令和６年度　第２回　世羅警察署協議会

開催日時

令和６年10月24日（木曜日）午後３時30分から午後５時まで

開催場所

世羅警察署

出席者

協議会　会長以下３名
警察署　署長以下７名

会議要旨

会長挨拶

　テレビ等で報道されている特殊詐欺やSNSなどの利用による投資詐欺、最近は関東で強盗事件も発生しています。世羅町の安全と安心を実現するために、協議会員と警察で知恵を出し合い、住みよい世羅町の実現を目指したいと思います。

署長挨拶

　当署の治安情勢は、被害はないが夏季から熊の目撃情報が相次いでいます。
　特殊詐欺は、約半年前に発生した数十万円の融資保証金詐欺の相談を受けております。広島県全体では、交通死亡事故が昨年と同様に高水準で推移しており、年間の交通死亡事故抑止目標60人以下は厳しい情勢です。広島県内の特殊詐欺事件は、従来型の特殊詐欺被害は減少し、一方でロマンス詐欺、投資詐欺というのは多発・急増しており、9月末に約30億円の被害が発生しています。全国ですと、SNS上で匿名で犯罪者を募る、いわゆる闇バイトが横行しており、匿名・流動型犯罪グループ、『匿流』という新たな犯罪組織を形成し、強盗・殺人といった犯罪を敢行し、新たな治安の脅威となっており、警察庁を中心に全国警察が一体となって首謀者をはじめ実行行為者の検挙に力を入れています。
　引き続き「目指そう！安全・安心な日本一のふるさと世羅町」を合言葉に、当警察署の運営指針に関して、ご意見・ご質問などいただければ幸いです。

業務推進状況の説明

質問・意見

効果的な警察官募集について

【質問】委員
　中学・高校時代で悩んでいる時期にしっかりアピールする何かがないか。

【意見】会長
　少子化で応募する側の方が有利な状況。警察業務に対する理解を早いうちから深めていくしかない。

【回答】署長
　労働環境は改善されているが、警察官は長時間労働、仕事優先とか、休みが取りづらい等のイメージがあったり、男社会、肉体的に強くなくてはいけない。また、男性の育休は取れるはずがない等のイメージがあり、今の若い方の就職したい職場とマッチしていないかなと感じます。そういったものを払拭する努力をしていかなければいけないと思います。どうしても昔の警察ドラマのイメージをまだ引きずっている感じがします。
　求人雑誌の募集要項に、男性育休取得率を参考にする人が昨年期の4倍になっているとのことから、警察でも積極的に育休が取れる環境にあることを広報していかなければならないと思います。

交通違反取締りの効果について

【意見】委員
　職場の同僚が交通違反をした時、職場内で漫然と車両を運転しないよう、緊張感を持って運転するよう周知徹底された。

【回答】地域交通課長
　職場内で注意喚起や安全運転に向けた指導・教養をしてもらうことで、緊張感を持って運転していただき１件でも交通事故が少なくなればと思います。

交通事故発生状況について

【質問】会長
　観光客の関連した事故の場所や状況に特徴があるか。

【回答】地域交通課長
　フルーツロードや国道184号線等は交通量の関係から信号が設置できない場所があるほか、慣れない道路で交通事故に遭われる方がいるので、パトロールや交通取締りを強化していきます。

制服警察官のサングラス着用について

【意見】委員
　健康上の紫外線対策としてサングラス着用は問題ない。特に、夕方は交通事故防止にもなり必要である。

【回答】署長
　奇抜ではないサングラスを着用するよう指導しています。

警察署代表電話の自動音声装置について

【意見】委員
　業務効率化につながるため自動化できることを推進されるのは良いと思う。スマートフォンの操作に慣れない人は、番号を打つ際に戸惑うとは思う。

【回答】警務係長
　広報を積極的に行い、説明をしてまいります。

備考

令和６年度第３回警察署協議会は令和７年１月を予定しています。