思いがけない妊娠で戸惑っている方、まずは相談してみませんか?
- 妊娠したかも…。頭の中はまっしろ。どうしたらいい?
- 望まない妊娠をしてしまった。
- 産んでも自分たちで育てることが難しくて悩んでいる。
このページでは、上記のような悩みをお持ちの方からの相談を受け付けています。
思いがけない妊娠で戸惑っている方、望まない妊娠で困っている方、
ひとりで悩まず、まずは相談してください。
広島県では、助産師による産婦人科への受診同行支援も実施しています。
受診同行支援についてはこちらから >
よくある相談(Q&A)
こちらはよくある相談です。
ご自身のお悩みにひとつでも当てはまる内容があれば、まずは相談してください。
広島県では、助産師による産婦人科への受診同行支援も実施しています。
Q1 妊娠したかも・・・。でも病院にいくのは怖いし・・・。妊娠判定薬でも調べられるの?
妊娠判定薬は、妊娠していれば排卵の2週間後には陽性になるので、月経周期が28日でほぼ順調な人は月経予定日のころには陽性になります。ただし排卵がいつ起こったかはっきりわからない場合は予定月経を1週間過ぎたころに検査してみるほうが確実です。
最近は市販の妊娠検査薬で調べる女性も増えていますが、使い方をまちがえていることもあります。
妊娠検査薬は子宮外妊娠などの異常妊娠でも陽性になりますので、陽性の場合は必ず病院(産婦人科)を受診して医師の確定診断を受けてください。
Q2 妊娠のサインは?
妊娠すると、女性のからだにはいろいろな変化が表れます。
月経が2週間以上遅れる
基礎体温の高温期が3週間以上続く
つわりの症状がある(吐き気、生つば、食べ物の好みの急変など)
乳房が張る、乳輪が黒ずむ、おりものが増える
妊娠のサインがあったら、病院(産婦人科)で検査を受けて妊娠かどうかを確認しましょう。
妊娠の診断のために、次のような検査が行われます。
尿検査、血液検査、超音波検査、内診など
Q3 人工妊娠中絶できる条件があると聞いたことがあるのですが・・・?
法律(「母体保護法」)で中絶が認められているのは、次のケースです。
母体の健康上の理由、あるいは経済上の理由がある場合。
レイプ被害などによる妊娠の場合
Q4 人工妊娠中絶には、リミットがあると聞いたことがあるけど、いつごろまで大丈夫?
中絶手術を受けられるのは、妊娠22週未満(妊娠6か月)までです。妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なり、母体に与える影響にも違いがあります。もし中絶を選択するなら、早く決断するほうが負担は少なくなります。
12週以後では必ず入院が必要になり、分娩(出産)と同程度の費用がかかります。さらに、処置を引き受けてくれる医療機関がほとんどない、という問題もあります。 月経が遅れ、「妊娠かな」と思ったときは、すでに妊娠4週~7週になっているケースがほとんどです。
また、市販の妊娠検査薬では、子宮外妊娠などを見逃す場合があるので、必ず病院(産婦人科)で再確認してください。
Q5 人工妊娠中絶には、どのくらい費用がかかるの?
中絶手術には健康保険が適用されません(自費診療)。病院によって違いがありますが、妊娠初期の場合で10万円前後が目安となります。妊娠中期で入院が必要となる場合は、入院費その他について事前に病院に確認してください。
Q6 人工妊娠中絶に準備するものは?
中絶手術を受けるには、原則として本人(あなた)とパートナーの同意書(署名・押印)が必要です。特殊な事情でパートナーの意志確認ができない場合(死亡、行方不明など)には、あらかじめ医師に相談してみてください。 中絶手術の当日には、必要書類のほか、生理用ショーツとナプキンを用意します。入院の用意(パジャマ、洗面用具など)が必要なこともあります。診察のさまたげになるので、化粧やマニキュア、アクセサリーもしてはいけません。不明の点は病院に確認してください
Q7 人工妊娠中絶は、どんな手術なの?
