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「南海トラフ地震臨時情報」について

印刷用ページを表示する掲載日2024年8月15日

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う「特別な注意の呼びかけ」は終了しましたが、南海トラフ地震をはじめ、地震は、「いつ」「どこで」発生するか分かりません。

(日頃からの備え)

  • 引き続き、大規模地震が起きる可能性がなくなったわけではないことに留意し、日頃から避難場所や避難経路の確認、非常持ち出し品や水・食料などの備蓄品の準備などの地震への備えを行うようにしてください。

(地震が発生したら)

  • 万が一地震が発生した場合は、姿勢を低くして、机の下に隠れるなど、体や頭を守るとともに、揺れが収まるまでじっとしてください。揺れが収まった後は、火の元を確認し、安全な場所に避難してください。
  • 津波警報・注意報が発表された場合は、海辺から離れ、より高い安全な場所へ避難しましょう。

1 南海トラフ地震臨時情報とは?

南海トラフ沿いでは、1854年の安政東海地震・安政南海地震が約32時間の間隔を置いて発生した事例や、1944年の昭和東南海地震・1946年の昭和南海地震が約2年間の間隔を置いて発生した事例など、時間差で巨大地震が発生した事例が知られています。

今後も同様の事象が発生する可能性があることから、南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に、気象庁から発表されるのが「南海トラフ地震臨時情報」です。
図:過去の南海トラフ地震(内閣府HPより)

2 どのように発表されるの?

気象庁において、異常な現象(マグニチュード6.8以上の地震等)を観測した後、5~30分後に南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表されます。その後、「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の臨時会合における調査結果を受けて発表されます。

南海トラフ地震臨時情報が発表された場合には、テレビやラジオ、インターネット等で知ることができます。

※広島県内において揺れが観測されていない場合でも発表される可能性があります。
【情報の種類と発表条件】
情報の種類 発表条件

南海トラフ地震臨時情報

(調査中)

・観測された異常な現象(想定震源域内のマグニチュード6.8以上の地震等)が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合​

南海トラフ地震臨時情報

(巨大地震警戒)

・南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合

南海トラフ地震臨時情報

(巨大地震注意)

・南海トラフ地震の想定震源域内のプレート境界においてマグニチュード7.0以上8.0未満の地震が発生したと評価した場合

・想定震源域内のプレート境界以外や、想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲でマグニチュード7.0以上の地震が発生したと評価した場合

・ひずみ計等で優位な変化として捉えられる、短い期間にプレート境界の固着状態が明らかに変化しているような通常とは異なるゆっくりすべりが観測された場合

南海トラフ地震臨時情報

(調査終了)

・巨大地震警戒、巨大地震注意のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合

 

(参考)関係省庁のホームページ等

内閣府:南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index1.html


気象庁:南海トラフ地震について
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/index.html


内閣府:事例集、動画、リーフレット、マンガなど
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/leaflet.html

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