応募総数 3698句(全国22都道府県・佐伯区内19小学校・5中学校・2高校から応募)
講評:広島川柳会 山本恵子
たすけあう みんながまちの おまわりさん
五日市南小学校二年 西澤 麻衣
【評】あどけない子供の前で信号むしはできません。
「どうしよるん?」 こまめな連絡 詐欺防ぐ
広島市中区 山岡 緑
【評】こんなおせっかいなおばちゃんは有難いもの。素直に心を開こうね。
ちゃんと見て スマホじゃなくて 子供たち
五日市観音中学校二年 星元 彩愛
【評】そうだよね。可愛い子供もあっという間に憎らしい青年になるもの。
スマホより みんなのいのち だきしめて
美鈴が丘中学校二年 上時 恵人
【評】スマホに遊んでもらわなくても,すぐそばの愛しい命との暖かい時間を味わって。
パスワード じぶんのひみつ おしえない
河内小学校一年 島田 明花
【評】パスワードはヒミツだけど,辛い時には打ち明けてね。
ネットでは かめんをかぶる 人ばかり
八幡小学校五年 山住 友聖
【評】男が女になったり,鬼が仏の顔したり。目をこらして見定めよう。
防犯に 掛ける目と声 家の鍵
広島市安佐北区 黒飛 義竹
【評】防犯のポイントをリズムよく折り込まれました。
「まさか」より いつも「もしや」で サギ用心
滋賀県大津市 西村 芳和
【評】リズムのよい句に思わず膝を打ちました。
息子なら 犬の名前を 言ってみろ
東京都世田谷区 石川 昇
【評】これもまた合言葉のひとつですね。
あいさつは 町の治安に 効くワクチン
大阪府大阪市 利光 美和
【評】コロナ・インフルエンザ・犯罪とワクチンに期待しています。
朝早く 見守り感謝 いってきます
石内小学校六年 上田 ゆいか
【評】「いってらっしゃい」「いってきます」の声が聞こえそう。
お父さん わたしもみせて オトモポリス
石内北小学校三年 中川 希
【評】やさしい父さんと幼な子の会話が聞こえてきそう。
やめようよ 自分がやられて いやなこと
五日市小学校三年 田中 鈴菜
【評】そうだよ,これは大人になっても言える事私にも言いきかせます。
ちいさいこ ぼくたちみほん してみるよ
五日市観音小学校三年 藤本 眞也
【評】いい子だね,そのまままっすぐそだってね。
SNS 危険がいっぱい かくれてる
五日市観音西小学校六年 山崎 心結
(注)山崎の『崎』の右側は「大」が「立」
【評】便利なものには裏があります。
プライバシー 自分のことを 大切に
五日市中央小学校六年 小池 彩聖
【評】誰でも自分が大事。だから相手も大切にしなくっちゃね。
ネットには 楽しさいっぱい 危険もいっぱい
五日市東小学校五年 池田 琴音
【評】そうだね,心にブレーキが必要かもね。
よるのみち あかりをつけて きをつけて
五日市南小学校三年 府木 瑛太
【評】そうだね,足取り良く帰ったら夕ごはんが待ってるよ。
ありがとう いつもみんなを みてくれて
河内小学校三年 河内 陽葵
【評】見守り隊のおじさんもすっかり顔なじみになったりして。
不審者は やさしいかめんを つけている
五月が丘小学校五年 桑本 良一
【評】それだからややこしいね。
ボランティア 見えないところで うごいてる
なぎさ公園小学校四年 伊藤 由芽奈
【評】そうだね,気が付いたら元気に「ありがとう」と声かけようね。
アッあぶない 防犯ブザー たすかるね
藤の木小学校六年 小田 歩生
【評】あわてて声も出ない時にはしっかり押そう。
気をつけて わが子ひとの子 みんなの子
美鈴が丘小学校四年 山本 希依
【評】傷付いていい子なんていません。君達は社会の宝。
ブザーはね あなたを守る 声となる
八幡小学校六年 清瀧 天羽
【評】頼りの相棒を時には点検して下さいね。
かぞくなら でんわでなまえ なのるはず
湯来西小学校二年 前 暁都
【評】オレオレなんていったらすぐ切りましょう。
ありがとう いつもいっしょに とうげこう
湯来東小学校三年 向井 柚子香
【評】君達の元気が何よりのお返しだよ。
つけようよ ぼうはんブザー きちんとね
湯来南小学校六年 樋口 宏太
【評】一人の時は心強い味方。
通学路 いつも見守り ありがとう
楽々園小学校四年 坪根 杏
【評】段々大きくなって背丈を越したりして。
ためらわず 間違ってもいい 声かけよう
五日市中学校三年 寺井 結咲
【評】そういう勇気をもちたいものです。
助けてと 言えば周りが 助けるよ
五日市観音中学校二年 堀越 琴子
【評】声をあげる勇気もあなたの力。
「無料だよ」 まずは疑う その言葉
城山中学校三年 川下 修太朗
【評】何でも都合いいことばかりある筈はないものです。
まわりみて 味方はいるよ きみのそば
広島なぎさ中学校二年 岸本 真穂
【評】スマホから目を上げるとほら遊ぼうと手が伸びる。
気をつけて! 電話の裏に ひそむ闇
美鈴が丘中学校二年 藤井 絢子
【評】演技力たっぷりの会話に負けてはおれません。
スマホにない すてきな世界 目の前に
湯来中学校三年 伊藤 瑠莉
【評】そうそう。鳥の声,虫の声,そして人の笑顔だって―― 。
その言葉 誰かの涙に 変わらない?
五日市高等学校二年 広瀬 葵
【評】言葉は両刃の剣とも言います。正義の為に奮ってほしいものです。
その言葉 見えない相手に 牙をむく
広島なぎさ高等学校二年 川野 伶恩
【評】おもしろ半分で軽く言ったことばが時に相手を傷つけることがある。言葉には心を込めよう。
◇PDF版はこちら~第8回 佐伯区「防犯川柳」表彰作品 (PDFファイル)(1.82MB)