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ツキノワグマが活発に動き回る時期です。ご注意ください!

印刷用ページを表示する掲載日2024年11月19日

これから秋にかけては、冬眠の準備のためツキノワグマがエサを求めて活発に活動する時期です。
​登山やキャンプ等でクマの生息地域に入られる方や、クマの生息地域にお住まいの方など、クマの被害に遭わないために、クマの特性を知り、それぞれの状況に応じて十分に注意してください。

目次

もしクマに出会ってしまったら

クマがこちらに気づいていない場合

気づかれないように静かにその場から立ち去りましょう。

クマがこちらに気づいている場合

クマとの距離が十分にある場合は、ゆっくりと後ずさりして逃げましょう
背中を向けて走って逃げると、本能的に追いかけてくることがあります。

至近距離でクマに遭遇した場合

攻撃されそうになったら、両腕で顔や頭を覆い、うつ伏せになるなどしてダメージを最小限にとどめることが重要です。クマは一撃を与えた後すぐに逃げることが多いとされています。

子グマを見かけたら

近くに母グマがいます。絶対に近づかないで速やかに立ち去りましょう。

西中国山地のツキノワグマの生息範囲について

西中国山地ツキノワグマ生息域
​図 西中国地域におけるツキノワグマの生息範囲の経年変化

県内のツキノワグマ目撃数について

市町別のツキノワグマの目撃数

(注意)ツキノワグマと疑われる目撃例や痕跡後も含んでいます。

令和5年度ツキノワグマ目撃件数(市町・月別) (PDFファイル)(93KB)

令和6年度ツキノワグマ目撃件数(市町・月別) (PDFファイル)(93KB)

 

 

 

月別のツキノワグマの目撃数推移(平成27~令和6年度)<参考>

 

 

令和6年度クマ目撃情報

県内におけるツキノワグマの月別目撃件数について (PDFファイル)(42KB)

 

 

 

※令和6年度は10月末時点の数字です。グラフ内の数字は令和6年度の月ごとの目撃数です。
※クマを目撃したら、最寄りの市町や県農林水産事務所にまで、ご連絡ください。

 

 

 ツキノワグマを人里に近づけないために

 クマを人里に近づけないようにするには、誘引物となる食べ物を取り除くことや、侵入しにくい環境づくりが大切です。
 できるだけ人家周辺への出没を減らすために、以下のような対策を実施しましょう。
 また、人家周辺でクマを目撃した場合は、市町に連絡してください。

人の居住地域での対策

  • 人家周辺にツキノワグマの食べ物となるような残飯や廃果を放置しない
  • 人家や通学路などの周辺の柿の木や栗は、早めに収穫するか、トタン巻き、電気柵などでクマが上れないようにする。
  • 家屋や周辺に蜂の巣がある場合は、直ちに撤去する。
  • 早朝や夕方は特に活発に動き回る時間帯なので、出歩く時には十分に注意する。
  • 車庫や物置の扉は普段から閉めておく(クマが入ってしまう可能性があります!)

柿の木 柿もぎ ハチの巣

集落周辺の環境整備

  • 人家や通学路などに見通しの悪い藪などがある場合は、できるだけ伐採して見通しを良くする。

藪刈り

農地等での対策

  • 電気柵を設置する(20cmの間隔で三段程度張るのが効果的です。)
  • 廃棄した果実、農作物を放置せず、土中に深く埋めるか業者に回収してもらう。

電気柵 残渣

 ツキノワグマの被害を防ぐために (PDFファイル)(4.92MB)

登山などで山に入られる方へ 

 ツキノワグマは本来臆病な動物です。また、目はあまり良くないですが、耳は非常にいいと言われています。

 したがって、ツキノワグマの生息地域の山に入る場合には、鈴やラジオを携帯するなどして、ツキノワグマに自分の存在を知らせましょう。

キノコ採りなどで山に入られる方へ 

  キノコ採りなどは、通常の登山道から外れた場所に立ち入ることが多く、またツキノワグマ自身もキノコを食物とする場合もあるので、ツキノワグマに遭遇する危険性が高くなります。

 また、キノコ探しなどに夢中になり、クマの存在に気付くのが遅くなることも考えられます。

 したがって、鈴やラジオを携帯するなどして、ツキノワグマに自分の存在を知らせるとともに、ツキノワグマに遭遇する危険性がより高い場所に足を踏み入れていると言うことを常に意識しましょう。

 狩猟や有害鳥獣捕獲をする方へ

  錯誤捕獲を防止するため、以下の点にご注意ください。なお、万一、ツキノワグマが誤って捕獲された場合は、大変危険ですので直ちに市町役場に連絡してください。

箱わなの場合

  •  万一錯誤捕獲された場合にツキノワグマが脱出できるよう、箱わなの上部に脱出口を設置する。
  • 大量の餌をわなに撒くと、それだけツキノワグマを誘引する危険性が高くなるだけでなく、効率的な捕獲にもつながりません。餌は適時・適切な量を。
  • 状況によっては捕獲を止め、わなや餌を撤去することも検討しましょう。

 くくりわなの場合

  • ツキノワグマが生息している地域では、できる限りくくりわなの設置は控えましょう。

 →ツキノワグマの錯誤捕獲防止のため、「くくりわな架設禁止区域」を設定している地域もあります。 詳しくはこのページをご覧ください。


 

クマのイラスト※詳細情報は、下部【ダウンロード】からご覧いただくことができます。

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