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令和6年度 第2回 大竹警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2024年10月29日

開催日時

令和6年10月11日(金曜日)午後3時から午後5時まで

開催場所

大竹警察署

出席者

協議会 会長以下7名
警察署 署長以下7名

議事要旨

会長挨拶

 本日は協議会の開催に先立ち、剣道訓練を視察させていただき署員の迫力ある訓練を目の当たりにして、非常に頼もしさを感じることができました。委員の皆様の御意見等をいただきながら、有意義な協議会を開催させていただきたい。

署長挨拶

 1回目の協議会を開催から、大竹市内では交通死亡事故や大きな事件の発生はありませんでした。これもひとえに、委員の皆様方をはじめ、大竹市民の皆さんの防犯・交通安全に対する意識の高さ、更には、我々警察の活動に対する御理解と御協力の賜物であると認識しております。
 「減らそう犯罪の日」である10月11日に警察署協議会を開催させていただくことは大変意義深いものと感じております。市民や行政、事業者、関係団体と警察がしっかりタッグを組んで取り組むことが犯罪被害の防止に向けて非常に重要となります。大竹市は市民と警察署との交流が非常に盛んな地域であると肌で実感しており、安全安心なまちづくりは、こうした良好な関係が下地にあってこそ、なし得るものだと考えております。今後とも「真に安全安心を実感できる大竹市の実現」に努めてまいりますので、引き続き、本協議会の運営に御協力を賜りますようお願い申し上げます。

議題

大竹市の犯罪等発生状況について

 生活安全刑事課長から「刑法犯認知件数は、全体的には減少しておりますが、自転車盗は増加しており、そのほとんどが無施錠での被害となっています。詐欺については、SNS型詐欺が急増しており、社会的にも問題になっております。被害額についても、今年に入って県下で30億円の被害が発生しており、中でもSNS型投資詐欺は物凄い勢いで被害が発生しています。警察ではチラシ等を活用し、巡回連絡や各種会合等あらゆる機会を通じて注意喚起をしているところであり、大竹高校放送部の生徒さんに被害防止を呼び掛ける広報用音源を作成していただき、大竹駅や玖波駅で放送しています。委員の皆様も、地域の防犯意識の向上に向けた意識づくりのため、様々な機会で話題に挙げていただければと思います。」旨説明した。

令和6年の交通情勢について

 交通課長が人身事故件数、物件事故件数、運転免許の自主返納数等について説明し、「県内では事故件数自体は昨年と同じペースで推移しています。大竹警察署管内の人身事故件数等は、昨年同時期と比較すると発生件数は減少しておりますが、物件事故は増加しています。自治体に対して運転免許返納者への支援制度の検討などを働きかけていきます。」旨説明した。

質疑等

【質疑】委員
 「シートベルト、チャイルドシートについて、着用の仕方や条件について詳しく教えていただきたい。

【回答】交通課長
 チャイルドシートの使用義務があるのは、6歳未満の幼児を乗車させる場合のみであり、自動車に安全に乗車させるためには体格にあったチャイルドシートを使用する必要があります。最近では推奨身長も記載されたチャイルドシートも販売されています。
 シートベルトの正しい着用としては、首にかからないところで胸骨の間を通し、お腹と腰でしっかり支えるように着用することです。

【質疑】委員
 暴走音がひどいため、土曜日の夜、玖波駐在所その他の場所で回転灯を回し続けることは可能か。

【回答】地域課長
 交番・駐在所には赤色回転灯の設置がなく、夜間に点灯させておくという対策が難しいことから、土曜日の夜間など暴走車両が走行する時間帯におけるパトカーによる先制的な警ら及び職務質問により、検挙できるものは検挙、検挙できなくとも運転手や車両を把握し、本部対策室との情報共有等、組織的対応をしていくことが必要と考えています。

