令和5年6月19日(月曜日)午後1時30分から午後2時45分まで
広警察署
協議会 会長、各委員 6名
警察署 署長、次長、各課長等 10名
新たに4名の委員を迎えることになり、本年度も協議会委員は地域の代表として、市民の目線で地域の意見や要望を持ち寄っていきたいと思います。また、署長をはじめ広警察署の皆様には、治安維持のためにこれまで取り組んでこられたことを引き続き一丸となってやってもらいたいと思います。
警察署協議会は、地域の代表者である委員の皆様と共通の問題意識を持ち、相互に理解を深め、また協力して交通事故や犯罪のない明るい地域社会の実現に貢献していこうという趣旨の下に発足したものです。本協議会を警察活動に反映させる場として、是非、意義のあるものにしたいと考えていますので、活発な意見交換をお願いします。
新規委員の方々と初の顔合わせになるため、次長以下、各課長が自己紹介を行いまし た。
令和5年6月5日現在までの管内の刑法犯認知件数の状況、増加した手口及びその理由について説明しました。
【質疑】
【回答】(生活安全課長)
令和5年5月末までの交通事故発生状況、交通事故抑止対策について説明しました。
生活安全課長により、パワーポイントを利用して、特殊詐欺の分類・手口、実際の電話でのやりとりの音声視聴、令和4年及び令和5年現在までの県内及び管内で発生した特殊詐欺の発生状況の精査・分析、当署の主な取組、オトモポリスについて説明した後、委員からの質疑・依頼に次のとおり回答しました。
【質疑】
郵便局などの金融機関では、一日に預金を下ろすことができる限度額を下げることができるのですが、このことを広報すれば被害額を減らせることができるのではないですか。
【回答】(生活安全課長)
今後、キャンペーンなどの取組の中で、広報していきたいと思っています。
【意見】
特殊詐欺の対策は難しいと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
【回答】(生活安全課長)
特殊詐欺の抑止は難しい課題ではありますが、引き続き各種対策に努めてまいります。
【意見】
特殊詐欺の被害に遭われた方は独居高齢者が多いため、チラシ等の啓発物品の配布や金融機関・コンビニと連携して特殊詐欺の防止に努めてもらい、一人でも多くの犯人を検挙してもらいたい。
【回答】(生活安全課長)
警察も地域の方と協力・連携しながら各種対策に努めて、特殊詐欺に関しては、より一層関係機関との連携を強化し、検挙と抑止の両輪で特殊詐欺抑止対策に努めていきます。
【意見】
主な取組が今のところ成功しているようですが、満足せずに新規取組をして、啓発活動を行ってください。
【回答】(生活安全課長)
現在の取組に満足せず、状況等をよく分析した上で、より効果のある新規取組ができように努めてまいります。
【質疑】自宅に「光ケーブルの高速化を行うため業者を派遣する」旨の電話がありました。特殊詐欺の一例ではないかと思います。
【回答】(生活安全課長)
事案に対応し、捜査を進めなければ何の犯罪に当たるかははっきりとお答えすることができませんが、本事例については、頼んでもないのに業者を派遣し、その後、工事等を行うことを契約させようとする訪問販売や電話勧誘販売といった特定商取引法に係る禁止行為や迷惑防止条例の押売行為に発展する可能性がある事案ではないかと思われます。
【意見】
交番には引き続き地域の巡回パトロールを実施してもらい、地域の安全・安心に努めてもらいたい。
【回答】(地域課長)
広警察署は、パトカー・交番・駐在所の勤務員が日々、不審者への職務質問や相談・要望のあった場所への警戒等、管内のパトロールを行っているところですが、今後も地域の皆様の安全を確保し、安心感に繋がるパトロール活動に力を入れていきたいと思います。
【意見】
今まで起こっていなかったような強盗等の犯罪が身近で発生しているように感じます。
【回答】(生活安全課長)
昨年辺りから刑法犯認知件数が増加傾向にあります。犯罪の増加については、要因を詳しく分析する必要がありますが、警察としては、地域の方がお互いの力で防犯意識を向上させながら、犯人にこの地域では犯罪を起こさせない、起こせば捕まるといった町の意識、環境作りが図られ、体感治安が向上するように、各種対策を行っていき、今後も抑止と検挙の両輪で犯罪を減少させるように努めてまいります。
【質疑】
クレジットカードと結びつける口座をメイン口座ではない口座と結びつければ、特殊詐欺の被害額も少額になるのではないか。
【回答】(生活安全課長)
今後、クレジットカードを作る方に、そのような広報もできればと思います。
速度取締り指針について
交通課長から、令和5年7月広警察署速度取締り指針について、速度取締り重点、交通事故実態、死亡事故発生状況、その他交通指導取締り要点を説明したところ、以下のとおり質疑がありました。
【質疑】
交差点にかかる道路外の施設等から道路に入る際は、どこの信号機を見ればいいのですか。
【回答】(交通課長)
交差点の道路外の施設等から道路に流入する際は、信号機の信号は関係ありませんが、現在、そのような場所にはガードパイプを設置する等、交通環境の整備を進めています。
速度取締り指針については、審議の結果、承認されました。