ダイオキシン類は,どのようにして私達の体の中に入ってくるのですか?
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月18日
ダイオキシン類は,大気中の粒子などに付き,植物の葉や土壌や川に落ちて環境を汚染していきます。
食物や呼吸を通して生き物の中に入り,その体内で濃縮されます。脂肪に溶けやすいので,魚,肉,乳製品,卵に比べ,野菜から人間の体内に入る率は低くなります。体に入ったダイオキシン類の大部分は脂肪に蓄積され,ごくわずかずつ体の外へ排出されます。しかし,いったん体内に入ったダイオキシン類が半分の量になるのには,人間で約7年かかるといわれています。
生涯に渡って摂取し続けても健康に影響が現れないと判断される1日当たりの最大量(耐容1日摂取量:TDI)は,体重1kg当たり4pgに定められています(ダイオキシン類対策特別措置法)
ダイオキシン類の1人1日摂取量
(体重1kg当たり)
食物 | 1.33pg |
---|---|
大気 | 0.019pg |
土壌 | 0.0052pg |
計 | 約1.33pg |