令和6年2月27日
委員 11名
警察 13名
会長から挨拶の冒頭、警察に対し、G7サミット警備や、社会情勢の変化による犯罪発生件数等の増加に対する警察活動への労いの言葉と、年末年始の治安維持活動に対する謝辞を述べられました。
署長から、昨年管内の刑法犯認知件数がコロナ前の数値にまで上昇している中、管内のコンビニにおいて4度も特殊詐欺被害を水際阻止している事例を紹介し、今後も社会情勢の変化により予想される警察事象の増加・複雑化に対しても、署員一丸となって市民の期待、信頼に応えていくことなどについて述べました。
会長から本年2月7日に開催された警察署協議会連絡会への参加結果について報告がありました。
県内及び管内の交通事故発生状況と管内の人傷事故発生状況の分析結果、昨年発生した交通死亡事故の概要を説明しました。
【質疑】
死亡事故の加害者側の年齢等に特徴はあるのか。
【回答】(交通課長)
若年層から高齢者までばらつきがあり、偏りは認められないことを説明しました。
県内及び管内の刑法犯認知件数の推移と交番別・罪種別の犯罪発生状況、子供・女性対象の性犯罪・声かけ事案等の把握状況、特徴について説明しました。
【質疑】
子供に対する声かけ事案等で検挙されることもあるのか。
【回答】(生活安全課長)
検挙をする場合もあるが、検挙に至らずとも警告する場合もあることを説明しました。
県内及び管内の特殊詐欺被害認知状況の推移と被害の特徴等及び特殊詐欺被害防止に関する防犯講話の実施状況や内容等について説明しました。
【質疑】
防犯講話は参加人数が少なくても対応してもらえるのか。
【回答】(生活安全係長)
人数に関わりなく対応させてもらっていることを説明しました。
【質疑】
道路標示が消えかかっているのが散見されるが、今後自動運転が普及されることから明確でなければならないのではないか。
【回答】(交通課長)
補修が必要な状態の道路標示があることは把握しているが、限られた事業費の中で優先順位を付けて補修をしていること、自動運転に関係する中央線や外側線は道路管理者の対応となるが、交通事故に直結する状況を認知した際には道路管理者に補修を要請していることを説明しました。
【質疑】
特殊詐欺被害における被害額ごとの度数分布表などがあれば、対策を検討しやすいのではないか。
【回答】(生活安全課長)
令和5年中の管内の特殊詐欺被害状況を分析し、図表化した資料を示し、内容を説明しました。
【質疑】
今後、東広島市への来日外国人の増加が予想されることを踏まえ、基本的な考え方と対策について教えてほしい。
【回答】(警備課長)
警察としては、日本人と外国人での区別はせず、犯罪は犯罪として検挙するスタンスであること、外国人対策としては、犯罪予防・交通事故防止の観点から受入組合や語学学校での受け入れ時に、生活・交通ルールに関する外国人講習を行っていることを説明しました。
【質疑】
災害対策や雑踏警備における自治体等との連携について
【回答】(警備課長)
災害対策として、東広島市役所危機管理課を窓口として災害の情報共有、消防との連携を行っていること、災害発生時には市役所、消防と相互に把握した情報を共有していること及び管内最大の雑踏警備である酒まつりの際には、主催者への指導・助言やJRへの協力依頼を行っていることを説明しました。
会長から「大変充実した会議になりました。来年度も引き続き安全安心なまちづくりのため協力していきたい」旨の挨拶がありました。