生産環境研究部 これまでの研究成果
鉄コーティング種子直播における苗立ち不良の対策 (2012年)
苗立ち不良は,水生生物と苗腐病が主な原因であり,
出芽始期から第1葉期(約10日間)の落水管理で耕種的防除ができます。
【関連資料】
・ 水稲鉄コーティング直播の耕種的防除技術 (2012年 パネル)
・ 鉄コーティング種子の湛水直播で発生する苗腐敗症の原因究明 (平成25年度 研究成果情報集)
・ 水稲鉄コーティング直播栽培において高い苗立率が得られる水管理法 (平成22年 研究成果情報集)
・ 水稲鉄コーティング直播でのモノアラガイ類による苗立ち不良の発生 (平成22年度 研究成果情報集)
・ 水稲鉄コーティング直播でのイネミズゾウムシによる苗立ち不良の発生 (平成21年度 研究成果情報集)
極細糸使用防虫ネットによる施設トマトの黄化葉巻病の防除 (2008年)
極細糸(ポリエチレン製,太さ110dtex)を使用した0.4mm目合の防虫ネットによる
トマト黄化葉巻病の防除効果と高温抑制効果を明らかにしました。
【関連資料】
・ 極細糸使用防虫ネットによる施設トマトの黄化葉巻病の防除 (2008年 パネル)
・ 極細糸使用防虫ネットによる施設トマトのタバココナジラミバイオタイプQとトマト黄化葉巻病の防除 (平成20年度 研究成果情報集)
・ タバココナジラミバイオタイプB,Qによるトマト黄化葉巻病(TYLCV)の感染拡大能力の比較 (平成20年度 研究成果情報集)
・ 広島県沿岸部におけるタバココナジラミ(バイオタイプQ)とトマト黄化葉巻病ウイルス(TYLCV)の越夏状況 (平成19年度 研究成果情報集)
細菌エンドファイトによる水稲病害虫防除技術の開発 (2007年)
環境保全型農業の実現のために,稲体内へ内生することにより
耐病害虫性を発現する細菌エンドファイト(植物内生細菌,Azospirillum sp.B510a株)を利用し,
水田の生態系保全に配慮した持続的微生物農薬としてに実用化するため,
病害虫に対する防除効果や作用機作について検討しました。
【関連資料】
・ 細菌エンドファイトによる水稲病害虫防除技術の開発 (2007年 パネル)
・ 細菌エンドファイトを利用した水稲病害虫防除技術 (平成19年度 研究成果情報集)
・ 細菌エンドファイトを接種した水稲のイネシンガレセンチュウ密度抑制効果 (平成18年度 研究成果情報集)
地域特産野菜クワイの連作障害対策 (2005年)
日本一の生産量を誇る地域特産物のクワイに,
連作障害である赤枯症(フザリウム菌による株の枯死や塊茎腐敗)が発生し問題になっています。
そこで,湛水処理や残差処理などの耕種的手段による防除効果を明らかにしました。
【関連資料】
・ 地域特産野菜クワイの連作障害対策 (2005年 パネル)
・ クワイ連作障害の原因解明と防除対策 (研究報告87号)
トラップ植物バーベナの栽植によるキクえそ病の防除 (2005年)
トラップ植物としてバーベナをキク施設に採食することでミカンキイロアザミウマが誘引され,
この害虫が媒介するキクえそ病(TSWV)の発生を抑制することが分かりました。
【関連資料】
・ トラップ植物バーベナの栽植によるキクえそ病の防除 (2005年 パネル)
・ トラップ植物バーベナの低栽植密度の栽植によるキクえそ病の抑制効果 (研究報告84号)
鶏卵の卵白変性を指標としたトマト根腐萎凋病太陽熱消毒効果の判断 (2002年)
太陽熱消毒における温度・期間とトマト根腐萎凋病菌数の推移をみると,
菌密度が検出限界以下となる時期と,地表面に埋め込んだ鶏卵の卵白が白く変性する時期が一致し,
鶏卵が処理終了時期判断のセンサーとして利用できることを明らかにしました。
【関連資料】
・ 卵白変性を指標とした太陽熱消毒効果の判断 (2008年 パネル)
ホウレンソウ栽培におけるリン酸肥料減肥のための牛ふん堆肥利用 (2013年)
牛ふんペレット堆肥由来N:5kg/10a,鶏ふんペレット堆肥由来N:2kg/10a,油粕由来N:8kg/10aの5年間の連用で,
化学肥料を使用することなく栽培が可能で,収量・品質の向上が明らかにしました。
(牛ふんペレット堆肥 N :1.8 P2O5:1.7 K2O :3.3)
【関連資料】
・ ホウレンソウ栽培におけるリン酸肥料減肥のための牛ふん堆肥利用 (2013年 パネル)
・ 化学肥料代替を目的とした施設ホウレンソウ栽培への家畜ふん堆肥等の施用方法 (平成25年度 研究成果情報集)
・ ホウレンソウ栽培におけるリン酸肥料減肥のための牛ふん堆肥利用 (平成24年度 研究成果情報集)
・ ホウレンソウ栽培におけるペレット堆肥の施用法 (平成20年度 研究成果情報集)
水田転換畑のキャベツ安定生産を図る土壌高pH(pH7. 2)処理 (2010年)
pHが4.5~5.5の水田土壌でキャベツを栽培する場合,適正pHの6.0~6.5にする必要があります。
さらにpHを7.2以上にすると発病を抑止できることが報告されています。
そこで高pH(pH7.2)時でも微量要素欠乏症や生育抑制を防止し,
高pHに調整する土性別アルカリ資材の施用量を明らかにしました。
【関連資料】
・ 水田転換畑のキャベツ安定生産を図る土壌高pH(pH7. 2)処理 (2010年 パネル)
・ 水田転換畑における土壌高pH処理がキャベツの生育に及ぼす影響 (平成22年度 研究成果情報集)
収穫後の培養液中に残る窒素量を削減する水耕ネギの新しい培養液の開発 (2008年)
水耕ネギ栽培における収穫後の培養液中に残る窒素量を削減するため,濃度を低減した新しい培養液を開発しました。
【関連資料】
・ 収穫後の培養液中に残る窒素量を削減する水耕ネギの新しい培養液の開発 (2008年 パネル)
・ ネギの湛水型水耕栽培における培養液濃度の低減技術 (平成19年度 研究成果情報集)
水耕栽培の養液の深さとネギの生育 (2005年)
ネギの湛液型水耕栽培では養液の深さ(養液深)を浅くして肥料が減らせます。
養液深を5cmにしてもネギの生育が10cmの深さと同等以上であることを明らかにしました。
【関連資料】
・ 水耕栽培の養液の深さとネギの生育 (2005年 パネル)
・ ネギの湛液型水耕栽培における湛液深低減による廃棄量の削減 (平成18年度 研究成果情報集)
トマト栽培での植物体と土壌の簡易な硝酸測定法 (2002年)
生育中のトマト体内と土壌中の硝酸(窒素)を簡易に測定できる方法を確立しました。
【関連資料】
・ トマト栽培での植物体と土壌の簡易な硝酸測定法 (2002年 パネル)
・ 養液土耕トマトのえき芽と土壌の硝酸診断 (2002年 パネル)
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