令和6年5月22日(水曜日)午後4時から午後5時20分までの間
庄原警察署
協議会委員
会長以下7名
警察署
署長以下9名
令和6年4月末における管内の刑法犯認知状況を説明し、総数が前年と比較して増加しており、その原因として金属盗等の非侵入窃盗の増加が影響していることを報告した。
委員からは、不正アクセス事案の具体的事例や所管区内の犯罪発生状況について質疑があり、生活安全刑事課長から、不正アクセスに関する事例紹介や対策方法のほか、各交番・駐在所の犯罪発生特徴について説明した。
令和6年4月末における管内の交通情勢を説明し、本年中の人傷事故件数は前年と比較して増加していることや交通事故特徴等について報告した。
【回答】交通課長
道路交通法の規定上、歩行者等は横断歩道の利用によって横断しなければならないと定められています。
ここでの「歩行者等」に自転車は含まれず、自転車は「軽車両」に分類されます。
自転車の横断方法は、自転車横断帯がある場所付近では、自転車横断帯によって横断しなければなりません。
道路交通法第38条規定の「横断歩道等における歩行者等の優先」とは、「横断歩道を横断している歩行者」と「自転車横断帯を横断している自転車」が保護の対象となるため、自転車へ乗車したままで横断歩道を渡る行為は保護の対象外、自転車を押して歩いている場合は歩行者となり保護の対象となります。
ただし、横断歩道に接近する自動車が停止して、先に自転車を横断させることについては、差し支えありません。
【回答】生活安全刑事課長
個人メールアドレス宛に第三者(を装った者)からメールを受信する事例は多数発生しています。
例えば、個人情報等を聞き出すために知り合いを装ったメールがあります。
その様なメールに返信等することで名前や住所、電話番号、クレジットカード番号等を聞き出されることもあり、一度漏洩した情報は犯罪者グループに転売されて詐欺グループ等に狙われる可能性もあります。
これらの迷惑メール対策として自動判定機能設定等もありますが、公的機関等を装って個人情報を聞き出そうとするメールも存在します。
対応に迷った際は、身近な人や警察に相談して、相手に個人情報を教えないことが大切です。
【回答】次長
少子高齢化による人口の減少、交番等の施設の老朽化及び刑法犯認知件数の減少等の理由により、交番・駐在所の統廃合について、新聞等により報道がされていることは承知しています。
また、他県警におきましては、交番・駐在所の統廃合方針を示し、同方針をホームページ等で掲載し、すでに統廃合に向けて計画を進めていると承知しています。
当県警におきましても、警察本部を中心として、中・長期的な人口動態や社会情勢の変化、それに伴う治安情勢の変化を見極め、最適な配置となるよう交番・駐在所のあり方も含めて不断の検討を行っているものと承知しているところです。
【回答】交通課長
交通規制を行う場合は、警察庁が示している交通規制基準に従い実施しています。
同基準に照らし合わせながら現地の状況を確認して担当部署と交通規制の必要性について確認したところ、現時点での交通規制の必要性は低いと回答を得ました。
警察としましては、まずは通学時間帯に通行する事業者への通行自粛依頼や道路管理者である庄原市への警戒標識設置等の諸対策の働きかけを行い、今後交通事故が多発するようであれば、交通規制を検討したいと考えています。
【回答】交通課長
免許更新時に聴力検査の項目はありますが、聴力を計測する機器を使用して行うこととは明記されていません。
その理由として、運転免許の取得に必要な聴力として90デシベルという基準が規定されていますが、その90デシベルの音量については自動車のクラクションと同程度の音量となるため、免許更新時の会話が成立すれば問題ないものと判定しています。
免許更新時に会話が成立せず、それが聴力不足によるものであれば、補聴器をつけて免許更新していただくことになります。
それでも聞こえなかったり聴力を失っている場合は、特定後写鏡をつけることを条件に免許更新が可能となっています。
また、運転免許の更新期間については、70歳の優良運転者・一般運転者につきましては4年間、71歳以上の優良運転者・一般運転者については3年間と道路交通法で規定されています。