11月はオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンです!!
児童虐待の現状
令和4年中、広島県警察における児童虐待対応件数は2,115件(前年比+200件)児童相談所への通告児童数は2,222人(前年比+182人)であり、過去最多を更新しています。全国では、子供の生命が奪われる重大な事件が後を絶たず、深刻な状況が続いています。
児童虐待とは?
保護者がその監護する18歳未満の児童に対して、
- 身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、火傷を負わす、溺れさせる、戸外に閉め出すなど
- 性的虐待
性行為を見せる、性的行為を強要する、わいせつな画像を撮影するなど
- ネグレクト
家に閉じ込める、ひどく不潔にする、食事を与えない、車内に放置する、病気になっても病院に連れて行かない、同居人による虐待を放置するなど
- 心理的虐待
言葉による脅し、無視、他の兄弟姉妹との著しく差別した扱い、子供の面前で配偶者やその他の家族などに対して暴力を振るう(いわゆるDV)など
を行うことをいいます。
児童虐待の兆候
児童虐待は、家庭内という閉鎖された環境で起こるため、周りの人達がその事実に気づきにくいという特徴があります。
- 子供のSOSのサイン
顔や体に不自然な打撲などの痕がある
着衣や髪の毛がいつも汚れている
夜遅くまで1人で遊んでいる
戸外へ閉め出されている
いつも子供の泣き叫ぶ声がする
表情が乏しい、活気がない
- 保護者について
地域などと交流がなく孤立している
小さい子供を家においたまま外出している
子供の養育に関して否定的、無関心
子供の怪我について不自然な説明をする
県民の皆様へ
虐待から子供を守るためには、地域の皆さんの気づきが重要です。
子供のひどい泣き声がする、大人の怒鳴り声が聞こえる、不自然な傷やあざがあるなど「虐待かも…」と思うようなことがあれば、迷わず110番通報や児童相談所虐待対応ダイヤルへの連絡をお願いします。
連絡先
〇児童相談所全国共通ダイヤル 189(イチハヤク) 24時間受付
〇子育ての悩み 児童相談所相談専用ダイヤル0120-189-783
〇子供に関する悩み・相談はヤングテレホン広島 082-228-3993