出荷前検査で広島かきの安全・安心向上!
印刷用ページを表示する掲載日2019年6月28日
広島県特産のかきの安全・安心な生産出荷のため,県は生産出荷段階でのノロウイルス自主検査の取組強化・励行について指導しています。
今回は,自主検査法の一つとして当センターが開発した「ノロウイルスの高感度・迅速検出法」を紹介します。
この検査法は,ウイルス核酸抽出前の前処理工程を簡略化し,2つの遺伝子増幅方法(NASBA法とRT-LAMP法)を組み合わせることで,かきのノロウイルスの有無を5時間(出荷前に結果が判明)で目視により判定することができます(図)。
図 反応液の白濁による目視判定の例
+白濁有=ノロウイルス検出
-白濁無=ノロウイルス不検出
本検査法の基になる発明の特許登録を行い(特許第5328010号「ノロウイルスの簡易高感度検出法」),水産事業者様における出荷前検査等に活用いただいています。
当センターでは,引き続きかき衛生対策に関する研究,検査に取り組んでいきます。
「ノロウイルスの簡易高感度検出法」について御興味ある企業様は,下記連絡先よりお気軽にお問い合わせください。
- 窓口 : 広島県立総合技術研究所保健環境センター 総務企画部
- 電話 : 082-255-7131
- Fax : 082-252-8642
- E-mail : hkcsoumu@pref.hiroshima.lg.jp