信号機あれ・これ(歩車分離式信号機)
印刷用ページを表示する掲載日2024年8月6日
歩車分離式信号機
歩車分離式信号機とは
信号交差点において、歩行者と車両が交錯しないように、通行できる時間帯(青信号)を分離する信号機をいいます。
歩車分離式信号機 | 標準的な信号機 |
---|---|
歩車分離の目的
交差点において、横断歩行者と右左折車両による交通事故防止を図り、歩行者の安全を確保するためです。
歩車分離式信号の方式
- a. スクランブル方式
すべての車両を停止させている間に、すべての歩行者を同時に横断させる方式で、斜め横断を認めるものをいいます。 - b. 歩行者専用現示方式
すべての車両を停止させている間に、すべての歩行者を同時に横断させる方式で、斜め横断を認めないものをいいます。 - c. 右左折車両分離式
歩行者を横断させるときには、横断中の歩行者と車両が交錯しないよう右左折をさせない方式をいいます。 - d. 右折車両分離方式
歩行者を横断させるときには、横断中の歩行者と右折車両が交錯しないよう右折をさせない方式をいいます。
メリットとデメリット
- メリット
交差点を通行する歩行者と車両の分離により、歩行者の安全性が高まります。 - デメリット
歩行者に専用の青信号時間を与えるため、車両の赤信号による待ち時間が増えます。(渋滞が発生する場合があります。)
注意すること
標準的な信号機の動作と違うため、車道を走行する車両の運転者は車両用信号を、横断歩道を横断する歩行者等は歩行者用信号をよく確認して行動する必要があります。
歩車分離式信号機には、信号柱・信号灯器に「スクランブル方式」や「歩車分離式」と記載した標示板を設置しています。