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海や川で安全に楽しむために

印刷用ページを表示する掲載日2025年6月4日

水難対策の必要性

 夏は、海や川など,水辺でのレジャーを楽しむ機会が増える季節です。
 自然に触れるレジャーは、楽しみがある反面、自然ならではの危険もあります。
 水の事故を防ぐためには、「自然を甘く見ない」「危険を認識する」「計画を立てて行動する」ことが大切です。
 水難事故に遭わないよう対策をして、水辺でのレジャーを安全に楽しみましょう。

水難者の約半数は死亡事故に!

 令和6年夏期(7月~8月)は、15件(海9件、川5件、その他1件)の水難事故が発生し、23人が事故に遭い、そのうち10人が亡くなられています。
 水難事故は、あっという間に流されてしまったり、水没するまでの時間が短いことなどから、直ちに救助活動ができないため、水難者の約半数が死亡するなど、多くが命に係わる事故に発展しています。
 また、幅広い年齢層の方が水難事故に遭われており、若い方や泳ぎに自信のある方などでも、水辺では細心の注意を払って行動する必要があります。

水難発生件数(件)

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区 分
令和4年
令和5年
令和6年
増減(前年比)
発生件数
33 17 43
+26

水難者数(人)

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区 分
令和4年
令和5年
令和6年
増減(前年比)
死 者 20 11 24 +13
行方不明者
+1
負傷者 11 +10
無事救出 15 +10
合 計
35 17 51
+34

 こうした水の事故を防ぐためには、海や川などそれぞれの自然環境を把握し、水難につながりやすい危険な場所、危険な行為などを知っておくことが重要です。

海での水難事故を防ぐための注意点!

  •  釣りをするときは、転落等のおそれがある場所には近づかないようにしましょう。
     ライフジャケットやスパイクブーツを着用して、転落事故等を防止しましょう。
  •  遊泳や水遊びをするときは、藻が繁殖している場所、水温の変化や水流の激しい場所等の危険個所を事前に把握して、近づかないようにしましょう。
  •  天候の変化や波の高さに注意を払い、離岸流や高波が発生するおそれが高いときは、海に入らないようにしましょう。
  •  「危険区域」「遊泳禁止」など標示された区域内で遊泳したり、不用意に近づかないようにしましょう。
     「遊泳区域」でも、常に流れの強さや方向・水深などに注意して、安全に泳ぎましょう。
  •  警備員や監視員、ライフセーバーのいない場所で遊泳する際は、細心の注意を払い安全に泳ぎましょう。
  •  無理に遠泳をしたりせず、自分の体力などを十分に考えながら泳ぎましょう。
     泳ぎが得意な方も、突然の体調不良や負傷などのトラブルが起こる可能性もありますので、過信することなく、浮き輪を使用するなど、常に安全に心がけましょう。
  •  子供を危険な場所に近づけないようにしましょう。
     水深が浅い場所でも、ほんの少し目を離した隙に子供さんが溺れたり、波にさらわれたりすることがあります。
     必ず大人が付き添い、絶対に子供から目を離さないようにしましょう。
  •  幼児や泳げない学童等には、必ずライフジャケットを着用させましょう。
     ライフジャケットは、体のサイズに合ったものを正しく着用しましょう。
  •  万が一事故が起こったときの通信手段を確保するために、携帯電話を防水パックに入れて携行しましょう。

 ※  海での水難防止については、下記も参考にしてください。

・ 海上保安庁「ウォーターセーフティガイド」→

川での水難事故を防ぐための注意点!

