次代を担う青少年が、夢や希望を豊かに育み、心身ともに健やかに成長することは県民すべての願いである。
令和4年の県内の非行少年の検挙補導数は前年より増加し、総数が約800人に達し、中学生以下が占める割合は50.3%であり、早期における青少年の規範意識の醸成が課題となっている。
また、全国的には、スマートフォンやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を始めとする新たな機器・サービスが急速に浸透し、青少年を取り巻くインターネット利用環境が一層多様化する中、SNS利用に起因する被害児童数は、高い水準で推移するなど、子供の犯罪被害は深刻な状況にある。
さらに、子供が自宅でインターネットを利用する時間が増加傾向にあり、不適切な受発信により、犯罪やトラブルに巻き込まれる機会の増加も懸念される。
こうした中、次代を担う青少年の育成は社会全体で一体的に取り組むべき課題であり、国、県、市町及び関係団体等が、それぞれの役割及び責任を果たしつつ、相互に協力・連携しながら、地域が一体となった青少年の非行・被害の防止のための取組を進めることが必要である。
このため、こども家庭庁の主唱する「青少年の非行・被害防止全国強調月間」に呼応し、この期間中に関係機関,関係団体,地域住民等が,青少年の規範意識の醸成及び社会環境の改善をはじめとした諸施策・諸活動を集中的に実施し,青少年の非行・被害防止の徹底を図る。
なお、取組に当たっては,今後の新型コロナウイルス感染症の状況や、これらに伴う国民行動の変化等を注視しつつ、各地域の実情に応じた効果的な活動を行うこととする。
〇令和5年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」ポスター (PDFファイル)(330KB)
インターネット利用における子供の犯罪被害等の防止
○青少年のインターネット適正利用について~インターネットの危険からお子様を守るために~
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/seisyounen-kennzennikusei/internet-use.html
(1) 有害環境への適切な対応
(2) 薬物乱用対策の推進
(3) 不良行為及び初発型非行(犯罪)等の防止
(4) 再非行(犯罪)の防止
(5) 重大ないじめ・暴力行為などの問題行動への対応
(6) 子供の安全確保と保護
(1) 期間 :令和5年7月1日(土曜日)~令和5年7月31日(月曜日)までの1か月間
(2) 主唱 :こども家庭庁
(3) 実施機関及び団体 :広島県、広島県教育委員会、広島県警察、公益社団法人青少年育成広島県民会議、各市町、各市町教育委員会、青少年育成市区町民会議、青少年育成市区町民会議参加機関及び団体
(4) 実施内容 :県及び各市町において、広報啓発活動や街頭補導活動、犯罪防止教室などを実施します。
令和5年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」広島県実施要綱 (PDFファイル)(346KB)
○【こども家庭庁】青少年の非行・被害防止全国強調月間
https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/hikouhigai-gekkan/
○青少年のインターネット適正利用について~インターネットの危険からお子様を守るために~
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/seisyounen-kennzennikusei/internet-use.html
○「自画撮り被害」防止について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/seisyounen-kennzennikusei/jigadori30.html
○【政府広報オンライン】「夏休みは危険がいっぱい!?子供の非行・被害を防ぐために」
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