令和6年11月25日(月曜日)午後3時30分から午後5時25分まで
呉警察署
協議会 会長以下10名
警察署 署長以下10名
【質疑】
特殊詐欺のパターン別のセリフや設定の例が知りたいです。
【回答】
特殊詐欺の手口は犯人グループによって日々生み出されている状況で、現在、10種類の手口がありますが、最近の主な傾向として「オレオレ詐欺」「預貯金詐欺」「還付金詐欺」の三つの手口が多くなっております。
実際の犯人のセリフについて手口別にご紹介いたします。
まず「オレオレ詐欺」ですが、これは警察官などを装って、「逮捕するぞ。」という脅し文句で金銭をだまし取る手口です。
具体例としては、
というものです。
二つ目は、預貯金詐欺という手口で、警察官、銀行協会職員、病院職員などを装い、キャッシュカード等をだまし取るという手口です。
具体例としては、これは本年7月から8月にかけて呉市内で多発した手口ですが、
というものです。
三つ目は、還付金詐欺という手口で、具体的には、
というものです。
いずれも、市役所、病院、銀行協会、警察など、県民の信用と信頼によって成り立つ機関・団体を装っており、皆さんのその良心を弄んでだます卑劣な犯罪です。
犯人はだましのプロですので、話し続けたらだれもがだまされてしまいます。
被害を防ぐための対策は、
となります。
その他、被害が急増しているSNS型ロマンス詐欺についてですが、具体的には、
というものです。
SNSでの投資詐欺に遭わないようにするためには、
という点に気を付けていただきたいと思います。
また、五輪チケット詐欺については、パリ五輪のときにも国際的に警戒された手口になりますが、これらはオリンピックに限らず、普段から警戒していく必要があります。
例えば、
というものです。
対策としては、
があります。
【質疑】
横断歩道の白線が薄くなっているところを引き直していただきたい。
【回答】
現場を確認して、道路管理者とも連携しながら、道路環境の改善に努めてまいります。
【質疑】
自転車ヘルメット着用について、頭部損傷の危険性について保護者によく伝える交通安全教室などの開催は可能ですか。
【回答】
これまで交通課で勤務している中で自転車・歩行者の死亡事故において頭部へのダメージが致命傷になったケースを多く見てきました。
具体的には頭部と自動車のAピラー部分若しくは窓枠下部との衝突となります。
また自転車では転倒時の怪我も懸念されます。
これら自動車の堅い部分や転倒時にアスファルト等から頭部を守るためにはヘルメット着用が重要ですので、警察としては着用を呼び掛けているところです。
自転車へるめっとの着用率
呉市内5か所の調査結果(同乗者も含む)
令和5年~7.4% 令和6年~9.1%
これまで自転車に関する交通安全教室は管内全ての21小学校で実施しており、ヘルメットの着用についても指導を行っています。
今後も小学校への交通安全教室は毎年実施することとしている他、要請に応じた交通安全教室も行います。
協議会委員の皆様も地域のリーダーとしてヘルメットの重要性をお伝えいただき、悲惨な事故の防止にご協力いただきたいと思います。
【質疑】
自転車の道路交通法の改正について教えて欲しい。
【回答】
11月1日から自転車のながらスマホが禁止され、自転車運転中のスマホ使用や、酒気帯び運転も罰則の対象になりました。他にも二輪車運転中の規定が一部改正され、具体的には傘スタンドに傘を固定した時に視野を妨げたり、風にあおられたり、自転車がふらついたりする行為が禁止されました。
【質疑】
警固屋方面から呉市内方面に抜ける国道487号線のバイク通行について、危険な運転(すり抜け)をするドライバーが多い。
【回答】
現場確認したところ、信号待ちの際に停車している4輪車の間をバイクがすり抜け通過する状況がありました。
すぐに検挙対象となる違反は確認できませんでしたが、接触事故などの危険性をはらむ行為ですので、企業等への交通安全講話を通じてバイクの安全運転について呼びかけていきます。
また今後も警ら等を通じて告知相当な違反については検挙措置を講じていきます。
【質疑】
災害が発生した際、防災情報に、どの道路が渋滞するかや、浸水するか、どの川が氾濫しやすい等を含めた交通情報も必要だと思います。
若い人達は、大雨災害を経験していない人もいるため、災害経験のない人でも安全に避難できるような良いアイデアはありませんか。
【回答】
災害発生時、あらゆる世代に向けてタイムリーに情報発信をするというのは非常に難しいことです。
今も災害時に気象庁が「今までに経験をしたことがないような」という表現をして注意喚起していますが、「経験のない」ということは誰にもわからないということです。
そうであれば、やはり早め早めに避難をするということが大切だと思います。
一人一人の命が一番大事ですから、「どこどこの道路は災害時に浸水するので危険です」という前に、災害時には道路に危険が及んでいない安全な状態のときに早め早めの避難をするということが重要です。