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ニホンジカ

印刷用ページを表示する掲載日2022年7月4日

現状

 ニホンジカは,主に広島市・安芸高田市を中心とした地域と,東広島市・竹原市を中心とした地域に分布しており,近年,その分布域を徐々に拡大しています。分布拡大に伴い農業被害も増加しており,それにより捕獲数も増加している状況です。さらに,自然植生への影響も懸念されます

 ニホンジカの目撃効率
図1 令和2年度の狩猟期に目撃されたニホンジカの状況
 (出猟カレンダー調査結果より)

 捕獲数と被害金額グラフ
図2 ニホンジカの捕獲数と被害金額

 

第二種特定鳥獣管理計画の概要

 1 計画の目的

 農業被害の軽減と個体群の安定的維持を図るため,科学的知見を踏まえ,個体数管理,被害防除対策等の手段を総合的に講じることを目的としています。

2 計画の期間

 令和4年4月1日~令和9年3月31日

3 対象区域

 広島県全域(廿日市市宮島町を除く。)
 ※宮島地区については,廿日市市が別途計画を策定しています。詳しくはこのページをご覧ください。

4 目標

 〇農業被害額の軽減と林業被害抑制対策の推進

5 個体群管理(数の調整)に関する事項

 (1) 捕獲目標数(目安) 捕獲数15,600頭以上/年

 (2) 捕獲対策の推進

  • 狩猟期間を2月末日まで延長(11月15日~翌年2月末日)
  • 効率的な捕獲を行うため,猟法(くくりわな)禁止区域を除く地域において,イノシシの捕獲等をするためのくくりわなの輪の直径に係る禁止事項を解除しています(輪の直径が12cmを超えるくくりわなの使用を可としています。)

 (3) 年度別事業実施計画に基づく管理施策の展開

  • 個体数の低減と管理目標への確実な到達を図るため,毎年,年間計画捕獲数を設定します(平成28年度~)。

 (4) 保護管理の担い手である狩猟者の確保と技術向上

  • 狩猟免許試験の県内各地及び休日での開催やその周知,狩猟の社会的役割のPR等によって新規の狩猟免許取得を促進し,狩猟後継者の確保を図っています。 
    →詳しくはこちら 狩猟免許試験について
  • わな架設講習会,安全狩猟射撃講習会等の開催により,狩猟者の野生鳥獣に関する知識や捕獲技術の向上に努めています。 
    →詳しくはこちら 狩猟者育成事業の取組み

6 生息地の保護及び整備に関する事項

  • シカによる自然植生への影響が顕著な地域では植生の保護方策を検討することとしています。

7 被害防除対策

8 その他管理のために必要な事項

 (1) モニタリング等の調査研究の拡充

  • 生息密度調査や,狩猟者のご協力により出猟カレンダー調査などを実施しています。
    →くわしくは 出猟カレンダーについて

 (2) 計画の推進体制の整備等

  • 広島県イノシシ・ニホンジカ管理対策協議会の設置

特定計画本文

広島県イノシシ・ニホンジカ管理対策協議会

 県内に生息するイノシシ及びニホンジカ(ただし,廿日市市宮島町に生息するニホンジカを除く)による農林産物被害等の軽減を図るとともに,その個体数の適正管理を目指して策定する特定鳥獣保護管理計画について,その計画内容などを検討するため,関係団体,利害関係者,専門家等により構成された協議会を設置しています。

目撃情報

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