広島県内では,西中国山地にツキノワグマが生息しています。
ツキノワグマは狩猟獣ですが,広島県では捕獲が禁止されています。
誤って捕獲しないように,わな猟狩猟者登録者の方(特にくくわりわなを使用される方)や,わなを使用して有害鳥獣捕獲を行う場合は,次の事項に注意してください。
ツキノワグマが誤って捕獲されるのを防ぐために猟法(くくりわな)禁止区域が設けられています。この禁止区域内ではイノシシ等を捕獲する目的であってもくくりわなの使用はできません。
※猟法(くくりわな)禁止区域 ↠詳しくはこちらのページをご覧ください。
広島市安佐北区の一部,広島市佐伯区湯来町の一部,廿日市市の一部,安芸太田町一円,北広島町の一部
上記の猟法(くくりわな)禁止区域以外であっても,ツキノワグマが生息していると思われる区域ではくくりわなの設置を避けること。やむを得ず設置する場合は,目的とする獲物以外の動物が掛からないように十分注意してください。
ツキノワグマが生息していると思われる区域で,はこわなを設置する場合は,必ず天井部にツキノワグマが脱出できる穴(わな上部中央に直径30cm程度)をあける対策をお願いします。
写真:島根県中山間地域研究センター
ただし,この脱出口付きの箱わなの使用については,次の点に注意してください。
(1)クマが何度も出入りし,餌付けされる。
(2)わなの見回り時に,脱出したクマに遭遇する危険性がある。
(3)イノシシも逃げる可能性がある。
大変危険ですので,速やかに関係市町に連絡し,指示を仰いでください。