【質疑】委員
 以前要望した玖波6丁目の玖波青木線の恵川橋のところへの照明の取付けは検討していただいているか。

【回答】交通課長
 街路灯の設置については道路管理者が行うものとなりますが、道路管理者に対して既に設置を依頼させていただいております。

【質疑】委員
 強盗犯罪が多くなってきている気がする。しかも凶悪さ残忍さも増しているようだし、効果的な対策があれば教えていただきたい。

【質疑】生活安全刑事課長
 県内外において一般住宅を狙った強盗事件が増加しています。効果的な対策としては、犯人に狙われないように個人情報や資産情報を他人に話さないこと、自宅の防犯性能の向上、自主防犯の意識を持つことです。

【質疑】委員
 青木線で発生した自転車と自動車の交通事故現場を見たが、自転車の運転者はヘルメットを着用していたのか。

【回答】交通課長
 個別の案件についての回答は差し控えますが、今年7月に警察庁による自転車乗車時におけるヘルメットの着用率について調査が行われ、当県の着用率は11.3%と全国平均を下回る状況となっており、ヘルメット着用の定着には至っていません。今後の課題としては、自転車乗車時になぜヘルメットを被らないといけないのかということを十分に理解してもらう必要があると思われます。自転車利用者のうち最も高い割合を占める高校生を中心に、自転車通学等を始める中学生から、自転車乗車時におけるヘルメットの着用について啓発していくことが重要であると考えています。

【質疑】委員
 重大事故を防ぐために、自転車の運転者への指導を強化しているものと感じている。自分が自家用車を運転しているときに特にヒヤリとしたのは交差点で右側走行の自転車が左側から飛び出してくるときであり、右側走行の自転車の場合はブロックや建物の陰からいきなり飛び出してくる感じで、背筋が凍るような思いをしたことが何度もある。取組等についてお聞きしたい。

【回答】交通課長
 自転車事故の現状として約半数に自転車の違反がある状況を踏まえ、自転車の違反者に対し検挙・指導を強化している。危険行為の中に右側通行が該当しますので、右側通行の自転車は検挙の対象となります。
 大竹警察署としては、道路における交通の危険を生じさせる違反をした自転車利用者に対して、検挙はもちろん交通安全教室など各種様々な機会を捉えまして、各種安全対策を講じているところです。

【質疑】委員
 サントピア大竹前の一方通行の市道でそれを避けるため逆走する車をよく見かける。交通事故防止のためには、夕刻の取締りが有効なのではないかと思われるがいかがか。

【回答】交通課長
 一方通行の違反は、正面衝突等、重大な交通事故に繋がるおそれがある交通違反です。サントピア大竹前の一方通行違反の時間帯別の検挙件数をみると、夕方に限らず満遍なくといったところです。危険な場所と感じられる場所につきましては、情報提供をいただければ状況を確認した上で取締りを強化します。交通事故が多発していれば、その箇所について重点的に交通違反の検挙を進めていくところですが、未だ交通事故が発生していない箇所については危険場所と判断出来ていないこともあります。皆様の御意見が、交通事故抑止のため非常に重要となってきます。

【質疑】委員
 普段から細い道などでも白バイがパトロールする姿を見かけるが、白バイやパトカーはパトロールする道をあらかじめ決めているのか。

【回答】地域課長
 原則的に警察車両を使用したパトロール活動を行う際には、いつも特定のルートや場所を決めているということはありません。管内の事件事故発生状況や時間帯等から選定し、各種事件・事故の未然防止のため、盗難等の事件があった地域や事故多発箇所などの重点的なパトロール活動を行っています。地域の見守り活動の方々と連携した通学路での登下校時間帯や、夜間の子ども女性の被害防止を目的とした帰宅時間帯を中心としたパトロール活動を行っています。警察官やパトカーの姿を見せるいわゆる「見せる警戒活動」や、不審人物等に対する声掛けを実施する「先制的な予防活動」など、住民の方の御意見や要望を踏まえ、地域の実情に合わせた効果的なパトロール活動の推進を目指しております。

その他

 署長から、広報用写真コンクールの実施結果の紹介、12月14日に開催される広島県警察音楽隊と山口県警察音楽隊によるクリスマスコンサートに関する告知を行いました。

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