腸炎ビブリオ食中毒の予防
印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日
腸炎ビブリオ食中毒に注意しましょう。
特徴
- 原因菌:腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)
- 海水由来の菌であり,海水中や海泥中に広く分布している。
- 他の菌に比べて増殖速度が速く,塩分濃度2~7%で増殖が盛んになる。
- 真水や加熱に対しては弱い。
広島県感染症情報センターより提供
原因食品
- 海産生鮮魚介類及びその加工品など
症状
- 潜伏期間:10~24時間
- 激しい腹痛(上部腹痛),下痢(水様血便),発熱(軽微),嘔吐
予防のポイント
- 生鮮魚介類を購入するときには,「生食用」,「刺身用」,「加熱用」等の表示をよく確認し,用途に合った方法で喫食しましょう。
- 購入した生鮮魚介類は,すぐに持ち帰り,冷蔵保管(10℃以下,できれば4℃以下)しましょう。
- 調理前には流水(真水)でよく洗いましょう。
- タコやカニなどの調理は,中心温度70℃で1分以上加熱しましょう。
- 魚介類専用の調理器具(包丁やまな板等)を使用しましょう。