  •  川では特に子供の事故が多いため、絶対に一人では遊ばせないようにしましょう。
     大人が必ず付き添うなど、子供だけで川に近づかないようにしましょう。
  •  川などに行くときは、天候や川の情報を必ずチェックしましょう。
     悪天候が予想されているときは、無理をせず、中止・延期を検討しましょう。
  •  「危険を示す掲示板や看板」等が設置されているところでは遊ばないようにしましょう。
     川の地形は複雑で、急に流れが速くなったり、深くなったりする場所があります。
     地形などを十分観察し、そのような場所へは近づかないようにしましょう。
  •  河原や中洲は、急な増水により水没する可能性があります。
     特に、中洲は増水すると逃げ場がなくなり、取り残されてしまう危険性があります。
     また、川幅が狭い場所は、増水すると短時間のうちに水位が上がり、川の流れが速くなる恐れがあります。
     こうした場所は特に注意が必要です。
  •  川辺にいるときは、常に天候の変化や川の状態に注意をしましょう。
     風雨、落雷などの天候不良時や上流で雨が降っているなど、増水のおそれが高いときには、釣りや水泳、中洲や河原でのバーベキューなどは行わないようにしましょう。
     天候が悪化した場合は、すぐに中洲や河原から離れましょう。
     
     次のような変化が見られたときは、川の水が急に増えるサインですので、すぐに避難をしましょう。
・ 上流の空に黒い雲ができたとき
・ 雷の音が聞こえたとき
・ 山鳴りが聞こえたとき
・ 雨が強く降り始めたとき
・ 雨が降っているのに水位が下がってきたとき(上流で決壊のおそれあり)
・ 落ち葉や流木,ごみが流れてきたとき
・ 流れが急に早くなったり、逆流したりするとき
・ 川の水位が徐々に増してきたとき
 
 施設管理者
や消防士、警察官などから避難指示があった場合は、その場から速やかに避難してください。
  •  浅い川でも急に増水することがあるため、ライフジャケットを着用しましょう。
     特に、河川では水面下に複雑で強い流れがあります。
     脱げてしまうことがないように、身体にしっかりフィットさせて正しく着用しましょう。

    ※ 川での水難防止については、下記も参考にしてください。

・ 国土交通省「河川水難事故防止ポータルサイト」→

ライフジャケット着用の役割と必要性

  •  ライフジャケットを着用していることで生存率が上がります。
     浮力を得られて体力を温存できます。
  •  浮くことで通報する機会を得られます。
     防水パックなどに携帯電話を入れて常備しておきましょう。
  •  急激に沈むことを防ぎ、パニックになることを防げます。
     足の方から浮いてきて仰向けに近い状態になります。
【参考】子供におすすめのライフジャケット
 ・ 固定式のライフジャケット
 ・ 目立つ色(黄色・オレンジ色など)
 ・ 股下ベルトのついているもの
 ・ ホイッスルがついているもの
 ・ えり首に持ち手がついているもの 

※ 国土交通省「ライフジャケット着用義務拡大ポスター」

ライフジャケット着用  じゃy

 ☝左画面をクリックしてください。

 

外部リンク

 内閣官房及び内閣府オフィシャルサイト 政府インターネットテレビ

プロに聞く 遊泳時4つの心得

 水難

 ☝画面をクリックしてください。

   ・ 上記リンクは「政府インターネットテレビサイト」へのリンクです。

 警察庁統計資料

 リンク先はこちら→

 

オトモポリスの活用(現在地送信機能)

 広島県警察安全安心アプリ「オトモポリス」には、アプリ上で登録したメンバーに簡単な操作で位置情報を送信できる「現在地送信」機能があります。 
 登録した家族や知人に、「〇〇へ海水浴に行く」などと事前に伝え、防水パックなどに入れて携帯電話を携行し、万が一の際の通報や、ご自身の位置を知らせるのにお役立てください。
 また、定期的に電波の届く場所で現在地を送信するなどして、安否の連絡などにご活用ください。

県警ホームページ

 ☝画面をクリックしてください。

 

問い合わせ先

 〒730-8507     広島市中区基町9番42号 広島県警察本部地域部地域課指導係      

  電話番号 (082)-228-0110 【内線3581】

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