まめちしき
交番と駐在所の違い?
交番は、主に都市部に設置され、交替で勤務しています。
一方、駐在所は、都市部以外の場所に設置され、警察官が駐在所で地域に溶け込んだ活動を行っています。
交番・駐在所の発祥
交番は、明治7年、東京警視庁に交番所が初めて設けられました。
当時は、現在のような施設はなく、警察官が特定の場所に出向き交替で立番などの活動を行っていました。
警察官が交替で番をする所から、「交番所」と呼ばれるようになったようです。
この交番所はその後、建物を建て、そこで仕事をする現在の形に変わりました。
明治21年10月に「派出所」、「駐在所」という名前で全国統一されましたが、警視庁創設当時の「交番所」という名称がそのまま「交番」という呼び名で残りました。
「交番」という呼び名が市民の間に定着し、国際語としてもそのまま通用するほどになっていました。
そして、平成6年に、正式に「派出所」から、広く親しまれていた「交番」という名称に変え、現在に至っています。
交番制度が生まれた国は?
町の中に交番の建物を置き、そこを中心に制服の警察官が活動するという制度は、
明治7年に日本(東京)で生まれました。
現在では、交番制度は、外国に輸出されるなど、地域住民の安全を守るために、日本警察が作った世界に誇るシステムとして、日本警察の大きな特徴となっています。
パトカーは、なぜ白と黒?
パトカーが日本に初めて登場した当時は、日本で生産される自動車の色は白色がほとんどで、パトカーも白一色ではちょっと見ただけでは、一般の自動車との見分けがつきませんでした。
そこで、パトカーであることが一目で分かるようにするために、白色ボディーの下半分をその反対色の黒色にぬりました。
これが、パトカーを白と黒の二色にしたはじまりで、昭和30年には全国的に統一されました。