家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
印刷用ページを表示する掲載日2024年5月31日
食中毒予防の三原則は、食中毒菌を『つけない、ふやさない、やっつける』です。
「6つのポイント」はこの三原則から成っています。家庭ではこれらのポイントに気を付けて、食中毒を予防しましょう。
1.買い物をするとき
2.食品を保存するとき
3.下準備のとき
4.調理のとき
5.食事のとき
6.食品が残ったとき
1.買い物をするとき
- 生鮮食品は、新鮮な物を購入しましょう。
- 表示のある食品は消費期限等を確認しましょう。
- 冷蔵や冷凍が必要な食品の購入は、買い物の最後にし、長時間持ち歩かないようにしましょう。
<参考>
賢く楽しくお買い物!~エコバッグでも食中毒~(農林水産省ホームページ)
2.食品を保存するとき
- 冷蔵や冷凍が必要な食品は、帰宅後すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下が目安です。
- 冷蔵庫内では生の肉や魚の汁が他の食品にかからないよう、食品ごとに別の容器や包装に入れて保存しましょう。
- 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう(目安は7割程度まで)。
<参考>
冷蔵庫のかしこい使い方(農林水産省ホームページ)
3.下準備のとき
- ごみをこまめに捨てる、タオルやふきんはきれいなものと交換するなど、台所は清潔に保ちましょう。
- 作業の前や肉、魚、卵を扱った後には、必ず石けん液で手洗いをしましょう。
- 生の肉や魚の汁が、生で食べる食品や調理済みの食品にかからないようにしましょう。
- 生の肉や魚を切った包丁やまな板は、洗浄と熱湯をかけるなどの消毒をしてから他の食品に使いましょう。
- ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗浄しましょう。
- 冷凍食品の解凍は、使う量だけ冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
<参考>
【動画】基本の手洗い(西部保健所広島支所ホームページ)
4.調理のとき
- 調理の前には、必ず石けん液で手洗いをしましょう。
- 加熱調理する食品は、十分に加熱をしましょう(目安は、中心部の温度が75度で1分間以上)。
- 電子レンジを使うときは、均一に加熱されるようにしましょう(熱の伝わりにくいものは、時々かき混ぜる)。
- 調理を途中でやめるときは、冷蔵庫で保管し、室温で放置しないようにしましょう。
5.食事のとき
- 食事の前には手洗いをしましょう。
- 盛り付けは、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器にしましょう。
- 食品は、室温に長く放置しないようにしましょう(例えばO157は、室温でも15~20分で2倍に増える)。
6.食品が残ったとき
- 残った食品は、早く冷えるよう浅い容器に小分けして冷蔵庫へ入れましょう。
- 残った食品をあたため直すときも十分に加熱をしましょう。
- 時間がたち過ぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、食べるのは控えましょう。