妊娠初期(12週未満)
「掻爬法(そうはほう)」または「吸引法」でおこなわれます。子宮口をあらかじめ開いた上で、キュレットというスプーン状の器具や鉗子(かんし)で胎児と胎盤を除去、または吸引する方法です。通常は10分から15分程度の手術で済み、痛みや出血も少ないので、体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。
妊娠中期(12週~22週未満)
あらかじめ子宮口を開いたあと、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし、流産させる方法がとられます。個人差はありますが、からだに負担がかかるため、通常は数日の入院が必要です。また中絶後は役所に死産届を提出し、胎児の埋葬許可証をもらうとともに、胎児を火葬する必要があります。
Q8 人工妊娠中絶手術後、何日くらい休まないといけないの?元の生活に戻るのはいつごろから?
中絶後の数日間~10日間程度は、少量の出血や痛みがみられます(個人差はあります)。感染症を防ぐため、病院からもらった薬をかならず飲み、ナプキンをこまめに取り替えましょう。出血があるときの入浴はシャワーだけにし、外陰部を清潔に保ってください。 急激なホルモンの減少によって、めまいや頭痛などを起こすこともあります。からだの回復を第一に考え、数日間は仕事や学校を休んで安静にしましょう。術後の経過確認のため、1週間後くらいに同じ病院で診察を受けてください。セックスやアルコールは、少なくとも出血が止まるまでは控えたほうが安全です。
一般には中絶が行われた日を月経の初日と考え、経過が順調ならば、術後4週~6週程度で次の月経がきます。
Q9 お産にかかる費用はどのくらい?
分娩は通常、健康保険の対象外(自費診療)ですので、病院や施設によって異なります。一般的には、40万円~70万円ですが、分娩時間が休日・夜間であった、個室など条件で費用が異なります。
妊娠・出産は病気ではないため、健康保険の対象外となりますが、自分が加入している健康保険から出産育児一時金(50万円)が支給されます。親の健康保険の被扶養者になっている人は、親の健康保険からもらえます。手続きが必要です(手続きしないと支給されません)。加入している健康保険(医療保険証に「保険者の名称」として記載)に問い合わせてください。
Q10 予定外の妊娠!育てられないで悩んでいます。何か方法はありますか?
子育てや経済的な悩みに関する相談は、市町の児童家庭相談窓口・母子保健担当課、保健センターなどで受け付けています。
育児に関する相談や、一時的に子どもを預かる公的な制度、家庭で暮らすことができなくなった子どもを預かる施設などの相談にのっています。どうしても子どもを育てられないと悩んでいる方は、こども家庭センター、児童相談所にお問合せ下さい。
医療監修
- 広島大学大学院医歯薬学研究院 産科婦人科学 病院周産期母子センター 講師 坂下 知久
- 県立広島病院 産科主任部長 上田 克憲
- ひさまつ産婦人科医院 院長 久松 和寛
- 頼島産婦人科 院長 頼島 信
相談窓口
妊娠110番(メール相談)
秘密は厳守しますので、お気軽にご相談ください。 メール相談はこちらから >
行政相談窓口
お電話での相談を希望される場合は、お住まいの地域の窓口にお電話してください。
広島市中区
- 担当課:中区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-504-2109
広島市東区
- 担当課:東区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-568-7735
広島市南区
- 担当課:南区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-250-4133
広島市西区
- 担当課:西区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-294-6384
広島市安佐南区
- 担当課:安佐南区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-831-4944
広島市安佐北区
- 担当課:安佐北区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-819-0616
広島市安芸区
- 担当課:安芸区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-821-2820
広島市佐伯区
- 担当課:佐伯区役所厚生部地域支えあい課
- 電話番号:082-943-9733
呉市
- 担当課:呉市保健所西保健センター
- 電話番号:0823-25-3543
- 担当課:呉市保健所東保健センター
- 電話番号:0823-71-9176
福山市
- 担当課:福山市保健所ネウボラ推進課
- 電話番号:084-928-1252
竹原市
- 担当課:健康こども未来課
- 電話番号:0846-22-7160