近年,温暖化の影響と考えられる玄米品質の低下が全国的に問題となっており,広島県では特に標高100m以下の地帯で栽培される「ヒノヒカリ」で顕在化しています。そこで,「ヒノヒカリ」に近い時期に収穫でき,農家が栽培しやすい特性を持ち,種子(玄米)が発育(登熟)する時期が高温でも玄米品質の劣化が少ない「恋の予感」を奨励品種に採用しています。「恋の予感」の玄米は「ヒノヒカリ」に比べて高温下で発育しても,白く濁った米が少ないという特長があります。
「恋の予感」の玄米(左)と「ヒノヒカリ」(右)
(出典:広島県立総合技術研究所「農業技術センターNews No.117」)
(出典:気候変動適応情報プラットフォームポータルサイト)
(https://adaptation-platform.nies.go.jp/db/measures/report_004.html)