の発生は止まっています。
　刑法犯の大半を占める自転車盗については、生安・地域警察の徹底した広報活動などの被害防止策により、前年同期比で減少していますが少年犯罪の入り口事件として今後も予防対策を推進していきます。
　特殊詐欺被害は、近年SNS型投資詐欺が主流となり、これに特化した対策を展開中です。
　また、当署では10月に１億円超被害の特殊詐欺事件を認知して捜査中であり、改めて諸対策を構築中です。

〇交通情勢説明：交通課長

　当署管内における交通事故発生件数は、９月末時点で減少傾向にありますが、先月には交通死亡事故が発生し、今月も重傷事故等が連続発生しており、現在事故多発時間帯の交通安全対策を実施中です。
　また、今月から改正道路交通法が施行され、自転車の運転中のながらスマホ、酒気帯び運転等が新たに罰則の対象となり、これについても広報啓発活動、取締り強化等を行っていきます。

〇「減らそう犯罪」についての活動報告：生活安全係長

　福山大学と連携して作成の「SNS型投資詐欺被害防止」管内動画配信

※県警YouTubeでも配信中です

～上記説明等につき委員からの質疑応問無し

委員の意見・要望（抜粋）

【質問】
　管内で発生した傷害致死事件に関連した、不良少年・暴走族等の若年者対策について説明を願います。

【回答】刑事課長
　事件については、いわゆる「トクリュウ（匿名・流動型犯罪グループ）」が関連する犯行であり、現在県警本部の応援を求め捜査本部事件として当該グループの全容を明らかにするとともにその壊滅を目指して捜査中であります。
　その過程において、当該グループ予備軍となる少年対策、暴走族対策にも重点をおき、積極的な犯罪検挙、補導活動及び地域、学校、児童相談所等関係機関と連携し総合的な対策、更生活動を展開していく所存です。

その他（開催状況写真）

訓練視察

会議（動画視聴）