令和5年10月5日(木曜日)午後3時から午後4時45分まで
三次警察署
協議会
瀧奥会長以下 6名
警察署
村田署長以下 10名
令和5年8月末における、三次市の犯罪発生状況を説明し、刑法犯の総数は減少しているが、特殊詐欺の認知件数は増加しており、特殊詐欺の既遂被害2件の手口は、還付金及び架空料金請求であることを報告した。
委員から県内の特殊詐欺の認知状況について、6月末から8月末の件数の増加理由の質疑があり、生活安全課長より、新しい手口により騙される被害者が増加していると思料される旨を説明した。
令和5年8月末における、三次警察署管内における交通情勢を説明し、本年は死亡事故は発生していないが、交通事故総件数、重傷者数は増加しており、また高齢者事故は県内比率より高く発生していることから、取締りや高齢者対策等の取組み方針を報告した。
委員から、飲酒運転の検挙件数について質疑があり、交通課長が 概数を回答した。
また、委員から自転車用ヘルメットの普及状況について質疑があり、交通課長より、現時点は着用率が低いため、広く着用促進活動を実施する旨を報告した。
【回 答】生活安全課長
特殊詐欺の防止等犯罪防止に関する貸出用DVDはないかとのことですが、貸出用のDVDはあります。
主に高齢者の方が被害に遭いやすい
「還付金詐欺」、「架空料金請求詐欺」
などの事例がドラマ仕立てになっており、被害に遭わないための対策も説明されているものです。
また、スマートフォンやインターネットを使用されている高齢者の方も増えていると思いますので、それらを介した詐欺被害防止やトラブル防止のために役立つDVDもあります。
高齢者の方が今まで一生懸命貯めた大切な財産をお守りするために、役立てていただければと考えております。
枚数に限りはありますが、生活安全課にお越しいただくか、近くの交番や駐在所に申し付けていただければ、貸し出します。
【回 答】生活安全課長
夏休み期間中の少年犯罪や犯罪等を未然に防ぐことができた事案等があるか、取り組み状況を教えてほしいとのことですが、少年犯罪を未然に防ぐことができたという直接的な事例はありませんが、警察においては、夏休み期間も含め、平素から街頭で少年補導活動という活動を行っております。
少年補導活動というのは、非行が深まる前に、前兆となる喫煙・飲酒・深夜徘徊などの不良行為の段階で助言指導を行うことで、非行を防止し、犯罪を抑止しようとする活動となります。
平素は、パトカーや交番駐在所の勤務員により活動していますが、先日の「きんさい祭り」や「三次市民納涼花火まつり」におきましては、少年補導協助員の方と合同で活動しております。
これらの活動を今後も推進し、少年が犯罪に手を染める前の段階で手を打ち、少年による犯罪を未然に防止していこうと考えております。
次に少年犯罪以外で犯罪を未然に防いだ事例ですが、先日の9月22日に特殊詐欺の被害を未然に防止していただいたセブンイレブン三次秋町店の店長さんに感謝状を贈呈しております。
この店長さんは、8月11日に電子マネーカードを大量に購入しようとした高齢男性が特殊詐欺の被害に遭おうとしているのではないかと思い声を掛けていただいたのですが、その時に店長さんが使用されたのが、警察から各コンビニ店に配布している封筒です。
この封筒は、レジでお客さんが購入しようとする電子マネーカードを入れるのに使用してもらうもので、封筒には「電子マネーカードの番号を教えては詐欺」「警告ウイルス解除」「料金未納、至急電話して」などと書かれています。
そして、店長さんが、この封筒を高齢男性に見せながら「詐欺じゃないですか」と説明すると、この男性は、「パソコンを使用中にウイルス感染と表示され、解除するための手数料は電子マネーで支払うように言われた」ということがわかり、まさにこの封筒に書いている内容から詐欺であることに気づき、被害を未然に防ぐことができました。
【回答】生活安全課長
オトモポリスの防犯ブザーを使われた件は何件くらいあるかとのことですが、当署管内で、オトモポリスの防犯ブザーを使用された件数は把握できておりません。
県内の使用件数についても、警察本部にも確認しましたが、把握できていないとのことでした。
ただし、昨年、県警本部でオトモポリスについてWebアンケートをとった結果、「防犯ブザーをいつでも鳴らせる状態にしておいて安心できた」という声があったと聞いておりますので、県民の安全安心のために一定の効果があったと考えております。
今後、各地域で防犯ブザーも含めオトモポリスの機能が役に立ったという事例があれば、当署にも教えていただきたいと思います。
オトモポリスのダウンロードについては、一人でも多くの方に活用していただくために、引き続き、防犯教室、高齢者サロンや地域の会合などあらゆる機会を通じて広報したいと考えていますので、各地域においても広めてもらうようご協力を賜りたいと思います。
三次警察署刑事課長及び刑事課員により、犯罪捜査における鑑識活動の手法及び重要性について説明した後、指紋採取について各委員に体験していただき、家屋内の足跡の見え方について、実際に強力ライトを照射して確認した。